|
|
Ships of Spinword Marches |
スピンワードマーチ宙域の商用船舶
|
|
|
MEGA
TRAVELLER
|
|
Science
-Fiction Adventure
in the Far Future CG softs:
DOGA-L3, Metasequia, Univers & Teragen
|
|
|
|
|
スピンワードマーチ宙域における星間経済は,当然の如く相互に関連しあい複雑な連鎖構造となっています.膨大な量の星間貿易品が広大な宇宙空間を流通してこの星間経済を支えていますが,通信速度の制限から未だ最適な流通形態が確立するには至っていません.帝国内の物流はさながら生物のようであり,誰一人として正確な需要予測を組み立てることはできていません.理論モデルを組み立てるには,各星系の政治,経済,産業構造,文化があまりに多様過ぎるのです.そしてその障害の最たるものが,通信速度です. こうした星間物流を可能としているのが無数の商船であり,数万トンから100トンまで様々な種類の商用船舶が宇宙を駆けめぐっています.本資料では,スピンワードマーチ宙域における商用船舶の実態について検討してみました.
|
|
(1)船籍 政府指定商船は,補助金により建造される宇宙船を指し,通常,各星系ごとの施策に乗っ取り定期航路が開設され運用されます.自由貿易船の立ち寄ってくれそうも無い惑星は,自活のためにこうした補助金を支出せざるを得ません.貧困な星系は複数の星系と協力して定期航路を維持したりしています.政府指定商船は一般に600トン以上が多く建造されます.また自由貿易船の一部が,臨時に一定期間定期航路に就役し,補助金を受ける例もみられます. メガコーポレーション船は,それこそ大小様々です.メガコーポレーションは帝国の大動脈とも呼べる定期航路を運営しています.数千トンから数万トンクラスの大型貨客船がこの重要な航路を維持しています.郵船系のメガコーポレーションには,宙域規模から帝国全土に及ぶまで様々なものが存在しますが,その経営はあくまで収益を挙げることを基準に成り立っています.宙域内の物流のうち60%はメガコーポレーションが開設している利益が安定して見込める定期航路で運ばれています. 自由貿易船は,個人で運用される交易船です.その最大のセールスポイントは柔軟な運用にあります.旅行者は,多数の小型宇宙船の中から自分の旅程にあった船舶を選ぶことができますし,貨物は直接地上港から地上港へと運ばれ,軌道港の貨物ターミナルへの集積やシャトル輸送といった手間を省くことができます.物流のうち40%はこうした小型の自由貿易船によって支えられているされています.
|
(2)船舶の種類
大型船は,数万トンクラスの船舶が大半で,主に大量生産された加工品や星系に必要な基礎物資や原材料の運搬に主に用いられるもので,一定の供給量と供給周期さえ確保されていれば,個々の船荷の輸送時間は余り気にならないような物資が対象となります.大抵の場合,地上の集積施設から,シャトルで軌道港の貨物ターミナルに運ばれ,そこで集積された後,大型船に積み込まれ,また星系に到着すると取りあえず物資は軌道港の貨物ターミナルに保管されます.時間がかかる分,一挙に輸送するためコストは低めに設定されています.このような貨客船は,高人口世界同士を結ぶ定期航路に収益している場合が多く,途中,人口の少ない世界に物資を落としながら航海が進みます.
中型船は,数千トンクラスの船舶で,人口が中規模である惑星と幹線航路とを結んでいます.大気圏に突入することはやはり困難であるため,大抵は軌道港に係留されます.ただし,運航周期は大型船よりは短く設定されています.貨客船や豪華客船などはこのクラスが多いようです. 小型船は,数百トンクラスの船舶で,乗客や様々な船荷を素早く各星系に運びます.地上港から地上港への直接輸送のため輸送効率が高いのが特徴です.また多くの地表港を利用できるため,大型船のように軌道上で入港を待たされるようなこともありません.ただし,高重力世界では小型船も地表に降りることはでませんので注意が必要です.小型船は幹線上にない惑星も訪れます.小型船の多くは自由貿易船と呼ばれている独立自営の宇宙船が大半で,柔軟な対応能力により大型船に引けを取らない輸送機関として重宝されています. |
50,000t級コンテナ船 |
|
(1)船舶量の推定方法 それではいったいどれだけの船舶がスピンワードマーチ宙域を航行しているのでしょうか.色々な概算方法はあるでしょうが,ここではGT(Gurps
Traveller)のサプリメントであるスターポートとHeaven
& Earthから宙域内で流動する全貿易量を推定し,ここから船舶量を推定してみることにします.
|
(2)貿易指数の算定
a)修正無し貿易指数 まず修正無し貿易指数を算定します.修正無し貿易指数
UWTN
は以下の式により算定します.
人口レベルが5ならば第1項は2.5となります.TL評価値はメガトラベラーのTLに変換して表-1の値を用います.これらの値が星系で必要とされる基本的な星系貿易量となります.
|
表-1 TL評価値 |
|
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 |
-0.5 -0.5 0.0 0.0 0.0 0.5 0.5 0.5 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.5 1.5 |
b)貿易指数の算定
上記の値に表-2に示す宇宙港レベルによる修正値を加えます.大きな宇宙港は中継基地としての能力を有しているため星系内需要の他にも貨物量が増えるからです.
|
表-2 宇宙港レベルによる貿易指数修正 |
貿易指数 |
|
|
|
|
|
|
0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 6.5 7.0 10.0 |
1.5 1.0 1.0 1.0 1.0 0.5 0.5 0.5 0.5 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 |
1.0 1.0 1.0 0.5 0.5 0.5 0.5 0.0 0.0 0.0 0.0 -0.5 -0.5 -1.0 -1.0 |
1.0 0.5 0.5 0.5 0.5 0.0 0.0 0.0 0.0 -0.5 -0.5 -1.0 -1.0 -1.5 -1.5 |
0.5 0.5 0.5 0.0 0.0 0.0 0.0 -0.5 -0.5 -1.0 -1.0 -1.5 -1.5 -2.0 -2.0 |
0.5 0.0 0.0 0.0 0.0 -0.5 -0.5 -1.0 -1.0 -1.5 -1.5 -2.0 -2.0 -2.5 -2.5 |
0.0 0.0 0.0 -2.5 -2.5 -3.0 -3.0 -3.5 -3.5 -4.0 -4.0 -4.5 -4.5 -5.0 -5.0 |
(3)宇宙港規模の設定と貿易量の算定
a)貿易指数から求まる宇宙港規模 帝国籍でない場合,-0.5ポイント指数を減じます.また1パーセク以内に他の星系がある連鎖,つまり「メイン」の場合には1.5ポイント,2パーセク以内に他の星系がある場合には1ポイントを加算します.基本的な分類方法として,1パーセクの連鎖は4つ以上の星系が集まっているもののみに適用することとしました.実際には,宙域図を睨みながらの地道な作業となります.
注)ここで,便宜上,従来からのABCDEXなど設備の質を表す宇宙港の分類を宇宙港レベル,今,検討している宇宙港の大きさを宇宙港規模と定義します.
|
b)宇宙港の最低規模
Xボートや主要な貿易ルートに位置する場合など,宇宙港は最低限の規模を有していなければなりません.GTでは下記の最低限度を定めています.a)と比較してb)の方が大きい場合この値が用いられます. Xボードルート 6
ここではXボートルートとメインの最低限度値を適用して計算することとしました.
|
c)貿易量の算定
宇宙港規模が定まると,表-3により取り扱う貿易量が求まります.表の値は年平均の貿易量を示しています.星系が富裕又は星域首都の場合,表の値が3倍となります.宙域首都には3.3倍の値を適用します.通常民間船は2週間単位で行動しますから,これを2週間当たりの数値に直して検討に用います.
|
表-3 貿易量の算定 |
|
貨物排水素トン |
旅客
|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 |
0
10 100 1,000 10,000 100,000 1,000,000 10,000,000 100,000,000 1,000,000,000 |
0
1 5 50 500 5,000 50,000 500,000 5,000,000 50,000,000 |
|
(4)船舶数の推定
貨物や乗客を運ぶ量から,全宙域における船舶の総排水素トン数を推定します.Heaven&Earthのデータを加工することにより439星系のデータを処理すると,スピンワードマーチ宙域を流動する貨物量は2週間単位で1億4000万排水素トンで,旅客数は8,000,000人と計算されます. これを運ぶ船舶量としては,算定結果は表-4に示す通りです.実際には貨物量から船舶量が求まりました.なお船舶の総排水素トンに占めることのできる貨物の量,旅客の量は一定比率で略算しています. 整備中,空荷などの船舶も入れれば,5億排水素トン程度にはなるのではないでしょうか.ちなみにスピンワードマーチ宙域が保有すると推定した戦闘用艦艇の総量は1億3000万排水素トンでしたので,その4倍近い商船が宙域を駆けめぐっている計算になります.
|
表-4 船舶量の推定 |
|
|
|
|
|
|
|
100,000
50,000 10,000 5,000 1,000 600 400 200 100 |
1,000
2,000 5,000 10,000 10,000 10,000 20,000 20,000 20,000 |
50,000
25,000 5,000 2,500 500 120 80 40 20 |
50,000,000
50,000,000 25,000,000 25,000,000 5,000,000 1,200,000 1,600,000 800,000 400,000 |
-
- 1,000 500 100 60 40 20 10 |
-
- 5,000,000 5,000,000 1,000,000 600,000 800,000 400,000 200,000 |
100,000,000
100,000,000 50,000,000 50,000,000 10,000,000 6,000,000 8,000,000 4,000,000 2,000,000 |
|
159,000,000
|
13,000,000
|
330,000,000
|
|
では,ここで実際の星系における宇宙船の混雑具合について検討してみましょう.代表的な星系としてグリッスン星系を取り上げます.算定結果は表-5に示す通りです.
|
表-5 グリッスン星域の船舶量 |
|
|
|
|
ルート |
|
規模 |
規模 |
|
|
|
1731
1733 1736 1737 1739 1836 1932 1934 1935 1937 1938 1939 2035 2036 2038 2132 2134 2137 2138 2140 2231 2232 2233 2234 2236 2237 2331 2334 2336 |
Grote
Lydia Melior Egypt Aster Callia Mithras Weiss Windsor Overnale New Rome Craw Aki Glisten Trane Centry Caledonia Sorel Horosho Romor Marastan Crout Tirem Inthe Tsarina Wurzburg Bicornn Ffudn Bendor |
A400404-B
E110430-6 D140466-7 BAC6567-7 C86A410-9 E150852-6 C8B5546-6 A626464-B C783511-9 B45467A-9 B837866-B C573645-3 B443987-9 A000986-F C639422-B E222447-6 C541636-5 E48569A-2 C3378A6-A B450456-B D868772-5 E4359CA-7 C7B5975-B C100598-B D120636-5 C795300-A E563576-2 A41489D-C A756656-C |
124
902 724 521 401 810 302 703 210 423 704 923 214 821 704 220 910 921 920 112 924 314 621 924 301 510 210 904 820 |
Xボート
Xボート
Xボート
Xボート
Xボート
|
メイン
メイン メイン メイン メイン メイン
メイン
|
2.5
2.0 2.5 3.5 2.0 3.0 3.0 3.5 2.5 4.0 4.5 3.0 5.0 5.0 2.0 2.0 3.0 3.0 4.5 2.5 3.5 4.0 4.5 3.5 3.0 1.5 2.5 5.0 3.5 |
4.0
4.0 4.0 6.0 3.0 5.0 4.0 5.0 4.0 6.0 6.0 5.0 7.0 7.0+ 4.0 4.0 5.0 5.0+ 6.0 6.0 6.0+ 6.0 6.0 5.0 5.0 4.0 4.0 7.0 6.0 |
首都
富裕
富裕
|
1,154
1,154 1,154 115,385 115 11,538 1,154 11,538 1,154 115,385 115,385 11,538 1,153,846 3,461,538 1,154 1,154 11,538 34,615 115,385 115,385 346,154 115,385 115,385 11,538 11,538 1,154 1,154 1,153,846 115,385 |
58
58 58 5,769 6 577 58 577 58 5,769 5,769 577 57,692 173,077 58 58 577 1,731 5,769 5,769 17,308 5,769 5,769 577 577 58 58 57,692 5,769 |
|
以下各星系毎に検討をする.表中の値は2週間毎の値である.
規模7+ Glistenは星域首都であり,最も貿易量の多い星系となっています.1日に400隻前後の船舶が出入港します.そのうちの20隻前後が10,000t以上の大型船,90隻前後が1,000t以上の中型船です.宇宙港に接近するにつれ,宇宙船は10分に1回程度の高頻度で多くの1000t未満の小型船とすれ違うことになるでしょう.探知器の作動範囲などから宇宙船との遭遇を4時間程度の範囲で考えると,この星系では入港,出港時に25回程度の宇宙船との遭遇が必要となります.レフリーズマニュアルの商船又は民間船の遭遇表を用いるとよいでしょう.
|
|
|
Dt/1隻 |
|
|
|
100,000
50,000 10,000 5,000 1,000 600 400 200 100 |
20
20 200 200 1,000 1,000 1,000 1,000 1,000 |
50,000
25,000 5,000 2,500 500 120 80 40 20 |
1,000,000
500,000 1,000,000 500,000 500,000 120,000 80,000 40,000 20,000 |
-
- 1,000 500 100 60 40 20 10 |
-
- 200,000 100,000 100,000 60,000 40,000 20,000 10,000 |
3,760,000
|
530,000
|
規模7
AkiとFfudnは次ぎに貿易量が多い星系です.1日に40隻以上の船舶が出入港します.そのうちの5隻前後が10,000t以上の大型船,10隻前後が1,000t以上の中型船です.宇宙港に接近するにつれ,宇宙船は30分に1回程度の高頻度で1000t未満の小型船とすれ違うことになるでしょう.この星系では入港,出港時に8回程度の宇宙船との遭遇が必要となります.
|
|
|
Dt/1隻 |
|
|
|
100,000
50,000 10,000 5,000 1,000 600 400 200 100 |
10
10 50 50 100 100 100 100 100 |
50,000
25,000 5,000 2,500 500 120 80 40 20 |
500,000
250,000 250,000 125,000 50,000 12,000 8,000 4,000 2,000 |
-
- 1,000 500 100 60 40 20 10 |
-
- 50,000 25,000 10,000 6,000 4,000 2,000 1,000 |
1,201,000
|
98,000
|
100,000t鉱石運搬船 |
規模6+
Marastan はテクノロジーは低いのですが,Xボートルート上に位置するため,重要性の高い宇宙港です.ここは設備は劣悪なDクラスであるものの,規模の大きな典型的な中継港となっています.1日に20隻以上の船舶が出入港します.そのうちの1隻が10,000t以上の大型船,4隻が10,000t以上の中型船です.宇宙港に接近するにつれ,1時間に1回程度の頻度で1000t未満の宇宙船とすれ違うことになるでしょう.この星系では入港,出港時に4回程度の宇宙船との遭遇が必要となります.
|
|
|
Dt/1隻 |
|
|
|
100,000
50,000 10,000 5,000 1,000 600 400 200 100 |
3
5 10 10 50 50 50 50 50 |
50,000
25,000 5,000 2,500 500 120 80 40 20 |
150,000
125,000 50,000 25,000 25,000 6,000 4,000 2,000 1,000 |
-
- 1,000 500 100 60 40 20 10 |
-
- 10,000 5,000 5,000 3,000 2,000 1,000 500 |
388,000
|
26,500
|
規模6
8つの星系が規模6クラスの宇宙港です.全てが,Xボートルートの恩恵を被っている星系です.これらの星系を訪れる貿易量のうち大半が,星系外へと再び運び出されます.1日に5隻前後の船舶が出入港します.そのうちの10,000t以上の大型船が出入りするのは2日に1隻程度の割合です.1,000t以上の中型船は1日に2隻が出入港します.宇宙港に接近するにつれ,1回は宇宙船とすれ違うことになるでしょう.この星系では入港,出港時に1回程度の宇宙船との遭遇が必要となります.
|
|
|
Dt/1隻 |
|
|
|
100,000
50,000 10,000 5,000 1,000 600 400 200 100 |
0
2 5 5 20 20 20 20 20 |
50,000
25,000 5,000 2,500 500 120 80 40 20 |
0
50,000 25,000 12,500 10,000 2,400 1,600 800 400 |
-
- 1,000 500 100 60 40 20 10 |
-
- 5,000 2,500 2,000 1,200 800 400 200 |
102,700
|
12,100
|
|
規模5+
1つの星系が規模5+の宇宙港です.1パーセク連鎖による自由貿易船の恩恵を被っています.1日に5隻前後の船舶が出入港します.50,000t以上の船が訪れることはまずありません.5+の星系では,10,000tの大型船が週に1回,1,000t以上の中型船は1日に2隻程度の割合です.宇宙港に接近するにつれ,1回は1000t未満の宇宙船とすれ違うことになるでしょう.この星系では入港,出港時に1回程度の宇宙船との遭遇が必要となります.
|
|
|
Dt/1隻 |
|
|
|
100,000
50,000 10,000 5,000 1,000 600 400 200 100 |
0
0 2 5 20 20 20 20 20 |
50,000
25,000 5,000 2,500 500 120 80 40 20 |
0
0 10,000 12,500 10,000 2,400 1,600 800 400 |
-
- 1,000 500 100 60 40 20 10 |
-
- 2,000 2,500 2,000 1,200 800 400 200 |
37,700
|
9,100
|
規模5
6つの星系が規模5クラスの宇宙港です.1パーセク連鎖による自由貿易船の恩恵を被っている場合が多いようです.1日に5隻前後の船舶が出入港します.50,000t以上の船が訪れることはまずありません.大型船の訪れることは希で,1,000tの中型船が1日に1隻の頻度で出入りします.宇宙港に接近するにつれ,1回は1000t未満の宇宙船とすれ違うことになるでしょう.この星系では入港,出港時に1回程度の宇宙船との遭遇が必要となります.
|
|
|
Dt/1隻 |
|
|
|
100,000
50,000 10,000 5,000 1,000 600 400 200 100 |
0
0 0 1 10 20 20 20 20 |
50,000
25,000 5,000 2,500 500 120 80 40 20 |
0
0 0 2,500 5,000 2,400 1,600 800 400 |
-
- 1,000 500 100 60 40 20 10 |
-
- 0 500 1,000 1,200 800 400 200 |
12,700
|
4,100
|
|
規模4
9つの星系が規模4クラスの宇宙港です.テクノロジーが低く,人口の少ない星系が殆どで,貿易量の過半が星系を通過していきます.大型船,中型船が入港することはまず考えられず,1日に2隻の1000t未満の小型船が入港します.この星系では,1Dで5+の場合のみ,入港,出港時に宇宙船との遭遇を1回行います.
|
|
|
Dt/1隻 |
|
|
|
100,000
50,000 10,000 5,000 1,000 600 400 200 100 |
0
0 0 0 0 2 5 10 10 |
50,000
25,000 5,000 2,500 500 120 80 40 20 |
0
0 0 0 0 240 400 400 200 |
-
- 1,000 500 100 60 40 20 10 |
-
- 0 0 0 120 200 200 100 |
1,240
|
620
|
50,000t コンテナ船 |
規模3
1パーセク連鎖から孤立した辺境の星Asterが規模3クラスです.週に1〜2隻の宇宙船が訪れる程度です.この星系で宇宙船に出会うことは滅多にありません.2Dで12+の場合のみ,入港,出港時に宇宙船との遭遇を1回行います.
|
|
|
Dt/1隻 |
|
|
|
100,000
50,000 10,000 5,000 1,000 600 400 200 100 |
0
0 0 0 0 0 1 1 1 |
50,000
25,000 5,000 2,500 500 120 80 40 20 |
0
0 0 0 0 0 80 40 20 |
-
- 1,000 500 100 60 40 20 10 |
-
- 0 0 0 0 40 20 10 |
140
|
70
|
|
別な角度からトラベラー宇宙の船舶量に関する検討を試みて見ました.その結果スピンワードマーチ宙域全体で5億排水素トン程度の宇宙船が存在していること,宇宙船との遭遇が千差万別であることなどが分かってきました.概略的な検討ですが,皆様の航海のお役に立てれば幸いです. |
100,000t 原油運搬タンカー |