ブロックス

 フランス産のアブストラクトゲーム。
アブストラクトでありながら、むしろパーティーゲーム向けの楽しいゲームに仕上がっている。
基本的に4人専用。



 ゲームは毎手番、手持ちのブロックを1つ配置することで進む。
このブロックをたくさん配置して、ゲーム終了時に残ったブロックが少ない人の勝利となる。
 ルールは実に単純で、各プレイヤーは盤のすみっこから出発し、自分のピースを置いてゆく。
ただし2個目以降は自分のピースと角同士が接触していなければならない。
しかし相手プレイヤーのピースとは辺で接触してもかまわない。
そうやって置けるだけ置いていって、最終的に残ったピースの「面積」が小さかった人が勝利である。

 画像では攻撃的な性格の緑と赤がぶつかって、青の動きが取れなくなっている。
うまくブロックの接続部分をさらさないようにすれば、他のプレイヤーには越えられない壁にしてしまうこともできるのだ。
 黄は争いを避けて小さくまとまっているのが可愛い(笑)。
性格の出るゲームだ(笑)。

 



 ゲーム中盤。
身動きがとれなさそうになっていた青が、緑のエリアに浸食しているのが分かると思う。
角が接触していればいいというルールが、こうした脳みそを刺激する展開を可能にしている。

 とにかく面白いゲームで、簡単でありながら奥深く、アブストラクトでありながら4人対戦ということからランダム性のようなものも生まれ、飽きさせない。
自分のピースを全部置ききった時の爽快感もただ事ではなく、小躍りしたくなる(笑)
万人にお勧めできる実によくできたゲーム。
ただし上記の通り基本的に4人専用なので、プレイヤーが集まりにくいのと、箱がでかいのが欠点と言えば欠点か。

気楽さ 5
言語依存 0

ソロプレイのしやすさ 5

化夢宇留仁の好き度 5

20120401