君ならどうする・食糧問題
社会思想社/1987年4月30日初版
M・アラビー著/河合良・近藤和子訳
パラグラフ数 500

 絶大な権力を持った一国の元首となって、自国の食糧問題に取り組むパラグラフブック。
最初に地球のどの辺りのどんな国なのかが決まり、その国の状況が説明されて、食糧問題に取り組んでゆくことになる。
ランダム要素はコイントスで決定するが、それも最初だけで、ほとんどは政策を出してはその結果が出るという単純なシステム。
しかしパラグラフ構造は工夫してあって、食糧問題が様々な政策や諸外国との国交に影響してゆく様が描かれ、飽きずに楽しむことが出来る。
地味なテーマなので敬遠されがちだと思うのだが、なかなかの作品だと思う。


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