偶然の遭遇

カトリーヌ・ラファイエット陸軍大尉

カトリーヌ・ラファイエット

女性 2期 26歳 陸軍大尉
6A9888
ライフル銃手−2 レーザー兵器−2 戦術−1 リーダー−1  ATV−1 
反重力機器−1 メカニクス−1 エレクトロニクス−1   接触−1 コンピュータ−0

カトリーヌ・ラファイエット大尉は、***惑星を領有する***家に仕える、私設軍(うちの宇宙の設定なので、都合良く改良してください)の指揮官です。

***家の当主、***男爵は脆弱で暗愚な息子のフランコを見限り、ラファイエットを養子として、親戚から有能な婿をとって***家の安泰を図ろうとしました。  
これに反発したフランコは、ラファイエットに対して決闘を挑んだのです。とはいえ、ラファイエット大尉はこの時、当主の意向は全く知りませんでしたし、フランコの言う決闘は、複数で暗闇から襲い掛かるという卑怯なものでしたから、彼女はそれを暴漢の襲撃だと思いこみました。  
ともかく、ラファイエット大尉は、自分を襲ったフランコと、それに協力した隣接惑星の御曹司(フランコに負けず劣らずの出来そこない)を返り討ちにして殺してしまいました。  
現在、彼女は2つの惑星国家(辺境の貧しい形だけのものだが)から追跡される身となっています。  
どちらの家も、ラファイエット大尉への復讐を果たさない限り、家門の存続はありえません(うちの宇宙では戦士・騎士として恥ずべき行いのあった貴族はその地位を失う、と定められていますので、ここも普通のトラベラー宇宙では適当に理由付けをしてください)。  

プレイヤー一行は、この正直で真面目な、好感の持てる女性士官を、理由は知らずに助けることになります。  
彼女は自分の恩人である一行には、事件の真相(ニュースでは彼女が御曹司たちを襲撃して殺害したとされていますが)を話してくれます。  
彼女は駆け引きや腹の探り合いなどはしないので、プレイヤーたちが彼女を当局に突き出すのは簡単です。その場合には、彼女を追う両家から合わせて8万クレジット(この金額の価値観も修正が必要かも)の礼金が支払われます。  
ただし、彼女はあくまでも好感のもてる美人で有能な、稀な良い女(このとらえ方は個人差もありますが)だということをお忘れなく。

彼女をかばう場合、身分を詐称できるように他星域まで連れ出して偽造の身分証を与える。  
より高位の貴族に真相を打ち明けて保護を求めさせる(うちの宇宙では騎士道に基づいて、保護を求められた貴族は否応なくこれを匿うのが原則ですが、普通のトラベラー宇宙では・・・)。  
バカ息子たちの襲撃の証拠をつかんで正当防衛を、星域あるいは宙域裁判所に主張する(これも、そんな便利なものがそのトラベラー宇宙にあればですが・・・)。  などの手段が考えられます。

彼女のもといた***家の追撃はためらい気味に、隣の惑星の追撃は執拗に印象付けるのがポイントです。  
***家の当主や部下は、何しろフランコよりも彼女こそ惑星の未来を託すのに相応しいと考えていたのですから。  
そして、この事実は事件解決への糸口にもなり得ます。  彼女は襲ってきた2人の貴族の後継ぎを返り討ちにしたほどの武人なのです。その行為は正統性さえ認められれば、充分に賞賛に値するものです。  そう、騎士に叙任されて惑星国家を継承するほどの・・・。                             

 

作・龍太郎  やっぱり、ちょっと普通のトラベラー宇宙では使いづらいかもしれませんね(笑)