ルーニオン/モーラ星域の帝国軍

 

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 ルーニオン/モーラ星域における、ソード・ワールズ軍の進撃路予測

 ルーニオン/モーラ星域における、帝国側の防衛戦略を考察してみます。

 この方面を狙っている勢力は、ソードワールズ連合サクノス艦隊です。
 サクノス艦隊は、ソードワールズ連合内で最もテックレベルが高く、そのジャンプ力は3です。

 ソードワールズの
侵攻ルートは、以下のように考えられます。

 U:ソード・ワールズ星域への入り口にあたるアビダッキ(1824)の攻略が、第一目標となるでしょう。
 過去の辺境戦争で、何度もソードワールズ連合内を蹂躙してきた帝国海軍の前線基地が、このアビダッキなのです。
 サクノス艦隊は3パーセクのジャンプが可能なので、連合内の星系から直接、アビダッキを攻撃することが可能です。

 あるいは、連合内のスティールやアイアンなどの金属世界を経由して、ウォードン(1727)、オリンピア(1728)、テナルフィー(1826)などの星系に侵入してくることも考えられます。
 アビダッキを直接攻撃するためにはジャンプ3の性能が必要ですが、上記の3星系を攻撃するならば、ジャンプ性能は1〜2で十分なためです。



ルーニオン星域の海軍予算(帝国海軍/星域海軍/惑星海軍)

 

星系名

宙域/星域
海軍予算

惑星
海軍予算

SDBと
小艦隊

1721

アーバ

0

0

 

1727

ウォードン

 0

21

1728

オリンピア

0

0

1729

スマウグ

 0

29,700

1

1822

ラブウォー

0

66,000

1824

アビダッキ

 0

368,000

12CR

1825

ゼイボン

 0

159

1826

テナルフィー

0

0

1924

イアニック

0

1,553

1927

スパイレル

 0

163,625

5

2024

ダーチョン

 0

28,463

1

2124

ルーニオン

3,564,000

396,000

150BRCR

2125

シリーン

 0

270

2128

ペンクウォー

0

0

2129

ハーヴォゼット

 0

24,300

1

2224

カース

0

2

2228

パースフォーン

 0

283,500

10CR

2321

キルー

0

0

2322

ゴラム

0

0

2323

レストン

0

0

2324

カボン

 0

17,850

1

2325

シャーリップ

0

0

2327

ストロードン

4,009,500

445,500

150BRCR 

2425

ガンダー

0

2

2426

ドロールロウ

0

1

星域小計

 

7,573,500

1,824,945




モーラ星域の海軍予算(帝国海軍/星域海軍/惑星海軍)

 

星系名

宙域/星域
海軍予算

惑星
海軍予算

SDBと
小艦隊

2521

ヒローニ

2,079,000

231,000

50

2523

バイレット

0

2,300

2527

パイメイン

0

1

2621

フォーシー

 0

2,138

2624

マーキュリ

 0

675

2627

ティヴィッド

 0

8

2726

ケアリー

0

0

2728

デュエール

 0

17,600

1

2824

カトゥーズ

 0

17

2827

ミリート

0

0

2828

ヘクソス

 0

3

2830

ピデイス

0

0

2924

モーラン

0

0

2927

メイツ

 0

32

2930

メインツ

0

2

3021

ブローディ

 0

2

3022

ローライズ

0

0

3024

ジョーコータ

 0

165,000

5

3025

フォーニス

8,415,000

935,000

1200AR
BRCR

3026

グリル

0

1

3029

パリク

961,875

106,875

150BRCR 

3030

ネクシン

 0

19

3123

ナドリン

0

0

3124

モーラ

5,400,000

600,000

2000AR
BRCR

3223

ドゥージョー
ドゥ

0

1

3238

フェンズグレン

0

1

星域小計

 

16,855,875

2,060,676

 

●  宙域/星域海軍予算とは、宙域海軍(帝国正規艦隊)と星域海軍
(帝国予備艦隊)を運営するための予算である。

● 惑星海軍予算とは、その星系の対空砲台や(右に示されたSDBを
含む)惑星海軍を運営するための予算である。

● SDBと小艦隊とは、その星系に存在するSDB(惑星防衛艦)の
戦隊数と、小艦隊(植民地戦隊)の数を示している。

● 小艦隊の維持費は星域海軍(帝国予備艦隊)の予算に拠っており、
ARは強襲小艦隊(強襲戦隊)、BRは戦艦小艦隊(戦闘
戦隊)、CRは巡洋小艦隊(巡洋戦隊)を表している。

 

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ルーニオン/モーラ星域に存在する、惑星海軍の戦力図


  十分な規模の惑星海軍を持つ星系 (海軍予算が5,000Mcr以上)
小艦隊規模(巡洋艦8隻以上)の攻撃を撃退できる星系

  不十分な規模の惑星海軍を持つ星系(海軍予算が100〜5,000Mcr)
  巡洋艦より小さい戦闘力の通商破壊艦ならば、撃退が可能

 惑星海軍を持たない星系(海軍予算が存在しないか、100Mcr未満)
  (人口レベルが4未満、もしくは、テックレベルが7未満)
  通商破壊艦に対する防衛力を、まったく持たない


 ルーニオン/モーラ星域に存在する星系の中で、十分な防衛力を持つ星系は、15星系(スマウグ、アビダッキ、スパイレル、ダーチョン、ルーニオン、ハーヴォゼット、パースフォーン、カボン、ストロードン、ヒローニ、デュエール、ジョーコーター、フォーニス、パリク、モーラ)です。

 不十分な防衛力の星系4星系(ゼイボン、シリーン、フォーシー、マーキュリー)です。

 防衛力を持たない星系32星系で、63%になります。

 ルーニオン星域の惑星海軍は、意外と強力でした。
 その規模が特別に大きい訳ではありませんが、十分な規模の惑星海軍を持つ星系が、多数存在しており、ルーニオン星域で星系密度の低い領域を抑えているのです。
 ジャンプ2性能の通商破壊艦は、テナルフィー(1826)か、イアニック(1924)までしか侵入できません。
 ジャンプ3の通商破壊艦でさえも、テナルフィーペンクウォー(2128)=ドロールロウ(2426)のライン以外で侵入することは困難です。
 上記3星系と、念のためシリーン(2125)星系に防衛艦隊を派遣しておけば、通商破壊艦への対策は万全でしょう。

 モーラ星域は高人口世界が4つもあるのに、星域内が無防備な星系ばかりです。
 隣接するルーニオン星域が対処してくれるおかげで、モーラ星域へ通商破壊艦が侵入することは滅多にありません。
 しかし、もしも侵入があった場合、高人口世界の防備は万全ですが、その周辺世界が危うくなるでしょう。Xボート連絡網(幹線航路)の確保すら出来そうにありません。



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ルーニオン/モーラ星域に存在する、帝国/星域海軍と惑星海軍の配置図


●  帝国海軍基地が置かれている星系(帝国海軍が防衛を担当する)
   惑星海軍の規模は、不十分か、あるいは存在しない
   小艦隊規模(巡洋艦8隻以上)の攻撃を撃退できる星系


   十分な規模の惑星海軍を持ち、帝国/星域海軍基地もある星系
    小艦隊規模(巡洋艦8隻以上)の攻撃を撃退できる星系

●  十分な規模の惑星海軍を持つ星系 (海軍予算が5,000Mcr以上)
小艦隊規模(巡洋艦8隻以上)の攻撃を撃退できる星系


  不十分な規模の惑星海軍を持つ星系(海軍予算が100〜5,000Mcr)
  巡洋艦より小さい戦闘力の通商破壊艦ならば、撃退が可能


 惑星海軍を持たない星系(海軍予算が存在しないか、100Mcr未満)
  (人口レベルが4未満、もしくは、テックレベルが7未満)
  通商破壊艦に対する防衛力を、まったく持たない

 帝国海軍基地は、ルーニオン星域で4つの世界(アビダッキルーニオンカボンストロードン)に、モーラ星域で4つの世界(マーキュリーヘクソスビデイスモーラ)に置かれています。
 これらの基地を拠点として、ルーニオン星域には第213番艦隊が、モーラ星域にも番号は不明ですが1個の番号艦隊が駐留しています(第5次辺境戦争後は、それぞれが第43番艦隊第73番艦隊と交替しました)。
 帝国海軍の主力艦艇はジャンプ4性能を持っていますので、海軍基地から4パーセク以内に存在する星系を、防衛可能です。

 星域海軍基地は、ルーニオン星域で2つの世界(ルーニオンストロードン)に、モーラ星域での1つの世界(フォーニスパリクモーラ)に置かれています。
 星域海軍の艦艇もジャンプ4性能を持つため、基地から4パーセク以内の星系防衛が可能です。



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