Container Ship
スピンワードマーチ宙域のコンテナ船
 MEGA TRAVELLER
Science -Fiction Adventure
in the Far Future

CG softs:  DOGA-L3, Metasequia, Univers & Teragen
other softs: Heaven & Earth 

 

 

 

 

 









 
 

Fig.1 50,000t級コンテナ船 (by MAG)




1.はじめに

 スピンワードマーチ宙域における星間輸送は、貨物量の78.6%が1万トン以上の大型商船によって行なわれています。
 ですから、彼女らこそが星間輸送の主役だと言えるでしょう。

 MAG様の努力により、「スピンワードマーチ宙域の商業船舶」に関して、その実態が明らかになりました。
 私はもう少し、その問題を掘り下げてみたいと思います。

 具体的には、スピンワードマーチ宙域を航行している、帝国籍の大型商船を対象に、経済性の考察を行なってみました。


 
2.大型商船の経済性

 帝国内の主要航路は、Xボート連絡網と併設され、1〜4パーセクの距離を置いて結ばれた、主要星系の連なりから構成されています。

 最大ジャンプ距離が4パーセクですから、これらの航路を航行する商船もジャンプ4の能力が必要とされることは明らかでしょう。

 実際に、シナリオやサプリメント等で公表されてきたテュケラ運輸の1千トン級RT型客船3千トン級AT型貨物船アル・モーレイの3千トン級MK型貨客船などは、すべてジャンプ4の性能で設計されています。

 その一方で、アケラット運輸の5千トン級AH型貨物船のように、ジャンプ1の性能しか持たず、連続ジャンプを複数回行なって運行するタイプの貨物船も公表されていました。

 旅客を運ぶ場合はスピードも重要な要素ですから、極力、ジャンプ回数を減らす必要が生じます。

 一方、貨物を運ぶ場合、特に大型商船が貨物を運ぶ場合は、MAG様が書かれているように、
「大量生産された加工品や星系に必要な基礎物資原材料など
で、一定の供給量と供給周期さえ確保されていれば、個々の船荷の輸送時間は余り気にならない」
 貨物を運びますので、連続ジャンプによって時間をかけても、問題になりません。

 貨物の輸送コストについて、長い距離を1回のジャンプで跳べる高速船の方が安いのか、連続ジャンプを繰り返して運ぶ低速船の方が安いのか、比較を行ないます。




3.ジャンプ能力による比較


 テックレベル155万トン級のコンテナ船で、ジャンプ能力1〜4の4種類を設計してみました。

 前述の通り、船体サイズは5万トン。
 形状は、コード7の分散構造(非流線型)で安上がりに済ませています。


 ジャンプ1コンテナ船は、建造費が
5,070MCr
 軍艦ばかりを建造していた経験からすると、信じられないほど安価でした。
 貨物は、39,300トンを積載可能です。
 連続ジャンプに必要な追加分の燃料は、折り畳み式の燃料タンクを使用しますから、ジャンプ回数が1回増えるごとに、貨物積載量が5,000トンずつ減っていきます。
 わずか38名の乗組員だけで、運行できるという事実にも驚きました。
 軍艦の乗組員人数と、桁がひとつ違うではありませんか。

 ジャンプ2コンテナ船は、建造費が6,213MCr
 貨物は、36,400トンを積載できます。
 ジャンプ1の場合は、余計な燃料タンクの2,500トン分がもったいなく感じます。
 3パーセク以上の距離を航行する場合は、折り畳み式タンクに追加の燃料を搭載することになっていますので、3パーセクでは5,000トン、4パーセクでは7,500トンの貨物が減少してしまいます。

 ジャンプ3コンテナ船は、建造費が7,359MCr
 貨物は、33,500トンを積載できました。
 4パーセクの航路を航行する場合は、ジャンプ2の2連続ジャンプを行ないますが、折り畳み式タンクに5,000トンの燃料を積む必要があります。

 ジャンプ4コンテナ船は、建造費が8,504MCr
 貨物は、30,600トンを積載可能です。
 ジャンプ4性能なので、帝国海軍の艦隊行動について行くことも可能でした。
 ですから、艦隊随伴の補給艦として、動員(徴用)される可能性も高いでしょう。
 それはともかく、1パーセクから3パーセクの航路を航行する場合、余分に積まれた7,500〜2,500トンの燃料タンクが、とてももったいないと思います。



(1)経済性の評価 二星系間(ジャンプ1回)の定期航路

 上記の4種類のコンテナ船を、1パーセク〜4パーセクの定期航路に無理矢理、就航させてみました。
 その場合、その航路の年間貨物輸送量輸送コストは、以下の表のようになります。


 航行時間(週)は、文字通り、出発星系から目的星系までの航行時間です。
 ジャンプ1回に1週間、星系内航行と、宇宙港での貨物積み込み/降ろしに1週間という計算をしました。

 それぞれのコンテナ船の貨物積載量は、すでに説明済みですので、省略します。

 1回の運行に2週間ですから、年間貨物量はその25倍(定期整備のための2週間を抜いてあります)です。
 貨物量の比較は、年間貨物量が、最も多いジャンプ能力のコンテナ船を基準として、パーセント表示しました。
 考察には、あまり関係ありません。

 貨物1千トン当たりの輸送コスト(MCr)は、コンテナ船の運行/維持費を松永様の設計シートより求めました。
 その金額に、建造費の5%(コンテナ船の原価償却を20年と考えています)を加えて、年間貨物量から求めた数値です。
 頭金の20%が無いことを除けば、毎月、建造価格の240分の1を支払う形のローンと変わらない負担です(年間の支払い回数が12回なので、240分の1220分の1ということです)。

 1千トンの輸送コストが1MCrであるならば、貨物1トン当たりの輸送コストは、1,000crということになります。
 会社の利益コンテナ船の減価償却船倉の空きスペースなどを考慮すると、貨物の輸送運賃は、もっと高くしなければなりませんが。


 表1  コンテナ船が1パーセク航路を運行した場合の、貨物輸送量と輸送コスト

CS50K_FIG01.GIF - 5,624BYTES

 大型商船が1パーセクの定期航路に就航する場合、最もコストパフォーマンスの高いコンテナ船は、ジャンプ1の能力しか持たないコンテナ船です。
 1パーセクの航路なのですから、ジャンプ1を越える能力は無駄以外の何者でもないことは明らかでしょう。

 イフェイト=アレルリジャイナ=ルーヴィリス=ガーダ・ヴィリスライラナー=ポロズロ航路などが、典型的な1パーセク航路です。
 これらの航路には、その航路に特化して建造されたジャンプ1大型商船が、頻繁に行き交っている筈です。
 これらのジャンプ1商船を他の航路に転用することは出来ません(汎用性に欠けるのです)。
 ですが、特定のジャンプ1航路だけで運行するのであれば、経済面で圧倒的に有利なことが分かりました。
 帝国海軍の払い下げ輸送艦を獲得していたり、原価償却の終わった老朽艦を使用していたりなどの特別な事情が無い限り、この航路でジャンプ2以上の定期船を見ることは有り得ないでしょう。


 表2  コンテナ船が2パーセク航路を運航した場合の、貨物輸送量と輸送コスト
  

CS50K_FIG02.GIF - 5,655BYTES

 2パーセクの定期航路に就航する場合、ジャンプ2の能力を持つコンテナ船が最もコストパフォーマンス良く、貨物を運べます。
 次点はジャンプ3。わずかな差でジャンプ1が続いています。

 イフェイト=メノーブエクストーレイ=リジャイナ=ヨーリ航路などが典型的な、2パーセク航路でした。


 表3  コンテナ船が3パーセク航路を運航した場合の、貨物輸送量と輸送コスト
  

CS50K_FIG03.GIF - 5,652BYTES

 3パーセクの定期航路に就航する場合、ジャンプ3能力を持つコンテナ船が、他を引き離して有利でした。
 次点がジャンプ4ジャンプ3、最低がジャンプ1のコンテナ船です。

 ライラナー=イクゥースポロズロ=ジヴァイジュ航路などが、3パーセクの航路になります。


 表4  コンテナ船が4パーセク航路を運航した場合の、貨物輸送量と輸送コスト
  

CS50K_FIG04.GIF - 5,614BYTES

 4パーセクの定期航路に就航する場合、当然のことながらジャンプ4の能力を持つコンテナ船が効率良く、貨物を運べました。
 意外なことに、次点はジャンプ2コンテナ船です。
 輸送コストの差は、0.10MCrしかありません。

 ジャンプ4コンテナ船が、4パーセク以外の航路では、極端に割高であることを考慮するならば、最もコストパフォーマンスの良いジャンプ能力は、ジャンプ2だという結論が出そうです。
  


Fig.2 50,000t級コンテナ船 (by MAG)



 
(2)経済性の評価 長距離の幹線航路

 今度は、4隻のコンテナ船を、適当に選び出した幹線航路に就航させてみます。



(a)ジュエル=リジャイナ航路

 
まずは、工業世界のジュエルから、ライスン、イフェイト、ブーギーン、フィーリ、ループを経由して、富裕世界のリジャイナへ至る航路です。
 ジャンプ距離の合計は、15パーセク
 中継点の数は、5星系でした。

     表5 ジュエル=リジャイナ航路における、貨物輸送量とコスト

CS50K_FIG05.GIF - 5,646BYTES

 予想通りと言うべきか、ジャンプ2の能力を持つコンテナ船が最も経済的に、貨物を運べることが判明しました。
 次点がジャンプ4、僅差でジャンプ3
 とても不経済なコンテナ船がジャンプ1でした。これは意外です。
 ジャンプ1の商船に長距離航路を運行させてはいけないという、貴重な教訓が、得られたように思います。

 アケラット運輸の保有する5千トン級AH型貨物船(ジャンプ1)は、果たして、採算が取れているのでしょうか?
 公式設定なので、文句を付けるべきではないのですが、とても気になります。

 反対に、インペリアル運輸の2千トン級TI型貨物船(ジャンプ2)は、どんな航路でも採算を取りやすい、汎用性の高い設計だと考えられます。

 それはともかく、ジュエルで作られた工業製品をリジャイナで購入する場合、輸送のコストが1トン当たり4,200cr上乗せされていることが分かりました。
 実際は、10,000crぐらいかも知れませんが、鉄鋼やアルミニウムなどの、安い工業原料では採算が合わないでしょう。



(b)リジャイナ=ライラナー航路

 次は、裂溝地帯を横切る幹線航路です。
 富裕世界のリジャイナから、ダイナムン、ガンディ、ランス、ド・ガンジオと、裂溝地帯を縦断し、さらにイヴェンドゥ、イクゥースを経由して、高人口世界のライラナーへ到達します。
 ジャンプ距離の合計は、21パーセク
 中継点の数は、6星系でした。

 こんなに遠くて危険な回り道をするくらいならば、ヨーリとインズを経由した方が、はるかに早く、安く、安全に、貨物を運べると思うのですが、政治的には不都合なことなのでしょう。
 私のキャンペーンにおいて、インズ経由の航路を開設しようとした新興運輸会社は、必ず、帝国政府とメガコーポレーションの双方から圧力を掛けられ、運が良くても破産して合併吸収、運が悪ければ(海賊容疑の濡れ衣を着せられて)監獄行きということになっています。
 そんな理由をこじつけない限り、私は、ランスを経由する航路に納得できません。


 表6  リジャイナ=ランス=ライラナー航路における、貨物輸送量と輸送コスト
  

CS50K_FIG06.GIF - 5,572BYTES

 今回も、最も経済的なコンテナ船は、ジャンプ2コンテナ船でした。
 僅差でジャンプ4コンテナ船が迫っていますが、これは航路上にジャンプ4の経路が多数あるためでしょう。
 ジャンプ3のコンテナ船もまずまずのコストですが、相変わらず、ジャンプ1のコンテナ船の輸送コストは、最低です。



(c)ライラナー=モーラ航路

 高人口世界ライラナーと、工業世界のモーラを結ぶ航路です。
 星系名を並べることが面倒になってきたので省略しますが、ジャンプ距離の合計は、23パーセク
 中継点の数は、9星系でした。


    表7  ライラナー=モーラ航路における、貨物輸送量と輸送コスト
  

CS50K_FIG07.GIF - 5,534BYTES

 相変わらず、ジャンプ2コンテナ船が、最も経済的です。
 0.81MCr(11.2%)の差を付けてジャンプ4、さらに、0.71MCr(9.8%)の差でジャンプ3があります。
 イクゥース=イヴェンドゥ=アイスティーナ=ガリンスキー=フォーシーの区間が、ほとんどジャンプ2ばかりですから、そこで大きな差が付いたのでしょう。

 しかし、イクゥースとアイスティーナの間を直通で結ぶことは、許されないことなのでしょうか。
 隣接する星系なのに、2パーセクジャンプと1パーセクジャンプ各1回を経なければたどり着けないということは、とても不経済だと思います。
 あるいは、イクゥース=アイスティーナ間の航路も、過去の戦争の結果(イリース=メノーブ間のように)、閉鎖されているということかも知れませんが。



(d)モーラ=アイデラティ航路

 ジャンプ4のコンテナ船に有利な航路はないかと考えて、4パーセクの航路ばかりを選んでいたら、ファイブ・シスターズ星域までたどり着いてしまいました。
 モーラから、ルーニオン星域、ソードワールズ星域を経由して、アイデラティへ至る長距離航路です。
 アルモーレイが独占しているとかいう情報も、あったように思います。
 ジャンプ距離の合計は29パーセク
 中継点の数は、9星系でした。


    表8 モーラ=アイデラティ航路における、貨物輸送量と輸送コスト
  

CS50K_FIG08.GIF - 5,532BYTES

 初めて、ジャンプ4コンテナ船が、最も経済的な商船になりました。
 0.09MCr(1.1%)の差で、ジャンプ2コンテナ船がありますから、危うい優位に過ぎないのですが、それでもトップであることに間違いはありません。



(e)ルーニオン=グリッスン航路

 上記の航路と同じように、ジャンプ3のコンテナ船を有利にするため、3パーセクの航路ばかりを選んで見つけた航路です。
 ルーニオンから3パーセクの航路ばかりを経由しており、ジャンプ7回の内、4回が3パーセクのジャンプになりました。
 ジャンプ距離の合計は17パーセク
 中継点の数は、6星系です。


   表9  ルーニオン=グリッスン航路における、貨物輸送量と輸送コスト
  

CS50K_FIG09.GIF - 5,651BYTES

 ジャンプ3コンテナ船が、最も経済的です。
 しかし、今回もわずかな差(0.25MCr:4.8%)で、ジャンプ2コンテナ船が、迫っていました。




Fig.3 50,000t級コンテナ船 (by MAG)




4.帝国標準型−50kt級コンテナ船(TL=15)

 帝国標準型のコンテナ船は、テックレベル15で建造され、ジャンプ21G加速の性能を持っています。
 既存の(1パーセク航路を除く)航路の大部分で、最も経済的に、貨物を運ぶことが出来るでしょう。

 船体サイズは5万トン。
 形状は分散構造で、様々なサイズと形状の貨物コンテナを積載可能です。

 ドライブ機器は、ジャンプ2と1G加速の性能を持ち、燃料タンクには、2パーセクのジャンプと、12日間の通常航行が可能なだけの燃料を搭載しました。

 伸縮型燃料タンクに7,500トンの燃料を追加すると、連続してもう1回、2パーセクのジャンプを行なうことが出来ます(当然、貨物は7,500トン減少します)。
 その場合、通常航行の日数は10日に減少してしまいますが、問題にはなりません。

 自衛用の武装として、三連架ビーム・レーザー砲塔10基、三連架ミサイル・ラック10基、三連架散乱砂砲塔10基を搭載しました。

 コンピュータのモデルは9。
 自動化/省力化が徹底しており、乗組員の必要人数は45人です。
 積載艇は1G加速の大型ボート2隻のみで、緊急時に救命艇として使用されます。

 旅客は運びませんが、貨物を36,400トン運ぶことができます。


Claft Id : Imperial Standerd 50k_ton Class Container Ship
 from MASA.Ship's

ID code:

Hull:


Power:

Loco:


Commo:

Sensors:





Off:



Def:




Control:




Accom:


Other:

Imperial Standerd 50k_ton Class Container Ship  TL=15  MCr=7,766.3

45,000/11,250 排水素=50,000トン  形状=7分散構造  装甲=40G
  重量=166,268トン  総重量=667,995トン

441/882  核融合=119,070Mw  航続=14/42日間

1,350/2,700  ジャンプ=2(伸縮型タンクの使用で、連続ジャンプが可能)
900/1,800  通常=1G  移動力=0

電波式=星系内距離*6  レーザー式=星系内距離*6

受動EMS=恒星間距離*3  能動EMS=遠軌道距離*3
  質量探知=高貫通/1km*3  中性微子探知機=10kw*3
  能動物体探知          = 並   能動物体追跡         = 並
  受動物体探知          = 並   受動物体追跡         = 並
  受動エネルギー探知 = 易   受動エネルギー追跡 = 並

ミサイル = x03  ビーム・レーザー = x04
  砲塔群      10                               10
  射撃可能    8                               8

防御DM =+8  装甲DM = 0  致命的命中回数 = 23
  散乱砂砲 = xx4
  砲塔群         10
  射撃可能       8

コンピュータ=モデル9*3(標準型)  パネル=ホロ・リンク型*45
  追加=大型ホロ・ディスプレイ*5
  基本環境、基本生命、高度生命、重力プレート、重力補正器
  エアロック20

乗組員45(艦橋10、エンジニア16、維持1、砲術6、艦載4、
  指揮6、接客1、医学1)  専用室=25

船倉=36,473トン  格納庫=60トン(大型ボート20トン*2)
   燃料=8,892トン(伸縮型燃料タンク+7,500トン)
  目標サイズ = 大  視認レベル = 強
  量産価格MCr = 6,213




5.帝国標準型−50kt級コンテナ船(TL=13)

 スピンワードマーチ宙域に存在する造船所の建造能力を計算したところ、5万トン級以上の大型商船テックレベル15で建造することは難しいと判明してしまいました。
 その考察は、「スピンワードマーチ宙域の貨物船」というタイトルで、10万トン級の貨物船と一緒に投稿しています。

 自分で結論付けたことですが、このままテックレベル155万トン級コンテナ船を投稿してしまっては、それが嘘になってしまいます。
 急遽、テックレベル13で作られた5万トン級コンテナ船も、合わせて掲載することにしました。


 帝国標準型のコンテナ船は、テックレベル13(イフェイト、ルーニオン、ストロードンの造船所)で建造され、ジャンプ21G加速の性能を持っています。

 建造費(量産価格)はMCr7,250ですが、「1兆クレジット艦隊」の為替ルールを適用すれば、MCr6,525で購入できます。
 コンテナ船の維持費(運行経費)にも影響するでしょうから、結構、大きなメリットでした。

 船体サイズは、同じく5万トン。
 形状は分散構造で、様々なサイズと形状の、貨物コンテナを積載可能です。

 ドライブ機器は、ジャンプ2と1G加速の性能を持ち、燃料タンクには、2パーセクのジャンプと、12日間の通常航行が可能なだけの燃料を搭載しました。

 伸縮型燃料タンクに7,500トンの燃料を追加すると、連続してもう1回、2パーセクのジャンプを行なうことが出来ます(当然、貨物は7,500トン減少します)。
 その場合、通常航行の日数は10日に減少してしまいます。

 自衛用の武装として、三連架ビーム・レーザー砲塔10基、三連架ミサイル・ラック10基、三連架散乱砂砲塔10基を搭載しました。

 コンピュータのモデルは7。
 テックレベル15で作られたコンテナ船と比べると、自動化/省力化は中途半端なレベルに留まっており、乗組員の必要人数は67人でした。
 テックレベルが低いことによってドライブ機器が大型化してしまい、それらの管理と保守を行なう、エンジニア要員の人数が増えています。
 積載艇は1G加速の大型ボート2隻のみで、緊急時に救命艇として使用されます。

 旅客は運びませんが、貨物を35,800トン運ぶことができます。


Claft Id : Imperial Standerd 50k_ton Class Container Ship from LSP.Ship's
ID code:

Hull:


Power:

Loco:


Commo:

Sensors:





Off:



Def:




Control:




Accom:


Other:

Imperial Standerd 50k_ton Class Container Ship  TL=13  MCr=9,062

45,000/11,250 排水素=50,000トン  形状=7分散構造  装甲=40F
  重量=233,800トン  総重量=727,872トン

882/1,764  核融合=119,070Mw  航続=14/42日間

1,350/2,700  ジャンプ=2(伸縮型タンクの使用で、連続ジャンプが可能)
900/1,800  通常=1G  移動力=0

電波式=星系内距離*6  レーザー式=星系内距離*6

受動EMS=恒星間距離*3  能動EMS=遠軌道距離*3
  質量探知=高貫通/100m*3  中性微子探知機=100kw*3
  能動物体探知          = 並   能動物体追跡         = 並
  受動物体探知          = 難   受動物体追跡         = 難
  受動エネルギー探知 = 並   受動エネルギー追跡 = 難

ミサイル = x03  ビーム・レーザー = x04
  砲塔群      10                               10
  射撃可能    8                               8

防御DM =+6  装甲DM = 0  致命的命中回数 = 23
  散乱砂砲 = xx4
  砲塔群         10
  射撃可能       8

コンピュータ=モデル7*3(標準型)  パネル=ホロ・リンク型*78
  追加=大型ホロ・ディスプレイ*11
  基本環境、基本生命、高度生命、重力プレート、重力補正器
  エアロック20

乗組員78(艦橋13、エンジニア36、維持1、砲術11、艦載4、
  指揮10、接客2、医学1)  専用室=44

船倉=35,906トン  格納庫=60トン(大型ボート20トン*2)
   燃料=8,982トン(伸縮型燃料タンク+7,500トン)
  目標サイズ = 大  視認レベル = 強
  量産価格MCr = 7,250



2008.10.06 初投稿
2009.03.05 減価償却の部分に加筆。
        表1〜9を「画像」形式に変更して、再投稿。