キャット&チョコレート



 このゲームは日本人のデザイナーによる同人ゲームで、プレイヤーは秘密裏に2陣営に分かれ、その陣営毎に勝敗が決まる。他のプレイヤーの内の誰かは味方なのだ。
そして勝利ポイントを稼ぐには、幽霊屋敷で遭遇する様々なイベントに対し、手持ちのアイテムカードを使った即興の対応策(言い逃れとも言う/笑)を説明し、他のプレイヤーに多数決で妥当と認めてもらわないとならない。


 ゲームの様子。
手札は3枚で、自分の手番が来たらイベントカードを1枚めくる。
そこに自分が遭遇した危機が描かれている。
そしてイベントカードの裏面には1から3の数字が書かれており、その枚数の手札(アイテム)を利用して、危機を逃れる方法を説明しなければならない。
ここでミソなのが、使うアイテムは多ければ多いほど説明が難しくなるということである。
考えてみてほしい。
たくさんのゾンビに襲われている時に、オルゴールとガムと鍋の蓋を使った脱出方法が思い浮かぶだろうか(笑)?
このゲームでは、使うアイテムは少なければ少ないほど成功の確率が高いのだ。



 イベントカードの例。
屋敷の中の様々な場所を示しており、色々恐ろしいイベントが起こる。
中には電話に出てみたら彼女からの別れ話だったというようなものもある(笑)。


 これが恐怖のイベントに対処するための装備の例。
たまには銃とかチェーンソーみたいな、まともに対処できそうな物も含まれているが、大抵は画像のようなどうしてよいのか想像つかない物である(笑)。


 てな感じでゲームを進め、終了時に各プレイヤーの陣営を公開し、合計勝利ポイントの大きい陣営の勝利となる。
誰が味方かを分からなくすることで、評価を公正にしているわけ。
 一度プレイした時には、なぜか化夢宇留仁は使うアイテム数がほとんど3。最低でも2という悲惨な巡り合わせが続いたが、流石にアイテム3枚は可哀想と思ってもらったらしく、評価が甘めになり、結果クリアイベント数は最高の3枚となって化夢宇留仁の陣営が勝利した。

 なにしろ即興で説得力のある説明をしなければならないので、恥ずかしがっていてはゲームにならない。そういう点ではメンバーによっては難しいかもしれない。
しかし爆笑必至の愉快なゲームなので、機会があったらぜひプレイしてみてほしい。

気楽さ 4
 人によってはものすごく精神力を使うかもしれない(笑)。
言語依存 4

 日本製。
ソロプレイのしやすさ 0

 これのソロプレイは寂しい(汗)
化夢宇留仁の好き度 4

20120702