ドラコ・ムンディ



 2009年9月のボードゲーム熱が着火された頃、パッケージと1900年代初頭の金と暇をもてあました貴族がジャングルでドラゴン狩りをするという奇妙な設定に惹かれて購入した。

 一言で言えば複雑な軍人将棋のようなシステムで、ゲーム開始時にはほとんどのタイルを裏向きに配置し、それをちょこちょこと表替えしながら進めてゆく。
しかし・・・・・・・・・
なんだかよく分からないゲームである(汗)。


 4人プレイの初期配置の例。
基本的にどこに配置しても自由なので、このようにプレイヤー毎(タイルの色が違う)でまとまるのが正しいとは限らない。
 とりあえず第1の問題。
1プレイヤーにつき、19枚のタイル。内容は様々で、勝利条件なども複雑に絡んでくる。
19枚の内17枚は裏向きで配置する。
さて、その内容を覚えていられるだろうか?
少なくとも化夢宇留仁には無理(汗)。

 勝つためには他のプレイヤーのタイルを除去したり、本拠地に進入したりする必要がある。
要するに陣取りのウォーゲームである。
貴族のドラゴン狩りという設定はどこに?
ちなみにドラゴンはちゃんと登場している。各プレイヤーの手駒として。
なんかそれっておかしくない???

 戦闘システムは運の要素のない引き算式で、数字が大きければ勝つ。小さければ負け。しかし防御時には隣接している味方タイルの戦力も防御力に加えられる。
その結果どうなるか?
出会い頭だとどちらかが問答無用で吹き飛び、そうでなければ動けばやられる膠着状態になるのである(汗)。

 ほんとにどうしてよいのか分からないゲームという印象。
軍人将棋のようなシステムなのにソロプレイしかしていないので、根本的に内容を語る資格がないのだが(汗)、それでも首をかしげざるを得ない。
なにがしたかったのか???
でもパッケージの雰囲気と、絵はきれい。

気楽さ 2
言語依存 0
ソロプレイのしやすさ 0
化夢宇留仁の好き度 1

20091223