タイプ: |
SW型ジャンプキャリア TL15 MCr 9468.66(同型艦割引MCr 7574.93) |
船体: |
54000/135000 排水素=60000 形状:0M/非流線形
装甲=40G 重量=91007.63t 総重量=99113.3878t |
パワ−: |
11/22 核融合=2934Mw 航続=25日 |
移動: |
2700/5400 ジャンプ=4 |
通信: |
電波式=星系内×3 レ−ザ−式=星系内×3 |
探知機: |
能動ESM=遠軌道×3 受動ESM=遠恒星間×3
能動物体探知=易 能動物体追跡=易 受動エネルギ−探知=並 |
攻撃: |
なし |
防御: |
防御DM+10 |
管制: |
コンピュ−タ=9×3
パネル=ホログラフ型(リンク)×801
付加装置=大型ホロ・ディスプレイ×6
環境=基本環境 基本生命維持 高度生命維持 重力プレ−ト
エアロック×40 |
居住区: |
乗組員=46[艦橋12 エンジニア25 指揮6 接客1、医師2]
専用室×50
積載機器=TK型商船×2 |
その他: |
船倉=615.9784kP、積載艇格納庫(660t)
燃料(核融合炉用)=15065.2kP、燃料精製装置(48時間)
投下型燃料タンク(ジャンプ用)=202,500kP
最大係留スペース=53000排水素トン
目標サイズ=大 視認レベル=中 |
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設定
1、ジャンプキャリアとは
ジャンプキャリアとは、バトルライダー戦隊のコンセプトを民間商船に転用して誕生した船種である。ジャンプキャリアは、主に非恒星間宇宙船を他の星系に輸送する手段として用いられる特殊輸送船として構想された。巨大なモジュール船体枠にジャンプユニットを装着しただけの簡易な構造である。この船体枠に多数の非恒星間宇宙船を接続してジャンプする。船体構造が単純で建造コストも安い反面、通常ドライブを欠くなど欠点も多く、造船業が盛んな星系や交易が盛んな星系以外では使用されていない。星系政府や偵察局は、3パーセク以上離れた遠隔星系との間に直通航路を開くための手段として使用されている。偵察局ではジャンプキャリアとそれによって開設をされた航路を〈星界の門〉と呼び、星系政府では〈エキスプレス〉と俗称している。
交易の衰退によって辺境や周辺地域では維持が容易で短期間で建造できるジャンプキャリアに注目が集まっている。苦難の時代のTLの低下によって多くの星系が恒星間宇宙船の建造能力を喪失した。それまでの恒星間宇宙船にかわって低速商船が交易に用いられるようになり、低速商人は、ジャンプキャリアのドッキング要員と契約して星の海を渡ることが普通に見られるようになった。辺境や周辺地帯では、特定の星系間を結ぶ定期船としての運用が目立つ。富裕な周辺地域の星系や安全地帯では低速商船ではなくコンテナ化された船倉モジュールを接続し、恒星間宇宙船として運用されている。
2、最初のジャンプキャリア
ジャンプキャリアは、第3次辺境戦争の最中に生み出された。第3次辺境戦争の半ば、前線となった星域に後方から多数の惑星防衛艦を補充する必要が生じた。当時のスピンワード・マーチ宙域は外世界同盟との戦いで多くの商船を失い、深刻な輸送船不足に悩まされていた。特に惑星防衛艦を輸送できるような大型輸送船は、工業世界の維持のために優先されており、適当な船舶が存在しなかった。
デネブ海軍は、戦時急造されていたミラージュ級護衛巡洋艦に着目した。ミラージュ級巡洋艦は、モジュール枠構造の船体にモジュール化された各ユニットを装着することで1隻の軍艦として機能するように設計されていた。
艦政本部は、ミラージュ級から武装ユニットを取り外し、輸送船として運用する事を決定した。武装モジュールが排除され、急造輸送船と化したミラージュ級は、惑星防衛艦や自力航行能力を失った艦艇の輸送に活躍した。第三次辺境戦争の終結後、ミラージュ級は民間に払い下げられ、ジャンプキャリアの原型となった。
3、クラス分け
偵察局は、ジャンプキャリアに高い評価を与えている。偵察局は、ジャンプキャリアをXボートの補助システムと見なしている。交通の要衝にジャンプ6のジャンプキャリアを配置することでXボートの効率化を図れるからだ。偵察局ではジャンプキャリアをジャンプ性能と積載容積に基づき、クラス分けしている。積載容積は10000排水素トンごとにクラス分けされ、氈`ィまでのローマ数字が割り当てられている。これにジャンプ性能を示す1〜6の数字が付属し、ジャンプキャリアを表すことになる。
4、ヘルメス級
ヘルメス級は、ジェネラルプロダクツ社のスピンワード支社で偵察局や大手運輸会社向けに開発した、4型ジャンプキャリアである。ヘルメス級は可能な限り積載量を増やしながらもジャンプ4を達成するために自己完結性を犠牲にし、船体構造の合理化を徹底している。ヘルメス級は通常ドライブはおろか、ジャンプドライブ用の燃料さえも搭載していない。ジャンプ燃料は投下型燃料タンクに依存しているために独力での運用はできず、さまざまな支援艦艇の援助を必要とする。船倉モジュールやジャンプモジュールの接続や軌道港から100倍点までの曳航にもタグボートを必要とする。口さがない船乗りはヘルメス級を船ではなく、〈ジャンプ装置〉だと言うものもいる。
しかし、この設計のおかげで全容積の88%を係留スペースとして確保することに成功しているし、船体規模に比して整備が容易で信頼性も高い。乗組員の不安を解消するためにジャンプモジュールには脱出艇兼ねた汎用船を搭載している。ヘルメス級の就役は1113年からであるが、商船の慢性的な不足に悩むデネブ宙域では宙域経済を支える一助となった。建造は1121年に打ち切られ、新型ジャンプキャリアの生産に切り替えられた
5、ジャンプキャリアの影響
ヘルメス級ジャンプキャリアはデネブ領の周辺地域に急速に普及している。周辺地域の星系政府にとってXボート並の長距離ジャンプ能力を誇るジャンプキャリアの存在は福音であった。星域内のかなりの地域に1回のジャンプでたどり着けるために充分に防護された〈安全な星系〉との間に直通航路を開設することができたからである。
確かにヘルメス級の運行には軌道港と多数の支援船舶を必要とするが、〈苦難の時代〉にとって最も貴重な〈安全〉を手に入れるには仕方のない投資と見なされた。ヘルメス級の導入によって周辺地域で直通航路が開設され、通商ルートの再編が進められた。治安やコストの面で問題がある星系は、ヘルメス級の通商ルートから外され、経済的な困窮を深める結果になった。ヘルメス級の普及による直通航路の開設によって多くの星系が通商から外される結果となった。この影響は、辺境地帯では著しく通常ならば寄り道する小型商船も来なくなったのである。
ヘルメス級用ジャンプモジュール
タイプ: |
ジャンプモジュール TL15 MCr 9399.62(同型艦割引MCr 7519.69) |
船体: |
3600/9000 排水素=4000 形状:3/非流線形
装甲=40G 重量=88928.630t 総重量=97034.3878t |
パワ−: |
11/22 核融合=2934Mw 航続=25日 |
移動: |
2700/5400 ジャンプ=6 |
通信: |
電波式=星系内×3 レ−ザ−式=星系内×3 |
探知機: |
能動ESM=遠軌道×3 受動ESM=遠恒星間×3
能動物体探知=易 能動物体追跡=易 受動エネルギ−探知=並 |
攻撃: |
なし |
防御: |
防御DM+6 |
管制: |
コンピュ−タ=9×3
パネル=ホログラフ型(リンク)×801
付加装置=大型ホロ・ディスプレイ×6
環境=基本環境 基本生命維持 高度生命維持 重力プレ−ト
エアロック×40 |
居住区: |
乗組員=46[艦橋12 エンジニア25 指揮6 接客1 医師2]
専用室×50
積載機器=TK型商船 |
その他: |
船倉=615.9784kP、積載艇格納庫(660t)
燃料(核融合炉用)=15065.2kP、燃料精製装置(48時間)
投下型燃料タンク(ジャンプ用)=202,500kP
目標サイズ=中 視認レベル=中 |
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タイプ: |
船体モジュール TL14 MCr 69.04(同型艦割引MCr 55.23) |
船体: |
2700/6750 排水素=3000 形状:0M/非流線形
装甲=40G 重量=2079t |
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