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X-610G CLASS EXPRESS BOAT |
X-610G 連絡船
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MEGA
TRAVELLER
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Science
-Fiction Adventure
in the Far Future CG softs: Shade8 & Poser6
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Xボート は,帝国の生命線である.光速を瞬時に超える恒星間ジャンプシステムは,銀河の海原を航海することを可能としたが,リアルタイムで恒星間通信を行うためのシステムは未だ開発されていない.従って情報の伝達は,小型で高いジャンプ能力を有する宇宙船かジャンプミサイルと呼ばれている小型の通信筒を介して行わざるを得ない. 後者のジャンプミサイルは,超小型ジャンプ装置を内蔵した高価な使い捨て連絡筒であるが,質量が小さい故の宿命としてジャンプ誤差が高く,しばしば行方不明となるため,信頼性に乏しいという欠点がある.これらは主として大型の軍用艦に数発しか積まれていない. よって通常の帝国の通信網は前者の小型宇宙船に依存するところが大きい.こうした小型で高いジャンプ能力を持った宇宙船は一般に連絡船EXPRESS BOATと呼ばれている.最大ジャンプ能力は4パーセクであるが,近年,次々にXB-610型が就役しつつあり,最大ジャンプは6パーセクに上昇した. |
Xボートによる通信ネットワークは帝国首都であるキャピタルから延々と延びている.情報は指定航路に沿って分岐しながら流される.
ある星系にXボートが到着すると積載する情報は瞬時に待機中の別のXボートに転送される.情報の転送が終了すると新しいXボートは直ぐにジャンプし,次ぎの星系へと向かうのである.残されたXボートは所定の回収システムに従いXボート母艦へと移送され,整備と燃料補給が実施される.そして次のXボートの到着を待つことになる. こうして情報はリレー式に次々とXボートからXボートへと引き継がれ,広大な銀河帝国中に広がってゆくわけである.
この情報システムの維持管理を一手に担っているのが帝国偵察局IISS(Imperial Interstellar Scout Service)通信部Xボート課である.偵察局はXボート路線上に基地を持ち,帝国の大動脈となって存立基盤を支えている. 一方,Xボート路線から外れた星系には,中継基地をハブとして,S型偵察艦がローカルネットワークを構築している.このネットワークは,通信部連絡課により運営されている.S型偵察艦は恒星間長距離航行に耐える性能を有しており,幾つもの星系を回りながら情報を伝達していくこととなる. |
CraftID:
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X-610, Type XB, TL 15, MCr 75 |
Hull:
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90/225, Disp= 100, Config= 1SL, Armor= 40G |
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Unloaded= 568 tons, Loaded= 957 tons |
Power:
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1/2, Fusion= 252 MW, Duration= 14/42 |
Loco:
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2/4, Maneuver= 1 |
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6/13, Jump= 6 |
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NOE= 190, Cruise= 750, Top= 1000, Vacuum= 1200 |
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Agility= 0 |
Commo:
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Radio= System x3, Laser= System x3, Maser= System x3 |
Sensors:
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PasEMS= Interstellar x3, ActEMS= FarOrbit x3 |
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Densitometer= LowPen/250m x3 |
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Neutrino= min 10kw x3 |
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ActObjScan= Rout, ActObjPin= Rout |
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PasObjScan= Rout, PasObjPin= Rout |
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PasEngScan= Simp, PasEngPin= Rout |
Off:
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Def:
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DefDM= +7 |
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ArmorDM= 0, SizeCd= 1 |
Control:
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Computer= Model/6 x3, Panels= HoloLink x2 |
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Special: HUpHoloDisp x1 |
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BasEnv, Bas LS, Ext LS, Grav plates, Inertial comp |
Accom:
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Crew= 0 (1 x 0), Staterooms= 4 |
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Bridge= 1, Engrng= 0, Mtce= 0, Gunnery= 0, Flight= 0 |
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Troops= 0, Command= 0, Stewards= 0, Frozen= 0, Medical= 0 |
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HiPass= 0, MidPass= 0, LowPass= 0, LowBerth= 0, EmerLow= 2 |
SubCraft:
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Other:
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Fuel= 515 kliters, Cargo= 353 kliters |
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ObjSize= Average, EMLevel= Faint |
Design Notes:
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Mcr 60 in quantity. |
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DECK 1 |
DECK 1は制御区画である.船橋は,船内の全てをコントロールする能力がある.後部には非常用のエアロックが設けられており,MODEL6の大型のコンピュータが3台設置されている.これらのコンピューターは通常と異なり非常に大きなメモリー領域を有している.左右両舷には,通信機器が設置されている. |
船橋の左舷は船長席,希に見習操縦士が配属された場合には右舷席が使用される.これまで関係者を船橋に案内する例もあったが,現在では内規により硬く禁じられている. |
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DECK 2 |
DECK 2はいわゆる居住区画である.4つの専用室と大きな共用室から構成されている.左舷に乗降用のエアロックが設置されている.船長の専用室は通常船首,左舷となっており,乗客スペースと隔離される.中央には船体を縦通するシャフトが貫通しており,その横には船内環境調整室がある. |
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STATE ROOM 01 専用室01 |
X-610G連絡線には,4つの専用室が設置されている.各専用室にはコンピュータ端末,ベットが備えられている.外壁面側は壁面モニターとなっており,様々な三次元映像を映し出すことができる.船客は,偵察局員の部内移動,帝国政府の関係者,星系政府等の依頼により偵察局が認めた関係者等が主であり,商業ベースでの利用は殆ど見られない. |
STATE ROOM 02 専用室02 |
各専用室には,シャワー,洗面施設,トイレが一体となった衛生設備が備え付けられている.ベットは個室内でも広いスペースが確保できるように昇降式となっている.教育課は,乗員が生活の大部分を深宇宙で過ごすことに考慮して,あらゆる種類の教育プログラムを提供しており,学位,資格などの習得に役立てている.また,可能な範囲であらゆる種類のエンターテイメントを提供している. |
COMMON ROOM 共用室 |
長期間の孤立に起因したストレスを緩和するために,共用室も比較的広い設備が確保されている.壁面の一部は専用室と同様に三次元モニターとなっており,様々な風景を表示することができる.共用室には,膨大なメニューを誇る高級なフードディスペンサーが装備されている.各方面から,Xボートの設備が贅沢すぎるのではないかとの指摘もあるが,帝国政府は必要なスペースであるとの見解を崩していない. |
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DECK 3-7 |
DECK 3は26tの貨物船倉となっており,緊急性を必要とする公的な貨物が輸送される.DECK 4,5は合計38tの燃料タンクとなっている.DECK6はパワープラント,DECK7はジャンプドライブとなっている.船体側面には,小型の通常ドライブポッドが4基設置されている. |
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■■■ 1 ■■■ ケッシュ・スミアン(Kkessh Smianr)は,18で高校を卒業し名門モーラ工科大学に入学したが,スリットボールのサークルで当時交際していた浮気ものの男を,ものの見事に殴り倒してしまい,停学処分を食ってしまった.結果,奨学金を打ち切られ,大学をドロップアウトする羽目になった.その直後,人生を踏み外した勢いで偵察局に入隊し,今は通信部でXボートのパイロットをしている. |
■■■ 2 ■■■
大型ボートが小惑星ワ=ヒンにある偵察局基地に着くと,ケッシュは運航管理室にショーアップ(出頭)した.カウンターの向こうから担当の運航管理官がすまなそうに頭を掻き名がながらやってきた.運航管理官の業務は目的地までの航行計画を立てることである.航行計画は,航行の安全性を最優先に考え,出発基地,到着基地,両星系の恒星嵐予定,惑星軌道,衛星軌道,ジャンプイン地点,ジャンプアウト地点,バースト通信の実施地点,通常ドライブによる加速,速度,ルート,船体重量,搭載燃料などが厳しくチェックされ,作成される. |
■■■ 3 ■■■
船内時刻0600起床,規則通り軽くXポート乗組員体操をすると,天井に収納していたランニングマシンを引き出し,壁面モニターの設定とシンクロさせると,30分ほどかけて5kmほど走った.シャワーを浴びて,制服に袖を通すと連絡筒を上りブリッジに上がった. |
■■■ 4 ■■■ 翌朝,ヴァルグル人が連れ出された.外がどうなっているのかはしらないが,ヴァルグル人と別室になれただけでも幸いだった.ケッシュの家系はやや特異体質で,通常の3倍程度嗅覚が敏感だった.自慢にはならないが,学生時代,交際相手の浮気を見破ったのもこの嗅覚のせいだった. |
■■■ 5 ■■■ 目の前で火花が散ったのは確かだったが,崩れ落ちたのはマアラギンド氏だった.ケッシュは訳もわからず,とにかくマアラギンド氏から磁気ピストルを奪い取ると,膝立ちで構えた.磁気ピストルの先がガタガタと震えている. |
■■■ 6 ■■■ 大型ボートが横付けすると,磁気ライフルと戦闘アーマーで武装した保安課の課員が乗船してきて,マアラギンド氏を連行した.ケッシュとヴァルグル人はエアロックでその作業に立ち会った.ヴァルグル人が口を開いた. |
Credits
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Kkessh Smianr:
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Juddy |
A Vargr:
Wolf |
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Gaiddin Maaragindoo:
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James |
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Ship Design:
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MAG |
CG Models:
MAG |
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Web Master:
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化夢宇留仁 |
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Caractor:
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MegaTraveller (c) character generation |
Language:
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Word |
Ship Design:
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Cray Bush's Worksheet for Lotus 123 |
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X-Boat Models:
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Shade 8.5 |
Figures Models:
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Poser 6 |
Window Views:
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Terragen, Vue5 and Universe |
Rendering:
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Shade 8.5 |
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