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The Best Weapon |
最強兵器 決定戦 第26回 (機雷1) |
MEGA
TRAVELLER |
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そこに存在するとは限らない |
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もちろん、魚雷の場合と同じように、戦艦を一撃で沈めてしまうような兵器(機雷)が登場してしまえば、戦艦の存在意義も失われてしまうのですから、20世紀のテラに存在していたような、強力な機雷を望んでいる訳ではありません。 ゾダーン通商破壊艦の追撃を逃れて、目的の星系へと辿り着いた自由貿易商船。 敵艦の姿が無いことに安堵する、船長と乗客たち。 しかし、その星系には、密かに敷設された機雷が待ち構えていたのである、とか。 二星系間の戦いの戦場跡で、サルベージに勤しむベルター達。 不思議な救難信号に呼び寄せられた彼らの船に、戦中から生き残っていた機雷が襲い掛かる、とか。 こういうシチュエーションを実現したいと考えているだけなのです。 大島様が「パメラ級襲撃艦」の投稿の中で「Z45無人戦闘ポッド」というユニークな兵器を登場させており、私も、メガトラベラーのルールの枠内では、このタイプの機雷しか有り得ないと考えておりました。 この機雷についての考察は、次回に回す予定です。 といいますのも、以前購入したクラシック・トラベラーのスペシャル・サプリメント「ミサイル」には、しっかり浮遊機雷の特別ルールが存在していました。 特別ルールと言いますか、あくまで推進装置を持たないミサイルとしての浮遊機雷である訳なのですが。 関係のありそうな記述を、以下に抜粋します。 推進装置のないミサイル:推進装置を搭載していないミサイルを製造することも可能です。 こういったミサイルは、独自に移動することはできません(発射する船のベクトルがこのミサイルのベクトルとなります)。 これは浮遊機雷といった形になるでしょう。 接近状態:ミサイルが目標の25mm(現実の2,500km)以内を通過する場合、それは接近状態と考えます。 目標の25mm以内は、近接信管が起爆するのに十分な距離です。 レフリーへの注釈:この25mmという距離は、ゲーム内の尺度でミサイルと目標が接近状態にあることを示すために選択されています。 現実では、ミサイルに搭載された精巧なシステムは、数百メートルほどの距離で接近状態となるでしょう。 という訳で、はっきり浮遊機雷と明記されていますし、ルール上の都合とはいえ、機雷の近接信管は、2,500kmの有効範囲を持っている訳です(どんな原理だろうと考えたりしてはいけません)。 このルールをメガトラベラーに応用すれば、メガトラベラーでも機雷を登場させることができるだろうと考えました。 サプリメント「ミサイル」のルールで作成した、浮遊機雷の例を下記に掲載します。 浮遊機雷(動力無しミサイル:掲示板ではAタイプと表現) テックレベル8以上で製造の場合 1発12.0kg cr880(小計の2割引) 推進システムなし 1kg TL=5 cr100 誘導装置 なし 近接信管 1kg TL=6 cr500 高性能炸薬 1つ 10kg TL=6 cr500 小計 12kg TL=6 cr1,100 浮遊機雷(動力付きミサイル:掲示板ではBタイプと表現) テックレベル12以上で製造の場合 1発32.4kg cr6,048(こちらも2割引) 自由推進4G4 20.4kg TL=10 cr6,160 電波受信誘導装置 1kg TL=8 cr400 近接信管 1kg TL=6 cr500 高性能炸薬 1つ 10kg TL=6 cr500 小計 32.4kg TL=10 cr7,560 重量修正により、6G6の加速能力を持ちます。 Aタイプの浮遊機雷は加速能力を持ちませんので、敷設する宇宙船と同じベクトル、座標でしか、敷設ができません。 5,000kmの間隔を空けて敷設する場合、2G加速の宇宙船でも1ターンに1発だけしか敷設できないということです。 機雷敷設の手間やリスクを考えると、1隻の宇宙船で単列(1列)の機雷堰しか構築することはできないでしょう。 しかし、Bタイプの浮遊機雷は6G6の加速能力を備えているため、推進剤が尽きるまでの1,000秒間で、敷設艦から15,000km離れた地点に、相対速度ゼロで敷設することが可能になりました。 Aタイプの機雷ならば1列で敷設していた機雷堰を、最大7列の幅で敷設できるようになったということです。 私の構想では、6列の機雷堰を構築することになっていました。 ちなみに、10,000km離れた地点に敷設できる、加速能力4G4を備えた機雷は、25.6kg、cr3,550。 さらに性能を落とし、5,000km離れた地点に敷設できる、加速能力2G2を備えた機雷は、23.4kg、cr2,930でした。 |
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もちろん私も、異論はございません。 1.100倍直径の内側へジャンプアウトすることは不可能。 よって、100倍直径の内側へ侵入する宇宙船は、必ず通常空間を経由します。 2.ジャンプアウトしてくる宇宙船は、通常空間の状態を知ることが出来ません。 最新情報であっても、最短で2週間前の状態に過ぎない訳です。 ジャンプアウト座標の周辺に機雷が敷設されていれば、宇宙船は自ら機雷堰の中へ、飛び込んでくることになるでしょう。 これは確かに、他の設置場所では得られない利点です。 ジャンプアウトの誤差が、1パーセク当たり3,000kmだという数値が、公式設定の何処かにあった筈です。 ジャンプ精度の高さが、かえって触雷の危険を高めているとも言えそうでした。 私の想定している「機雷堰」は、下図1のようになっています。 |
図1 100倍直径に敷設された機雷堰と、触雷する宇宙船の図 表2 100倍直径を封鎖するために必要な、浮遊機雷の数とコスト |
規模1の世界を、100倍直径に敷設した「単列の機雷堰」で封鎖するだけならば、わずか100発の浮遊機雷だけで済んでしまいます。 |
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もちろん、命中判定を行なってもかまいませんが、命中判定の方法でも悩みました。 命中判定を行なう場合は、浮遊機雷の弾数(1箇所に敷設される浮遊機雷の数)を、ミサイルの門数と考えて、攻撃力を決めます。 普通は1箇所に機雷1発でしょうから、テックレベル12以下ならば攻撃力1、13以上ならば攻撃力2になりました。 松永様からの情報ですが、第二次世界大戦中、ドイツのUボートによって敷設された機雷は、3発の機雷が魚雷1本分のスペースに収められていました。 サプリメント「ミサイル」のルールを用いた場合でも、浮遊機雷1発にミサイル4発分の炸薬を搭載できることが判明しています。 その場合、機雷1発をミサイル4発相当とみなし、攻撃力を2〜3(つまり+1)にアップする。 機雷3発をミサイル12発分とみなして、攻撃力を4〜5(+2)にする。 ということでいかがでしょうか。 機雷の威力が確実に向上しますので、レフリーとプレイヤーの皆さんで相談して採用の是非を決めてください。 個人的には、非常に面白くなると思っています(笑)。 さて、命中判定の続きです。 浮遊機雷(ミサイル)の攻撃力が決まりましたから、目標艦の移動力やサイズから、命中率が決まりました。 ところが、ここで問題となるのが、コンピュータ・モデルです。 CT「宇宙海軍」のルールでも、メガトラベラーでも、双方のコンピュータ・モデルが命中判定に大きく影響するのですが、浮遊機雷(ミサイル)はコンピュータを積んでいません。 1.双方のコンピュータ・モデルを無視する(コンピュータのDMを無視する)。 2.浮遊機雷のコンピュータ・モデルを”ゼロ”として命中率を計算する。 3.敷設した宇宙船のコンピュータ・モデルを、浮遊機雷のモデル数として扱う。 などのルールが考えられました。 私の場合「2,500km以内ならば、自動命中」のルールを採用するつもりですので、コンピュータ・モデルは関係しませんが、皆さんはどう思われるでしょう。 |
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民間商船が攻撃対象ですから、装甲DM=0の外部損傷を用いました。 1発の機雷が命中した場合の損傷期待値は、以下の表3のようになります。 表3 機雷攻撃(触雷)の損傷期待値 外部損傷表:装甲DM=0 |
表3の損傷を一般的な民間商船(S型偵察艦、A型自由貿易船、R型政府指定商船、M型政府指定客船)に適用すると、以下のような結果となります。 通常ドライブ−1の損傷 2G加速のS型偵察艦以外、一撃で移動不能となります。 その確率は約20%ですから、かなり高い確率だと言えるでしょう。 燃料損傷−1〜2 ジャンプアウト直後の触雷ですから、民間商船は燃料タンクが空に近い訳で(予備の燃料を大量に携えることは、不経済です)、1〜2回の損傷で全ての燃料を失い、行動不能になってしまいます。 それぞれの民間商船の、ジャンプアウト直後の燃料残は、以下のようでした。 S型偵察艦は、燃料残が9〜19トン。1〜2回の損傷で行動不能になります。 A型自由貿易船は、燃料残が6〜20トン。1〜2回の損傷で行動不能です。 R型政府指定商船は、燃料残が12〜22トン。2〜3回の損傷で行動不能です。 M型政府指定商船は、燃料残が22〜52トン。3〜6回の損傷で行動不能。 燃料残量に幅があるのは、航続を2週間(14日)と30日で設計した場合の、2通りの設計プランがあるためです。 船体の大きいR型とM型は比較的、耐久力が高いのですが、それでも簡単に行動不能になってしまうでしょう。 兵器損傷−1〜3 掃海を積極的に行なう場合を除いて、兵器損傷はあまり影響しません。 しかし、武器設置点の少ない小型商船は、1回の触雷だけでも兵装の大半(あるいは全て)を失ってしまうようです。 ところで、機雷堰の中へジャンプアウトして、触雷してしまった商船も、移動不能や行動不能にならなければ、自力で機雷堰を脱出しようと試みるでしょう。 あるいは、110倍直径などの安全地帯にジャンプアウトしたものの、機雷堰に切れ目が見つからずに(あるいは、通商破壊艦などに追われて、他に逃げ場が無く)機雷堰を強行突破するという可能性も考えられます。 そうした場合、商船は機雷堰の幅の分だけ(単列の機雷堰なら1回、3列なら3回、6列なら6回)、自動的に触雷してしまいます。 とりあえず、掃海手段に関しては保留しておきますが、複数回の触雷による損傷期待値は、以下の表4のようになりました。 表4 複数回の触雷による、損傷期待値 外部損傷表:装甲DM=0 |
表4の損傷は、複数回の触雷をした場合の損傷期待値です。 |
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表5 浮遊機雷(推進装置無しのAタイプ)の攻撃力と、致命的損傷の回数 ミサイルのテックレベルは、14〜15を想定 |
表5の攻撃力換算によると、機雷1発の攻撃力は3。 100トン級のS型偵察艦で2回、200トンのA型自由貿易船でも、1回の致命的損傷を与えることができます。 より強力な、機雷3発分(ミサイル換算で12発相当)の攻撃力は5。 400トン級のR型政府指定商船やT型哨戒艦、P型海賊船にも、致命的損傷を与えることができるようになりました。 機雷の使い方としては、1発の攻撃力を大きくするより、広い範囲にばら撒いて命中率を高めた方が良いのでしょう。 ですから、これ以上の機雷大型化(攻撃力強化)には疑問を感じますが、やはり攻撃力5の威力は凄いものがあります。 致命的損傷の期待値を、下の表6にまとめました。 表6 致命的損傷の期待値(1〜4回の損傷) |
致命的損傷を1〜4回受けた場合、それぞれの致命的損傷を、1回以上受ける確率を計算したものです。 爆発の確率は、1回だけならば2.8%しかありませんが、4回になると10.7%。 S型偵察艦やXボートは攻撃力5の機雷に触れると、1割以上の確率で爆発(消滅)の可能性があるということです。 致命的損傷1回の2.8%であっても、400トン級の商船100隻が触雷すれば、その内3隻弱の商船が爆発(消滅)しているという確率ですから、考えてみると恐ろしいことです。 艦橋破壊、通常ドライブ使用不能、ジャンプドライブ使用不能、パワープラント使用不能。 これらの損傷は、合わせて44.4%もありました。 このどれか1つを受けるだけでも、その商船はジャンプ出来なくなりますから、商船としての利用が出来ません。 先の爆発と合わせるならば、致命的損傷を1回受けるだけでも、半分近い確率で商船としての存在価値を失ってしまうということです。 コンピュータ破壊、スクリーン一種使用不能、主砲使用不能。 これらの損傷は、合わせて25.0%でした。 コンピュータは必ず予備が搭載されていますし、スクリーンや主砲を搭載している商船は無いと思いますから、これらの損傷は実質的に被害無しとして扱われるでしょう。 コンピュータの修理代だけが、悩みの種になります。 探知器破壊、火器管制装置使用不能。 この2つについては、評価に悩んでいます。 予備の探知器を積んでいれば、探知器が1つ破壊されても大したことではないのですが、帝国百科に掲載されているA型自由貿易船からR型政府指定商船までの公式データは、受動EMSと能動EMSを1つづつしか搭載していないのです。 質量探知器や中性微子探知器は未搭載。 合わせて2つの探知機しか無いのであれば、1つの損傷でも致命的でしょう。 火器管制装置の損傷も、非武装の商船ならば何の問題もありません。 武装付きの商船でも、とりあえず、航行には支障がないと思います。 乗組員−1、交代要員/兵士死亡。 これは、1千トン未満の小型商船にとって致命的でした。 確率は8.3%しかありませんが、乗組員−1の結果は即ち、乗組員の全滅を意味しているからです。 この「全滅」が「全員、死亡した」なのか、「負傷して、乗組員の職務を果たせなくなっている」だけなのか、レフリーズ・マニュアルの記述からは判断できません。 少なくとも、乗組員の分隊数がゼロになってしまいますので、移動も戦闘も「応急修理」も出来なくなることは確かです。 交代要員/兵士死亡は、損害を受ける宇宙船が戦闘艦ではなく、民間商船ですので、「交代要員の死亡」は「二等寝台の船客死亡」に、「兵士死亡」は「特等/一等船客の死亡」に置き換えるべきだと考えています。 2.8%の半分ずつしかない確率ですが、こんなことが起きたら怖いでしょう。 参考として、私の設計した強化型浮遊機雷の設計データと、敷設コストを、以下に示します。 強化型浮遊機雷(動力無しミサイル:A4タイプと呼ぶことにします) テックレベル8以上で製造の場合 1発42.0kg cr2,080(小計の2割引) 推進システムなし 1kg TL=5 cr100 誘導装置 なし 近接信管 1kg TL=6 cr500 高性能炸薬 4つ 40kg TL=6 cr2,000 小計 42kg TL=6 cr2,600 強化型浮遊機雷も加速能力を持ちませんので、敷設する宇宙船と同じベクトル、座標でしか敷設ができません。 私が大好きな6列の機雷堰を構築する場合、6隻の敷設艦艇が必要になります。 6倍の時間をかければ、1隻の敷設艦艇でも敷設は可能ですが、時間がかかりすぎるでしょう。 上記の強化型浮遊機雷を、1箇所に1発敷設すれば攻撃力3、3発敷設すれば攻撃力5になります。 強化型浮遊機雷による100倍直径の封鎖コストを、以下の表7に示しました。 敷設の手間は増えますが、コストはそれほど増加しません。 表7 100倍直径を封鎖するために必要な、強化型浮遊機雷の数とコスト |
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一応、メガトラ準拠です。 浮遊機雷は、明らかに100トン未満のサイズですので、目標サイズは「小」。 視認レベルは不思議なことに、20トン未満なので+1されて「中」になりました。 この数値を使って、探知と追跡(固定)の成功判定を行なうことになります。 次に、攻撃の命中判定ですが、浮遊機雷は動きませんので、コンピュータ・モデルをゼロとして攻撃を行なえば良いと思います。 使う兵器は、ミサイル、レーザー兵器、エネルギー兵器、粒子加速砲、何でも良いでしょう。 命中したら、目標の浮遊機雷は自動的に「爆発(消滅)」ということにしました。 浮遊機雷を相手に真面目に損傷表を使っていたら、致命的損傷で「爆発(消滅)」が出るまで無力化できません。 表8 浮遊機雷への攻撃命中率(近距離) |
このルールを使うと、S型偵察艦でもA型自由貿易船でさえも、武装が付いていれば簡単に掃海艇として使うことが出来ます。 サプリメント「商船と砲艦」に掲載されていたS型偵察艦は、パルス・レーザー1門とミサイル1門の混合複架砲塔を搭載していましたから、42%×2回の命中判定で、毎ターン1個弱の機雷を処理できそうです。 最も重武装のA型自由貿易船は、パルス・レーザー1門、ミサイル1門、散乱砂砲1門の混合砲塔2基を搭載したタイプだと思いますが、この商船ならば、42%×4回で毎ターン1個半の機雷を処理できます。 110倍直径へ安全にジャンプアウトして、100倍直径まで微速前進を行い、搭載の兵器で機雷堰を切り開けば、若干、余計な時間はかかりますが、何の問題も無しということになりますね。 敷設の手間の割りに、機雷の存在価値が無くなってしまうかも知れません。 掃海艇は、速度1(1ターン当たり1ヘクス)の移動速度で、機雷堰に沿って移動しながら、隣接した1ヘクス(視認距離)の距離に存在する浮遊機雷を、レーザーで片端から片付ける、という行動パターンになるのではないでしょうか。 装甲DM=14の宇宙船を通過させるという荒業も良いと思います。 |
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ジャンプアウトしてくる宇宙船が、ジャンプ先星系の固有速度に合わせていなかった場合、速度は最大で毎秒数百キロにも及ぶことがある訳です。 そうしますと、もし、ジャンプ先に機雷が仕掛けられていた場合、ジャンプした後の1ラウンドの間に、数個〜数百個の機雷の効果範囲を横切る可能性があります。 私の構想では6列の機雷堰を構築する予定ですから、最短コースを横切っても、最低6個の機雷が命中するでしょう。 民間の小型商船や、400トン程度の海賊船では、とても耐えられない損傷を受ける筈です。 ジャンプ前にあらかじめ相対速度を付けておき、ジャンプアウトと同時に大きな相対速度を活かして、主要世界へ奇襲攻撃を仕掛ける(爆撃したり、降下兵を下ろしたり)という戦法が使えなくなってしまうではないですか。 もちろん、機雷の効果は、艦隊先頭の1隻だけにしか及びませんし、重装甲大火力のバトルライダーには全く効かないでしょう。 本気になって攻めて来た正規艦隊の前には何の役にも立ちませんが、小型の密輸船や海賊船を相手にする限りにおいては、十分、効果がある筈です。 どうやら、機雷は防御目的にも十分、使えそうでした。 ただし、攻撃力2〜5程度の機雷(ミサイル)が、直径100メートル超の遊星爆弾(アステロイド)に何らかの効果を持つのか?(Tactics20号のウェンデティエールでは、粉砕することが出来るという設定でしたが)。 ブラックグローブを使用中の宇宙船に、浮遊機雷の近接信管は反応するのか? 答を出さなければならない問題もいくつか思いつきましたが、とりあえず、防御目的で敷設された機雷堰の図を、下に載せておきます。 |
図9 100倍直径の内側に敷設された機雷堰と、触雷する宇宙船の図 |
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検討はまだ不十分ですが、単艦(+5隻の搭載敷設艇)で2パーセク以内の敵星系へ潜入し、規模5の惑星の周囲(100倍直径)に6列の機雷堰の構築を行なえる能力を持っています。 機雷堰の幅は6列、攻撃力5の強化型浮遊機雷を用いた場合の計算ですから、非常に強力でしょう。 規模6〜Aの惑星を封鎖する場合は、2隻を投入すれば良いと思います。 ゾダーン海軍の機雷敷設母艦 オーランド級 |
CraftID:
Hull: Power: Loco: Commo:
Def: Control: Accom: SubCraft: Other: Design Note: |
Aland
Class Minelayer TL=14 MCr234.1 360/900 排水素=400トン |
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CraftID: Hull: Power: Loco: Commo: Sensors: Off: Def: Control: Accom: SubCraft: Other: Design Note: |
Aland's Child
Class Minelayer TL=14 MCr23.0 27/68 排水素=30トン |
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※ 惑星海軍がまったく存在しない星系とは、テックレベルが7以下、もしくは、人口 |