魔法使いの夜

 ワルプルギスの夜に、魔法使い達が集まって、儀式を行う。
自分の魔法の鍋を、魔法の焚き火の中に隠されたリングの中に入れた者が最高の魔法使いと称されるのだ。

 てな感じの、子供用ゲーム。
しかし大人用のバカゲーとしてもなかなかポテンシャルが高い(笑)。


 木製パーツの多い実に凝ったコンポーネント。
セッティングすると異様に迫力がある。ゲームと言うよりほんとになにかの儀式の道具みたいである。
また写真には写っていない魔法使いコマがまた凝った作りになっている。

  このゲームには2つのゲームモードがある。
まずはノーマルモードを説明する。


 こ〜〜〜んな感じで各プレイヤーが自分の魔法使いコマで、ボードの外から文字通り押す(笑)。
ボードには各魔法使いの鍋が2つずつ置かれている。
赤いのがそれ。
自分の鍋を押し込んで、中央の焚き火の下にある魔法のリングにはめこめば勝ちである。
押している途中でボード上からなにかが落ちればそのプレイヤーの手番は終了する。

 なんじゃそれは(笑)?
ゲームになっているのかどうかもよく分からない、微妙なシステムである。
しかし実はこのシステムは、いやこのゲームはもう一つのモードのために存在しているのだ。
 もう一つのモードは、タイトルに夜とある通り、暗闇の中でプレイするのだ。



 じゃ〜〜〜〜ん。
この通りポイントになるコマには蛍光素材が使用されており、この光を頼りに上記のルールでプレイするのだ。
手番の終了はなにかが落ちた物音が合図(笑)。
 しかしなにしろ真っ暗闇なので、ゲームもくそもないのだが、それがまた魔法っぽいのだから仕方がない(笑)。
ちなみにこのゲームで勝つには魔法力が必要ということになっているが、全然冗談ではない(笑)。

気楽さ 4
 セッティングが面倒なのと、闇モードでプレイするためにはあらかじめコマに光を当てておかなくてはならない。
言語依存 0
ソロプレイのしやすさ 4
 プレイするのにシステム上は問題ないが、これを一人でやる(笑)?
化夢宇留仁の好き度 4

20100704