ハムナプトラ
失われた砂漠の都

 王の愛人を横取りし、究極の刑ホムダイに処されたイムホテップが眠る失われた都ハムナプトラ。
その禁断の棺を開けた時、大いなる呪いによってイムホテップが蘇り、エジプトに10の災いをもたらす・・・。

 今更感バッチリだが、今日初めて観た(笑)。
古典ホラー「ミイラ再生」のリメイクらしいが、多分ほとんど跡形も残っていないだろう。なにしろ本作はCGIを駆使したアクション巨編に仕上がっているのだ。
 で、なかなか面白かった。
内容らしい内容はこれと言って無いのだが、実にテンポがよく、最初から最後まで退屈しないで観れる。
いわゆるよく出来た典型的アメリカ映画である。
 主役のブレンダン・フレイザーは、化夢宇留仁は先に観た「悪いことしましョ!」の七変化が印象的だったが、この映画では自信満々のアクションヒーローを演じている。
これはこれでまたいい感じだったが、笑うと不細工なのは同じだった(笑)。
 制作年は1999年だが、古い割にCGIはよく出来ていて、特に人物との合成は見事な仕上がり。
何も考えずにアクションとCGIを鑑賞するのが、この作品の正しい楽しみ方だ。

20060204



ソフィーの世界

 14歳の少女ソフィーは、不思議な手紙を受け取ったのをきっかけに、案内人の誘いで時空を越えた哲学の旅に出る。
また自分とよく似たヒルデという少女の存在と、世界を作ったという「少佐」の存在を知り、やがて自分の存在の秘密を知ることに・・・。

 有名な哲学ファンタジーの映画化。
原作は読んでいないのだが、噂によると分厚い本らしい。
映画の方は雰囲気重視で本格的な内容は想像に任せるという感じで、少々肩すかしに感じた。
もう少し象徴表現を使用し、映像と哲学思想につながりを持たせていれば映画独特の面白さが出せたと思うのだが、歴史上の哲学者達もあくまで顔見せという感じで、それぞれの思想にまで踏み込んでいないのが歯がゆい。
哲学の入門のための素材としては悪くないと思うのだが。
 またラストはストレートすぎてがっかりしてしまった。
もう一ひねり欲しいところだ。
原作では曖昧になっているらしいのだが。
 総じてはまあ楽しめないこともなかったが、「狼の血族」や「ミツバチのささやき」並の映像表現を期待していたので、ちょっと首を傾げる結果になった。

20060204



ラブ&ポップ

 16歳の女子高生である裕美は、友達と一緒になんとなく日々を送っている。
ある日みんなで水着を買いに行った時に寄った宝石店で見つけたトパーズの指輪がどうしても欲しくなり、今日中に手に入れる決意をする。
援助交際を重ねてお金を作ろうとする裕美だが・・・。

 村上龍の原作を庵野秀明が映画化。
なかなか面白かった。
広角レンズを多用した8mmフィルムのようなざらついた画面は、なかなか雰囲気を出していて面白い。
女子高生の視点が見事に描かれている脚本と演出、そして演技もいい。
しかし「現在」を描いた作品なので、10年近く経った今では古さを感じるところも。
 キャストは意外に豪華な顔ぶれ。
それにしても女子高生の1人に扮している仲間由紀恵が若い!
 またこれも意外だったが、この作品の録音はなかなかよく出来ていて、街の空気や店の中の人いきれ、そして思考内の言葉などが効果的に録音されている。
観るなら絶対サラウンド環境を用意したい映画である。

20060205



ジュラシック パーク3

 少年が今は閉鎖されているジュラシック・パークのあった島で行方不明になってしまった。
彼の両親は離婚寸前の状態だったが、とにかく息子を捜し出そうと、古生物学者グラントに研究資金の協力を条件に件の島を案内させる。
しかし飛行機が墜落し、自分たちも遭難してしまう・・・。

 面白いとは聞いてたけど、ほんとに面白かった。
まさに内容空っぽ超娯楽アメリカ映画の手本のような映画♪
サム・ニールの不吉な顔と、ウィリアム・メイシーの不幸な顔が並んでいるだけでも楽しい(笑)。
少年の母親がトム・クルーズが女装しているとしか思えないのは化夢宇留仁が変なのだろうか(汗)。

USJのジュラシックパークもこれの100分の1も面白かったらよかったのに・・・(汗)

20030219

 3回目くらい?
前々から3はそこそこ好き。
ロストワールドのところで書いたジュラシック・パークという夢の施設が出てこないのは同じなのだが、こっちは登場人物がそこそこは感情移入できるようにできているので、安心して観られるのが大きい。
それとウィリアム・メイシーは出てくるだけで楽しい(笑)
見どころはスピノサウルス大暴れ&衛星電話の呼び出し音がセットになっているのが面白いのと、霧の中で現れるプテラノドンがかっこいい。
思えば原作では1巻から出てくるプテラノドンがようやく映像化されたということでもある。

20210724(mixi日記より)
20210918

 



ギャラクシー・クエスト

 人気が無くて打ちきりになったSFテレビドラマが、後に再放送で人気を得、今や伝説となっていた。
当時の役者達は番組のマニアが集まるコンベンションで日銭を稼いでいる状態。
そこに妙な連中が彼らが必要だからぜひ来てくれと頼んでくる。
新しい仕事だと喜ぶ一行だが、それは大きな勘違いだった・・・。

  いや〜♪楽しかった♪
要するにスタートレックとトレッキーの関係のパロディーなのだが、スタートレックを知らなくても充分に楽しめるように出来ているのが素晴らしい。

シガニー・ウィバーまだいけるなあ(笑)。
にこやかな宇宙人達もいい味をだしていた♪

20030223



メン・イン・ブラック

 昔から秘密裏にエイリアンとコンタクトをとっているという噂のメン・イン・ブラックは実在していた!
しかも地球は多種多様なエイリアンが行き来し、地球人の姿で住みついている奴らも山ほどいたのだった!
・・・以上で内容のほとんどは説明し尽くしているかも(笑)。
とにかく色々なエイリアンが出てくるサービス過剰SFコメディ。

 どんなゴミ映画かと期待して観たら、意外と面白かった。だから面白かったのか(笑)?
ウィル・スミスは今のところこの映画が一番いいように思う。
ピカッのやりすぎでおかしくなりそうだった女医さんが素敵(笑)。

20030225



メン・イン・ブラック2

 地球のどこかにあるという「ザルタの光」を手に入れようと、邪悪なエイリアンが地球に集まってきていた。
本部を急襲されたMIBは組織的活動がとれなくなり、 エージェントJはザルタの光の在処を知るために、引退したエージェントKに会いに行く。
しかしエージェントKは今は田舎の郵便局長をしており、MIBの記憶も完全に失っていた・・・。

 あれあれこれがまた面白かったよ(汗)。
あれあれ?
前作の女医さんが出てこないのは残念だったが、本作のヒロインもなかなか可愛い。
相変わらずサービスの過剰っぷりは凄まじく、見所盛りだくさんで最後まで楽しめた。

20030226



007 私を愛したスパイ

 東西両陣営の原子力潜水艦が次々と行方不明に。
イギリス政府とソ連政府が珍しく手を組み、事件を調査することに。
ソ連の美人スパイであるアニヤと調査を開始するボンドだが、実は彼女の恋人を、そうと知らずに彼が手に掛けていた・・・。

 007シリーズのDVDが2500円という低価格で発売されたので、買ってきて観た。
ショーン・コネリーとティモシー・ダルトンはあらかた持ってるし。

 で・・・メチャメチャ面白かった!
昔に何度も観てるんだけど、いい感じに忘れてるし(笑)。
でかくて異常に金のかかったセット。タンカーのミニチュアは全長20メートル(汗)!
ロジャー・ムーアのとぼけた演技、脚本、演出、どれも最高!
ちなみにロータス・エスプリは、化夢宇留仁の手に入れたい車ナンバー1である(笑)。

20030228



バトルフィールド・アース

 エイリアンの攻撃によって地球人類は奴隷化され、その文明も滅び去った未来。
地球在任司令官は地球の猿(地球人である)の割には頭がいいジョニーを教育し、公金横領のために手足として使うことにした。
ところがジョニーは彼に一杯食わせ、地球人による反攻作戦を計画する・・・。

  つまんないだろうと思ってたらほんとにつまんなくて死にそうだったが(笑)、後半けっこう燃えたところも。
 原作はカルト教団の教祖様が書いた三文SF小説で(日本ではサンリオ文庫から出ていた)、そのカルトの信者であるジョン・トラボルタが大金をかけて映画化してしまったという曰く付きの作品でもある。
実にご都合主義な展開がいかにもそれっぽい。
それにしてもハリアーって操縦簡単なのね(笑)。

20030302



ザ・セル

 患者の精神世界へ入り込んで治療を行う研究を行っている心理学者キャサリン。
その彼女に、FBIから連続殺人犯の脳に入り込み、彼が拉致した女性の監禁場所を探り出すように依頼を受ける。
彼女の観た殺人犯の精神世界は、狂気に彩られた怖ろしい世界だった・・・。

 なかなか面白かったけど、日本人による衣装デザインがいかにもすぎて少し鼻についた。
精神世界の描写自体は凝りに凝ったもので面白いのだが、もう一つ奥行きが足らないような気がしたのはなぜだろう。
それに殺人鬼の精神世界より、普通の精神病の子供のそれの方が怖かったぞ(笑)。
  音はメインテーマがすごくよかった。

20030302


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