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The Best Weapon |
最強兵器 決定戦 第13回 (戦闘艇4) |
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科学技術の発達は、 攻撃側 100トン副砲 50トン副砲 砲塔群30門 砲塔群3門 砲塔群1門 TL 攻撃力 命中率 攻撃力 命中率 攻撃力 命中率 攻撃力 命中率 攻撃力 命中率 15 A 7+ 9 7+ 7 8+ 3 10+ 2 11+ 14 A 8+ 9 8+ 7 9+ 3 11+ 2 12+ 13 9 9+ 8 10+ 7 10+ 3 12+ 2 13+ 12 9 10+ 8 11+ 6 12+ 2 14+ 1 14+ 11 8 12+ 7 12+ 6 13+ 2 15+ 1 15+ 10 8 13+ 7 13+ 6 14+ 2 16+ 1 16+ 9 7 14+ なし 6 15+ 2 17+ 1 17+ 8 7 15+ なし 6 16+ 2 18+ 1 18+ 7 なし なし 6 16+ 2 18+ 1 18+ 200トンの試作4号機を目標とした場合、帝国海軍戦闘艦艇の主武装である50トンのミサイル副砲は、命中率が7+です。 攻撃側 100トンパルス ビーム30門 パルス30門 ビーム3門 ビーム1門 TL 攻撃力 命中率 攻撃力 命中率 攻撃力 命中率 攻撃力 命中率 攻撃力 命中率 15 A 8+ 9 9+ 7 10+ 4 11+ 2 12+ 14 A 9+ 9 10+ 7 11+ 4 12+ 2 13+ 13 9 11+ 9 11+ 7 12+ 4 13+ 2 14+ 12 9 12+ 8 12+ 6 13+ 3 15+ 1 16+ 11 8 13+ 8 13+ 6 14+ 3 16+ 1 17+ 10 8 14+ 8 14+ 6 15+ 3 17+ 1 18+ 9 7 16+ 8 15+ 6 16+ 3 18+ 1 19+ 8 7 17+ 8 16+ 6 17+ 3 19+ 1 20+ 7 なし 8 16+ 6 17+ 3 19+ 1 20+ テックレベル13の戦闘艇に対しては、三連架砲塔1基のビーム・レーザーが、命中するようになってきました。 攻撃側 100トン副砲 50トン副砲 砲塔群20門 砲塔群1門 TL 攻撃力 命中率 攻撃力 命中率 攻撃力 命中率 攻撃力 命中率 15 C 7+ A 8+ 9 9+ 5 11+ 14 B 9+ 9 10+ 9 10+ 5 12+ 13 A 10+ 8 11+ 8 11+ 4 13+ 12 9 12+ 7 13+ 8 12+ 4 14+ 8 12+ 6 13+ 7 13+ 3 15+ 11 7 14+ 5 15+ 6 14+ 2 16+ 10 6 15+ 4 16+ 5 16+ 1 18+ 近距離でしか攻撃に使えない、エネルギー兵器の命中率です。 攻撃側 100トン副砲 50トン副砲 砲塔群10門 砲塔群1門 TL 攻撃力 命中率 攻撃力 命中率 攻撃力 命中率 攻撃力 命中率 15 9 9+ 5 11+ 7 10+ 2 13+ 14 9 10+ 5 12+ 6 12+ 1 15+ 13 8 12+ 4 14+ なし なし 12 8 13+ 4 15+ なし なし 11 7 14+ 3 16+ なし なし 10 7 15+ 3 17+ なし なし 9 6 17+ 2 19+ なし なし 8 6 18+ 2 20+ なし なし 7 なし なし なし なし 粒子加速砲でも、なかなか命中しません。 命中回数 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 兵器−2以上 37.2% 80.2% 94.8% 98.8% 99.7% 99.9% 100% 100% 燃料−2以上 2.8% 14.8% 29.6% 44.0% 56.7% 67.1% 75.4% 81.8% 撃破率 38.9% 83.1% 96.3% 99.3% 99.9% 100% 100% 100% ミサイル(核弾頭)が大型戦闘艇の試作4号機に命中した場合、1回の命中では39%の確率で、戦闘不能、あるいは行動不能の状態に陥ります。 命中回数 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 兵器−2以上 40.7% 82.7% 95.8% 99.1% 99.8% 100% 100% 100% 燃料−1以上 33.3% 55.6% 70.4% 80.2% 86.8% 91.2% 94.1% 96.1% 撃破率 60.4% 92.3% 98.8% 99.8% 100% 100% 100% 100% ミサイル(核弾頭)が大型戦闘艇の試作5号機に命中した場合、1回の命中では60%の確率で、戦闘不能、あるいは行動不能の状態に陥ります。 命中回数 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 兵器−2以上 46.2% 81.9% 96.0% 99.1% 99.8% 100% 100% 100% 燃料−1以上 33.3% 55.6% 70.4% 80.2% 86.8% 91.2% 94.1% 96.1% 撃破率 64.1% 91.9% 98.8% 99.8% 100% 100% 100% 100% ミサイル(核弾頭)が大型戦闘艇の試作6号機に命中した場合、1回の命中でも64%の確率で、戦闘/行動不能に陥ります。 命中回数 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 兵器−2以上 19.8% 41.7% 60.0% 73.5% 82.9% 89.2% 93.3% 燃料−2以上 1.9% 5.3% 9.5% 14.5% 19.8% 25.3% 30.8% 撃破率 0.0% 21.3% 44.8% 63.8% 77.4% 86.3% 91.9% 95.4% ミサイル(非核弾頭)、ビーム・レーザー、エネルギー兵器では、大型戦闘艇を戦闘/行動不能にするためには、最低でも2回命中させることが必要です。 命中回数 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 兵器−2以上 27.9% 54.2% 72.8% 84.5% 92.5% 96.5% 98.3% 燃料−1以上 19.4% 35.1% 47.7% 57.9% 66.1% 72.7% 78.0% 82.3% 撃破率 19.4% 53.2% 76.0% 88.5% 94.8% 98.0% 99.2% 99.7% 試作5号機の場合、ミサイル(非核弾頭)、ビーム・レーザー、エネルギー兵器では、1回の命中で行動不能になる可能性が、19%になりました。 命中回数 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 兵器−2以上 40.8% 70.3% 86.3% 94.0% 97.4% 98.9% 99.6% 燃料−1以上 27.8% 47.8% 50.7% 53.5% 56.1% 58.5% 60.8% 63.0% 撃破率 27.8% 69.1% 85.4% 93.6% 97.3% 98.9% 99.6% 99.8% 試作6号機の場合、ミサイル(非核弾頭)、ビーム・レーザー、エネルギー兵器では、1回の命中で行動不能になる可能性が、28%です。 ビーム・レーザー 試作4号機 試作5号機 試作6号機 武器設置点100個の 200トン 85トン 50トン 攻撃力(TL13+) 装甲DM=8 装甲DM=7 装甲DM=5 門数 攻撃力 群数 命中率 命中数 撃破数 命中率 命中数 撃破数 命中率 命中数 撃破数 30 9 10 9+ 2.8
0.4
10+ 1.7
1.3
10+ 1.7
1.6
21 8 14 9+ 3.9
0.6
10+ 1.7
1.0
10+ 1.7
1.5
15 7 20 10+ 3.3
0.5
11+ 0.8
0.2
11+ 0.8
0.7
10 6 25 10+ 4.2
0.7
11+ 0.8
0.2
11+ 0.8
0.5
6 5 50 11+ 4.2
0.7
12+ 0.3
0.1
12+ 0.3
0.1
3 4 100 11+ 8.3
1.3
12+ 0.3
0.1
12+ 0.3
0.1
2 3 100 12+ 2.8
0.4
13+ 無し 無し 13+ 無し 無し 1 2 100 12+ 2.8
0.4
13+ 無し 無し 13+ 無し 無し 致命的損傷による、大型戦闘艇の撃破確率も考慮して、ビーム・レーザーによる撃破率を計算してみました。 命中回数 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 兵器−2以上 27.8% 70.4% 89.8% 96.8% 99.0% 99.7% 99.9% 100% 燃料−2以上 1.9% 5.3% 9.5% 14.5% 19.8% 25.3% 30.8% 撃破率 27.8% 71.0% 90.3% 97.1% 99.2% 99.8% 99.9% 100% 粒子加速砲の命中率は相変わらず低いのですが、装甲DM=10の場合と異なり、兵器損傷による戦闘不能の確率が増えました。 命中回数 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 兵器−2以上 37.7% 81.6% 94.1% 98.2% 99.5% 99.8% 100% 100% 燃料−1以上 19.4% 35.1% 47.7% 57.9% 66.1% 72.7% 78.0% 82.3% 撃破率 49.8% 88.1% 96.9% 99.2% 99.8% 100% 100% 100% 装甲DM=7の大型戦闘艇(試作5号機)に対する粒子加速砲の攻撃は、さらに効果を増しました。 命中回数 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 兵器−2以上 51.4% 90.5% 98.5% 99.8% 100% 100% 100% 100% 燃料−1以上 27.8% 47.8% 58.0% 66.2% 72.7% 78.0% 82.3% 85.7% 撃破率 64.9% 95.0% 99.4% 99.9% 100% 100% 100% 100% 装甲DM=5の大型戦闘艇(試作6号機)の場合は、粒子加速砲による1回の命中だけでも、65%という高い確率で撃破できます。
戦争のやり方さえも変えてしまう。
テックレベル14以下で作られた大型戦闘艇の考察が、前回の「戦闘艇3」だけでは終わりませんでしたので、その続きです。
エクセルで作った表をたくさん貼り付けているためか、エディタが重くてしかたありません。
今回の考察はテックレベル13で作られた、ソード・ワールズの大型戦闘艇に関しての評価です。
ソード・ワールズ連合のテックレベルはサクノスの12からナージルの10の範囲なのですが、テックレベルが違いすぎると、宇宙戦闘の結果が一方的なものとなってしまいます。
そこでゾダーン連盟から輸入しているか、ノックダウン生産をしているという設定にして、テックレベル13の製品を使用させることにしました(もちろんハウス・ルールです)。
同じような方法で、今度はソード・ワールズの(テックレベル13で作られた)大型戦闘艇の評価を行います。
開発目標(仕様)も同じようにしてみたのですが、船体の素材がG(結合超密素材)からF(超密素材)にランクダウンした影響は大きいようです。
同じ余剰出力でも、移動力が3分の2に(6から4に)低下してしまいましたから。
サイズDM−2を得られる100トン未満のサイズ、できれば50トン以内。
装甲DMは10。副砲の命中による、致命的損傷の発生を防ぐため。船体サイズが100トン以上ならばDM=9で十分。200トン以上ならばDM=8。
6G加速と移動力=6が必須。前回の考察「戦闘艇3」で、移動力が低い戦闘艇の弱さを思い知らされましたから、移動力=6は絶対条件としました。
コンピュータは、モデル7光ファイバー型を3基搭載。
武装は、ミサイル1門+パルス・レーザー1門+散乱砂砲1門。
船体形状、通信機や探知器、船内環境などは、ジェリュイ型に準ずるように設計しました。質量探知器は「低貫通/50m」です。
試作4号 仮称 SW13−04
船体サイズ:200トン 装甲DM=8 6G加速 移動力=6 458MCr
船体重量の増加に合わせて、パワープラント出力の増強を図ったところ、船体サイズがなんと180トンに達してしまいました。
ならば船体サイズを200トンにしてしまえば、致命的損傷を防ぐための装甲が8で済むし、武器設置点も2つに増えるということで開き直った結果、200トンのSDBになってしまいました。
これでも、航続日数は1日で設計してあります。
武装は、三連架ミサイル砲塔1基と、三連架ビーム・レーザー砲塔1基。
乗組員は5名が必要なのですが、これでも大型戦闘艇と呼べるのでしょうか?
サイズDMが−1になり、コンピュータのモデルが7に下がった結果として、防御DMは2つも少なくなりました。
つまり、帝国の軍艦を相手にした場合、テックレベル14で作られた大型戦闘艇の、試作3号(移動力=4)と同じレベルでしかありません。
この大型戦闘艇60機を輸送できる、4万トン級艦隊空母の建造費が14,286MCr。
戦闘艇を含んだ全体の建造費は、14,286+458×60=41,766MCrでした。
試作5号 仮称 SW13−05
船体サイズ:85トン 装甲DM=7 6G加速 移動力=6 212MCr
100トン未満に収めるため、移動力=6を確保しつつ、装甲を削りました。
その結果、85トンで装甲DM=7となっています。
この大型戦闘艇130機を輸送できる、艦隊空母の建造費は14,339MCr。
戦闘艇を含んだ全体の建造費は、14,339+212×130=41,899MCrでした。
上記、試作4号の戦闘艇60機を基準とすれば、ほぼ同じ建造費(誤差0.3%)でしたから、同じ予算で試作5号の戦闘艇130機を用意できることになります。
試作6号 仮称 SW13−06
船体サイズ:50トン 装甲DM=5 6G加速 移動力=6 134MCr
今度は、50トンサイズにこだわってみました。
テックレベルの低下に伴って、コンピュータの価格が下がりましたから、ますます、消耗品の度合いが強くなっています。
50トンの戦闘艇210機を輸送できる、艦隊空母の建造費は14,374MCr。
戦闘艇を含んだ全体の建造費は、14,374+134×210=42,514MCrでした。
同じように、試作4号の戦闘艇60機を基準とすれば+1.8%の建造費ですから、ほぼ同じ予算で試作6号の戦闘艇210機を用意できることになります。
つまり、以下の大型戦闘艇の示された機数が、同等(同予算)ということでした。
試作4号の戦闘艇 60機 = 試作5号 130機 = 試作6号 210機
テックレベル13で作られた大型戦闘艇を攻撃した場合の、各種兵器の命中率を以下の表にまとめました。
攻撃側のテックレベルが15以下の場合は、コンピュータのモデル差も修正してあります。
表1 200トンの大型戦闘艇に対する、ミサイルの命中率(遠距離:移動力=6)
テックレベルの制限からコンピュータDMが2下がり、サイズDMも1減ったために、命中数が3.5倍となりました。
100基の50トンミサイル副砲ならば、58発が命中します(テックレベル15の大型戦闘艇が目標になった場合、同じ条件で17発しか命中しません)。
85トンと50トンの、試作5号機、6号機を目標とした場合は、サイズDMの影響で命中率が8+でした。
100基の50トンミサイル副砲ならば、42発が命中します。
テックレベル15の大型戦闘艇と比べると、2.5倍の命中数でした。
命中数だけを比較するならば、200トンの4号機に比べ、5号機と6号機の生存性は、4割も高いことになります。
用意できる機数は、2.2倍(5号機)〜3.5倍(6号機)が可能ですから、6号機が最も優秀だと言えるでしょう。
砲塔群3門〜1門(攻撃力3〜2)のミサイルに対しては、単架砲塔1基の散乱砂砲(防御力3)による防御射撃も有効でした。
突破には5+〜6+の突破判定が必要ですが。
表2 200トンの大型戦闘艇に対する、レーザーの命中率(近距離:移動力=6)
考察の第11回「防御兵器1」でも述べましたように、三連架ビーム・レーザー砲塔1基の砲塔群は、防御兵器としてとても有効です。
それを対大型戦闘艇攻撃に振り向けられるのですから、文句はありません。
武器設置点100個分(船体1万トン分)の三連架ビーム・レーザー砲塔(100砲塔群)が、テックレベル13の大型戦闘艇を近距離で攻撃した場合、8発の命中を期待できます。
撃破の可能性については、次の項で考察しますので、とりあえず保留。
試作5号と6号を目標とした場合、命中数は3発だけですが、これらの大型戦闘艇は、撃破できる可能性が高そうです。
表3 200トンの大型戦闘艇に対する、エネルギー兵器の命中率
(近距離:移動力=6)
テックレベル12の上半分より上の範囲は、フュージョン・ガンの数値。
テックレベル12の下半分より下の範囲は、プラズマ・ガンの数値。
第11回の考察「防御兵器」において、防御兵器としてのエネルギー兵器を考察してみたところ、意外と有効なのではないかと思いました。
敵の大型戦闘艇が、遠距離から攻撃してくるならば、防御兵器としてミサイルの迎撃に使えば良いですし、近距離に接近してきたら、ミサイルの迎撃と、大型戦闘艇の攻撃のどちらにでも使えます。
単架砲塔1基のフュージョン・ガンは、攻撃力5ですので、大型戦闘艇を目標にしても11+の命中率があります。
前述した、三連架ビーム・レーザー1基の場合と、同じ状況になりました。
表4 200トンの大型戦闘艇に対する、粒子加速砲の命中率
(近距離〜遠距離:移動力=6)
最近、砲塔に搭載された粒子加速砲の存在意義に、疑問を感じつつあります。
放射線損傷を期待するのならば、核ミサイルの方が容易でした(外部損傷表で、DM+6を得られることは、大きいです)。
対ミサイル防御のための、防御射撃には使えません。
敵の防御射撃に影響されない(核中和装置や散乱砂砲の影響を受けない)点だけは、十分に評価できるのですが。
粒子加速砲のメリットが、それだけしか思い付かないのです。
攻撃が命中したものとして、テックレベル13の大型戦闘艇が受ける損傷の期待値を計算しました。
試作4号機は、200トンのサイズと、装甲DM=8のおかげで、致命的損傷を受ける可能性が有りません。
この大型戦闘艇に対して、致命的損傷を与え得る数少ない兵器は、主砲クラスの粒子加速砲、および、中間子砲(攻撃力B〜T)だけです。
しかし、試作5号機は小型/軽量化のため、100トン未満のサイズで、装甲DM=7しか有りません。
攻撃力8以上の兵器が命中した場合、致命的損傷が生じてしまいます。
50トン副砲のミサイル(攻撃力9)が命中した場合、致命的損傷を2回受けることになります。
撃破率は75%ですから、高確率で撃破されるでしょう。
試作6号機に至っては、装甲DM=5ですから、攻撃力6以上の兵器で致命的損傷が生じてしまいます。
50トン副砲のミサイル(攻撃力9)が命中したら、致命的損傷は4回です。
その時の撃破率は、94%でした。
まず、助かりません。
前回の考察で、装甲DMの少ない戦闘艇は極めて脆い存在になることが分かりましたが、テックレベル13では、その消耗をカバーできるかどうか検討していきます。
テックレベル13の大型戦闘艇も、その武装をミサイル1門、レーザー1門、散乱砂砲1門の混載としました。
ですから、2回の兵器損傷を与えられると、大型戦闘艇は戦闘不能に陥るとします。
また、テックレベル13の大型戦闘艇の燃料搭載量は、試作4号で12.9トン、試作5号で5.3トン、試作6号で2.8トンです。
1回の燃料損傷で失われる燃料は10トンですから残念なことに、わずか1回の燃料損傷で、大型戦闘艇の燃料がすべて失われてしまいます。
燃料損傷の耐久力を増すために、10トン以上の燃料を搭載することは、装甲DMを削るか、移動力を下げる以外に、不可能です。
以上の条件で期待値を計算して、以下の表に示しました。
表5 200トンの大型戦闘艇にミサイル(核弾頭)が命中した場合の
兵器/燃料損傷期待値(装甲DM=8)
2回の命中を得た場合、戦闘不能の確率は80%、燃料喪失による行動不能の確率は15%でした。
合わせて83%の撃破率です。
試作4号機は200トンサイズですから、燃料の搭載量も多く、燃料の損傷1回だけでは行動不能になりません。
再び、ミサイル副砲10基搭載のデンドリーン級巡洋艦を例に挙げれば、ミサイル全門を10機の大型戦闘艇に向けて射撃した場合、5〜6発の命中が期待できます。
命中した大型戦闘艇を、39%の確率で撃破(期待値は2.3機)できるでしょう。
表6 85トンの大型戦闘艇に、ミサイル(核弾頭)が命中した場合の
兵器/燃料損傷期待値(装甲DM=7)
やはり、薄い装甲(少ない装甲DM)と小さい燃料タンク(5.3トン)のため、戦闘/行動不能になる確率が高まりました。
しかも攻撃力の高い兵器が命中した場合、致命的損傷を確実に受けてしまいます。
攻撃力9の核ミサイルが命中した場合、2回の致命的損傷を受けてしまいますから、生存率は25%。
生き残ったとしても、60%の確率で戦闘/行動不能ですから、実質的な生存率は、わずか10%しかありません。
サイズが小さいお陰で、若干、攻撃の命中率が下がることだけが救いです。
ミサイル副砲10基搭載のデンドリーン級巡洋艦を例にとると、ミサイル全門を10機の大型戦闘艇に向けて射撃した場合、約4発の命中が期待できます。
命中した大型戦闘艇は、90%の高確率で撃破(期待値は3.8機)されるでしょう。
試作4号機と比べた場合、消耗率は2.3機→3.8機と1.7倍に増えますが、試作5号機は2倍以上の数を用意できます。
2倍の機数は2倍の攻撃力を意味しています。
消耗率は1.7倍でも攻撃力の倍増を含めて考えると、5号機の方がとてもお徳に思えますね。
表7 50トンの大型戦闘艇に、ミサイル(核弾頭)が命中した場合の
兵器/燃料損傷期待値(装甲DM=5)
その確率は、5号機のものとそれほど変わりません。
オーバー・キルということなのでしょう。
装甲DMが5ですから、攻撃力9の攻撃が命中したら、致命的損傷は4回でした。
その際の生存率は、わずか6.3%。
最終的な生存率は2.2%しかありません。
ミサイル副砲10基を搭載しているデンドリーン級巡洋艦ならば、およそ約4発を命中させることが期待でき、命中した目標はほぼ確実に撃破されます(その期待値は、4.1機)。
再び、試作4号機と比べた場合、消耗率は2.3機→4.1機と1.8倍に増えますが、試作6号機は3.5倍の数を用意できます。
消耗率は、試作5号機の場合とほぼ変わらないのに、機数は3.5倍です。
毎ターン2.3機の消耗率ならば、10機の大型戦闘艇(試作4号機)が全滅するまでに4ターンかかるでしょう(戦闘艇側の攻撃回数は、のべ16機分)。
毎ターン4.1機の消耗率でも、35機の大型戦闘艇(試作6号機)を用意できるならば、全滅までに8ターン以上かかります(戦闘艇側の攻撃回数は、のべ132機分)。
安価な6号機は、とてもお徳であると分かりました。
攻撃を回避するための移動力は必要ですが、攻撃が命中した後の装甲DMや耐久力に関しては、考える必要がないのかも知れません。
テックレベル13以下の海軍においては、大型戦闘艇を、複数回の攻撃が可能な対艦ミサイル(消耗品)とみなすドクトリンも考えるべきでしょう。
エネルギー兵器による損傷期待値
ミサイル(非核弾頭)とビーム・レーザー、エネルギー兵器が命中した場合の、損傷期待値計算です。
表8 200トンの大型戦闘艇に、ミサイル(非核弾頭)、ビーム・レーザー、
エネルギー兵器が命中した場合の、兵器/燃料損傷期待値(装甲DM=8)
その場合、戦闘/行動不能になる確率は21%でした。
試作4号機は、燃料の損傷を2回以上与えないと、行動不能にならない点が効いています。
三連架ビーム・レーザー砲塔1基×100砲塔群、あるいは、単架フュージョン・ガン砲塔1基×100砲塔群が、大型戦闘艇の試作4号機に対して射撃を行なった場合、約8発の命中を期待できます。
2発の命中で21%(0.21×4機=0.84機)、4発の命中で64%(0.64×2機=1.28機)の撃破率ですから、100砲塔群の射撃で概ね1機の大型戦闘艇を撃破できるということが分かりました。
表9 85トンの大型戦闘艇に、ミサイル(非核弾頭)、ビーム・レーザー、
エネルギー兵器が命中した場合の、兵器/燃料損傷期待値(装甲DM=7)
2回の命中ならば、53%です。
三連架ビーム・レーザー砲塔1基×100砲塔群、あるいは、単架フュージョン・ガン砲塔1基×100砲塔群が、大型戦闘艇の試作5号機に対して射撃を行なった場合、約3発の命中を期待できます。
1発の命中で19%(0.19×3機=0.57機)、3発の命中で76%(0.76×1機=0.76機)の撃破率ですから、100砲塔群の射撃で1機の大型戦闘艇を撃破できるか、できないかというレベルでした。
撃っても当たらないし、当たってもなかなか落せません。
ですから、これらの砲塔群は大型戦闘艇を射撃するよりも、大型戦闘艇の撃ち放ったミサイルを撃ち落すべきなのでしょう。
表10 50トンの大型戦闘艇に、ミサイル(非核弾頭)、ビーム・レーザー、
エネルギー兵器が命中した場合の、兵器/燃料損傷期待値(装甲DM=5)
2回の命中ならば、69%でした。
三連架ビーム・レーザー砲塔1基×100砲塔群、あるいは、単架フュージョン・ガン砲塔1基×100砲塔群が、大型戦闘艇の試作6号機に対して射撃を行なった場合も、約3発の命中を期待できます。
1発の命中で28%(0.28×3機=0.84機)、3発の命中で85%(0.85×1機=0.85機)の撃破率ですから、5号機と同じく、100砲塔群の射撃で1機の大型戦闘艇を撃破できるか、できないかというレベルです。
攻撃力の小さいこれらの兵器で撃たれた場合の生存率は、4号機よりも、5号機、6号機の方が高いと言えます。
何と言っても、防御DMが違いますから。
もともとも命中率が低いので、防御DMわずか1つの違いが、大きな違いとなって現われます。
しかし攻撃力9のレーザーや、50トン副砲のフュージョンガンなどで撃たれた場合は、生存率が大きく変わりました。
致命的損傷を受けるか、受けないかの違いがあるからです。
表11 ビーム・レーザー(武器設置点100個分)による、大型戦闘艇の撃破率
試作4号機は攻撃力9の兵器が命中しても、致命的損傷を受けませんから、燃料喪失による行動不能と、兵器全損による戦闘不能だけしか有り得ません。
その確率(期待値)は、三連架ビーム・レーザー1基の砲塔群100基から攻撃を受けても、かろうじて1.3機です。
試作5号機は装甲DM=7ですので、攻撃力8以上の兵器が命中すると、致命的損傷を受けてしまいます。
それを含めた計算結果の中で、もっとも撃破数が多かったのは、攻撃力9の砲塔群10基でした。
1.3機を撃破できます。
試作4号機と同数でした。
撃破数が同じで、投入可能な機数が2倍以上ですから、明らかに試作5号機の方が、コスト面で優れていると言えます。
試作6号機は装甲DM=6です。
攻撃力6以上の兵器が命中すれば、致命的損傷を受け、高い確率で撃破されました。
それでも防御DMが高いおかげで、それほど命中弾を受けることもなく、撃破数は1.6に留まっています。
試作4号機の1.3と比べると、消耗率は25%増しですが、投入できる数は3.5倍ですから、文句なしに試作6号機の勝ちです。
最後は粒子加速砲による、損傷期待値です。
表12 200トンの大型戦闘艇に、粒子加速砲が命中した場合の
兵器/燃料損傷期待値(装甲DM=8)
装甲DM=8の大型戦闘艇(試作4号機)対する攻撃は、命中さえすれば粒子加速砲でも有効です。
1回の命中で戦闘不能になる確率は28%でしたが、2回の命中では70%に増加。
3回の命中ならば90%の撃破率なのですが、2回の命中を得るだけでも大変です。
2回で我慢しておきましょう。
100トン副砲(攻撃力9)で、命中率が10+。
6基による攻撃で、1回の命中しか期待できません。
単架砲塔10基の砲塔群(攻撃力7)でも、命中率が11+。
50トン副砲(攻撃力5)で、命中率がかろうじて12+でした。
表13 85トンの大型戦闘艇に、粒子加速砲が命中した場合の、
兵器/燃料損傷期待値(装甲DM=7)
1回の命中で、50%の撃破率があるのです。
2回の命中では、88%でした。
さらに、多くの命中を期待できる100トン副砲の攻撃力は9ですから、致命的損傷を2回与えることもできます。
その場合、致命的損傷による撃破率が75%ですから、1回の命中だけで88%の撃破が可能になりました。
表14 50トンの大型戦闘艇に、粒子加速砲が命中した場合の、
兵器/燃料損傷期待値(装甲DM=5)
2回の命中では、95%でした。
さらに、100トン副砲は4回、単架砲塔10基の砲塔群は2回の致命的損傷を与えますので、それぞれの撃破率は。
合わせて60%の撃破率でした。
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