以下に、演習の途中経過を記します。
第1ターン
臨戦態勢を取る巡洋艦隊(デンドリーン級20隻)の射程内に、ゾダーンの大型戦闘艇1,600機が突撃してきました。 距離は、遠距離とします。 本来ならば、交互に行動を行なうというルールですが、面倒なのでCT風にまとめて処理しました。
ゾダーン軍の大型戦闘艇 1,600機
1.ミサイル砲塔群(攻撃力2)の射撃 帝国軍の艦艇が核中和装置を使用していると、攻撃力2の核ミサイルはすべて無効化されてしまいますので、非核弾頭のミサイルを使用します。 大型戦闘艇1機は、攻撃力2のミサイル砲塔群2つを装備していますから、1,600機の大型戦闘艇は、3,200の砲塔群で射撃を行なえます。
ミサイルの命中判定 巡洋艦の移動力=3 サイズDM+1 コンピュータのレベル差−1より、9+で命中します。 27.8%×2砲塔群×1,600機=889発 889発が命中しました。
この全弾が1隻だけの巡洋艦に集中した場合、オーバーキルになってしまいますので、命中弾を2隻の巡洋艦に2等分しました。 1隻当たりの命中弾数は444発ですが、巡洋艦の防御兵器は容易に飽和してしまいます。 フュージョン・ガン(攻撃力5)×10砲塔群、プラズマ・ガン(攻撃力3)×10砲塔群、パルス・レーザー(攻撃力2)×10砲塔群による防御射撃は、ミサイル14発の防御に成功しました。 444発−14発=430発 430発が防御を突破しました。
非核ミサイル430発による損傷の期待値は、装甲DM=6より、兵器損傷251回、燃料損傷108回になります。
2.パルス・レーザー砲塔群(攻撃力2)の射撃 パルス・レーザーは外部損傷表での損傷判定時に、DM+2を行なえますから、撃たれる側から見れば、非常に危険な兵器でしょう。 レーザーの命中判定 巡洋艦の移動力=3 サイズDM+1 コンピュータのレベル差−1より、11+で命中します。 8.3%×1砲塔群×1,600機=133発 133発が命中しました。
パルス・レーザーの攻撃も、2隻の巡洋艦に2等分します。 1隻当たりの命中弾数は、67発になりました。
散乱砂砲(防御力4)×40砲塔群による防御射撃は、29発の防御に成功します。 67発−29発=38発 38発が防御を突破しました。
パルス・レーザー38発による損傷の期待値は、装甲DM=6より、兵器損傷24回、燃料損傷12回、通常ドライブ1回、になります。
ミサイルとレーザーによる損傷は、合わせて兵器損傷275回、燃料損傷120回、通常ドライブ1回になりました。
巡洋艦の火力は、すべてが失われます。 ドライブ機器は、通常ドライブに1回の損傷を受けて加速度が2Gに低下しますが、 燃料の損傷が120回ですから、確実にすべての燃料を喪失し、行動不能になっていることでしょう。
2隻の巡洋艦が、行動不能になって脱落しました。
帝国軍のデンドリーン級巡洋艦 20隻
1.中間子主砲の斉射 主砲の照準判定は、省略します。 主砲の命中判定 大型戦闘艇の移動力=6 サイズDM−2 コンピュータのレベル差+1より、11+で命中します。 バトルライダーの時と同じように戦術ポイント4を消費して(残り74ポイント)、命中率を7+に引き上げました。 58.3%×20隻=12発 12発が命中します。
ゾダーンの大型戦闘艇に、中間子スクリーンは装備されていませんので、スクリーンの突破判定は不要。 船体形状の突破判定は、形状1、コンピュータのレベル差+1より、3+で突破します。 97.2%×12発=12発 全弾の12発が突破しました。
中間子砲による攻撃は、装甲DMによる損傷回数の減少がありませんので、大型戦闘艇は、内部損傷+放射線損傷を14回、致命的損傷を22回受けることになります。
大型戦闘艇12機を撃破しました(残存機数1,588機)
2.ミサイル副砲の射撃 核ミサイルの命中判定 大型戦闘艇の移動力=6 サイズDM−2 コンピュータのレベル差+1より、9+で命中します。 ミサイルも、戦術ポイント4×10を消費して(残り34ポイント)、命中率を5+に引き上げました。 83.3%×10基×20隻=167発 167発が命中します。
ゾダーンの大型戦闘艇に、核中和装置は装備されていませんし、防御力3の散乱砂砲は(装備されていたとしても)役に立ちません。 全弾が防御を突破しました。
目標の大型戦闘艇1機に対して、核ミサイル1発を命中させた場合が、最も効率良く大型戦闘艇を撃破できます。 167機の大型戦闘艇が受けた損害は、51機が燃料の全喪失で行動不能。 30機が兵器損傷2回を受け、残存火力はミサイル1門のみ。 78機が兵器損傷1回を受け、残存火力がミサイルとレーザー1門ずつ。 4機が通常ドライブ1回の損傷を受け、 4機が損傷なし、という結果になりました。
兵器損傷のみの大型戦闘艇は戦闘を続けますが、燃料を失って行動不能の51機と、加速能力が5Gに低下した4機は脱落します。
大型戦闘艇55機を撃破しました(残存機数1,533機)
3.ミサイル砲塔群(攻撃力3)の射撃 核ミサイルの命中判定 大型戦闘艇の移動力=6 サイズDM−2 コンピュータのレベル差+1より、12+で命中します。 残りの戦術ポイントは34しかありませんから、砲塔群8つで4ポイントずつを消費して命中率を8+に、砲塔群1つで2ポイントを消費して、命中率を10+に引き上げました。 残りの31砲塔群は、命中率12+のままです(残りの戦術ポイント=0)。 (41.7%×8砲塔群+16.7%×1砲塔群+2.8%×31砲塔群)×20隻=87発 87発が命中しました。
全弾が防御を突破しました。 87機の大型戦闘艇が受けた損害は、27機が燃料の全喪失で行動不能。 15機が兵器損傷2回を受け、残存火力はミサイル1門のみ。 41機が兵器損傷1回を受け、残存火力がミサイルとレーザー1門ずつ。 2機が通常ドライブ1回の損傷を受け、 2機が損傷なし、という結果になりました。
兵器損傷のみの大型戦闘艇は戦闘を続けますが、燃料を失って行動不能の27機と、加速能力が5Gに低下した2機は脱落します。
大型戦闘艇20機を撃破しました(残存機数1,504機)
4.ビーム・レーザー砲塔群(攻撃力9)の射撃 ビーム・レーザーの命中判定 大型戦闘艇の移動力=6 サイズDM−2 コンピュータのレベル差+1より、12+で命中します。 2.8%×10砲塔群×20隻=6発 6発が命中しました。
全弾が防御を突破しますが、与えられる損害は、ごくわずかです。 1機の目標に、6回すべての命中を集中させても、撃破率は52%しかありません。 しかし、その1機を撃破したことにしておきます。 大型戦闘艇1機を撃破しました(残存機数1,503機)
残存している大型戦闘艇は、1,503機です。 その内、45機は兵器損傷2回を受け、残存火力がミサイル1門のみ。 119機が兵器損傷1回を受け、残存火力がミサイルとレーザー1門ずつでした。 大型戦闘艇の攻撃力は、1,433機分(初期戦力の89.6%)になりました。
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