ヴィリス星域の帝国に所属する星系１６の中で、十分な防衛力を持つ星系は、わずか３星系（ヴィリス、ガーダ・ヴィリス、キャリット）しかありません。

　不十分な防衛力の星系は２星系（ソーラス、フルーム）です。

　防衛力を持たない星系は、11星系になります。

　前述した侵攻ルート上の世界で、十分な防衛力を持つ星系は３つだけです。
　それ以外の星系は、ゾダーンやソードワールズ艦隊の進撃を、食い止めることが出来ません。

ヴィリス星域に存在する、帝国／星域海軍と惑星海軍の配置図


●　　帝国海軍基地が置かれている星系（帝国海軍が防衛を担当する）
　　　惑星海軍の規模は、不十分か、あるいは存在しない
　　　小艦隊規模（巡洋艦８隻以上）の攻撃を撃退できる星系

●　　　十分な規模の惑星海軍を持ち、帝国／星域海軍基地もある星系
　　　　小艦隊規模（巡洋艦８隻以上）の攻撃を撃退できる星系

●　　十分な規模の惑星海軍を持つ星系　（海軍予算が5,000Mcr以上）
小艦隊規模（巡洋艦８隻以上）の攻撃を撃退できる星系

●　 不十分な規模の惑星海軍を持つ星系（海軍予算が100〜5,000Mcr）
　　巡洋艦より小さい戦闘力の通商破壊艦ならば、撃退が可能

●　惑星海軍を持たない星系（海軍予算が存在しないか、100Mcr未満）
　　（人口レベルが４未満、もしくは、テックレベルが７未満）
　　通商破壊艦に対する防衛力を、まったく持たない

　帝国海軍基地は、ヴィリス星域の３つの世界（フレンジー、マーリアム、ディノータム）に置かれており、これらの基地を拠点として、第23番艦隊が駐留しています（第5次辺境戦争後は、第213番艦隊と交替）。
　帝国海軍の主力艦艇はジャンプ４性能を持っていますので、海軍基地から４パーセク以内に存在する星系を、防衛可能です。

　星域海軍基地は、ヴィリス星域の１つの世界（ヴィリス）に置かれています。
　星域海軍の艦艇もジャンプ４性能を持つため、基地から４パーセク以内の星系防衛が可能です。

　ゾダーンに正対する防衛線（フレンジー＝マーリアム＝ディノータム）の３星系に、帝国海軍基地が置かれたことで、ゾダーンの侵攻に対する防衛が可能になりました。
　728−907、ステラティオ、アーカディアの3星系は、海軍基地からの防衛圏に入ります。逆にディジティス、エディニーナの２星系へ前進して、防衛線を広げることもできるでしょう。
　キャリット星系は防衛線の背後を守り、ランス星域（ガンディ1815）との連絡線を維持します。
　フィカーントは重要度の低い世界で3パーセクの距離にありますが、この星系防衛も帝国海軍の担当です。ランス星域（ランス1719）との連絡線でもあります。

　ソードワールズに対応する防衛拠点は、ヴィリスの星域海軍基地になります。
　コーレオスティ、マージシー、ソーラスの3星系は、海軍基地からの防衛圏に入りました。

　アスガルド、タヴォンニの2星系は、隣接するランス星域（ランス）に配置された、帝国海軍の受け持ちです（防衛戦略上、その方が都合良いのです）。
　フルームも、ランス星域（エクストーレイ1711）の帝国海軍／星域海軍が、防衛を担当します。