うどん

化夢宇留仁は麺類がなんでも好きで、ほぼ麺を食べない日はないと言っていい。
そんな化夢宇留仁が気に入っているうどんは乾麺の細目のうどん。
腰が強くて喉越しもいい。
夏場によく冷やして生醤油ですすったりした日にゃ・・・


麺を選ぶ

乾麺のうどんは意外にたくさんの種類がある。特に太さにバリエーションがあって、中には冷や麦と間違えそうなものもある。
化夢宇留仁が好きなのは薄さ約2mm、幅約5mmの平べったいやつ。メーカーに特にこだわりはないが、小麦は国内産を使用しているのが望ましい。あとは表面 がつるつるしてるのを選ぶ。
讃岐うどんに代表される細目のうどんはつるつる感と腰が命。いくつか試してこれというものを決めておくと楽。


茹でる

鍋にお湯を沸騰させて、麺を入れる。この辺の細かい部分はほとんどスパゲティと同じなので、そちらも参照してほしい。でも茹で汁に塩はいらない。
例外もあるけど、乾麺のうどんにはあらかじめ塩がたくさんはいっているのだ。塩辛いうどんはいただけない。

うどんを茹でるときに気をつけることは、ふきこぼれさせないということ。そのためによく差し水をするように指示があったりするが、これも化夢宇留仁の経験からするといただけない。
どちらにしてもお湯の温度が著しく下がってしまい、麺の表面のつるつる感と、ゆだってゆく進行具合に狂いが生じる。

ではどうするかというと、麺を入れたら再沸騰するまで待つ。麺を入れた直後はかき混ぜるが、ここではじっと我慢する。下手にいじるとまた温度が下がってしまう。
沸騰してきたら火を弱めて、ふきこぼれそうになったらかき混ぜ、また火加減を調節。要はつきっきりである。
茹で時間は約10分。そんな長い間見ておれないと思うかもしれないが、慣れてくればふきこぼれない火加減が分かってくるので、たまに見ればいいようになる。

安定して沸騰状態が続くようになったらたまにかき混ぜてやる。この時鍋の底に引っかかりを感じたら、麺がくっついている証拠なので、コリコリと取ってやる。麺には楽しく鍋の中で泳いでもらわないといけない。


茹で上がり

茹で上がったら急いで網に開けよう。そして冷水にさらす。たとえ温かいうどんを食べる予定でもいったんさらす。これをしないと腰が生きてこないのだ。

さっと洗ったら水はジャージャー流したままで、よく揉み洗いする。ぐいぐいと力を入れて揉むことで、腰が生まれてくるのだ。

いよいよ出来上がり。冷たいうどんを食べるなら水を切って器へ。切りすぎると乾燥してしまうので注意。

温かいうどんを食べるなら、あらかじめ沸かしておいたお湯をかけるか、麺をくぐらせるかして、器へ。そのうえに出汁とかをかけることになる。
冷水で洗っているから麺は当然冷えている。お湯でさっと暖めてやらないと、生ぬ るいうどんを食べる羽目になる。ただしここでもたもたしているとあっという間にのびてしまうので、あくまで手早く行う。

焼きうどんを作る場合も同様である。やはりいったん冷水でもみ洗いする。ただしよく炒めるつもりなら、お湯にくぐらせる必要はない。


意外に手間のかかるうどんのレシピでした。ただし手間の分の美味しさは保証します。
温かいうどんを作るときは、茹で汁と、暖め用と、出汁とで合計3つの鍋やポットが必要になりますが、暖め用のお湯は沸騰している必要はないので、あらかじめ沸かしておけば楽です。


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