SHADOWRUNとはなんだ?

SHADOWRUNは、米FASA社が出版しているTRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)です。
日本では富士見書房から翻訳がでています。

SHADOWRUNの特徴としては、サイバーパンクであることと、同時にファンタジーでもあることでしょう。
プレイヤーキャラクターは、2050年代の退廃しかつファンタジックな世界で、危険な仕事を生業にする市民ナンバーを持たない影の存在、シャドウランナーとして、生きて行きます。

サイバーパンクは分かるが、なぜファンタジー?
SHADOWRUNの世界では、ある日を境に伝説でしか伝わっていなかった数々の生物が、現実の物として次々と姿を現しました。ハーピー、コカトリス、ドラゴン!その他にも様々なモンスターが!
同時に人間達の中でも変化が起こりました。オークやトロールに変化する者や、エルフを産み落としたりする者が現れたのです。
更に世界には魔法が復活しました。奇跡として知られていた力が言葉通り力を持つようになったのです。
この大異変の後、しばらく世界は混乱をきわめていました。

ゲームの舞台になるのはその数十年後、混乱がなんとか収まり、人々がその現実を受け入れて生活している2050年代です。

サイバーパンクもよくわからんぞ!
これの定義には、一大ブームだった80年代後半にもみんな困ってました。
とりあえずSHADOWRUNにおいては、人々がその身体にサイバーパーツを埋め込んで機能アップをはかっており、コンピュータとダイレクトに繋がることで、電脳世界(マトリクス)を闊歩できて、世界は退廃化が進んでおり、街は犯罪とドラッグが蔓延している・・・という雰囲気だけつかんでおけば、一応なんとかなるでしょう。多分。

ルールから見るシャドウランの特徴は、カタルシスと描写を産む見事なシステムにつきます。
SHADOWRUNの世界では、ことゲーム中で行う行為に関してはほぼ全てに、詳細なルールが設定されており、しかもそのどれもがサイコロを握る手が震えるような、カタルシスを産むシステムになっています。
特に戦闘ルールにおいては、銃撃の快感を満喫できる仕様になっています。その分撃たれる身にはたまったモノではありませんが。
魔法ルールもこれだけで立派に他のファンタジーRPGに対抗できるのでは?というほど多彩かつ強力なものがそろっています。
ほかにもマトリクスでの情報収集、マトリクス戦闘など、電脳世界をビジュアルに描写できるルールが用意されており、どれをとっても隙のないボリューム。
また各種の改造ルールは、お金を使う楽しみと、自分だけの装備をそろえる満足感を与えてくれます。
やっぱりお金は使い道がないとつまらないですからね。

で、シャドウランナーとは何者かというと、市民達がシン(SIN)ナンバーと呼ばれるIDを持っており、国家または企業に管理されている世界において、わざとシンを持たないことで(持ってるランナーも実はいるけど)痕跡を残さず、汚く危険な仕事を引き受けている者達です。
ランナー達それぞれの目的は違えど、真に自分の道を切り開いている者と言うことでは似たものどうしかも知れません。

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