アドベンチャラーズ:チャクの神殿


 インディー・ジョーンズの冒頭そのままの罠だらけの遺跡内で宝探しをするゲーム。
 生きて遺跡を脱出したキャラクターの中で、最も財宝を多く持っていたプレイヤーの勝利となる。
全滅して全員負けという展開もある(笑)。



 初期配置。
 中央あたりに置かれているのが各プレイヤーのコマ。
手前右に置かれているのが化夢宇留仁の使用キャラクター「プッチオ・コルテーゼ元船長」カード。
 各プレイヤーはキャラクターを2人担当するが、ゲーム中にその2人を同時に使用することはできず、2人目は1人目が死んだ場合の予備である。
 マップ下にある丸いのが、おなじみ転がってくる巨石の罠。
こいつが毎ラウンド半ランダムに転がって迫ってくる。またこいつはマップ上を転がりたおした後、出口に突っ込んで止まる。
入り口はキャラクターが入った途端に閉まってしまうので、巨石が出口をふさいでしまうと誰も出られなくなってゲームオーバーである。


 登場キャラクターのカードとフィギィア。
わざわざカードまで用意されてはいるが、キャラクター間の違いは1つの技能だけなので、雰囲気を盛り上げるのが1番の目的らしい。
ちなみにおっぱいが大きくて露出度高めのおねーさんがいるので、その内着色しようと思っている(笑)。


 最初の罠はこれまたおなじみ左右から迫る壁である。
これに押しつぶされたら勿論即死(笑)。
壁はカードによって半ランダムに迫ってくる。

 このゲームはアクションポイントシステムを採用している。
一ひねりしてあるのは、キャラクターの持っている荷物の量が使用できるアクションポイントに影響するというところ。
宝をたくさん見つければ勝ちのゲームなので、荷物は増える。
荷物が増えると動きが鈍くなって、罠にかかりやすくなるというわけ。
 迫る壁の通路は4マスある。
単に通り抜けるだけなら簡単だが、1マス毎にたくさんの宝が隠されており、それを探索するのにもアクションポイントを消費する。
なるべく宝をたくさん見つけたいが、欲張りすぎると動きも鈍り、壁に押しつぶされてお陀仏となるわけである。



 迫る壁の部屋をクリアした一行が次に向かったのは溶岩の部屋。
この部屋の床にも宝が隠されている。しかし床の内4枚は罠であり、乗ると粉々になってプレイヤーは溶岩に真っ逆さま。勿論即死である(笑)。
溶岩の部屋の罠は、迫る壁の通路のところでアクションポイントを消費することで、どの床が罠なのか確認することができる。
1アクションポイントにつき1枚の罠の床の絵柄を5秒間見ることができるのだ。
しかしこれが似たような絵が多くて覚えにくい。
しかも全て確認しようと思えば4アクションポイントも必要なので、全部確認するのはなかなか難しい。
 画像は先行したキャラクターが、あと1歩で溶岩の部屋をぬけるというところで床が粉々に割れて、溶岩に落ちたところである(笑)。

 1人目のキャラクターが死ぬと、2人目のキャラクターは画像の上部左右にある太陽マークのマス(外から入るだけの一方通行の通路ということになっている)から登場する。
それまでにとった財宝は全てパーで厳しいが、荷物ゼロのスタートと言うことはアクションポイントは多く使えるということなので、危険を冒して高い財宝を取りに行けるということでもある。
 ちなみに溶岩の部屋は大回りして避けることもできる。
その場合は壁沿いの鍵のかかった宝物を手に入れるチャンスでもあるが、遠回りした分背後から迫る巨石の危険が高まるということでもある。



 この先は3つのコースに分かれている。
川を通るルートでは、宝を見つけながら進むことが出来るが、最後が滝になっているので、川を上がるのに失敗すると真っ逆さま(笑)。
ボロボロの橋を通るルートでは、橋が壊れたら真っ逆さま(笑)。
通路沿いに進むルートでは、奧の突き当たりにこの遺跡で最高額の宝を見つけるチャンスがあるが、遠回りなので巨石に追いつかれる可能性が高い。

 3人が巨石に追いつかれる寸前に川に飛び込んだところ。
コマで寝転がっているものがあるのは、川は流れが速いので宝の探索は1マスにつき1回しかできないので、そのマスでの探索が終了したことを示している。

 滝の直前のマスで川から上がる。
その時点での荷物レベルに応じた数のサイコロを振り、1つも1が出なければ川から上がれる。荷物3個を捨てる毎に、1の目1つを無効にできるという救済ルールもある。


 この時はなんとか全員脱出に成功。
その前にソロプレイをやってみた時には、全員川から上がったところで巨石に押しつぶされて全滅した(笑)。

 実にそれっぽい雰囲気満載の愉快なゲームである。
しかし宝の点数配分や、後半のコースの配置など、バランスはあまりいいとは言えない。
例えば3つに分かれた道だが、川と遠回りのこー津は報酬があるが、橋を渡る場合にはリスクは高いのに報酬がないのだ。
とにかく追いつめられた場合の緊急避難用かもしれないが。

 おおらかに楽しむアメリカンなゲームという位置づけだろう。
レイダースのテーマをかけて楽しみたい。

気楽さ 3
言語依存 1
 数字のみ。
ソロプレイのしやすさ 3
 基本システムは問題ないのだが、迫る壁の間で溶岩の間のヒントを得るところだけは徹底的にソロプレイに向かない。そこを無視するなら4。
化夢宇留仁の好き度 4

20110506