ヴィドック

 1830年のフランスはパリが舞台。
次々に少女を誘拐する謎の鏡の仮面の男の調査を行っていた名探偵ヴィドックが、仮面の男を追いつめながらも返り討ちにあってしまった。
ヴィドックのファンだった青年は、ヴィドックの助手と共に仮面の男の調査を続行するが・・・。

 けっこう面白かったっす♪
内容的にはクトゥルフ・バイ・ガスライトそのまんまだが、ノリ的にはフランス版怪人二十面相対明智小五郎(笑)。
江戸川乱歩少年探偵団シリーズならさしずめ「鏡仮面」とかいうタイトルがつくだろう(笑)。
 ただしスターウォーズに先駆けて使用された最新ビデオ撮影技術は解像度が足らなくて、効果を差し引いても少々シャギーが目立った。
 メイキングを見ると仮面の男のアクションは凄まじく、本編では様々な効果でその動きがもう一つ生かされていなかったのも少し残念だった。

20030521


小林サッカー

 かつて八百長試合に荷担して選手生命を断たれたファンは、少林寺拳法を世に広めたいと願う若者シンと出会い、彼らの力をサッカーに使えば強力なチームが作れると思いつく。
話に乗ったシンはかつての拳法仲間を呼び集めるが、みな生活に溺れてかつての力は残っていないかに見えた・・・。

 予想通りの内容で、面白かった。
それにしても香港映画界は超ブサイクでかっちょいい俳優がそろってて羨ましい(笑)。
ちょっと余計なシーンが多すぎて、だれるところがあるのは残念。
また恋愛に関係するシーンは、脚本演出共に幼稚な上に下手くそでほとんど意味不明になっている。

 ところで「バイオハザード」「ヴィドック」「小林サッカー」で偶然DTS3連発になったが、3つの中でバイオハザードが一番よかった。

20030521


U.M.A.レイク・プラシッド

 メイン州北部の湖で、男が胴体を真っ二つに食いちぎられる事件が。
調査を行う古生物学者のケリーらは、これが体長10メートルもの巨大ワニの仕業だと突き止め、捕獲作戦を開始する。

 なぜかこれもDTS収録だった。全然効果的じゃなかったけど(笑)。
この映画はパッケージを見ても分かるとおり、ジョーズ系列のダメダメパクリ作品だが、全長10mのワニの造形とCGIは素晴らしかった。もはや芸術の域。
 関係ないけど最近ハリー・ポッターのハグリッド役の役者がよく目につく。
アンドリューにも出てたし、最近の007にも出てたし、エグゼクティブ・デシジョンにも出てたし、そして今回のU.M.A.にも出てた(笑)。
似ているだけの人も混じっていそうだが(汗)。

20030521


地獄の黙示録(完全版)

 1960年代末のヴェトナム。
部隊を脱走し、ジャングルの奥地で王国を築いたとされるカーツ大佐を暗殺する命令を受けたウィラード大尉は、王国を目指してナング河を溯る。
王国までの道中様々な狂気を目の当たりにし、やがてカーツ大佐に出会った大尉の行動は・・・。

 面白い。
ただでさえ大作なのが完全版では49分も追加されて200分を越す超大作となってるが、その長丁場を飽きさせない。
マーロン・ブランドはメチャメチャかっこいいし。
信じられないくらい大規模なセットや、照明、音もいかす。
勿論攻撃ヘリによる例のシーンはかっこよすぎるし。
ドラマといえる部分は全然無いのがまたすごかった(笑)。

20030525


修羅雪姫

 暗殺集団・建御雷家で育った雪は、これまで殺人マシーンとして生きてきた。
しかし母の死の真相を知った彼女は初めて組織に疑問を感じて脱走。
やがて反政府グループの隆と知り合い、今まで知らなかった感情を覚えるのだが・・・。

 釈由美子主演のリメイク版。
最近の日本映画でありがちな、青いフィルターをバリバリにかけた安っぽい画。
なんか10年前の自主製作映画みたいで、懐かしい感じだった(笑)。
ストーリーもありきたりで、釈由美子の演技もよろしくない。
アクションもこれと言って見るものもなく、どうもグダグダ。
まあ今は女優としてそれなりの力を持っている釈由美子が注目されるきっかけになった作品としては価値があるのだろうと思う。

20030525


ザ・ロック

 脱獄不可能で有名な刑務所があったことで有名なアルカトラズ島に、奪った神経ガスを持ち込んだテロリスト達が、観光客を人質にしてたてこもった。
FBIは化学兵器のスペシャリストと、33年前アルカトラズ島を脱獄した男を送り込む。
残された時間は40時間しかない・・・。

 なかなか面白かった。
しかしショーン・コネリーが元英国諜報部員で、多数の海兵隊もものともしない超人という設定があんまりで・・・(笑)。
どうやらネバー・セイ・ネバー・アゲインの後、彼はあるマイクロフィルムを盗んでカナダ国境で捕まり、ず〜っと幽閉されていたらしいぞ(笑)。

マイケル・ビーンはもはや存在そのものが懐かしい(笑)。
本作にも米国海兵隊の役で出てきたが、やっぱりさっさとぶち殺されて「哀愁の海兵隊長」って感じだった(笑)。

20030327


ほしのこえ

 長峰美加子と寺尾昇は仲の良い同級生だが、美加子は国連宇宙軍の選抜に選ばれて地球を後にした。
地球と宇宙に引き裂かれたふたりは携帯のメールで連絡を取り続けるが、その距離はどんどんと開いて行き、メールがたどり着くまでの時間も延びてゆく・・・。

 多分声優アフレコ版だと思う。
予想していたより脚本の出来が良くて、けっこう泣ける作品だった。
携帯メールが生活に浸透していることを実感。
 個人によってMac1台で作られたらしいが、まったく大したものである。

20030602


ジュラシック パーク

 恐竜の血を吸った蚊の化石から恐竜のDNAを取りだし、クローン恐竜を作る。
この方法で集めた恐竜たちにより、「ジュラシックパーク」というテーマパークが完成。
誇らしげに園内を案内する責任者ハモンドだが、 彼は恐竜たちと自然の力を過小評価していた・・・。

 そこそこ面白いんだけど、せっかくだから前半は完全に機能している状態のジュラシック・パークをゆっくり見せてくれたらよかったのに。ドラえもんの映画みたいに最初は観光気分を満喫するの(笑)。
 最後の方の象徴的な画面が続くところはなかなか笑えて楽しい。
デジタル表示が投影された恐竜とか(しかもひょいってな感じで投影状態から抜け出る。)、T・レックスの化石標本を生きてるT・レックスがぶち壊したり、しまいには決めポーズをしてるところで「ジュラシック・パーク」の旗が落ちてきたり・・・「これがほんまのジュラシック・パークじゃい!」ってな感じなのでしょうが、実に笑える。
しかし脚本的にはほぼどうでもいいと言える内容だったなあ。
メチャメチャ不吉なおっさんと、メチャメチャ蠅なおっさんが並んでいる画は愉快(笑)。

20030602

 原作を読んだので、この機会に見直してみた。3〜4回目?
意外にも原作を読んだあとの方が今まで観たときよりも面白く感じた。
なにより原作で出てきたセットや描写が超大作映画ならではの力技で完全再現されているのが興味深いし、サスペンスシーンになると原作にはなかったスピルバーグならではの演出(コップの水の波紋とか)が炸裂するのもいい。
また原作ではT・レックスにひたすら追いかけられてえらい目にあったりプテラノドンに狙われたりしてこれまたえらい目にあったりしているのはすっぱりカットされて、最後近くではラプトルに追いかけ回されるシーンが追加されているのだが、キッチンのシーンをはじめとしてそのへんはスピルバーグの真骨頂な演出で楽しませてくれる。
原作と映画を併せて見ると、どちらもメディアに合わせた工夫が凝らされているのに気づき、そういう部分が付加価値として楽しめた。
しかし・・・原作で24歳のピチピチギャル(笑)だったエリーがおばさんになっているのは残念。
スピルバーグってピチピチギャル嫌いだよね。
トランスフォーマーのミーガン・フォックスもクビにしちゃったし。

20210723(mixi日記より)
20210918

 


ロストワールド
ジュラシック パーク2

 恐竜飼育用の島であるサイトBに台風が直撃。
ジュラシック・パークを運営するインジェン社の社長ルドローは、内地サンディエゴでのパーク開園を目指してサイトBでの恐竜捕獲を計画する。
一方それを阻止しようと前代表ハモンドは妨害するメンバーをサイトBに送り込む・・・。

 続いて「ロスト・ワールド」も観る。こっちは初めて見たんだけど、なんともどうでもいい内容だった。
特に化夢宇留仁の嫌いな「馬鹿な大人の軽率な行動によるピンチ」が目白押しで、むしろ登場人物の死を願ったりして・・・(汗)。
ほんと最近スピルバーグの映画で面白いの観たことないな(汗)。
化夢宇留仁が観た中では「激突」が一番面白くて、「ジョーズ」が2番目に面白かった・・・・なんかどんどん面白くなくなってるんじゃ・・・(汗汗)

20030602

 これは昔見てあまりに面白くなかったのでそれ以来一度も観ていなかったので全然覚えがなかった。
で、再見した結果・・・・・・やっぱり全然面白くなかった(汗)
思うにジュラシック・パークの魅力は恐竜じゃなくて文字通りジュラシック・パークという企画が夢にあふれているからで、本作は単に恐竜が生き残っている島でドンパチやるだけなのでそのへんのロマンが全然無い。
脚本もひどい。登場人物全員死んでほしい(汗)
トレーラー落ちそうアクションは見どころではあるけど恐竜と関係ない(汗)
アメリカ上陸は蛇足感バリバリで、どうせなら最初からそれで通せばよかったのに。
そしてだめ続編には必ず出てくるジュリアン・ムーア(笑)
もう2度と観ません(笑)

20210723(mixi日記より)
20210918

 


愛しのローズマリー

 超面食いのハルは、自己精神治療師に催眠術をかけられ、女性の心の美しさがそのまま外見として見えるようになってしまう。
彼はローズマリーという美しくセクシーな女性に出会って一目惚れするが、実は彼女は体重136キロだった・・・。

 グゥィネス・パルトロウが死ぬほどエロくて可愛くて、なかなか切ないいい感じの映画だった。
なにより観客は分かってるのに、キャラクターは分からずにすれちがいが生じてイライラするのが少なくて助かった。
しかし心の美しい女性=ボランティアという思考はどうにかしてほしい。
バリバリ働いているキャリアウーマンにだって、心の美しい人もいるだろう。
また通常の範囲を越えて太ったり痩せたりしている人は、心か身体の病気のようにも思うのだが・・・。

20030603


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