ケリオン/ヴィリス星域の独立星系

 


 ケリオン/ヴィリス星域における、独立星系軍の防衛戦略を考察してみます。
 
 帝国とゾダーン連盟の間に広がる「非武装中立地帯」は、第三次辺境戦争の後に作られた、緩衝地帯です。
 双方の軍事勢力は、中立地帯に侵入することを禁じられ、戦争の再発を防止する筈だったのですが。



ケリオン星域の独立星系海軍予算(惑星海軍)

 

星系名

恒星間
海軍予算

惑星
海軍予算

SDBと
小艦隊

0111

アトスン

0

311

 

0114

イクター

0

3

 

0115

ゾーサ

0

0

 

0212

プリンクス

0

1,418

 

0215

ルーシュー

0

675

 

0218

ベール

0

0

 

0311

ミゼン=フェル

0

99

    

0414

アッティカ

0

187

 

0416

レテネイ

0

1,620,000

    

0518

フェイザル

0

4

 

0618

デコールブ

0

6,038

    

0717

サンバー

0

760

 

星域小計

 

0

1,629,493

 



ヴィリス星域の独立星系海軍予算(惑星海軍)

 

星系名

恒星間
海軍予算

惑星
海軍予算

SDBと
小艦隊

0911

キャロラン

0

8,500

 

0912

899076

0

1

 

0915

クェアー

0

55

 

0919

ゼータ2

0

0

 

1011

アードン

2,376,000

264,000

50

1212

ディジティス

0

1,485

 

1213

エディニーナ

0

0

    

1311

トレマス・
デックス

0

6

 

1411

ランジェント

0

800

   

1511

ティオネール

0

1

 

星域小計

 

2,376,000

274,848

 


● 恒星間海軍予算は、恒星間移動能力を備えた海軍のための予算である。

●  惑星海軍予算とは、その星系の対空砲台や(右に示されたSDB戦隊
を含め)、恒星間移動能力を持たない海軍のための予算である。

●   SDBと小艦隊とは、その星系に存在するSDB(惑星防衛艦)の
戦隊数と小艦隊(植民地戦隊)の数を示している。

  小艦隊の維持費は恒星間海軍予算に拠っており、ARは強襲小艦隊
(強襲戦隊)、BRは艦艦隊(戦闘戦隊)、CRは
巡洋小艦隊(巡洋戦隊)を表している。

 

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ケリオン/ヴィリス星域に存在する、独立星系惑星海軍の戦力図

  十分な規模の惑星海軍を持つ星系 (海軍予算が5,000Mcr以上)
小艦隊規模(巡洋艦8隻以上)の攻撃を撃退できる星系

  不十分な規模の惑星海軍を持つ星系(海軍予算が100〜5,000Mcr)
  巡洋艦より小さい戦闘力の通商破壊艦ならば、撃退が可能

 惑星海軍を持たない星系(海軍予算が存在しないか、100Mcr未満)
  (人口レベルが4未満、もしくは、テックレベルが7未満)
  通商破壊艦に対する防衛力を、まったく持たない



 ケリオン/ヴィリス星域に、独立星系は22、存在します。

 その中で十分な防衛力を持つ星系は、1星系(アードン)のみです。

 不十分な防衛力の星系4星系(アトスン、アッティカ、サンバー、ランジェン)です。

 防衛力を持たない星系17星系で、大部分を占めています。

 非武装中立地帯の大部分は、防衛力を持ちません。
 ゾダーン連盟の艦隊が、スピンワードメイン沿いに帝国へ侵攻してくることを、押しとどめる戦力は、何処にもないのです。
 しかし、同時にそれは、ゾダーンの補給線を守る戦力がないことも意味しています。

 帝国側は、リジャイナやエクストーレイを包囲する敵艦隊の力を削ぐため、非武装中立地帯での通商破壊戦を試みるかも知れません。
 しかし、非武装中立地帯での派手な活動は、中立の高人口世界「アードン連邦」の機嫌を損ねる可能性もあります。



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