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154th Batron
帝国−第154戦艦小艦隊
TITLELINE40.JPG - 1,269BYTES
 MEGA TRAVELLER
Science -Fiction Adventure
in the Far Future


Other softs : Ship Design Excel Sheet by Matsunaga

 

 

 

 

 

 
 


第154戦艦小艦隊

ルレンティ型輸送母艦

ノリキアン型バトルライダー


 

第154戦艦小艦隊


 私の連載企画である「最強兵器−決定戦」において、メガトラベラーのルールで作成された戦艦やバトルライダーの正確な性能緒元が必要になりました。
 しかし、帝国百科にも、反乱軍ソースブックにも、バトルライダーのサンプルは掲載されておりません。
 そこで止むを得ず、クラシック・トラベラーのサプリメント「第五次辺境戦争」を 引っ張り出してきて、メガトラベラーのルールで作り直してみた(コンバートしてみた)訳です。

 第154戦艦小艦隊の戦歴などについて、書き記すつもりはまったくありません。
 私が「最強兵器−決定戦」の考察を続ける上での、資料とするだけのものです。

 第154戦艦小艦隊は、帝国海軍で典型的な、バトルライダーと輸送母艦からなる、戦艦小艦隊です。

 「戦艦」という言葉は、「ジャンプ・ドライブを備えた(バトルライダーと対立する存在である)戦艦」と、単なる主力戦闘艦を意味する「戦艦」の、2つの意味があるので、混乱しやすいようです。
 実は、私も良く間違えています。気を付けましょう。

 主力である、ノリキアン型バトルライダーの大きさは2万トン。
 Nクラスの中間子砲1門を装備し、6G加速の能力を持った、重装甲艦です。

 バトルライダーは強力ですが、ジャンプ・ドライブを備えていませんので、恒星間の移動には、輸送母艦が必要です。

 ルレンティ型輸送母艦は、前述したノリキアン型バトルライダー7隻と、50トンの大型戦闘艇200機を搭載し、ジャンプ4で移動することが出来ます。




 
ルレンティ型輸送母艦


 ルレンティ型輸送母艦は、ノリキアン型バトルライダー7隻と、50トンの大型戦闘艇200機を搭載して、ジャンプ4、2G加速で移動することが出来ます。

 輸送母艦は、バトルライダーを発進/収容している間、無防備になってしまいますので、5千トン級の艦隊護衛艦7隻が護衛に付けられています(同時に、これらの護衛艦はガスジャイアントでの燃料補給時に、燃料シャトルとしても役立ちます)。

 輸送母艦は、小艦隊の旗艦としての機能も果たしますので、多数の通信機器が用意されています。
 船倉区画には、旗艦設備のための参謀居住区、連絡艇格納庫などを設けることも出来ます。

 サプリメントに掲載されていた「ルレンティ型輸送母艦」は本来、30万トンで設計されていました。
 しかし私が設計してみたところ、メガトラベラーのルールでは、どうしても容積不足になってしまいます(航続日数1日の輸送母艦では、さすがにまずいでしょう)。
 そこで、武装(電力消費の大きい中間子副砲、粒子加速副砲、反重力副砲、合計49門)を削り、船体サイズを40万トンに拡大して、ようやく、要求性能を満たすことが出来ました。

 いったい誰が、輸送母艦をこんな重武装に仕上げてしまったのでしょうか。
 私がコンバートする前の数値によると、30万トンの船体に、なんと3,490の武器設置点が設けられているのです(ガゼル級と同じような、ルール違反ですね)。


改訂版(2nd-Version)の変更点

 分散構造の輸送母艦は、船体外部にバトルライダーを固定して輸送するということを指摘されました。
 前回の投稿は、船体内部に格納する設計となっていたため、何よりも先に、その点を修正しています。
 輸送母艦自体の船体サイズは、20万トンになり、2万トンバトルライダー7隻(=14万トン)を船外に固定するという設計になりました。
 輸送中の船体サイズは、34万トンです。

 バトルライダー7隻との連絡を維持するため、中間子通信機の通信範囲を星系内距離に延長。
 電波式通信機とレーザー通信機、メーザー通信機を、大幅に増設しました。

 探知器の損傷に備えて、各種探知器を6基ずつ搭載します。

 船体サイズが小さくなったため、50トンのミサイル副砲を200基から100基に削減しています。

 以上の結果、建造費は初投稿バージョンの95GCrから11%安くなり、84GCrまで下がりました。
 

  
ID code:


Hull:


Power:

Loco:


Commo:



Sensors:






Off:



Def:





Control:




Accom:



Other:

ルレンティ型輸送母艦 TL=15 Mcr=105,935
USP : V7424J4-049900-45004-20

180,000/450,000  排水素=200,000トン  形状=7非流線型  装甲=40G
 重量=1,593,618トン  総重量=1,750,429トン

7,200/14,400   核融合=1,944,000Mw  航続=18日間 通常=27日間

15,300/30,600 ジャンプ=4
15,300/30,600 通常=2G  移動力=0

電波式=星系内距離*480  レーザー式=星系内距離*480
 メーザー式=星系内距離*60 中間子式=星系内距離*12
 電波妨害機=星系内距離*3

電磁マスカー 受動EMS=遠恒星間距離*6
 能動EMS=遠軌道距離*6 EMS妨害機=遠軌道距離*6
 質量探知=高貫通/1km*6 中性微子探知機=10kw*6
 能動物体探知        = 並 能動物体追跡     = 並
 受動物体探知       = 並 受動物体追跡     = 並
 受動エネルギー探知 = 易 受動エネルギー追跡 = 並

ミサイル = X90  フュージョンガン=X05 ビーム・レーザー=X04
  砲塔群     100                               200                             200
  射撃可能   65                              130                              130
 
防御DM =+8  装甲DM =0  致命的命中回数 = 32
散乱砂砲 = XX4
  砲塔群        600
  射撃可能     390
核中和装置9*3 中間子スクリーン9*3

コンピュータ=モデル9*3(光ファイバー型)  パネル=ホログラフ型*1,000
  追加=大型ホロ・ディスプレイ*66
  基本環境、基本生命、高度生命、重力プレート、重力補正器
 エアロック=200 予備環境1

乗組員1,351(艦橋24、エンジニア233、砲術156、艦載440、保安200、
 指揮175、接客46、医師77) 特等25、一等24、交代要員1,100
  専用室=800 二等寝台=1,100

船外に2万トン級バトルライダー7隻を搭載。船倉=1,862トン
 ミサイル倉庫=1,140トン(ミサイル20ターン、散乱砂30ターン分)
 格納庫=14,730トン(大型戦闘艇50トン*200機、発進チューブ*2
           特殊艦載艇50トン*10隻、交換用モジュール*20、
           大型ボート*10隻)
 燃料=116,104トン  燃料精製装置搭載
 目標サイズ = 大  視認レベル = 中
 量産価格MCr=83,849
 

ノリキアン型バトルライダー


 帝国海軍における、主力バトルライダーです。
 「最強兵器−決定戦」にも書いたことですが、中間子主砲がNクラスですので、若干火力が劣っています。

 1万トン級での再設計を試みましたが、移動力6の確保が困難でした。試行錯誤の結果、2万トンに戻っています。
 私が「移動力6」で譲歩しない以上、このサイズより小さいバトルライダーは、実現できないようです。

 燃料タンクの確保(航続時間の延長)が課題となっています。


改訂版(2nd-Version)の変更点

 第2回の考察「装甲1」(再投稿)より、装甲DMは9で十分だという結論が導かれました。
 よって、ノリキアン型バトルライダーも、装甲DMを11から9(装甲値は67)まで減らします。

 旗艦(輸送母艦)との連絡を維持するため、中間子通信機の通信範囲を星系内距離に延長。
 また、ピケットの役目を果たしている大型戦闘艇とリンクするため、電波式通信機とレーザー通信機、メーザー通信機を、大幅に増設しました。

 探知器の損傷に備えて、各種探知器を3基ずつ搭載します。
 耐久力を増やすため(それだけのために)、惑星距離の能動EMS、準恒星間距離の受動EMS、惑星距離のEMS妨害機を2基ずつ搭載しました。

 搭載兵器は、
  100トン副砲の粒子加速砲2基 → 単架粒子加速砲×20砲塔群。
  50トン副砲の反重力砲1基 → 三連架散乱砂砲塔×10砲塔群。
  50トン副砲のフュージョンガン → 単架フュージョンガン砲塔10砲塔群。
  単架ビームレーザー砲塔群 → 三連架ビームレーザー12砲塔群。
 以上のように変更し、核中和装置と中間子スクリーンの予備を2基ずつ搭載。

 舟艇として、40トンの艦載艇と20トンの大型ボートを2隻ずつ搭載。
 乗組員の海兵隊員を、20名まで削減。
 二等寝台を150台から110台に削減し、交代要員も110名に削減。

 以上の結果、建造費が30GCrから22GCrまで下がりました。
 軽量化によって、必要なパワープラント出力が小さくなったため、航続時間を延ばすことにも成功しています。

ID code:


Hull:


Power:


Loco:

Commo:



Sensors:








Off:







Def:





Control:




Accom:


Other:
 

ノリキアン型バトルライダー TL=15 MCr=28,663
USP : L106UJ3-939905-299N9-0

18,000/45,000  排水素=20,000トン  形状=1エアフレーム  装甲=67G
  重量=573,092トン  総重量=584,803トン

4,392/8,784   核融合=1,185,840Mw
 航続=6/18日間 通常状態=28日間

3,060/6,120  通常=6G  移動力=6

電波式=星系内距離*24  レーザー式=星系内距離*24
 メーザー式=星系内距離*6 中間子式=星系内距離*3
  電波妨害機=星系内距離*3

電磁マスカー  受動EMS=恒星間距離*3 準恒星間距離*2
  能動EMS=遠軌道距離*3 惑星距離*2
  EMS妨害機=遠軌道距離*3 惑星距離*2
  質量探知=高貫通/1km*3 低貫通/250m*2
  中性微子探知機=10kw*3
  能動物体探知         = 並  能動物体追跡          = 並
  受動物体探知         = 並  受動物体追跡          = 並
  受動エネルギー探知 = 易  受動エネルギー追跡 = 並

中間子砲=N0X 粒子加速砲=002 ミサイル = X90
 砲塔群    1                              20                    12
  射撃可能 1                              19                    12

フュージョンガン=X05 ビーム・レーザー=X04
  砲塔群                 10                               12
  射撃可能              10                               12

防御DM = 14  装甲DM = 9  致命的命中回数 = 20
散乱砂砲=XX4
  砲塔群       18
  射撃可能     18
核中和装置9*3 中間子スクリーン9*3

コンピュータ=モデル9*3(光ファイバー)  パネル=ホログラフ型*200
  追加=大型ホロ・ディスプレイ*21
  基本環境、基本生命、高度生命、重力プレート、重力補正器
 エアロック=20

乗組員221(艦橋15、エンジニア47、維持25、砲術61、艦載8、保安20、
 指揮29、接客7) 専用室=185 二等寝台=110 

船倉=246トン  ミサイル倉庫=97トン(20ターン分)
 艦載艇(40トン)*2隻 大型ボート(20トン)*2隻
  燃料=6,325トン  燃料精製装置、燃料スクープ搭載
  目標サイズ = 大  視認レベル = 中
 量産価格=22,930MCr
 

 

2008.06.14 初投稿
2008.09.21 第15回までの考察結果を踏まえ、再設計しました。