AD-21/D-21 City Fight Robot
AD-21/D-21型市街戦ロボット
 MEGA TRAVELLER
Science -Fiction Adventure
in the Far Future

CG softs:  Shade
Other softs : Robot Design Excel Sheet by Matsunaga


  

 

 

 

 

 
 












 

AD-21/D-21型市街戦ロボットの概要

 帝国歴1105年,MASA社は,自社造船設備/研究設備の警備用に,頑強なMDE-17型ガードロボットを開発した.基本性能に優れたMDE-17型は1,000台が生産され,グループ企業内で大変な好評を博した.普通であれば,それで終わるところであるが,ちょっとした事情により更に70,000台の大量生産が行われることとなった.そして最終的な生産数は120,000台を数えている.
 

  体積は600リットルで,円筒形の500リットルの胴体の上に円形100リットルの頭部が載った形状となっている.アームは中量腕が2本である.パワープラント420kwhの燃料電池で200時間起動する.移動は反重力で底部の3基の反重力ユニットで行動する.ボディは全体が分厚い装甲で覆われており,高い耐久性能を有している.遭遇した歩兵達にとってこの機体の頑強さは悩みの種であり,遭遇すると壁のように立ちふさがり,突然トーチカが築かれるような印象を受ける.

 

 
 


 
 各種センサーを装備しているが,中でも高価な生命センサーを標準装備していたことが後に投入された市街戦で威力を発揮した.AD-21/D-21は隠れた敵兵を見つけだし虱潰しにしたのである.また装備された重ECMは戦場の支配権をより強固なものとした.

 頭脳は高自立型で,柔軟性に富んだ行動能力は市街戦という特異な戦況に良く適合した.偵察,武器操作など内蔵プログラムも何れも高度なものばかりで,熾烈な市街戦を制するに十分な能力を有していた.記憶装置には,十分なバリエーションの予備プログラムが用意されている.

 武装は,胴体にレーザーライフルを1丁,両腕に磁気ライフルを1丁づつ計2丁装備している.磁気ライフルは各2000発の予備弾丸を搭載可能である.
 


 

MASA/MASA04's AD-21/D-21 Class City Fight Robot  from MASA.Ship's

ID code:
 

Hull:
 
 
 

Power:

Loco:

Body Equipment:
 

Head Equipment:
 
 

Arm Equipment:

Brain:

CPU:

Memory:
 
 

Body Weapons:
 
 
 

Arm Weapons:
 
 
 
 

Other:
 

AD-21/D21 City Fight Robot   TL=15 Cr=611,500
知力=3 教育度=41(41) 敏捷度=15 筋力=70

胴体= 33/83 重量=1622.25kg 容積=600リットル(頭部100リットル)  円筒/円錐 
    電子回路防御 装甲=18戦闘アーマー  リフレック=10 
腕= 中量腕*2 
頭部= 7/17 20%(100リットル) 数=1 

11/27 燃料電池 出力=420kwh  燃料= 140リットル 活動時間= 200時間

3/8 反重力 推力= 2500kg 駆動推力= 0.542 V.Speed=540km/h 

触覚センサー*1 高感度触覚センサー*1 重ECM*1 CSD*1 動力インターフェース*1 頭脳インターフェース*1 プログラムインターフェース*1 TL15ホロレコーダー*1

通信機5000km*1 通信機50km*1 スポットライト*2 磁力センサー*2 質量センサー*1 放射能センサー*1   生命活動センサー*1 音声合成装置*1 基本センサーパック*2 +望遠*2 +光量増幅*2 +受動赤外線*2 +能動赤外線*2 高感度嗅覚センサー*2

基本センサーパック*2 +望遠*2 +光量増幅*2 +受動赤外線*2 +能動赤外線*2

高データ型 基本命令

反重力機器2 近接戦闘4 武器操作4 武器操作4 歩兵地上戦闘4 戦術1 偵察4 通信1 

爆発物2 保安4 砲術4 通信4 戦術4 照準2 
 
 

Type                           Pen/     Max                 Auto        Dngr
                       Ammo  Rds       Dmg     Range   Tgts         Spc      Sig 
------------------------------------------------------------
 Laser Rifle 13    -       20/2       3        遠方       -           -          低   

 Type                          Pen/     Max                 Auto        Dngr
                       Ammo  Rds       Dmg     Range   Tgts         Spc      Sig 
------------------------------------------------------------
 Gauss Rifle 11   2000    7/4       4        遠方       3            -           低
 Gauss Rifle 11   2000    7/4       4        遠方       3            -       低

Kcr 494 in quantity


 
 
 
 
 

第79倉庫

 帝国歴1105年MASA社は,自社造船設備/研究設備の警備用に,頑強なMDE-17型ガードロボットを開発した.基本性能に優れたMDE-17型は1,000台が量産され,グループ企業内で大変な好評を博した.ただしMASA社はロボットメーカーでは無く,普通であれば,それで話は終わるところなのであるが,ちょっとした事情により更に70,000台の大量生産が行われることとなった.そして最終的な生産数は120,000台を数えている.

 大量生産の舞台となったのがMASA社のイフェイト組立工場である.MASA社イフェイト組立工場はもともとGATY社のエアラフト組立工場であったが,GATY社が迷車「ハイペリオン」のリコール騒動で傾いてしまい,MASA社が買収したものであった.

 この買収劇には,現在でも様々な黒い噂が飛び交っているが,遙か遠くに本社を置くMASA社がわざわざリジャイナ星域のGATY社を買収したのは,時の伯爵のお声掛かりによるものであると言われている.MASA社の会長が侯爵の地位を得ることに固執したことが遠因だと言うのが専らの評判である.
 
 さて,そうは言ってもイフェイト組立工場は,まがりなりにも従業員20,000人を抱える大型生産工場である.遊ばせておくわけにはいかない.困惑したMASA本社経営陣は,当面の余剰人員対策として,「とりあえず工場警備用にMDE-17型ガードロボットを200台ほど自製することとして,その他売れ筋の製品の市場開拓と販売を行うこと」と命じたのである.

 それがなんとした手違いか,驚くことに数10パーセク離れた本社との意思の疎通が上手くいかず,幾つかの下部組織を伝言ゲームでくぐり抜けているうちに,指示は「MDE-17型ガードロボットを月産2,000台とし,売れ筋製品として市場を開拓販売せよ」とねじ曲がって伝わってしまったのである.基本的な設計や生産手法は既に確立されており,本社からの連絡には必要な生産データの全てが同梱されていたため,工場はフル稼働を始め,たちまち月産2,000台が実現されることとなった.

 数回の混乱に満ちた長距離の社内通信のやりとりの後,多いなる誤解が発覚した.そして,その時には事態は既に手遅れであった.イフェイト組立工場は行く宛の無い数万台MDE-17型ガードロボットの在庫を抱えるはめとなったのである.

 しかし運命は,思わぬシナリオを用意していた.
 

 
 帝国歴1107年,超光速空間から転移してきたゾダーン連盟の宇宙艦隊は,突如,イフェイトに対して奇襲攻撃を加え,世に言う第5次辺境戦争が始まった.そしてそれは,戦史に残る,辛く長い「イフェイト包囲戦」の始まりでもあった.帝国軍イフェイト守備隊とゾダーン上陸軍とは激烈な包囲戦を闘うことになったのである.

 帝国歴1107年341日クーガー市での市街戦で闘い追いつめられた帝国第10321海兵旅団の残余600人は,郊外の工場に退き,針鼠陣地を敷いての最後の抵抗を試みていた.旅団長代理アンジェラ=ピンチ主計大尉は,全ての工場施設を要塞化し最後まで抵抗するように部下達に命令したが,部下達の築城作業ペースは遅々としていた.

 旅団長代理アンジェラ=ピンチ主計大尉は,ライラナー出身で、戦争前には同星系でシステムエンジニアをしていたが,ライラナー工科大学でMROTC海兵隊予備士官訓練コースを選択し奨学金を得ていたために,第5次辺境戦争開始と同時に緊急展開部隊に動員されることとなった.緊急展開部隊の補給大隊の管理士官に任命された彼女は,磁気ライフルの弾薬など大量の補給物資を12機の特殊艦載艇に積載して,戦闘中の帝国第10321旅団へ空輸補給に赴いたが,運悪く敵の攻勢に遭い,装備していた特殊艦載艇の大半を失うとともに,旅団と一緒に包囲されることとなった.1週間後,部隊は空輸補給ポイントを失い,瞬く間に孤立した.続いて旅団司令部が収束爆弾で原子にかえり,指揮権は彼女に転がりこんできた.しかし,素人に指揮される部隊はそれこそ負け戦の連続だった.
 


 帝国歴1107年343日,士官学校の野戦築城実習を思い出しながら,陣地の構築具合を点検していた旅団長代理アンジェラ=ピンチ主計大尉は,工場の敷地内にまだ手つかずの建物があることに気がついた.それが第79倉庫である.その巨大な倉庫は,工場の最外縁に位置する半地下式で,ロックがあまりにも強力で誰も扉を開けることができなかったのである.

 築城と部隊配置が終わると,彼女は再び第79倉庫の前に来ていた.持ち前のねばり強さと主計士官,というよりはシステムエンジニアとしてのプライドが,強固なロックの解錠への闘志を奮い立たせた.12時間後,縦横5m以上はある厚さ1mの大きな扉が,バトルドレスを着用した40人の機動歩兵によって開かれた.倉庫の中には天井高くまで積まれ,延々と連なっていくコンテナの山々が,気の遠くなるほどの数残されていた.

 いまや中隊長を担っていた伍長が,溜息をつくと,手にしていた磁気ライフルを構え,一番手前のコンテナを撃ち抜いた.そして崩れたコンテナの中からは新品のMDE-17型ガードロボットが現れたのである.

 彼女らは狂ったようにコンテナを開けた.何処まで開けてもMDE-17型ガードロボットだった.彼女は,部下達にロボットの梱包を解き,とにかくその場に並べるように指示すると制御プログラムの解析作業にとりかかった.作業は困難を極めたが,彼女は残された体力を振り絞ってプログラムの解析に熱中した.
 

 48時間後,最初の強襲部隊がクーガー市を襲った.プログラムを書き換えられAD-21型戦闘ロボットと名付けられたその一群は,ゾターン軍を大混乱に陥れた.1ヶ月の間に65,000台の戦闘用ロボットが市街戦に投入さた.ゾダーン軍司令部は,包囲したはずの部隊の突然の反撃に驚愕したが,大量ロボット兵の増援ルートについては遂に解明することがてきなかった.

 1週間後,空輸補給ポイントが帝国軍に奪還されると,クーガー市を起点に逆包囲の延翼運動が始まり,ゾダーン軍は総崩れとなって橋頭堡までの後退を余儀なくされたのである.そしてイフェイトの戦局は第5次辺境戦争におけるゾダーン軍の侵攻計画を大いに狂わせた.

 第5次辺境戦争後,帝国海兵隊は,無断で投入したMDE-17型ガードロボットを全数定価で賠償し,更に50,000台の追加注文を行った.旅団長代理アンジェラ=ピンチ主計大尉は,クーガー市の市街戦で戦死と認定されMCGを授与されたが,2年後,辛い捕虜収容所での生活を生き抜き,愛娘の元に帰還している.退役した大尉は,ライラナー工科大学に戻り「市街戦における高自律型戦闘用ロボットの群管理」と題した論文で博士号の学位を取得し,現在,ライラナーでMASA社のプログラマー兼システムアドバイザーとして活躍している.
 

 

Credits

 


 

 

Cast

 

 

Captain Angela Pinch:

Sydney POSER7J

Daughter:

Kate POSER7J


 


 

 

 

 

Staff

 

 

Robot Design:

MAG

CG Models:

MAG

Web Master:

化夢宇留仁

 

  


 

 

 

Generators

 

 

Robot Design:

Matsunaga's Design Sheet

 

 

 

 


 

 

 

3D Modeling

 

 

AD21/D21 Models:

Shade 8.5

Figures Models:

Poser 7J

Rendering:

Shade 8.5,Vue6

 


 

 

 

 Poser 3D Models

 

 

Taxi:

DAZ

Dystopia City Blocks:

DAZ

VAP Grim – Poser:

Content Paradise