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The Best Weapon
5th stage ( Screen
)

最強兵器 決定戦
第5回 (スクリーン)

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MEGA TRAVELLER
 


 

攻撃に耐えられない半端な装甲は意味がない
 戦艦の装甲は、十分な防御力が有るか、
  全く何も無いかの、どちらかだ。


 前回の考察「損害」において中間子砲の威力を理解し、恐怖を感じているところで、今度は盾の役目を果たしてくれる、スクリーンについての考察です。

 スクリーンは敵の攻撃を、無効化するか無効化できないか、のどちらかしかありません。
 装甲のように、外部損傷表や放射線損傷表でDMを加え、損傷を軽減するという働きはしないのです。
 特に、一撃で沢山の内部損傷を与える主砲クラスの中間子砲への、中間子スクリーンの効果は劇的でしょう。
 低いテックレベルの海軍が用いる核ミサイルや中間子砲は、高いテックレベルの海軍に対して、まったく効果が無いという場合も考えられます。

 核ミサイルの攻撃を防ぐ「核中和装置」
 中間子砲の攻撃を防ぐ「中間子スクリーン」と「船体形状」

 これらについて、考察を進めて行きます。



今回は表が多く、長くなりましたので、インデックスを作りました


核ミサイル VS 核中和装置

中間子砲 VS 中間子スクリーン

中間子砲 VS 船体形状

結論


核ミサイル VS 核中和装置


 核ミサイルは、主砲や副砲を積めない小型艦艇(極端な場合は戦闘艇にも)搭載可能であり、外部損傷表でのDM+6を得られる、唯一の兵器です。
 特にテックレベルの低い海軍では、重要な兵器として位置づけられるでしょう。

 ところが、テックレベル12以上の海軍では、この核ミサイル無効化してしまう、核中和装置と呼ばれる防御兵器を使用することができました。
 スクリーン考察の先鋒は、この核中和装置です。

 以下は、テックレベル7〜15の海軍が装備できる、核ミサイルの最大火力(つまり最大攻撃力)を一覧にまとめたものです。

 100トンサイズ50トンサイズ副砲は、大型戦闘艦の副砲として、あるいは中型戦闘艦の主兵装として、船体容積1千トンあたり1基を搭載可能です。
 1千トン以上の船体容積があれば搭載可能ですが、実際には3千トンの船体で1基、5千トンで2基(例えば、艦隊護衛艦)という数字が妥当でしょう。
 ガラルク型のように、5万トンの船体に40基(5千トンあたりで4基)のミサイル副砲を装備した艦も存在しています。

 三連架ミサイルラック10基を集めた砲塔群(砲塔群30門)は、砲塔兵器中での最大火力を持ちます。
 副砲と同じで、船体容積1千トンあたり1砲塔群を搭載可能ですが、副砲よりわずかですが火力が低いので、特別な理由がなければ多用されません。
 最大のメリットは占有容積が小さいことで、副砲100トン50トンと比べると、10トンしかスペースを必要としないのです。

 三連架ミサイルラック1基からなる砲塔群(砲塔群3門)は、SDBやT型哨戒艦、1千トン以下の小艦艇
が備えているミサイル火力ですが、これはまた、戦闘艇が持てる最大のミサイル火力でもあります。
 単架ミサイルラック1基からなる砲塔群(砲塔群1門)は、混合砲塔を搭載している戦闘艇の、ミサイル火力になります。

 これらの核ミサイルが、各中和装置(スクリーン)を突破できるサイコロの数値を、表に並べました。
 防御側のテックレベルは15(帝国正規艦隊)を想定し、テックレベルの違いによるコンピュータモデルの修正値は、組み込み済みです。

      核中和装置防御力9)に対する、スクリーン突破率

攻撃側

100トン副砲

50トン副砲

砲塔群30門

砲塔群3門

砲塔群1門

TL

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

15

9+

9

10+

7

12+

3

16+

2

17+

14

10+

9

11+

7

13+

3

17+

2

18+

13

9

12+

8

13+

7

14+

3

18+

2

19+

12

9

13+

8

14+

6

16+

2

20+

1

21+

11

8

15+

7

16+

6

17+

2

21+

1

22+

10

8

16+

7

17+

6

18+

2

22+

1

23+

9

7

18+

なし

6

19+

2

23+

1

24+

8

7

19+

なし

6

20+

2

24+

1

25+

7

なし

なし

6

21+

2

25+

1

26+


 白文字は、普通に突破判定を行なう数値です。
 緑文字は、突破が不可能なので、サイコロを振っても意味がない(戦術ポイントを使うと、突破するかも知れませんが)数値を示してあります。

 テックレベル12以下の海軍は、どう足掻いても防御力9の核中和装置を突破して、核ミサイルを命中させることが出来ないと判明しました。
 テックレベル12と言えば、ソードワールズ連合のサクノス海軍が該当します。
 帝国海軍の主力艦は、そのほとんどが防御力9の核中和装置を搭載していますので、ソードワールズ連合の核ミサイルは全く効かないことになりました。

 テックレベル13の海軍も、100トンのミサイル副砲がごく稀に突破してくるだけですので、効かないも同然です。

 また、戦闘艇のミサイル火力は(テックレベルがいくつであっても)防御力9の核中和装置を突破することが出来ません。
 戦闘艇のミサイル火力は、帝国海軍の(輸送母艦や艦隊空母なども含む)主力艦艇に対して、まったく無力です。



      核中和装置防御力6)に対する、スクリーン突破率

攻撃側

100トン副砲

50トン副砲

砲塔群30門

砲塔群3門

砲塔群1門

TL

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

15

6+

9

7+

7

9+

3

13+

2

14+

14

7+

9

8+

7

10+

3

14+

2

15+

13

9

9+

8

10+

7

11+

3

15+

2

16+

12

9

10+

8

11+

6

13+

2

17+

1

18+

11

8

12+

7

13+

6

14+

2

18+

1

19+

10

8

13+

7

14+

6

15+

2

19+

1

20+

9

7

15+

なし

6

16+

2

20+

1

21+

8

7

16+

なし

6

17+

2

21+

1

22+

7

なし

なし

6

18+

2

22+

1

23+


 防御力に下がることで、テックレベル11〜12のミサイル副砲が、有効になりました。
 テックレベル13以上の副砲や砲塔群(30門)においても、突破率が3増えていますが、戦闘艇のミサイル火力はまだ届きません。

 防御力6の核中和装置は、テックレベル14の海軍で最大防御力を持ったスクリーンですから、上記の数字にDM+1の修正を行なうことで、ゾダーン海軍の防御力も推測できました。
 例えば、帝国海軍ミサイル副砲〜砲塔群30門)は、ゾダーンの主力艦に対しても高い突破率を持ちます。
 しかし帝国海軍戦闘艇のミサイル砲塔群3門〜1門)は、ほとんど効きません
 モデル9のコンピュータを備えていても、砲塔群3門のミサイルが、12+の確率で突破できるだけなのです。
 帝国のSDB戦隊で、ゾダーン艦隊の輸送母艦やタンカーを攻撃する作戦は、あまり戦果を期待できそうにありません。


      核中和装置防御力3)に対する、スクリーン突破率

攻撃側

100トン副砲

50トン副砲

砲塔群30門

砲塔群3門

砲塔群1門

TL

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

15

3+

9

4+

7

6+

3

10+

2

11+

14

4+

9

5+

7

7+

3

11+

2

12+

13

9

6+

8

7+

7

8+

3

12+

2

13+

12

9

7+

8

8+

6

10+

2

14+

1

15+

11

8

9+

7

10+

6

11+

2

15+

1

16+

10

8

10+

7

11+

6

12+

2

16+

1

17+

9

7

12+

なし

6

13+

2

17+

1

18+

8

7

13+

なし

6

14+

2

18+

1

19+

7

なし

なし

6

15+

2

19+

1

20+


 防御力に下がると、戦闘艇のミサイル火力有効になりました。
 その突破率は低いのですが、戦闘艇は数がありますから、突破してくるミサイルの数は軽視できません。
 そして、副砲や砲塔群30門のミサイルは、ほぼ自動的に突破するようになります。

 防御力3の核中和装置は、テックレベル13の海軍で最高の防御力を持った核中和装置でした。
 スピンワードマーチ宙域でテックレベル13の海軍と言えば、アスラン艦隊です。
 上記の数字にDM+2の修正を加えて、アスラン艦隊の防御力を推測してみました。
 帝国海軍ミサイル副砲〜砲塔群30門)は、ほぼ確実にスクリーンを突破でき、戦闘艇のミサイル砲塔群3門〜1門)も3分の1程度がスクリーンを突破します。
 アスラン艦隊に対しては、帝国海軍のSDBや戦闘艇による攻撃も、十分に有効だと言えるでしょう。
 

      核中和装置防御力1)に対する、スクリーン突破率

攻撃側

100トン副砲

50トン副砲

砲塔群30門

砲塔群3門

砲塔群1門

TL

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

15

1+

9

2+

7

4+

3

8+

2

9+

14

2+

9

3+

7

5+

3

9+

2

10+

13

9

4+

8

5+

7

6+

3

10+

2

11+

12

9

5+

8

6+

6

8+

2

12+

1

13+

11

8

7+

7

8+

6

9+

2

13+

1

16+

10

8

8+

7

9+

6

10+

2

14+

1

15+

9

7

10+

なし

6

11+

2

15+

1

16+

8

7

11+

なし

6

12+

2

16+

1

17+

7

なし

なし

6

13+

2

17+

1

18+


 防御力1になると各中和装置の存在は、ほとんど気休めのようになってきました。
 副砲100トンと50トン)に対しては無意味ですし、砲塔群30門に対しても核ミサイルの大半に突破を許してしまいます
 戦闘艇のミサイル火力に対しても、その火力を3分の1に減らす程度の効果しかありあません。
 それでも、最適化された核中和装置(テックレベル=14または15)の場合は、消費電力が極めて小さいため、中型/小型の戦闘艦などに搭載されることが考えられます。

 テックレベルが12の海軍にとって、防御力1の核中和装置が装備できる唯一のものですから、贅沢を言う余裕はないでしょう。
 上記の数字にDM+3を加えて、サクノス海軍の防御力を推測してみました。
 帝国海軍核ミサイルは、戦闘艇のものですら6割が突破してしまいます。副砲クラスのミサイルに至っては、全く防ぐことが出来ません




中間子砲 VS 中間子スクリーン


 スクリーン考察の2つめは、中間子スクリーンです。
 主砲クラスの中間子砲が命中して、その防御を突破すると、大抵の宇宙船は大破するか、すべての燃料を失って行動不能の状態に陥いることが、これまでの考察で判明しました。
 それを防ぐ盾として最も確実な手段が中間子スクリーンであり、中間子砲に対して「唯一の、有効な装甲」として機能します。
 冒頭にも書きましたが、中間子スクリーンは中間子砲の突破をさせるか/させないかのどちらかであり、突破をさせても、損傷を軽減するような働きはありません。
 突破させれば、宇宙船は大破しますし、突破させなければ、宇宙船は無傷なのです。


      中間子スクリーン防御力9)に対する、スクリーン突破率

攻撃側

主砲(最大)

主砲(中間)

主砲(最小)

100トン副砲

50トン副砲

TL

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

15

5+

7+

9+

9

16+

5

18+

14

6+

9+

11+

5

19+

3

20+

13

9+

10+

13+

3

21+

なし

12

12+

15+

15+

なし

なし

11

17+

なし

17+

なし

なし


 防御力9における中間子砲の突破率に注目すると、テックレベル15Jクラステックレベル14Mクラステックレベル13Pクラス、この3つが同じ突破率であることが分かります。
 第1回の考察「主砲」において、Jクラスの中間子砲はスクリーン突破率が低いために効率が悪い、と結論していましたが、テックレベル14のMクラス、テックレベル13のPクラスは、スクリーン突破率において、テックレベル15のJクラス同等なのです。
 有効率(=命中率×スクリーン突破率)を計算してみないと断言できませんが、テックレベル13〜14の海軍は、出来る限り大きな主砲を積むべきなのではないでしょうか
 テックレベル15では、中間に位置するNクラスの主砲が最も効率の良い主砲でしたが、テックレベル13〜14においては、そうではないのかも知れません。

 テックレベル12Kクラス中間子砲は、36発を命中させても、その内1発しか突破を期待できないことも判明しました。
 また、副砲クラスの中間子砲は、防御力9の中間子スクリーンを突破できません


      中間子スクリーン防御力6)に対する、スクリーン突破率

攻撃側

主砲(最大)

主砲(中間)

主砲(最小)

100トン副砲

50トン副砲

TL

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

15

3+

6+

8+

9

14+

5

16+

14

5+

7+

10+

5

17+

3

18+

13

7+

9+

12+

3

19+

なし

12

10+

13+

14+

なし

なし

11

15+

なし

16+

なし

なし


 防御力6の中間子スクリーンは、やや見劣りします。
 テックレベル15の中間子砲によるスクリーン突破率の変化はわずかですが、テックレベル12〜14の中間子砲によるスクリーン突破率は、平均2ポイントの上昇でした。
 テックレベル12のKクラスの場合、スクリーン突破率が36分の1から一気に6分の1まで急増しています。

 防御力6の中間子スクリーンはテックレベル14の海軍で最大防御力を持ったスクリーンですから、上記の数字にDM+1の修正を行なうことで、ゾダーン海軍の防御力も推測できました。
 ゾダーン海軍の主力艦に対しては、帝国海軍Jクラス中間子砲有効です。
 副砲クラスの中間子砲は、役に立ちません
 テックレベル14Mクラステックレベル13Lクラステックレベル12Kクラスは、ゾダーン海軍に対して有効です。


      中間子スクリーン防御力3)に対する、スクリーン突破率

攻撃側

主砲(最大)

主砲(中間)

主砲(最小)

100トン副砲

50トン副砲

TL

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

15

2+

4+

6+

9

13+

5

15+

14

3+

6+

8+

5

16+

3

17+

13

6+

7+

10+

3

18+

なし

12

9+

12+

12+

なし

なし

11

14+

なし

14+

なし

なし


 防御力3の中間子スクリーンは、テックレベル15に限らずとも、Jクラス以上の中間子砲の突破を、たやすく(50%以上の確率で)許してしまいます。
 テックレベル12のKクラスは、突破率が27.8%しかありませんが、突破されてしまえば、高い確率で行動不能になってしまうでしょう。

 防御力3の中間子スクリーンは、テックレベル13の海軍で最高の防御力を持った中間子スクリーンですから、上記の数字にDM+2の修正を加えて、アスラン艦隊の防御力を推測してみました。
 帝国海軍中間子砲は、主砲クラスならば確実にスクリーンを突破できます
 ゾダーン海軍(テックレベル14)の中間子砲も、Mクラス以上ならば確実です。
 アスラン艦隊(テックレベル13)同士ならば、突破率の高いLクラスの中間子主砲が多用されると思われます。
 サクノス艦隊(テックレベル12)は、Kクラスの主砲のみが有効でしょう。


      中間子スクリーン防御力1)に対する、スクリーン突破率

攻撃側

主砲(最大)

主砲(中間)

主砲(最小)

100トン副砲

50トン副砲

TL

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

15

1+

3+

5+

9

12+

5

14+

14

2+

5+

7+

5

15+

3

16+

13

5+

6+

9+

3

17+

なし

12

8+

11+

11+

なし

なし

11

13+

なし

13+

なし

なし


 防御力1の中間子スクリーンは、ほとんど無意味に思えます。
 Eクラス以下の中間子砲ならば高い確率で防御できますが、多用されるGクラス以上に対しては、ほとんど効果が無いのです。

 テックレベルが12の海軍にとって、防御力1の中間子スクリーンが装備できる唯一のものです。
 上記の数字にDM+3を加えて、サクノス海軍の防御力を推測してみました。
 帝国海軍の中間子砲による攻撃は、まず防げません
 ゾダーン海軍(テックレベル14)の中間子砲も、突破は確実です。
 アスラン艦隊(テックレベル13)ならば、突破率の高いLクラス以上で確実ですし、Eクラスでもかなり有効です。
 グラム、ジョイユース艦隊(テックレベル11〜12)は、Kクラスならば確実な突破が、Cクラスでも高い確率で突破を期待できます。
 Aクラスは、低い確率ですが、突破が可能でした。



中間子砲 VS 船体形状


 中間子砲に対する最後の盾、「船体形状」について考察します。

 中間子スクリーンを装備していなくても、「船体形状」の突破判定だけで、命中した中間子砲の一部を防ぐことが可能です。
 


      船体形状0外枠型)に対する、中間子砲の船体形状突破率

攻撃側

主砲(最大)

主砲(中間)

主砲(最小)

100トン副砲

50トン副砲

TL

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

15

4+

6+

7+

9

11+

5

13+

14

6+

7+

9+

14+

14+

13

8+

9+

11+

15+

なし

12

10+

12+

12+

なし

なし

11

14+

なし

14+

なし

なし



       船体形状1針状)に対する、中間子砲の船体形状突破率

攻撃側

主砲(最大)

主砲(中間)

主砲(最小)

100トン副砲

50トン副砲

TL

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

15

3+

4+

6+

10+

11+

14

4+

6+

7+

12+

13+

13

6+

7+

9+

14+

なし

12

8+

11+

10+

なし

なし

11

12+

なし

12+

なし

なし


 エアフレーム船体の中で、最も安価な船体形状が、この針状船体です。
 安価であることに加え、
Pクラス中間子砲攻撃を、27.8%の確率で防ぐことが可能なのですから、とてもお徳な船体形状だと言えるでしょう。
 しかも船体形状は電力消費がゼロですし、損傷することもあり得ません。


      船体形状2円錐型)に対する、中間子砲の船体形状突破率

攻撃側

主砲(最大)

主砲(中間)

主砲(最小)

100トン副砲

50トン副砲

TL

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

15

1+

3+

4+

8+

10+

14

3+

4+

6+

11+

11+

13

5+

6+

8+

12+

なし

12

7+

9+

9+

なし

なし

11

11+

なし

11+

なし

なし



      船体形状3円筒形)に対する、中間子砲の船体形状突破率

攻撃側

主砲(最大)

主砲(中間)

主砲(最小)

100トン副砲

50トン副砲

TL

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

15

0+

2+

3+

7+

8+

14

1+

3+

5+

9+

10+

13

3+

4+

6+

11+

なし

12

6+

8+

8+

なし

なし

11

9+

なし

10+

なし

なし



       船体形状4箱形)に対する、中間子砲の船体形状突破率

攻撃側

主砲(最大)

主砲(中間)

主砲(最小)

100トン副砲

50トン副砲

TL

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

15

0+

0+

0+

4+

6+

14

1+

1+

2+

7+

7+

13

2+

2+

4+

8+

なし

12

3+

5+

5+

なし

なし

11

7+

なし

7+

なし

なし


 流線型船体の中で、最も安価な船体形状です。
 中間子砲に対する防御力はほとんど無い(突破判定のサイコロを振る必要すら無い)のですが、止むを得ないことでしょう。


       船体形状5球形)に対する、中間子砲の船体形状突破率

攻撃側

主砲(最大)

主砲(中間)

主砲(最小)

100トン副砲

50トン副砲

TL

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

15

0+

0+

0+

3+

4+

14

1+

1+

1+

5+

6+

13

2+

2+

2+

7+

なし

12

3+

4+

4+

なし

なし

11

5+

なし

6+

なし

なし


 流線型船体の中で、最も軽量な船体形状です(箱型と比べて0.80倍)。
 軽量であることと引き換えに、そのコストは1.67倍に増加しますし、中間子砲に対する防御力も低下しますから、あまりメリットがあるようにも思えません。


      船体形状6円盤形)に対する、中間子砲の船体形状突破率

攻撃側

主砲(最大)

主砲(中間)

主砲(最小)

100トン副砲

50トン副砲

TL

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

15

0+

0+

2+

6+

7+

14

1+

2+

4+

8+

9+

13

2+

3+

6+

10+

なし

12

4+

8+

7+

なし

なし

11

9+

なし

6+

なし

なし


 流線型船体、および、エアフレーム船体の中で、最も高価な船体形状です。
 重量はやや軽く、箱型や針状の0.90倍ですが、コストは箱型の2.67倍、針状の2.0倍に増加します。
 中間子砲に対する防御力は、箱型船体よりもわずかに優れているのですが、倍増したコストに見合うものではありません。


      船体形状7不規則)に対する、中間子砲の船体形状突破率

攻撃側

主砲(最大)

主砲(中間)

主砲(最小)

100トン副砲

50トン副砲

TL

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

15

5+

7+

8+

12+

14+

14

7+

8+

10+

15+

15+

13

9+

10+

12+

16+

なし

12

11+

13+

13+

なし

なし

11

15+

なし

15+

なし

なし


 バトルライダーの輸送母艦や、惑星防衛艦のジャンプ・シャトルなどに多用される船体形状です。
 テックレベル15中間子砲Jクラス)であっても、その半数を防いでしまう程の防御力を備えていました。
 この突破率は、防御力9の中間子スクリーンに相当しますので、ひょっとしたら、輸送母艦を中間子砲で攻撃することは、ものすごく無駄の多い行為なのではないかと心配になります。


     船体形状8アステロイド)に対する、中間子砲の船体形状突破率

攻撃側

主砲(最大)

主砲(中間)

主砲(最小)

100トン副砲

50トン副砲

TL

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

15

0+

0+

0+

2+

3+

14

1+

1+

1+

4+

5+

13

2+

2+

2+

6+

なし

12

3+

3+

3+

なし

なし

11

4+

なし

4+

なし

なし


 アステロイド船体は、中間子砲に対する防御力がほとんどありません。
 球形船体よりも、突破率が高い(防御力が低い)のです。
 中間子砲の攻撃を受けることが確実なモニター艦や機動砲台に、この船体形状を使うことは、怖くて出来ません。


  船体形状9緩衝装置付きアステロイド)に対する、中間子砲の船体形状突破率

攻撃側

主砲(最大)

主砲(中間)

主砲(最小)

100トン副砲

50トン副砲

TL

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

火力

突破率

15

4+

6+

7+

11+

12+

14

5+

7+

9+

13+

14+

13

7+

8+

10+

15+

なし

12

10+

12+

12+

なし

なし

11

13+

なし

14+

なし

なし


 同じアステロイド船体の筈なのに、なぜか「緩衝装置付き」になるだけで、中間子砲に対する防御力がアップしています。
 Nクラスの中間子砲の突破率が「6+」であることから考えると、防御力6の中間子スクリーンに相当するとみなしても良いでしょう。


結論


 核中和装置が、大半の核ミサイルを無効化できるようになるのは、防御力9のものを使用できる、テックレベル15に達してからです。
 SDBや戦闘艇の核ミサイルが有効になるのは、防御力3テックレベル13)以下の艦艇に限ります。
 防御力6〜9の核中和装置は、SDBや戦闘艇の核ミサイルを確実に無効化できることが分かりました。

 防御力9の中間子スクリーンは、テックレベル15の中間子砲(Nクラス)を除けば、高い確率で中間子砲の攻撃を防ぐことができます。
 防御力6の中間子スクリーンは、ある程度の確率で中間子砲の攻撃を防ぐことが出来ますが、テックレベル15T〜Jクラステックレベル14Mクラステックレベル13Lクラステックレベル12Kクラスは、有効な攻撃兵器となります。
 防御力3の中間子スクリーンは、あまり当てにできません。
 テックレベル13の中間子砲に対しての防御力さえ、不足しています。
 防御力1の中間子スクリーンでも、副砲クラスの中間子砲ならば、防ぐことが可能でした。
 
 船体形状で、中間子砲に対する防御力を備えているものは、形状1針状)、形状7不規則形)、形状9緩衝装置付きアステロイド)の3つです。
 形状1は巡洋艦やバトルライダー、形状7は輸送母艦や大型商船、形状9はモニター艦や機動砲台に用いることが出来るでしょう。
 テックレベルが低い海軍の場合は、中間子スクリーンの代わりに、船体形状を活用すべきかも知れません。


                                2008.06.28