Ditails
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超光速ジャンプドライブには,同じくGASBUG社製のJDU-A4Mk5569が4基装備されており,最大4パーセクのジャンプ航行が可能である。これにより帝国海軍の殆どの主力艦艇と戦略的に行動を共にすることができる。パワープラントとのシステム上の構成バランスも良く,ジャンプ誤差の標準偏差は,帝国海軍の定める艦隊起動要綱の1/3以下に収まっている。また,その低メンテナンス性にも定評がある。特に高価な大型艦用ジャンプコイルの寿命が,艦隊平均の1.5倍程度にまで延命化されたため,艦隊の技術陣からも高い評価を得ている。 |
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通常ドライブは,3基のGASBUG社製のNMD-F3/32が使用された。特に加速プレートの耐弾性向上に関して,MASA社から技術共用を受け強化が図られている。 |
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パワープラントには,GASBUG社製のPWU-Mk5157パワーユニット4基が装備されており,合計出力1,044,000Mwを発揮する。このユニットは極めて信頼性が高く,また始動や出力調整に要する時間も他社製に比べ30%以上短い。 |
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艦中心軸加速兵器搭載として装備したのは,GASBUG社の誇る中間子主砲MG-FN2000/5である。伝統的に軽巡洋艦クラスので装備されてきたものの最新モデルである。命中精度の向上,加速板の寿命延伸と信頼性強化が図られている。特に,焦点補正のための整備周期が3倍となったことが評価されている。 中間子砲は,2つの粒子加速器によってつくられた収束ビーム内で,電子と陽子を衝突させて中間子を発生させ,その中間子を目標艦内で崩壊させる兵器である。中間子はいかなる物質とも反応しないため,艦艇の重装甲も容易に貫通することができる。崩壊する中間子は高いエネルギーと放射線を発生し,あらゆる主力艦を内部から破壊することとなる。 主砲は艦底部に設置されており,艦のメインフレーム(主縦通構造材)に強固に固定されている. |
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本級の副砲は,12基の50t収束ミサイル副砲である。尚,10基に減らされているクラスもある.GASBUG社製50連装ミサイル副砲MSG-50-M14は両舷側の砲列甲板に装備されている.このミサイル副砲は核/非核両用で,多くの大型艦で副砲として搭載されている型で,小型艦艇ならば一撃で撃破する能力を有している。 |
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砲塔搭載火器は様々なタイプが搭載されている。また納入メーカーも各艦で大きく異なる。ピームレーザー砲塔群は,3連装100基300門装備されているが,30門づつ収束され10の砲塔群を構成している。この収束ビームレーザー砲群もまた砲列甲板に配置されている. その他の砲塔火器としては,ミサイル砲を3連装40基120門40砲塔群,単装パルスレーザー砲を10基10門10砲塔群,粒子加速砲70基70門70砲塔群,プラズマ砲10基10門,フュージョン砲10基10門,散乱砂砲3連装40基120門40砲塔群がそれぞれ装備されている。ミサイル砲と散乱砂砲がANSON,その他がHELER社の製品である。 本級は,広さ1775klの弾薬庫を装備し,15500発の核/通常ミサイルを格納している。 艦隊戦闘を闘うためには,適切な対核ミサイル防御と対艦中心軸兵器防御が不可欠である。このため,前者に対して,防御レベル9.0の最新型NDF-9C6核中和装置を,後者に対して,防御レベル9.0のMS-9D2中間子スクリーンをそれぞれ3基づつ装備している。
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主な艦内制御機構は,艦橋,予備艦橋,兵器管制室,機関制御室,応急指揮所(第2艦橋)に集約されている。これらの部屋を中心にホロリンクパネル400基,大型ホロディスプレイ20基,ヘッドアップホロディスプレイ40基が装備されている。 |
全艦内に電子回路防御が施されており,大規模艦隊戦闘に十分耐えうることができる。 また艦内の生活環境は,基本環境システム,基本生命維持システム,上級生命維持システム,重力制御プレート,慣性中和装置などの各システムで保たれている。 |
モデル9型fibコンピューター6基が本級の要である。制御系統はメインシステムとサブシステムからなり,各システムは更にメインとサブの2基のコンピュータが割り当てられている。コンピューターはA1,A2,A3,B1,B2,B3とそれぞれ命名されている場合が多い。 |
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艦橋後部には作戦室が設けられている。上級士官が集まり十分な討議を必要とする事柄について意見を交わす。壁面には会議データを表示できるよう多数のモニターが設置されている。 |
Crew |
乗組員は276名で7個分隊に編成されている。定数は海兵隊を除き,士官36名,下士官70名,兵136名の245名,これに海兵隊31名が加わる.実際に定数を満たして艦が運航されていることは希で,殆どが定足数の8割程度で運用されている。 艦橋当直要員は常に緊張を強いられる激務であるが,多くの艦で士官の仕事を下士官が肩代わりしている。本級の艦長は通常中佐であるが,希に大佐が指揮をとっている場合もある。副長は少佐である。 機関部門は,高度な技術教育を必要とされる部門であるが,全ての艦において優秀な技術者は不足している.海軍の中では資格修得,進学,再就職に最も有利な部門である。 整備部門は,機関部門の乗組員が掛け持ちしている場合もあり,要員不足の最も深刻な部門でもある.正式な整備周期を維持するために,多くの艦で血みどろの努力が続けられている. 砲術部門は,整備のため多くの艦外作業をこなさなければならず,潰しの効かない特殊技術が大半であることから,多くの乗組員から敬遠されている。 飛行部門もまた人材に恵まれない部署であり,小艇のパイロットは幾つかの艇を兼任している. 本級では正式には5名の医療スタッフが配属されていることになっているが,実際には艦医1名と助手数名といったのが現状である. 乗組員の中でも水兵達は,半年毎に1/4づつ入れ替わるが,優秀な基幹乗組員はどの艦も手放したがらない。多くの艦長は見込みのある優秀な水兵は早期に昇進させ下士官にし,囲い込む傾向にある。 |
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Bridge |
8
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6
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9
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23
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Engineering |
8
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21
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42
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71
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Maintenance |
2
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3
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4
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9
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Gunners |
8
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18
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36
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62
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Flight |
7
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18
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40
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65
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Ship's troops
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1
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9
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21
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31
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Stewards |
1
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3
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6
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10
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Medical |
2
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1
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2
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5
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HighPassage |
5
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MidPassage |
10
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また本級は完全武装の海兵隊1個小隊を収容することを前提として設計されている。
海兵小隊は中尉クラスの指揮官に指揮され,3個の歩兵分隊から構成されている。各分隊は10名の機動歩兵から編成され,下士官により指揮されている。 多くの艦では,経験の豊かな隊員を特定の1分隊に集め,無重力戦闘と艦内戦闘に優れた「切り込み分隊」を組織している。各歩兵分隊は3つの射撃班で構成されている。 また海兵隊小隊が2個分隊で編成されていたり,一般の乗組員の中から臨時に陸戦隊を編成していたりする例もある。 |
海兵隊が反重力式のAPCを数台装備する場合もあるが,反重力式APCは,衛星軌道から1個分隊の歩兵を輸送することができる,歩兵戦闘車であるが,重力の小さい地域では極端に行動力が運動性が低下する欠点がある。 |
士官室の幾つかが一人用個室に改装されている.一人用個室には,ベット兼ソファー(壁面へ折り畳み式),衛生設備(シャワー+WC),ロッカー,多目的モニターなどが備え付けられている。
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一人用個室は06デッキのみに設けられたおり,士官室又は高級船客のための専用室として用いられる。
天井及び側面にはホログラフ投影モニターが設置さ れている。 壁面の一つに多目的モニターが設置されている。業務,娯楽,様々な目的に使用することができる。 |
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二人用個室には,ベット兼ソファー,衛生設備(シャワー+WC),ロッカー,多目的モニターなどが備え付けられている。
基本的な構造は一人用個室と同じであるが圧迫感は強い。 同室者の勤務シフトは異なるものとなるのが一般的であるため,二人部屋であっても一定のプライバシーを確保しながら,長期の航海に望める。 |
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乗組員が定員割れ状態で運用されている艦では,実質一人部屋が多くなる。
下士官,兵員室は二人部屋であり,これらは07デッキ以下に設けられている。 |
06デッキに士官供用室,07デッキ以下に下士官・兵供用室
が設けられている。
両者は内装の豪華さ以外は同じである。食事も士官,下士官,兵ともに全く同じものが支給される。
供用室は,食事の他にも,打ち合わせ,研修,レク リエーションなどの様々な目的で使用される。部屋は3分割して運用することもでき,その運用方法は各艦の副長に委ねられている |
艦内通路は1.5m幅の規格にあわせて作られている。
帝国海軍規格のコンテナ,各種機器の運搬は艦内通 路を通して行うことができる。通路は,夜間は消灯され非常用赤色灯が点ることと なる。
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壁面には,30mに1箇所の割合でアクセス端末が設けられている。
デッキ間の垂直移動にはエレベータシャフトと階段が用いられるが,非常時以外は階段を使用するのが慣例となっている。 |
また本級は完全武装の海兵隊1個小隊を収容することを前提として設計されている。 海兵小隊は中尉クラスの指揮官に指揮され,3個の歩兵分隊から構成されている。各分隊は10名の機動歩兵から編成され,下士官により指揮されている。 多くの艦では,経験の豊かな隊員を特定の1分隊に集め,無重力戦闘と艦内戦闘に優れた「切り込み分隊」を組織している。各歩兵分隊は3つの射撃班で構成されている。 また海兵隊小隊が2個分隊で編成されていたり,一般の乗組員の中から臨時に陸戦隊を編成していたりする例もある。 |
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本級の艦載艇は全て艦尾に設けられた格納庫に収められている。格納庫は,2階層ぶち抜きの広大な整備区間で,壁面に沿って,格納庫管制室の他,搭乗員待機室,飛行装備具室,ブリーフィングルーム,整備員待機室,飛行隊作戦室などが設けられている。 格納庫の下部には貨物船倉が設けられているが,格納庫と貨物船倉とはエレベータにより結ばれている。 |
格納庫の両側には簡易な飛行甲板が設けられている。ただし反重力式カカタパルトのような発着装置は備えられていないので,甲板はあくまで着艦の目安に過ぎない。また格納庫と飛行甲板との境にはフォースフィールドが設けられていて,エアロックを用いずに艦載艇の出入りが可能となっている。 また格納庫開口部は,戦闘時には必要に応じて装甲シャッターがせり上がる仕組みとなっている。 |
本級には2個中隊の艦載艇群が装備されている。エアラフト2台,20トン小型艦載艇2機,艦載艇4機からなる輸送中隊と,50トン大型戦闘艇10機からなる偵察/戦闘中隊である。 輸送中隊はこの他, 海兵隊が反重力APCなどを運用する場合もある。 20トン小型艦載艇は連絡及び軽輸送任務に用いられる。小型艦載艇は武装した小型小艇で,最高加速度6Gの機動性を評価され,帝国内で広く使用されている。 小型艦艇では,本艇を武装している場合も多いが,本級に搭載されている艇はパイロット1名で操る非武装タイプどである。替わりに5名の船客をゆったりとしたシートで輸送できる。船荷搭載量は3tである。 小型艦載艇の内1隻は,艦長専用艇に指定されている。貴族将校は贅を尽くした私物の小型艦載艇を持ち込む場合が多い。 |
40トン艦載艇は人員輸送,物資輸送等多目的に用いられる。加速度2Gの徐行型艦載艇が搭載されている場合が多い。徐行艦載艇は,乗員2名の他,船客50名と船荷15tを輸送することができる。また,1艇は海兵隊が持ち込む加速度5Gの高加速型艦載艇である。この艇は,臨検艇,上陸艇として運用できるような改装が施されており,バトルドレス装備の完全武装機動歩兵20名と船荷10tを輸送することができる。 |
50トン大型戦闘艇はTL-15で再設計された帝国海軍の艦隊戦用主力艦上戦闘艇で高加速,重装甲,優秀な電子装備をその特徴とし,偵察/索敵/哨戒/戦闘等の様々な任務を遂行することができる。 護衛駆逐艦に匹敵する高価な機体であるが,概して評価は高い。パイロット1名の他に航法士兼砲手1名が必要であるる。小型船室を備え,単独で長期の哨戒任務にも投入される。長距離哨戒任務の場合,機外に切り離し式タンクを設置することができる。 大型戦闘艇に代わり30トン中型戦闘艇が搭載される場合もある。30トン中型戦闘艇はTL-15で設計された帝国海軍の補助艦上戦闘艇で高加速,優秀な電子装備をその特徴とし,偵察/索敵/哨戒/戦闘等の様々な任務を遂行することができる。ただし,耐弾性は大型戦闘艇に比べ低く,収束ミサイルや収束レーザーにより一撃で致命的な損傷を被ることが多い。 |
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満載時に搭載される水素燃料は,297864キロリットルである。これにより13日間の全力戦闘と1回のジャンプ航法を実施することができる。具体的な燃料消費量と航続日数は下表にまとめた通りである。 辺境での悪化した燃料事情を勘案し燃料スクープ装置と精製装置を搭載した。燃料スクープは両舷の通常ドライブポッドの前方に設置されている。また搭載する全燃料の精製には24時間を要する。 舷側には,帝国海軍標準型の燃料補給プロープが装備されており,艦隊型タンカーからスムーズに燃料補給を受けることができる。 この他に貨物船倉として,5123キロリットル,379排水素トンのスペースが確保されている。貨物船倉は後部格納庫の下部に設けられており,両者間には貨物エレベータが設置されている。
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Supports |
(Mw) |
(%) |
(kl/day) |
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1,107,000
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100
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13,284
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12
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359,472
|
32
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4,314
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37
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191,472
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17
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2,298
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69
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40,072
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4
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481
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332
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Mo