Call of Cthulhu リプレイ06

夜の魔王 その2

探索者紹介

ジョナサン・クラーク(J プレイヤーはマリネラ島 島猫氏
医者 33歳
ヒルディ・ジョンソン(H プレイヤーは酔っ払いさん
フリーのジャーナリスト 27歳
ピーター・ジョン・ブランデン(P プレイヤーは秋山氏
フリーのカメラマン 29歳

K

ジョナサンは病院で勤務中。
ヒルディとピーターは新聞社「ボストン・ヘラルド」へ向かいました。
ボストン・ヘラルドはボストン第2の新聞社で、前のシナリオで出てきたルパートが務めていたところでもあります。
社内に入っていきます。
お馴染みの編集部へやってきました。
相変わらずの活気のあるところで、みなさん忙しそうに作業をしております。

H

「やぁやぁやぁ、サラリーマン諸君、たいへんだねぇ…」と軽口を叩きつつ、編集部の顔なじみを探します

K はい。ではいつも相手をさせられ、いや対応している若い社員が出てきます。
フィリップ・スローンという青年で、歳は25歳です。
「ああ・・・どうも。今日はどんな御用でしょう?」
H 「いやね、ウィリアム・リーの事件あっただろ? アレの担当だれかなぁとおもってさ」肩に手を回しながら、何気なく聞きます
K 「ウィリアム・リー?・・・・ああ、怪死した社長さんですね。担当はカプランさんですけど、僕も取材にはついていきましたよ。なにか新しい情報でも仕入れたんですか?」
H 「へぇ…フィリップがねぇ^^ んで、何で怪死って断定できたんだい?」
K 「いや、要するにどうやってあんなところに落ちることが出来たかが分からないんですよ。」
H

「いやいや、橋から落ちて全身打撲、骨ばらばらなんて昨今珍しくないからさ」

K

「橋?リー社長は橋から落ちたんじゃないですよ。橋に落ちたんです。欄干の柱が腹部を貫通してたそうです。」

H

「あれ?そうだったっけ?」としらばっくれます。

K

「飛行機から突き落とされたんじゃないかって話ですが、該当する飛行機も無いみたいだし。全身の骨が砕けてたのはボディーガードの・・・名前は忘れたけど、ボディーガードの方ですよ。ボディーガードの方も、飛行機から落ちた以外考えられない状態らしいです。で、なんで一月も前の事件を調査してるんです?やっぱり新しい情報をつかんだんですね?」

H

「ネタはみんなのものだろ? ボクの知ってる情報はいつも流してるじゃないか」とにっこり
「じゃぁさ、それの事件の検視官だれだった? よかったらおしえてくれないかなぁ」

K

「検死官・・・検死官は・・・確か・・・コール・・・コール博士って言われてたような。」

P 「ところで私も2.3質問があるのだが」
K

「はい。なんでしょう?」

P 「まず、ウィリアム・リーと失踪したホールデン弁護士に、何か繋がりはなかったか知らないか?」
K

「ホールデン弁護士?そりゃまたいきなりな話ですね。ちょっと僕には分かりかねますが・・・もしかして二つの事件に関連性が?」

P 「関連性があるかどうか私も分からないから聞いてみたんだが…」
H

手帳に『企業がらみの連続殺人かもよ?』と走り書きし、ちらりとフィリップに見せます。

K

「う〜ん、そうですね。ホールデン弁護士の秘書に聞いたらそれまで扱っていた検案を教えてくれないですかね?それにしてもなんでそこに関連を見出したんです?教えてくださいよ。いつも協力してるじゃないですか。」

P 「良ければ、秘書の連絡先を教えてくれないか」
K

「連絡先・・・連絡先を教えたら、なんで関連性を見出したか教えてくれますか?」

P 「ホントに関連してたら、その時の教えるよ」
K

「まったく。いつもそれだ。ちょっと待ってくださいよ。」
しばらくして弁護士の事務所の住所と電話番号を教えてくれます。
「まだ秘書は事務所に出ているはずですよ。いつ帰ってくるかも分からないですからね。」

P 「ありがとう、フィリップ」
K

「今度新しいライカ見せてくださいね。」

P 「いいとも、また今度な」
H にやにやしながら、「じゃ、未来のトップ記者にこれを…」と紙切れに電話番号を走り書きし、渡します。
「また来るから」

K なんの電話番号ですか?
H 最近出来た、あいまい宿(笑
K え?どこですか?
H あいまい宿=売春宿 要はでまかせの電話番号です
K 了解
J ((遺体のポケットには彼に工場を売りたいという違法な取引を望む文章が書かれた紙が入っていた。)(詳細は・・・?))
H と言うところで、新聞社を後にします
K ピーターも出ますか?
P はい
K ジョナサン・・・・・・(笑)
では新聞社を出ました(笑)。

キーパーの独り言
 ジョナサンはこの場にいないので、厳密には意見を挟むことは出来ないのですが、この程度なら化夢宇留仁はむしろ歓迎です。
なにより全員で参加していると思えるゲームにしたいですし。

 ゲームの展開ポイントを押さえるピーター、雰囲気重視のヒルディ、なにも見逃さないジョナサン。
みなさんそろそろゲーム世界に馴染んできて、それぞれのキャラも起ってきた感があります。
こうなってくると、キーパーをやっていてもとても楽しいです♪
それにしてもジョナサンの指摘はなぜ無視されてしまったんだろう(笑)?


K それからどうしましょ?今11時くらいです。
今日も曇り空です。
H 「どっちを先に廻る?」とピーターに問います
弁護士か検視官か
P うーん…
「二手に分かれるというのでは?」
H 「ウィ」と二手に分かれる案を承諾します。「で、君は?」
K バラバラじゃ〜〜〜〜(笑)
P 「私は弁護士の方が気になるのだが」
H 「了解! じゃ、ボクは検視官のほうを…」
K ではまず。ピーターはその住所に向かう?電話を掛ける?
P まず、電話を
K 了解。では、ヒルディはどうしますか?
H 検視官の詳しい情報を聞いていないのを思い出して、住所を聞き出しに新聞社へ。その後、検視官の方に直接向かいます。
K 聞いてみたのですが、新聞社でも名前しか把握していないようでした。要するに「コール博士」しか分からないようです。
H では、ピーターの後を追い、合流します
K そうですか(笑)

キーパーの独り言
 ここでは医者のことなら彼なら知っているかもと、ジョナサンにコール博士のことを聞いてもらって自然に合流を目論んでいましたが、見事に失敗(笑)。


K

ではピーターは電話を掛けます。出たのはツヤっぽい低音の女の声です。
「ホールデン法律事務所です。」

P 氏素性を明かして、失踪事件の取材でアポを取りたい旨を伝えます。
K

しばらく考えるような沈黙があり、答えが返ってきます。
「分かりました。それではお待ちしています。」
そこに合流するヒルディ。
ちなみに電話は新聞社のものを使っています(笑)

H 検視官のほうは空振りで、ピーターについていく事を伝えます
P 了解。と言う事で、ヒルディと連れ立って弁護士事務所に向かいます。
K

では件の住所へ向かいます。
二人は車とバイクで移動してるのかな?それともバスかタクシー?

H ピーターがバイクに乗っているなら、タンデムで
P いや、タンデムは無理です(笑)
H ああ(汗

キーパーの独り言
 ピーターのバイクはトライアンフ・モデルP。
1926年に初期型が2万台限定で発売され、大人気で生産が追いつかないくらいだったそうです。
見かけによらずエンジンは500ccと大容量で、現在の同容量のエンジンとは比べ物にならないでしょうが、なかなかパワフルです。
 荷台があるのにヒルディを乗せられなかったのは、荷台にカメラをはじめとする仕事道具を積んでいる設定だったからでした。


H では、ヒルディは住所を頼りに、近ければバスで
P よければ、ヒルディの車で。
H 了解
では、車で移動でお願いします>keeper
K 了解。では二人とも<ナビゲート>(笑)
H ああ(汗
67>失敗
P 93>失敗
K 近いはずなのですが、迷ってしまって2時間かかってたどり着きました。
アポから30分は遅れてますね。
P 近いんだったら、タクシーで行けば良かった
K 申し訳ないですが、手遅れです(笑)

キーパーの独り言
 「クトゥルフの呼び声」は、<図書館>をはじめ、行為完了に時間がかかる判定が、比較的多いゲームだと思います。
サイコロ1回振ったら3日過ぎていた、というのもよくある話です(笑)。
 ここではキーパーが思っていた距離と、プレイヤーが想像していた距離に差があり、ピーターのプレイヤーが不満を感じる結果になってしまいました。
 ある程度以上ゲーム内時間がかかる判定を行う場合は、あらかじめおそらくこのくらいはかかるだろう予想をプレイヤーに告げておくべきでしょう。
地味なところですが、プレイヤーは予想以上にゲーム内時間を使ってしまったりすると、すごく損したような気分になるものです。
そう言う化夢宇留仁も、上記の通りの結果になっているのですが(そしてこの後も度々あります/汗)。


H ともあれ、到着……
K ニュー・ビジネスビルの客用駐車場に車を停めました。これは地上にあります。
8階の事務所の前までやってきました。
ビルも結構いい場所にあるし、調度も豪華な感じです。
P 早速弁護士事務所に入りましょう。時間に遅れた事を謝りつつ。
H アポを取ったのはピーターなので、彼の後ろで神妙にしています。
K 出てきた秘書は「すみません。道順をお教えしておくべきでした。」と言い、二人をソファへ誘導します。
「コーヒーでよろしいですか?」
応接室の調度も品よくまとめられていて、いかにもやり手弁護士の事務所っぽいです。

P 「ああ、お構いなく」
H 「お気遣い無く…」といいながら、周囲を見渡しています
K この辺はビジネス街で、8階からの眺めはなかなかのものですね。
コーヒーをそれぞれの前に置きつつ、「取材と言うことでしたが、なにか進展があったのでしょうか?」
彼女も向かいのソファに座って、高く足を組んで聞く体勢です。
まるで彼女が弁護士のようです。
H ピーターの方をちら…言葉をそくすように。
P 「我々は警察ではないので捜査の進展に関しては分かりませんが、少し確認させていただきたい事がありまして。」
K 「はい。どうぞご質問を。」実に落ち着いた女です。
H 手帳を取り出し、だまって二人の会話をメモしだします。
P 「何から聞こうか…まず、ホールデン氏の失踪に関して、何か思い当たる事はありませんか?」
K 「思い当たること・・・警察にも話しましたが、職業柄、味方も出来れば敵も出来ます。でも誘拐されるような覚えは無いですね。」
P 「ホールデン氏自らの意思での失踪と言う可能性は?」
K 「私の見た限りでは、仕事も順調でしたし、今とりかかっている仕事もやりがいを感じてたようで、失踪なんて考えられないですね。」
P 「なるほど、では最近関わっていた仕事でなにかかわったことはありませんでしたか?」
K 「特には。どの仕事もうまくいってましたわ。最も今関わっていた仕事はさっき断りましたけど。」
P 「ホールデン氏は、地下駐車場まではエレベーターで?」
K 「その筈です。なにか誘拐の手口に心当たりがおありなのかしら?」
P 「いいえ、全く。聞ける事は聞いておこうと思いまして。」
K 「そうですか。他には?」
彼女も新しい情報が聞けるのを期待していたのか、少し残念そうですね。
P 「その、貴方がお聞きになった“合図の口笛の様な音”のことを詳しく聞かせていただけますか?」
残念そうな素振りには気が付かない顔で。
K 「指を口に入れて出すような、大きな音の口笛だったように思います。あれが誘拐の合図だったと思っています。」
P 「ホールデン氏がここを出られて、どの位後の事ですか?」
K 「5分くらいかしら?ここは地下駐車場に入る前にいったん外に出ないといけないので、その時狙われたんだと思います。」
P 外とはどういうルートか分かりますか?>キーパー
K 今通ってきた正面入り口からいったん出て、地下駐車場入り口に入り直さなければならないようです。
P 了解。
K 「恨まれることもあります。そういう仕事ですから。有能な弁護士の場合はそれが他より顕著かもしれません。でも誘拐して、それから身代金の要求もないし・・・・私ももうしばらくしたらここを出ていくつもりです。先生がいないんじゃ仕事になりませんものね。」そう言ってため息をつきます。
なんだか彼女だけでも仕事になりそうな気配もあります(笑)。
P ヒルディの出番では?(笑)
H ん? ブロンドが見事すぎて、気後れしてます(笑
P 「つかぬ事をお聞きしますが、ウィリアム・リー氏関連の訴訟は扱っておられませんでしたか?」
K そういう聞き方するか(笑)

キーパーの独り言
 実はキーパーは、この弁護士事務所がここ数ヶ月に扱った仕事のリストを作っていたのです。
それを提示して、その中にウィリアム・リーに関連する仕事が混じっているのをプレイヤーが見つけて・・・というミステリアスな展開を予定していたのですが、そのまんまな質問をされてしまったので、リストを出す機会が無くなりました(泣)。
プレイヤーからすれば、この聞き方の方が手っ取り早いので、当然の結果ですね(笑)。


K 「ウィリアム・リー・・・2月に先生が勝利に導いた訴状に関する依頼人ですわ。確か一月前に亡くなられたとか。」
P 「それに関して、トラブルとかは?」
K 「特にトラブルというのはありませんでしたが、敗訴された方はやはり恨んでおられたようですわ。いつものことですけど。」
P 「差し支えない範囲で良いので、その訴訟に関する事を教えていただけませんか?」
K なにやら書類を出してきます。
「ウィリアム・リー氏は最近この辺に進出された自動車部品製造業を生業にされていた方で、華僑のバックアップと人件費の安さを武器に、フォード社との新規契約を望まれていました。契約は成立したのですが、それまで独占契約していた会社の方から違法な契約破棄だという告訴がありまして、リー氏は先生を雇って裁判で戦われました。結果は先生の、いえリー氏の勝利で、今期の独占契約は正式にリー氏のフェニックス社のものになりました。もしかしてそれで敗訴された社長が?なにか情報をつかんでるんですか?」
P 「情報を掴んでるかも知れないし、何も知らないかも知れない。可能性の問題です。念のためその競争相手の事を教えて下さい。資料があればそれでも。」
K 「なるほど。では敗訴された方の情報をお教えします。なにか分かりましたら連絡をいただけますね?」
P 「勿論。」
K 資料を渡されます。
モーリス工業ポール・モーリス社長。
ボストンのチャールズ川沿いの工業地帯に工場を持っています。
家は郊外の高級住宅地です。
その他連絡先なども記されています。
「お願いします。」
P 「ところで、モーリス工業に関して警察は何か聞いてきましたか?」
K 「いえ、なにも。なにしろ恨みを買う心当たりはたくさんありますし、まだ誘拐と決まったわけでもないので。」
P 「分かりました」
K では事務所を出ました。
これからどうしますか?
P では、遅い昼食を。
H ピーターと連れ立って、近くのカフェで先ほどの情報と今後の行き先を検討します
K では二人は近所のカフェでランチをとります。
そこに行くまでに、古風な建物の前を通過します。
H なにげなく眼をやります<建物
K 確か「銀の黄昏錬金術会」とかいうのが買い取った建物ですね。
以上(笑)。
P なんか見た事あるような…(笑)
H 「銀の黄昏錬金術会」…聞き覚えが…思い出せない(笑

キーパーの独り言
 例によって次のシナリオの振りで、建物だけの登場です(笑)。


K

ここからはジョナサンの病院も歩いて行ける距離です。

H 「あ…」とポケットを探り……
「アスピリン…切れた…」と呟きます
K

アスピリン(笑)

H (いつも、アスピリンを持ち歩いてると言う設定で^^;)
K

了解(笑)

H ジョナサンの病院が近くにあることに気づき、ピーターを誘って病院にいくことを提案します
P では、ランチを食べてから(笑)。
K

ではジョナサンの病院で、これまた遅い昼食をとっていたジョナサンに会います。
あ、隣だから家に食べに帰ってるか。
ジョナサンは午後からは特に仕事の予定無しです(笑)。
今15時くらいです。

J 昼はサンドイッチです、時間がないので
H とりあえず、窓口でアスピリンを欲しいと伝え、呼び出されるまで病院の待合室で待っています
K

アスピリンを手に入れた!

J まてい

K どうぞ>ジョナサン(笑)
J 「だーめだめだめ、飲兵衛にアスピリンなんて!」
アスピリンを取り上げた!
K ヒルディはアスピリンを取り上げられた!
H 「あああああ…Dr……弱い酒でも酔っ払える特効薬なのに…」
J 「胃に穴開くし、肝臓傷める。死ぬぞ!ほんとにもうっ」
H 悲しそうな顔でジョナサンを見つめます…「だめ?」
J 「だーめっ!」
K ちうところで、今夜はお開きですかね。ジョナサンの活躍シーンがアスピリン取り上げるだけになってしまいましたが(笑)

キーパーの独り言
 最後のやり取りは、ジョナサンにもドラクエ風表現を返してもらい、爆笑してました(笑)。

第6回セッション終了

 


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