おい、それはオレの魚だぜ!

 馬鹿みたいなタイトルに、ユーモラスなパッケージの本ゲーム。
バリバリのアブストラクトゲームである(笑)。
画像は化夢宇留仁の持っているドイツ版で、日本で主に出回っているのはアメリカ版。そっちのタイトルは「HEY!Thats My FISH」
まんまです(笑)
 ルールは超簡単で、手番にやることは自分のペンギンの1匹をまっすぐ動かして、移動前に載っていたタイルをもらうだけ。
ゲーム開始時はこんな感じ(正式な並べ方は8×8の正方形。でも適当に並べても問題ない)。

 写真は3人ゲームの様子で、プレイヤー1人が3匹のペンギンを担当している。
これが2人ならペンギン4匹、4人ならペンギン2匹を担当する。
 勝利条件はタイルに描かれている魚をたくさん採ること。
ペンギンは一手番中には方向転換はできないが、ヘックスの6方向どこへでも好きなだけ進める。
ただし他のペンギンがいるところや、タイルの無いところには入れない。
これだけでゲーム慣れしている人には分かると思うが、ゲームが進めばどんどん歩ける場所が減ってゆくので、自分はたくさん魚がいるエリアを確保し、相手は身動きさせなくするのが基本戦術の陣取りゲームである。
 ゲーム中盤。
すでに左右にタイルが分断され、左は黄色と赤の一騎打ち状態。


 終了状態。
ルールでは全員が動けなくなるまでプレイすることになっているが、化夢宇留仁はプレイヤー間でのタイルのやりとりが無くなった状態で終局としている。
 画像の結果は赤の圧勝。
左右に大きな漁場を確保している。


 見た目が可愛くルールが簡単で、アブストラクトなのに必ず盛り上がり、プレイ時間が短い(10〜15分)といいことずくめの傑作ゲーム。
どこで誰とやっても評判がよく、女性にもお勧めで、初心者を引き込むのも、ベテランばかりで熱く戦うこともできる。
 化夢宇留仁の持っているゲームの中でもプレイ回数は圧倒的で、コストパフォーマンスも高い(ドミニオンのソロプレイを除いてだが/笑)。
ユーロ高で値が張るのが唯一の欠点か。
安売りしていたら買わないと損するゲームである。

 先日会社で女の子3人とやって、化夢宇留仁が全体の1/3近くを独り占め(笑)したところ、化夢宇留仁とは2度とやらないと言われた(笑)。
初心者をひきこむ時には手加減を忘れずに(笑)。

気楽さ 5
言語依存 0

ソロプレイのしやすさ 5

化夢宇留仁の好き度 5

20091101