2012年7月15日
第19回月例ボドゲ会

 少し遅れてしまい、先に集まったcerberus氏、テノムフ氏、αさん、シイタ毛さん、AKI氏、MIK氏で「羊がいっぴき」をプレイしているところに到着。
その後@2c氏も到着。

 最初は化夢宇留仁の希望で「ファウナ」をプレイすることに。
今まで何度も持ってきていたのだが、プレイする機会が無かったので、非常に嬉しい。こんなでかい箱何度も持ち歩きしたくないし(笑)。

 通常6人までのゲームなのだが、システム上問題なさそうとのシイタ毛さんの意見を受けて、無理矢理8人でプレイすることに。
その分時間は延びそうだったので、勝利点80で終了のところを、60点で終了とした。


 「ファウナ」は動物の生息地や重さ、長さなどを当てるゲーム。
そう聞くと簡単そうだが、そこには圧倒的な物量という高い壁がそびえている。
カード総数180枚に両面印刷された動物情報。
要するに動物の種類が360種類あるのだ(汗)。



 最初のお題は「アカトビ」
15の地域に生息しているらしいが、それがどこで、重さと体長がどれくらいか分かるだろうか?
化夢宇留仁には分からない(笑)。
他のみんなも分からない(笑)。
そこを適当に意見を言いながら、ここちゃうか?という辺りにコマを置いてゆく。
すでにコマが置かれているエリアには置けないが、正解のところ以外に、正解に隣接した地域や重さや長さも得点になる。
コマは各プレイヤー毎に6個持っているのだが、間違えると回収されてしまい、新しい動物が出てくる毎に1個戻ってくる(手ごまが3個以下なら3個になるまで戻ってくる)というシステムなので、あまり無作為にコマを置くとあとで困ることになる。

 「アカトビ」は生息地が全然見当つかず、世界各地にコマが置かれることに(笑)。
見た目は白頭鷲にも似ているので、アメリカ大陸にもいるのではないかという意見が。
サイズも猛禽っぽいのでそこそこ大きそうだが、完全にイメージできず。
 結果アカトビはアメリカ大陸には存在しておらず(笑)、白頭鷲意見にしたがったコマは全て回収(笑)。

 次のお題は「ヨーロッパヤマネ」
どうやらヨーロッパに生息しているらしい(笑)。
こいつはサイズで一談義あった。
これで巨大だったら怖いからそうであってほしい、とか(笑)。


 次は「アルプスマーモット」
そもそもアルプスってどこだ(笑)?から始まり、ガッツがありそうだからこの辺まで生息地域を広げているだろうという根性論も(笑)
けっこうでかそうでもあり、また巨大生物説も浮上した(笑)。



 ラストは「アジアゾウ」。
アジアってどの範囲(笑)?
大きさもゾウということで、極端な過大評価やその逆が炸裂しまくり(笑)。

 結果はテノムフ氏が60点を超えて勝利。2位との差を大きく離した圧勝だった。
テノムフ氏74、化夢宇留仁48、AKI氏45、αさん41、cerberus氏40、シイタ毛さん37、MIK氏&@2c氏35



 初めてプレイした「ファウナ」だが、予想通り面白かった。
ほとんどゲームの体を成していないが、わけの分からない動物が出てきては適当な意見が飛び交うのがすごく楽しい。
少し問題に思ったのは、少々長考しやすいというところで、1分の砂時計でも用意するといいかもしれない。

 次は2卓に別れてプレイ。
化夢宇留仁の卓はテノムフ氏とcerberus氏の3名で、「キーラルゴ」をプレイすることに。他の4人は「クメル」を2人ずつでプレイしていた。



 1899年。カリブ海に浮かぶ小さな島で繰り広げられる沈没船の宝探し。
10日間で争われるこの挑戦は、酒場でダイバーをやとって情報を仕入れ、潜水用具ショップで必要な道具を手に入れ、沈没船で海の怪物を避けながら宝を探し、マーケットで高くうることで成し遂げられる。
しかしライバル達も同じことを考えており、バッティングすると値段はつり上がるし、宝は勿論早い者勝ちである。
今回は追加ルールの「遭遇」も使用した。

 1日は午前と午後の2フェイズに別れており、各プレイヤーは1日の始まりに、午前と午後のそれぞれでどんな行動を行うか、カードを使って選択する。同じアクションカードは1枚しかないので、午前と午後では違う行動をせざるを得ない。
 アクションには「観光客をイルカ見物に連れて行く」「酒場に行く」「道具屋に行く」「沈没船を探索する」「マーケットで宝を売る」の5種類がある。


 「沈没船を探索する」を選ぶと、3段階の深さの中から、数カ所(プレイヤー人数によって変化)の沈没船ポイントから今回探索するポイントを選択する。
 浅瀬はダイバーさえいれば探索できるが、中深度はホース1つ、深海はホース2つを装備したダイバーしか探索できない。
最初からダイバーは1人雇っているので、浅瀬であればすぐに探索できるが、あまり大した宝は残っていない。
中深度から深海に潜るに連れて多くの宝が見つかるようになるが、中深度以下の深さには恐ろしい怪物がいるのだ。


 「酒場に行く」を選ぶと、酒場でダイバーを雇うか、みんなに酒をおごって情報を仕入れるか、泥棒を試みることができる。
 ダイバーはゲーム開始時に1人ずつ雇っているが、最大3人まで増やすことができる。
沈没船の探索を行う時は、ダイバーの人数分探索できるので、ぜひ最大人数にしたいところだが、安くても1人雇うのに$80かかる。
同じタイミングで酒場に来ているプレイヤーの人数が増えると、値上がりして最大$120にもなってしまうので、バッティングしないようにしたい。
画像では青の船が1隻だけなので、$80でOKである。
 $20払って酒をおごると、沈没船の探索ポイントの2箇所の山を秘密裏に見ることができる。
探索中に怪物に出会ってしまったら、最悪ダイバーを失うことになるので、できるだけ情報は仕入れておきたいところである。
 泥棒は選択ルール。$40〜$80を支払い、泥棒を雇える。泥棒は他のプレイヤーの1人から、ランダムに宝カード1枚を奪ってくる。
今回はこのルールは使用しなかったが、なにしろ直接勝利点を奪ってくるのだから、ゲームの勝敗を大きく左右しそうである。


 「道具屋に行く」を選ぶと、ホース、銛、重りを買うことができる。
ホースはダイバーが深く潜るために必要で、銛は怪物と遭遇した時に捨てることで命拾いできる。
重りは宝を見つけた時に捨てれば、同じラウンドで同じダイバーが再度宝を探索できるようになる。
どれも重要なアイテムばかりで、1度に2つまで購入できる。
しかしやはりバッティングすると価格が上がってしまう。
画像では3隻が集まってしまっているので最高値である。


 「マーケットで宝を売る」を選ぶと、3種類の宝のどれか1種類を売ることができる。
宝によってはバッティングした方が安くなるものと、高くなるものがあるので、タイミングが重要だが、ゲーム終了直前には必ずみんなが売りに来るのでそれも計算に入れておかなければならない。

 「観光客をイルカ見物に連れてゆく」を選ぶと、曜日に応じたお金が手に入り、場合によっては奇妙な人物と遭遇することになる。
 「遭遇」は選択ルールで、イルカ見物を選んだプレイヤーは「遭遇」カードを1枚手に入れる。
「遭遇」カードは様々な人物が書かれており、人物毎に特殊能力がある。
今回はこのルールを採用した。


 ゲームは化夢宇留仁が真っ先にホースを2本買って深海に届くようになったが、テノムフ氏とcerberus氏は早々にダイバー3人体制に。
化夢宇留仁も2人目のダイバーを雇い、重りも装備して宝に挑むが、次々に怪物に遭遇しては銛を失う(汗)。
そうこうする内にテノムフ氏に深海を荒らされてしまった(汗)。
 結果 テノムフ氏$1620、cerberus氏$1520、化夢宇留仁$900
やはりダイバーは最大人数雇うべき(汗)。



 「キーラルゴ」は軽いゲームで、短時間で南国リゾート気分を味わえる。
酒場や道具屋に行くにも自分の船を横付けするところが雰囲気があっていい♪
選択ルールの「遭遇」を使うと、カードに描かれた癖のありそうな人々のイラストで、より旅行気分を味わえるのでお勧めである。
初心者勧誘にも使えるのではなかろうか。


 一方のAKI氏、MIK氏、@2c氏、シイタ毛さんの4人は、クメールをプレイしていた。
2人用ゲームをどういう風に集計したのかは聞いていないが(ゲーム自体は2セットあった)、結果は以下の通りらしい。
 MIK氏4、シイタ毛さん3、@2c氏2、AKI氏1



 更に4人は「もっとホイップを!」をプレイ。
たまに見てみると、みんな難しそうな顔でパイをにらんでいた(笑)。
どうやら見た目に反して、頭が煮えるくらい考え込むゲームらしい。
 結果 AKI氏26、シイタ毛さん25、MIK氏21、@2c氏20


 次はシイタ毛さんが見学で、6人で「アドベンチャラーズ:ホルスのピラミッド」をプレイすることに。
このゲームは「アドベンチャラーズ:チャクの神殿」の続編で、今度はピラミッドの中を探検することに。
前作はバランス面で少々問題が多かったが、今作ではその辺が改良されている。



 ゲーム開始直後の様子。
プレイヤーはキャラクター1人を担当し、最初のアクションポイントチェック。
それで決まったアクション数内で、移動や探索を自由に行う。
 ピラミッドの入り口から入った一行は、床を調べてアイテムを見つけつつ前進。
中にはいきなり毒蛇に噛まれる人も。
今作ではダメージは荷物と同じようにカードで表現され、その分アクション数が減ってしまうのも荷物と同じになっている。
 ピラミッドの奥の方をうろついている3対のフィギュアはミイラさんである。


 宝を持って生きて戻れれば、それが一番多かったプレイヤーの勝利なのは前と同じ。
今回の最大の特徴は、上記のうろついているミイラさんと、画像の落石である。
 毎ラウンド終了時に、ランダムに落石が1個落ちてくるのだ。
逃げ場の無い状態でキャラクターの真上に落ちてきたら勿論即死(笑)。
そして更に落石が続き、出口をふさいでしまったらその内側にいるキャラクターは脱出不可能となって全滅するのだ(笑)。



 探索場所は入り口の岩のフロア、砂地、池の3種類で、それぞれ毒蛇、サソリ、ワニがいる(笑)。
そして壁には棺と神像が並んでおり、ミイラを避けながら探索すれば、高額な宝が手に入る確率が高い。
特に神像は高価なのだが、手に入れるのに暗号を解かなければならないのと、サイコロの呪いが降りかかるリスクがある。

 ゲームはAKI氏(赤)とMIK氏(白)が先行して壁の宝を探索。
他のメンバーは入り口付近で探索を続けていた。
意外に砂地や池でも高額な宝が手に入る。


 池がお気に入りのcerberus氏のキャラクター(茶)。
けっこう高額な宝を発見しているが、すでにワニに3回も噛まれている(笑)

 とか言ってる間に化夢宇留仁のキャラクター(青)は、毒蛇に1回、ワニに1回、サソリに5回も噛まれていたのだった(笑)
もう全然荷物を持つ余裕が無い(汗)。



 ゲームは佳境に。
とうとう落石があと1つ落ちれば出口が塞がれる可能性が。
AKI氏とMIK氏のキャラクター以外は、すでに脱出している。
強欲な2人のみが探索を続けているのだ(笑)。


 2人は隅っこでなんとか神像の暗号を解こうとするが、なかなかうまくいかない。

 とうとう神像を手に入れたMIK氏は脱出を開始。
AKI氏のキャラクターも仕方なくあとを追う。



 なんとかMIK氏が脱出に成功した直後、落石が最後の逃げ道をふさいだ。
あわれAKI氏のキャラクターのみピラミッドに取り残されたのだった・・・(笑)
 結果 テノムフ氏31、MIK氏29、化夢宇留仁19、@2c氏&cerberus氏15、AKI氏31(死亡)。
AKI氏は脱出していれば同率トップだったんだけどね〜〜〜〜(笑)

 ちうわけでルールやボードがシンプルにまとめられ、前作よりもゲーム性が増して遊びやすくなっていた。
前作の方が迫る壁とか転がってくる大岩とか、ビジュアル的には面白いところもあたが、誰でもワイワイ楽しめるようになったというのは大きな進化だと思う。
またプレイしたい。


 最後に軽いゲームを1つということで、隠れ家にあった「Q-JET」を1コースプレイすることに。
このゲームは「アベカエサル」の日本オリジナルリメイクで、基本的には全く同じ。
ただ戦車がF-ZEROみたいなレースカーに代わっている。


 各車スタート!
コマは金属製で、なかなかいい感じ。
コースは2重になっていて、今回は黄緑色の方を使うことにした。
3周回ってスピードを競う。


 いきなり1周目から白のMIK氏がぶっちぎり。
青の化夢宇留仁はポールポジションスタートだったのに、まだスタートから5マスしか進んでいない(汗)

 しかしこのゲームのお約束。1位は6のカードを出せず、3枚の手札が6ばかりになってしまったら進めない。
トップが動きを止めたので、後続が続々と迫ってきた。
しかし化夢宇留仁が最後尾であることは変わらない(汗)。

 2周目に入るも、前が詰まりすぎていてどうしようもない青の化夢宇留仁(汗)。
こんな渋滞はレースじゃないよう(泣)
しかも1周目では道をふさがれてピットに入れなかった(泣)
「アベカエサル」ではカエサルに挨拶するところを、「Q-JET」ではピットインが義務づけられているのだ。

 2周目終わりのピットインの様子。
ず〜〜〜っとトップだったMIK氏の白が大きく遅れている。
その白にふせがれて進めなくなっているのが最下位の化夢宇留仁である(汗)



 3周終えて最初にゴールしたのは赤のAKI氏。
続いて黄色の@2c氏が。
化夢宇留仁はなんとか最下位は脱出して黒のcerberus氏が後ろにいるが・・・
トップ直前で抜き返されて化夢宇留仁が最下位に(汗)
 結果 1位AKI氏、2位@2c氏、3位テノムフ氏、4位MIK氏、5位cerberus氏、6位化夢宇留仁(汗)

 「アベカエサル」と同じくまあまあ面白い(笑)。
しかし雰囲気はやはり「アベカエサル」の方が楽しいと思う。
「Q-JET」の問題点は、いかにもスピーディーなレースが展開しそうなビジュアルにしたために、渋滞に違和感を感じるようになったところだと思う。
システムとビジュアルが合っていないのだ。
まあまあ面白いのだが(笑)。

 ちうわけでボドゲ会は終了。
化夢宇留仁的には前からやりたかったゲームがいくつもプレイできて実に楽しかった♪
あとは人数が増えてきて、ゲームの選択が難しくなってきている。
なんかいい方法ないかのう。

20120722


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