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Wind Class Strike Carrier
ウィンド型 攻撃空母
 MEGA TRAVELLER
Science and Future
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィンド型攻撃空母

 スピンワードマーチ宙域で、高まる緊張状態に合わせて建造された新艦種、攻撃空母だそうです。

 これによく似たデザインの航空戦艦航空巡洋艦という艦種を、私はあまり評価していません。
 航空機(戦闘艇)の搭載機数や運用能力は、本格的な艦隊空母に劣るため、明らかに不経済です。
 また、航空機(戦闘艇)格納と発進のための設備(格納庫と発進チューブ)に容積を取られるため、戦艦巡洋艦としての戦闘能力も劣ります。
 航空戦艦航空巡洋艦を2隻作るよりも、空母戦艦を1隻ずつ作る方が、はるかに経済的で強力な艦隊を持てる筈です。

 すると、攻撃空母の設計コンセプトは一体、何なのでしょうか?


 悩んだ末、私は、高い加速能力がポイントだと結論しました。

 艦種が、航空巡洋艦ではなく攻撃空母であるということから、その攻撃力の主力は、搭載された大型戦闘艇なのであると推測できます。
 だからこそ、大型戦闘艇80機の収容能力と、発進チューブを備えている訳です。

 それならば、480機の収容能力を備えた艦隊空母の方が、強力な攻撃力を発揮できそうですが、艦隊空母の加速能力は2Gしかありません。
 わずか2Gの加速能力では、加速能力に優れた敵艦隊の追撃を受けた場合、たやすく捕捉され、たやすく撃破されてしまうでしょう。
 この加速能力の低さが、強力な攻撃力を備えた艦隊空母の弱点でした。
 強力なバトルライダー部隊が、輸送母艦というアキレス腱を抱えているようなものでしょう。

 ところが高い加速能力を備えているため、攻撃空母は望まない敵艦隊との交戦を回避できるのです。
 6G加速で逃走する攻撃空母を、5G加速よりも遅い敵艦隊が捕捉することは不可能ですし、6G加速の艦隊でさえも困難でしょう。
 その一方で、攻撃空母は搭載した大型戦闘艇を送り出し、遠く離れた敵艦隊を、攻撃することが可能でした。

 つまり攻撃空母は敵との距離を大きく保ち続けることで、一方的なアウトレンジ戦闘を行い、自らの生存性を高めることが出来るのです。

 敵艦隊が多数の大型戦闘艇を展開すれば、攻撃空母を捕捉することは可能でしょう。
 しかし、6G加速で逃げる攻撃空母を、同じく6G加速の大型戦闘艇で追いかけるのですから、その戦力を広く薄く展開しなければ、捕捉することは望めません。
 そして、攻撃空母自身の攻撃力と防御力も巡洋艦並みですから、10機や20機の大型戦闘艇では、足止めすら叶わないのです。

 敵艦隊からすれば、非常に厄介な相手になることは間違いありません。
 費やされる建造費の割に、攻撃力は小さいのですが、無視できるほど小さなものでもないのです。
 ウィンド型攻撃空母は、撤退作戦の際に後衛を務めるか、あるいは敵の占領エリアに逆侵攻して、通商破壊を行なう任務に最適の艦種だと思います。
 建造費の割りに備えている攻撃力が低いので、艦隊決戦に参加させても、あまり意味はないでしょう。
 高価すぎるという点が、ネックですが。


 船倉スペースとして、4千トン以上を用意してありますが、このスペースには、予備の弾薬や修理部品、交替要員のための二等寝台なども設置できます。
 司令部との連絡を維持するため、Xボートや艦隊連絡艦の搭載も有り得るでしょう。


 

CraftID:

Hull:



Power:


Loco:



Commo:



Sensors:







Off:







Def:






Control:





Accom:




SubCraft:


Other:



Design Note:

Wind Class Strike Carrier TL=15 MCr50,646

67,500/168,750 排水素=7万5千トン
 形状=4箱型/流線型 装甲値=58G
 重量=1,291,998トン 総重量=1,324,306トン

8,505/11,340 核融合=1,530,900Mw 航続=12/36
 (通常航行状態 航続=19/57)

17,213/22,950 通常=6G 移動力=0
4,050/5,400 ジャンプ=3

 地表=190 巡航=750 最高=1,000 真空=4,200

無線=星系内距離×120 レーザー式=星系内距離×120
 メーザー式=星系内距離×40
 中間子式=星系内距離×3 遠軌道距離×3

電磁マスカー
 能動EMS=遠軌道距離×12 受動EMS=遠恒星間距離×12
 質量探知器=高貫通/1km×12 低貫通/250m×12
 中性微子探知器=10kw×12 EMS妨害機=遠軌道距離×12
 能動物体探知    = 並  能動物体追跡    = 並
 受動物体探知    = 並  受動物体追跡    = 並
 受動エネルギー探知 = 易  受動エネルギー追跡 = 並

粒子加速砲=xx2 中間子砲=J0x ミサイル=x90

 装備数     10      1          
32
 射撃可能数    8       1          24

フュージョンガン=xx5 ビームレーザ=xx4 パルスレーザ=xx3

 装備数        10          200          10
 射撃可能数     8          150           8

防御DM=+8 中間子スクリーン=9×6 核中和装置=9×6
 装甲DM=6 サイズコード=Q

反重力砲=x90 散乱砂砲=xx4
 装備数  9         100
 射撃可能数7          75

コンピュータ=モデル9光ファイバ型×6 パネル=ホロリンク×1,200
 追加=大型ホロ・ディスプレイ×30
    ヘッドアップ式ホロ・ディスプレイ×12
 基本環境、基本生命、高度生命、重力プレート、加速補正機
 電子回路保護 予備艦橋あり

乗組員=597(8×75) 専用室=365
 艦橋17 機関97 維持5 砲術101 艦載188 保安80
 指揮81 接客21 医療7
 特等12 一等21

エアラフト×2 小型艦載艇(20トン)×4 艦載艇(40トン)×10
 大型戦闘艇(50トン)×80 発進チューブ(50トン)×1基

燃料=31,330トン 船倉=4,171トン
燃料スクープ 精製装置搭載(PP24時間/JD48時間)
目標サイズ=大 視認レベル=中

ミサイル(散乱砂)倉庫=169トン(射撃可能時間=12ターン)
量産割引価格=40,517MCr
 

2008.09.04 初投稿