鐘楼とドラゴン


ペインター(油彩)、一部フォトショップ。
 お〜もり様の依頼により、ゲームブックの表紙用イラストとして作成。
画面は印刷範囲でトリミングしたもの。

 ゲームブックのハイライトシーンを描画したもので、最初はそのシーンの描写を参考に3つのラフを描いた。

  

 陽が沈み欠けており、鐘楼が見えて後ろに壊れた像があるという条件。
このラフで 天井が壊れているのも入れるのも決まり、それらを鑑みた上で読者である主人公の視点を意識した4つ目を描いた。

見にくいが丸い物が転がっているのは水晶玉である。

 


 ここでドラゴンの具体的イメージを教えてもらい、何度か修正してだいたいデザインが固まった。
左のラフは少々太らせすぎたもので、下絵を描くときにダイエットさせている。

 


 下絵を描く。
床が寂しかったので、たるませた敷物を配置。
壁にあるマークは龍の紋章で、フォトショップでそれっぽいのを描いて貼り付けている。

 鐘は太いロープで繋がれており、それを巻き上げ機(見えていない)で巻くと鐘が揺れて音が鳴るという設定を勝手にでっちあげた。


 その後はひたすら色を塗り、暫定完成したものがこれ。
この画像は印刷範囲でトリミングしていない。
 まだ床が寂しかったのだが、入り口のドアが壊されているという描写があったのを思い出して描き加えた。

 鐘の色が派手で馴染んでいなかったのでフォトショップで修正している。

 これで完成かと思いきや、翼をもっとコウモリっぽくという注文が。
言われてみればお〜もりさんの描いたドラゴンのイメージはコウモリっぽい翼だった。
それと転がっている水晶玉をもっと大きくという注文も。

 それらを修正したのが一番上の完成画像である。

 実は完成後に2箇所変なところが目についたので、印刷時には修正する予定(※2005年11月12日修正済み)。

実物大の一部