2010年11月7日
Kさん誕生日会 2日目

 2日目は奇ゲー。「スナップショット」で始まった。
どの辺が奇ゲーかと言うと、要するにおはじきなのだ。
おはじきゲームでは有名なのに「ピッチカー」があるが、向こうは本格的なレースという雰囲気が売りだが、こちらは特にモチーフがあるわけでもなく、ほんとにおはじき(笑)。


 とりあえずコンポーネントは素晴らしい。
折りたたまれたボードを組み立てると、びっくりするくらい大きな、壁まで完備したゲームボードが出現するのだ。
 各プレイヤーは自分の色のコマと山札を持ち、山札の一番上のカードをめくって出たのが最初の目標物。
目標物にはボード上のマーク以外にも、他のプレイヤーのコマにぶつけるというのもある。
マークや色に応じたイベントをこなしつつ、全ての目標物をクリアしてからゴールに戻れば勝利である。


 こんな感じで目標を定め・・・


 ばっちこ〜〜〜んと弾いて目標にぶち当てるわけである。

 後半はSさんがゴールに必要な宝石を持ちすぎて減らすのに苦労している間に化夢宇留仁が1位でゴール。そのあとMさん、Kさん、Sさんと続いた。

 とりあえずバカゲー(笑)
の割にはコンパクトにまとまっているイメージもあり、結構微妙かもしれない。
しかし化夢宇留仁は好き(笑)。

 その後色々あって化夢宇留仁とSさん2人でしばらくぼ〜〜〜〜っとすることになり、仕方なく2人で「サムライ」でもやろうかということになった。


 「サムライ」はクニツィアのタイル配置型陣取りゲームで、一定の条件を満たして「仏像」「兜」「田」を手に入れてゆく。
しかしずいぶん前からプレイしたいと思って説明書も読んでいたのだが、なかなかプレイする機会が無くてすっかりルールを忘れていた。
そこでルールを読み直してプレイしたのだが・・・
この記録を書くにあたってルールを見直し、重大な間違いに気づいた(汗)。



 ゲーム開始直後の状態。
見ての通り日本の本州が舞台である。
実は4人でプレイする時には北海道と四国九州も登場する。人数に応じてボードを変化させるようになっているのだ。
 ボード上に点在する黒いコマが上記「仏像」「兜」「田」で、それぞれ日本の支配権の一面を表している・・・のだが、そこはクニツィア先生の作品なので、それ以上のディテールは皆無(笑)。


 手番には自分のタイルを最大5枚まで配置して、「仏像」「兜」「田」の周囲を固めてゆく。それらと隣接した陸上のマスが埋まったら、最も影響力を行使しているプレイヤーの手に入る。
タイルには「仏像」や「兜」など専用のものと、侍、船のどのコマにも影響を及ぼすもの、それに位置の入れ替えをする特殊タイルがある。
 タイルは裏返しにした山からひいてきた5枚の中から選んで配置するのだが、ここにルールミスが。
タイルの中には「侍」と記されたものがあり、そのタイルは1手番中に1枚しか配置できない・・・・・と思っていたのだが逆だった(汗)。
「侍」と記されたタイルのみ何枚でも同時に配置できるのだ。
したがって今回のプレイは、本来と大きく展開が異なっていることをお断りしておく(汗)。

 ルールミスの結果がこれ。
初手で3つのコマの置かれた江戸を包囲(笑)。
これによって先手がコマを3種類確保するのがほぼ確実となる。
ゲーム中も少し変だとは思っていたが、最初に有効なタイルを集中使用した結果後半では苦しくなるので、バランスは取れているのかも?



 ゲームはタイルの同時配置によるコンボが炸裂しまくり、手に汗握る展開になり、結局3回もプレイ。

1回目 仏像
化夢宇留仁 3 5 2
Sさん 2 2 2

2回目 仏像
化夢宇留仁 4 2 6
Sさん 2 5 1

3回目 仏像
化夢宇留仁 4 3 4
Sさん 2 4 1

 結果は化夢宇留仁の3連勝となったが、どれも接戦で1回のコンボで逆転される可能性があった。
 とりあえずコンボの組み合わせを考えてそれをビシッと決めるのが滅茶苦茶面白かった。
本来のルールではコンボが減ると思われるので、全然違うゲームになるかも。
もしかして間違いルールの方が面白い(汗)?
とりあえず近々正しいルールを試してみなければ。


 MさんとKさんが戻ってきて、久しぶりに「サンクトペテルブルグ」をプレイすることに。
化夢宇留仁は最近不調の本ゲームに、必勝の構えで挑んだ。


 建物があまりまくる展開の中、化夢宇留仁は早速18ルーブルのおばちゃんをゲット。
毎ラウンド6ルーブルと3勝利点をもたらすおばちゃんは最強貴族であり、序盤でこれを取ったからには逆に絶対負けるわけにはいかない。
 更に最強の勝利ポイントを誇る大学もゲットし、攻撃の手をゆるめないようにする。

 とか言ってる間に終盤が近づいてきて、はっと気づくと手元のバージョンアップ貴族2枚を出すための貴族が無い(汗)。
このままでは最後に-10ものペナルティをくらってしまう(汗)。
慌てて貴族を購入しようとするも、建物の人気が無さ過ぎて全然空きができず、貴族が出てこない(汗)。

 仕方がないのでいりもしない安い建物を買いまくり、なんとか貴族の出てくるスペースを作ることに(汗)。

 苦労の甲斐あってなんとかバージョンアップ貴族2枚を配置。
結果は化夢宇留仁67、SさんKさん48、Mさん43
なんとか勝利をもぎとったのだった。
 いや〜〜〜、このゲームはいつも熱くなるわ〜(笑)。

 次は「ザーガランド」
子供向けの記憶ゲームで、森の中で童話にまつわる宝物の在処を探してそれをお城で発表する。


 メルヘンチックなボード。
それぞれの木の裏に、宝物が隠されている。
サイコロを振ってその木の近くに行って裏を見て、それがお城に公開されている物語ならばそれを報告しに行けば物語カードが手に入る。
物語カードを3枚手に入れれば勝利である。
 やっかいなのは移動がサイコロ任せというところで、行きたい木の横にも簡単には行けないし、お城に入るにもなかなかシビアなサイの目が要求される。
更にグズグズしているとぞろ目の魔法でお城で公開されているカードがシャッフルされたり、木が交換されたりするので記憶も怪しくなって来るという次第。

 化夢宇留仁の作戦は4〜5個の宝物の場所を覚えたら城の回りをうろうろしてぞろ目の魔法で目当ての魔法カードを出してゲットするというものだったが・・・・
どうやらみんな思惑は同じだったらしく、一斉に城の回りに集まりだした(笑)。
しかしなかなか城に止まれず、止まれた時はカードが合わずに当てずっぽうでやろうとするけど外れてスタートである村に戻されたりと、大の大人4人が子供向けゲームでぐだぐだに(笑)。

 と、思ったらMさんが立て続けに宝物の在処を当て、なんとか妨害しようとカードのシャッフルをされた直後にもサクッと当てて3枚そろえてしまった(汗)。
 結果Mさん3枚、その他3人0枚(笑)。
もうどうしようもないくらいにMさんの圧勝(笑)。

 お次はトイバーの奇作「バルバロッサ」
秘密裏にいくつかお題を決めてそれを粘土で作り、人のお題を当てると得点。
作った方も当てられるタイミングによっては得点できる。


 ちうわけでできあがった作品達。
緑が化夢宇留仁で、黄色がKさん、赤はMさん、青がSさん。
ちなみに粘土は付属のものは手触りがイマイチだったので、化夢宇留仁の会社で販売している小麦粉粘土を使用している。
 作った方が得点するには、すぐに当てられることなく、かついつまでも当てられないことのないように。つまり中途半端に分かりやすい作品を作る必要がある。
化夢宇留仁の作品はそういう意味では具体的に作りすぎかと思われたが、意外にちょうどいいくらいだったらしい。
 ゲームはサイコロを振ってボードの回りを回り、止まったマスの効果をただちに反映する。
例えば宝石のマスに止まったら宝石がもらえ、アルファベットを持ったこびとのマスに止まったら誰かの作品のお題の文字を1文字教えてもらえる。スタートでもある?に止まったら誰かの作品を当てることが出来る。

 得点ボード。
宝石は手番にサイコロを振る代わりに使えばその数だけコマを進めることができる。
例えば今すぐ人の作品のお題を当てたいと思ったら、これを使って?のマスに行ったりする。
 並んでいる石は得点で、場合によってはマイナスになることも。

 最初に当てられたのはMさんのこの作品。
当てられると画のように矢印が刺され、1作品につき2人までしか当てることができない。
 これはノーヒントでも2〜3回答えれば正解にたどり着けると思う。
答えは「おしり」(笑)
ゲーム的には少し分かりやすすぎるか。
それにしてもおしりに矢印が刺さっている画はなんとなく痛々しい(笑)。

 次に当てられたのが化夢宇留仁の作ったこれ。
形はだいたいそのまんま。
「動物」、頭文字「か」
この時点で思いついた人はすぐに正解するが、脇道にそれるとなかなか難しい。
 答えは「カモノハシ」なのだが、Mさんはどうやら前後を逆に見てしまったらしく、上記2つのヒントが出てからも「カメ」「カワウソ」など、見事に脇道に(笑)
いい感じに悩ますことができた。
 で、見るからに簡単なのが正解されるまではいい感じだったのだが、そのあとがきびしかった。
全く見当もつかないのだ(汗)。
質問しても全然分からないのでダレダレに(汗)
その後なんとか使用文字を聞きまくって正解して終了したが、なかなかバランス的にきびしいものがあった。
 結果は上の画像の通りで黄色のKさん勝利。その後Sさん、化夢宇留仁、Mさんと続く。


 最終状態。
化夢宇留仁(緑)のもう一つの正解は「醤油差し」
形状が古すぎるというクレームがあった(笑)が、今でもコンビニでも売ってるぞ(笑)!
 Mさん(赤)のもう一つの正解は「ターバン」
これはなかなか難しい。
 Kさん(黄)の2つの正解は「アスパラ」と「スポンジ」
激ムズ(笑)
これに関しては化夢宇留仁も初めてということもあり、説明が足りなかった結果である。
詳細は後述。
 Sさん(青)は「サボテン」と「UFO」
これも激ムズ(汗)

 粘土細工自体が面白いのでとりあえず面白い「バルバロッサ」だが、やってみてゲームバランス的には結構玄人向けのような気がした。
粘土細工の技術はうまかろうが下手だろうがゲームに影響するほどのことはないのだが、何を作るのかのチョイスが難しい。
単純すぎる形状の物を作ると、ヒントのみを頼りにしなければならず、ゲームシステム自体が崩壊してしまうのだ。
箱型や棒状、球状など、単純すぎる形状の物は選べないルールを用意する必要があると思う。単純な形状でも、1つでも特徴が追加されていれば問題ないのだが。
もちろん慣れてくればその辺も、各プレイヤーの裁量でOK。
 しかし。もっと根本的な部分でも問題がある。
作品を当てられるのが早すぎたり遅すぎたりしてもペナルティがあってバランスをとろうとはしているのだが、やはり当てた人の得点が高いため、結果的にとにかく当てられない作品を作った人が勝ちやすいということになってしまっているのだ。
このあたりは最後まで当てられなかったらでかいペナルティを課すなどして、バランス調整が必要だと思う。


そして「チケット・トゥ・ライド」再戦。
復讐に燃えるT夫婦。特に変化のないKさん(笑)を相手に、連勝を賭けて挑む。
化夢宇留仁的には今度は大陸横断するような高得点のチケットをクリアしたいところ。

 そして確かに大陸横断の乗車券をゲットできた。
しかし更にそのコースとは変に離れている乗車券も数枚持つことになってしまった(汗)。
 コマ数も限られているし、全てのコースを達成するためには大陸横断コースを最短コースでクリアしたい。
それで画像のようなことになった。
他のみんながコースを延ばしている間、化夢宇留仁はとにかくカードをひきまくり、要所となるポイントか、カード6枚が必要な最短コースしか置かない。
しかしこの作戦には大きな問題が。
カードの引きが悪いと身動きがとれないのだ(汗)。
そうしてひたすらカードをひいている間に、他の3人はどんどんコースをつないでゆき、はっと気づいたらゲーム終盤(汗)。
あわてて大陸横断コースだけでも完成させようとするが、すでに遅し(汗)。



 ゲーム終了状態。
盤上では長いコースにコマを置いていた化夢宇留仁がダントツトップに立っていたのだが、乗車券のチェックをしてみると・・・・・化夢宇留仁の達成コース0(汗)。ペナルティ-35点(汗)。

  Mさん Sさん Kさん 化夢宇留仁
得点 106 93 87 80

 結果最長路線ボーナスも獲得したMさんの勝利。
化夢宇留仁はダントツビリ(汗)。

 今回の反省点。
●乗車券を適当に残しちゃダメ(笑)
●つなげる時にはつないでおかなきゃダメ
●ジョーカー列車カードをもっと活用しなきゃダメ
●引き運に頼っちゃダメ(笑)
以上(笑)。

 ちうわけで2日にわたった誕生日会は終了。
ここには詳細は書かないが、いろいろあった2日間でした。
とりあえずみなさんありがとうございます。
Kさんお誕生日おめでとうござい・・・ました(笑)。
また来年(笑)!

20101127
20101212一部修正


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