ロス バンディット



 クニツィア作の2人用ゲーム。
サイコロを振っては掛金に配置。掛金毎にポーカーっぽく勝敗を付けていって、掛金を多く取った方が勝ち。



 セット内容。黒い袋と渋い色のサイコロの質感がなかなかいい感じ。
右下のタイルが掛金で、1から3の種類がある。左のカードは役リスト。
サイコロは全てを黒い袋に入れてスタートする。

 こんな感じで掛金を4枚並べ、それぞれがサイコロを袋から2個引いて(最初の手番の先手プレイヤーは1個)振り、掛金のどれかに割り振ってゆく。
双方のサイコロが3個並んだら勝敗を決めて、勝った方が掛金を手に入れる。
全部置ききる前に勝敗が決まる場合もある。
 どちらかが合計10点に達するか、全ての掛金が無くなった場合は多い方が勝ちである。

 複数の戦場があり、それぞれにパワーを振り分けていくというのがクニツィアの2人用ゲームシステムの骨格であり、それは名作バトルライン、スカラベロード、ブルームーンなどに共通している。
袋からランダムに出してくる掛け金の偏りによっては、ゲーム途中で逆転不可能と分かってしまうと言う欠点もあるが、各掛金の個数を把握してここは大勝負!などという状況が生まれるわけで、それはそれでOKだと思う。

 あまり目立たないゲームだが、クニツィらしい運と駆け引きのバランスのいい佳作だと思う。

気楽さ 5
言語依存 0

ソロプレイのしやすさ 5
化夢宇留仁の好き度 4

20110515