[1567] 相当部隊の2 投稿者:大臣 投稿日:2016/11/06(Sun) 14:19

ちょっと補足です。蛇足?
ロシアには変わった兵種というか、独立した軍隊ですが、
「ロシア空挺軍」というのがあります。
ブルーベレーと青と白の縞々なシャツが特徴的ですので、ニュースなどで見ると素人目にもよく判る存在なので、御存知の方もいらっしゃるかと思います。

前身はソビエトの対フィンランド戦争で投入された約1万人(!)の空挺部隊です。
現時点で5個師団+5個旅団+付属部隊を有し、ともすると米海兵隊の規模を上回る兵数を装備しております。
こちらも志願制ですね。
重装備の部隊を含めて、師団単位が数個で空挺降下してくるなんて、悪夢以外の何物でもありませんが、冷戦当時の我が国の国防の一番の相手は彼ら「空挺軍」の空挺狙撃兵師団でした。
主力戦車すら空挺降下用に足回りが強化されたのを落下傘降下させるような連中です。
米軍はWW2当時の痛手から、師団単位の空挺降下部隊を切り替えて、ヘリボン部隊に切り替えております。が、これは経費が掛かるんですね。輸送ヘリ1機で投入できる兵数は僅かですので、部隊全部だとそれだけヘリの数が運用できることが前提ですから。

じゃあ空挺はというと、大型輸送機で済みますから、ヘリよりも高速に部隊を急行させて展開が可能という側面もあります。
未だにC130ハーキュリーズの様なプロペラ輸送機が運用され続けているのも色々と理由があります。
よく邦人救出で出動するので、ニュース映像になりますよね。
短い滑走距離や不整備滑走路での運用、整備性などのハード的な課題がクリアできるからとか、ヘリよりも重装備を投入できるなどの多くの利点があるからです。

というように、大規模空挺部隊を有する利点もあり、一概にどれが装備編成としての「正解」はありません。
別の国がこうしているからこれが正解、なんていうのも間違いです。
ぜひ国防・軍事を考えるに当たっては、その国に合致した戦略を構築し、その後で編成を考えて頂いて、その経済事情、つまり懐具合に応じて予算組みして頂きたいと思います。
ということで、zaza領主閣下に、来年度分軍事予算案を提出してもよろしいでしょうか?(冗談ですって)


[1566] それ以外の海兵隊と相当部隊 投稿者:大臣 投稿日:2016/11/06(Sun) 13:44

さっきのは「米海兵隊」ユー・エス・マリーンです。
それ以外の国はどうなっているかというと。
まず英国海兵隊。こちらも気合入った部隊です。山岳戦も極地つまり北極や南極域ですね、も戦闘可能な水陸両用の歩兵部隊です。規模としては8個大隊ですね。彼らが戦えない場所は「ない」と言えるでしょう。

それ以外の国では、イタリア、インドネシア、オランダ、スペイン、スウェーデン、タイ王国、大韓民国が海兵隊を保有しています。
それ以外にも海兵隊ではなく、海軍の陸戦隊部隊として、中国、台湾、ドイツ、ノルウェー、フィリピン、フィンランド、フランス、ベトナム、ロシア、アルゼンチンなどの多くの国々が規模こそ違え編成しております。
日本の場合にも、旧陸軍の広島の第5師団が上陸戦部隊として準備されており、その後の海上機動旅団などの編成があります。
今の防衛体制では、同じく広島の第13旅団がホバークラフト艇を有した部隊で、それ以外にも九州には離島対策のヘリボン部隊、つまり兵種的には「空中騎兵」師団があります。

トラベラーでも各恒星間国家が工夫して、海兵隊もしくは海軍陸戦隊として、色々な編成と装備をしているものと考えられますが、基本的に「敵勢力圏に対する攻撃」を作戦行動の主眼に置いた部隊であって、それをどう構築していくか、どう運用していくか、という点も合わせて考えて頂ければと存じます。

申し上げたいのは、米海兵隊をモデルに構築するのではなく、その国家に合わせて編成されるべき、「独自性の高い」要求案件だと思います。


[1565] Gung-ho ガンホー! 投稿者:大臣 投稿日:2016/11/06(Sun) 13:24

山中教授
zaza領主閣下

折角なので、海兵隊について。
「ガン・ホー」って合言葉、聞いたことありますでしょうか。
米海兵隊員なら一度は聞く言葉だと思いますが、意味は「協力して励め」つまり、廻りの仲間と力を合わせて任務を完遂しよう、という意味合いです。
由来は諸説ありますがまあそこは置いておいて。
感じとしては、単なる掛け声で、スポーツなどでファイトとか言う感覚でしょうか。
米海兵隊は約20万人の兵員を有し、4万人の予備役で構成される陸海空軍に次ぐ規模の独立した軍隊です。
彼らは、「一度海兵隊員になったら、除隊しても一生海兵隊員」です。
つまり、誇り高き海兵隊員。敬意を払われるだけに見合う行動を取るように、模範的であることを求められます。
米社会がそういう枠組として、軍隊を編成していると言えば判り易いかも知れませんね。
志願制で選抜方式ですので、誰でも望めば入隊できるという訳ではないのは、トラベラーの応募要領同じですね。
もし兵隊稼業の中で万が一アクシデンタルな事態になって、不名誉除隊になってしまった者は、まず、「元海兵隊員」と名乗ることも禁止されます。
それ以外にも、市民権を停止、履歴に不名誉除隊を必記載、医療保険の停止、銃の所持制限と、一般生活に凄まじい不都合が発生します。
映画「フルメタルジャケット」でその新兵訓練の様子が判り易く描かれておりますが、その中にでも言及されている通り、1966年のテキサスタワー乱射事件で17人を射殺した犯人は、その射撃技術は海兵隊のものです。
「チャールズ・ホイットマンは500ヤードの距離で柱の陰の男を撃ち抜いた。あいつはどこで射撃を習った? もちろん海兵隊だ」というのは教官リー・アーメイ軍曹が訓練兵に言っている通り。
そのくらいの訓練と技量の高さが要求される軍隊と言う事ですね。

ちなみに、教授の御疑問の、
空中騎兵、というのは、輸送ヘリによる、ヘリボン部隊を一般には指しますので、後者に相当します。
攻撃ヘリの部隊は、色々と呼称がありますが、対戦車航空という兵種で部隊編成されるとかですね。
zaza領主閣下の訳で行くと中隊を基本単位に数えておりますが、そこは各国の規模や作戦思想が違ってくると異なって来ます。
単純に申し上げると、1個連隊で数県から1県分の担当面積ですので、1個中隊なら、その1割相当が作戦担当面積になります。えいやでいうと、ちょっと広めの都市1個分程度ってところでしょうか。分散状態での警備範囲ですよ。もちろん作戦状態では集中して運用されるのが鉄則です。

小隊単位ですら、指揮司令部として、指揮官と副官がいますし、それ以上の部隊なら参謀や幕僚と言いますが、そういう役職分業がされて、司令部を構成します。例えば連隊司令部とか、隷下部隊が判る様な言い方をします。
ですので、ある士官が「司令部に行ってくる」とか「司令部に連絡して」とは言いません。「連隊司令部に」とか「師団司令部に」と言うのが一般的の様子ですね。でないとどこに対応するのか判りません。
一般の会社で「ちょっと支店行ってくる」で通じないのと同じです。複数あれば、支店ってどこの?と言われますよね、きっと。

で、海兵隊員同士は「助け合う」ということもその理念に含まれております。窮地に陥った仲間は危険があっても助け出す、という感じですね。
それは階級差があっても同じで、1兵卒だから助けなくても良い、ということではありません。
まあそこから戦場の喜悲劇が発生する場合もありますが。
つまり、仲間を信頼して共に戦うことができる組織、という組織造りは大いに見習うべきものがあると思いますよ。


[1564] 海兵隊の組織についての補足−2 投稿者:山中 投稿日:2016/11/06(Sun) 11:36

zaza 様

 [1560]へのレス、その3。

>上記の組織は(図は載せられないけれど)、すべての対外戦争での使用を目的とした、典型的な海兵隊機動部隊で、
>その連隊の中の中隊とそれ以外です。

 Company ならば、「歩兵中隊」と訳しておいた方が分かり易いかも?
 Battery は「砲兵中隊」でしたよね?

 その連隊の中の「歩兵中隊」と、それ以外の中隊です。

 という感じになるのではないでしょうか?



>司令部に3つの戦闘海兵隊中隊(連隊の9つから)と1つの中間子砲砲兵中隊(連隊の5つから。batteryだけで砲兵中隊という意味もあるらしく、砲兵中隊にしましたが)付属されます。

 これは、標準的な編成、の説明でしょう。
 一般的な海兵隊連隊は、9個歩兵中隊と5個砲兵中隊、その他の支援部隊から構成されているようです。

 通常は、司令部(群司令部)の指揮下へ、3つの戦闘海兵隊中隊と1つの砲兵中隊、その他の支援部隊を割り当て、1つの戦闘群を編成する、という感じなのでしょう。



>他にとりうる組織として、他のタイプの中隊(海兵隊連隊は、2つの空中騎兵中隊、1つの反重力戦車中隊、1つのコマンド中隊を含んでいます)を代わりに、または加える場合があります。
>長期間独立して、軍事行動をとることを目的とした機動部隊は、管理と兵站のユニットにより増強されます。

 空中騎兵中隊ってのは、米国陸軍の場合、戦闘ヘリのことでしたっけ?
 輸送ヘリに運ばれる歩兵のことだったかな?
 今も調べていますが、ちょっと分かりません。
 反重力戦車中隊、これは分かるとして、コマンド中隊(=特殊攻撃部隊中隊)も1つが含まれている模様。



>The organizations of all units at company level and below are constant, and (aside from any possible augmentation) remain the same regardless of) assignment.]

拙訳

 中隊規模以下(中隊や小隊、分隊)の部隊編成は、一定です(変わりません)。
 そして、増援部隊の追加は別として、割り当てられた任務には関係なく、同じ編成を保ちます。

 こんな感じでどうでしょうか?


[1563] 海兵隊の組織についての補足−1 投稿者:山中 投稿日:2016/11/06(Sun) 11:29

 [1560]へのレス、その2。

>海兵隊連隊は、多数の中隊、部門、3つの軍司令部で構成されています。

 海兵隊の1個連隊は、多数の歩兵中隊(下記の記述によれば9個中隊か?)と、多数の支援部隊(数も規模も様々)、3つの司令部で構成されています。

 この司令部は、戦闘団司令部(Combat Team)か、群司令部(Group)のことだと思われますが、このあたりの用語についてはあまり詳しくありません。



>ユニットは、特定の任務にあわせて機動部隊が作成され、これらの司令部に付属する。

 部隊は、要求された任務に合わせて、その都度「機動部隊(Task Force?)」として編成され、司令部の指揮下に入ります。

 つまり、連隊の中に含まれる9個歩兵中隊を必要に合わせて組み合わせる訳です。
 第1〜第4中隊は、司令部Aの指揮下に入り、宇宙港の攻略を担当。
 第5〜第6中隊は、司令部Bの指揮下に入り、政府庁舎の制圧を担当。
 第7〜第9中隊は、司令部Cの指揮下に入り……。
 といった具合で。



>必要な場合には、機動部隊は、特別な任務(世界の砲撃を支援するなど)のために親連隊から切り離され、
>それらが多年にわたって、離されていることは、知られていないことではない。
>しかし連隊の完全性は士気にとって重要で、可能な限り維持される。

 必要な場合には、機動部隊は(世界の砲撃を支援する)特別な任務のために、所属している連隊から切り離され、
 その機動部隊が長い年月にわたって、連隊から離れているということも珍しくありません。
 しかし、連隊の一体感を維持することは、士気の面から極めて重要であり、可能な限り、維持が図られる。

 特別な任務だとか、場合によっては、基地の警備や駐屯といった必要性に応じて、連隊の一部(=機動部隊)が、
 長い年月、連隊から離れて行動することも珍しくない、ということを言っているのではないかと。

 でも、その連隊の一体感=仲間意識の維持は、戦場に置いて極めて重要となってくるので、
 その機動部隊と所属している連隊の間では、人員の交換や情報の遣り取りが積極的に行われている、
 ということであると推測します。

 名作「宇宙の戦士、ハインライン」でも、そんな描写(台詞)がありました。
 「それぞれ違う小隊に所属し、違う戦場で戦っているが、俺たちはみんな、同じ第一師団の兵士なんだ」てな感じだったかと。
 戦場で命を預け合うためには、そういった意識の養成が大切らしいです。


[1562] 海兵隊の機能 投稿者:山中 投稿日:2016/11/06(Sun) 11:16

zaza 様

 有難うございました。
 色々と調べているのですが、まずは[1560]へのレス、その1です。



>海兵隊はいくつかの機能を提供します。
>彼らは、攻撃用および防御用の軍隊の作戦のために、強力で、急速に展開可能な部隊を提供する。

 これは、大臣様が強調していた任務(機能)でしょうか。
 既に、海軍の艦艇や自前の輸送艦に乗り込んでいるため、早急に現地へ派遣できる、ということかと。
 もちろん、そのための支援体制が事前に整えられている(即応体制にある)ということも重要な訳ですが。

 もちろん、此処に書かれている通り、海兵隊の任務(機能)は攻撃だけではありません。



>彼らは、海軍と帝国の支所のために不可欠な施設を警護します。

 この支所は、branchかな? 支署?
 米国の場合、大使館等の警備(厳密には、国外に存在する米国市民と財産の保護)は海兵隊が担当する、となっているので、
 デザイナーも「当たり前のこと」として、帝国海兵隊が帝国大使館等を警備する、という設定にしたのでしょう。
 海軍基地の警備も、海兵隊の担当でしたね。

 CT版「商船と砲艦」の中には、重要な宇宙港を警備するため、海兵隊が駐屯していることにしても良い、とか言った記述があります。
 基本的に、宇宙港の内側は「帝国領」なので、そういった対応が可能かと。



>彼らは、平和を維持し、帝国戦争規約の施行、辺境に沿って、多くの場所で星間警察力として機能します。
>この最後の機能のため、それらは傭兵用語で「警官」と呼ばれます。

 辺境(法律がきちんと施行されない危険地域?)の多くの場所で、
 帝国戦争規約の施行や、平和維持のため、恒星間警察としての機能を果たします。
 かな?

 海兵隊の任務は色々あるので、単純に、
> 海兵隊は海軍の艦隊や戦隊に所属し、宇宙船内での戦闘を担当します。
 という説明だけでは不十分だということなのでしょう。


[1561] Commando=特殊攻撃部隊員 投稿者:山中 投稿日:2016/11/06(Sun) 11:11

大臣 様    zaza 様

 MTのプレイヤーズ・マニュアルの、日本語(HJ版)と英語(GDW版)を読み比べた結果、Commandoに対応した訳語を発見しました。

 Commando=特殊攻撃部隊

 であります。
 HJ社の訳者が、そのように決めておりました。

 まぁ、昭和の時代に「コマンド」とか言っても、主要な購買層である高校生〜大学生には通じなかった可能性が高いので、これも仕方がないのか。
 「特殊部隊」と言っても、やはり通じない可能性が高いので、「特殊攻撃部隊」が妥当なところかと。



 MTのプレイヤーズ・マニュアルの場合、陸軍でも海兵隊でも「特殊攻撃部隊」が存在する(養成所を経由して転科できる)、という設定です。
 なので、MT版の反乱軍ソースブックの中に書かれていた、

>They are under army jurisdiction.
>コマンド部隊は陸軍の指揮下にあります。

 といった記述と矛盾してしまう訳ですが、GDWでは良く有ることなので気にしないことにしましょう。
 同じMT版の中なのに、こんな露骨な矛盾点が見つかるとは……。


[1560] Imperial Marine Task Force Organization 投稿者:zaza 投稿日:2016/11/05(Sat) 09:55

今の話に関連していると思うのですが、全部載せないと、全体像がわからないものだと思いますが。
でも長すぎるしなあ


Imperial Marine Task Force Organization



 海兵隊は、もともと海軍の補助として形成され、独自に本格的な軍事力へと発展しました。

 海兵隊はいくつかの機能を提供します。
彼らは、攻撃用および防御用の軍隊の作戦のために、強力で、急速に展開可能な部隊を提供する。
彼らは、海軍と帝国の支所のために不可欠な施設を警護します。
彼らは、平和を維持し、帝国戦争規約の施行、辺境に沿って、多くの場所で星間警察力として機能します。
この最後の機能のため、それらは傭兵用語で「警官」と呼ばれます。


組織


 海兵隊連隊は、多数の中隊、部門、3つの軍司令部で構成されています。
ユニットは、特定の任務にあわせて機動部隊が作成され、これらの司令部に付属する。
必要な場合には、機動部隊は、特別な任務(世界の砲撃を支援するなど)のために親連隊から切り離され、
それらが多年にわたって、離されていることは、知られていないことではない。
しかし連隊の完全性は士気にとって重要で、可能な限り維持される。

 このシステムは、海兵隊が行うことを期待されている、根本的に異なる任務のため採用されました。
長年にわたり、それは非常に成功を収めました。

 上記の組織は(図は載せられないけれど)、すべての対外戦争での使用を目的とした、典型的な海兵隊機動部隊で、
その連隊の中の中隊とそれ以外です。
それらは物流的な、そして管理のユニットで、より高い階層で、軽量です。
指揮司令部はそのような連隊プールから多数の支援ユニットの追加によって補強されています。
司令部に3つの戦闘海兵隊中隊(連隊の9つから)と1つの中間子砲砲兵中隊(連隊の5つから。batteryだけで砲兵中隊という意味もあるらしく、砲兵中隊にしましたが)付属されます。

 他にとりうる組織として、他のタイプの中隊(海兵隊連隊は、2つの空中騎兵中隊、1つの反重力戦車中隊、1つのコマンド中隊を含んでいます)を代わりに、または加える場合があります。
長期間独立して、軍事行動をとることを目的とした機動部隊は、管理と兵站のユニットにより増強されます。

 すべての、中隊レベルと下記のユニットの組織体は、一定で、
そして、(任意の可能な増強は除いて)割り当てにかかわらず、同じままである。
[わからん。
The organizations of all units at company level and below are constant, and (aside from any possible augmentation) remain the same regardless of) assignment.]

 すべての戦闘海兵隊部隊は、ジャンプの訓練を受けていて、任務が正当化するならば、ジャンプカプセルを支給されます


[1559] 特殊部隊(SOF)と特殊部隊(SU)の区別 投稿者:大臣 投稿日:2016/11/04(Fri) 23:10

山中教授

>大臣様の考えている「特殊部隊」を、「特殊部隊(SOF)」と呼び、
>私が提示している公式ルールの「特殊部隊」を、「特殊部隊(SU)」と呼べば、両者を明確に区別できる
ということで納得です。
スペシャル・オペレーション・フォース、つまり特殊作戦部隊、とスペシャル・ユニット、つまり特殊行動部隊という感じでしょうか。まあ訳はソレゾレお好みの塩加減で御願いします。

じゃあということで、「特殊」って何?ってことになりますよね。まあこの場合は、SOFに相当の特殊なのかも知れませんが。

前に書いた通り、空挺任務や長距離少数潜入偵察(LRRP=Long Range Reconnaisance Patol)口の悪い兵隊はこの2番目のRをrat、つまりネズミの様にコソコソ動き回ることを揶揄して言う場合もあります。ロングレンジラットパトロールですね。

それ以外に最近の一番目立つのは、カウンターテロでしょうね。
ドイツのGSG9のルフトハンザハイジャック事件なんか有名ですよね。
対テロ作戦は柔軟な作戦対応能力が求められるので、特殊部隊向きですが、対テロ作戦をするからと言って、特殊部隊であるとも限らないのがムズガユイところでしょうか。
ですので、例えば要人警護のシークレットサービス、日本で言うならSP(セキュリティーポリス)などは対テロに該当しますが、これは特殊部隊ではありませんよね。

他にも特殊部隊が対応した有名なのは、フォークランド紛争でのSASの活躍でしょう。これも分類としては本隊たる海兵隊に先遣してた偵察任務の一環です。
英国軍の反撃の最初ですから、悪天候とも相まって大変だったのは有名です。
その後の戦争経緯で、SASは橋頭保の構築を陸軍空挺部隊や海兵隊と共に構築に成功し、反撃の糸口を作ることになります。

ということで、もし特殊部隊の設立に際には、何をさせる部隊か、を明確にしておくのが望ましいと存じます。
え?全部隊を浸透作戦任務?うへえ、それは某人民解放軍が使った手ですねえ。


[1558] (無題) 投稿者:zaza 投稿日:2016/11/04(Fri) 20:17

All marine line army has received a jump training, it has issued a jump capsule if mission warrants.


[1557] 特殊部隊(SOF)と特殊部隊(SU)の区別 投稿者:山中 投稿日:2016/11/04(Fri) 11:30

大臣 様

 特殊部隊の定義が混乱しているので、気になった場所を英文で読み直していました。



 大臣様の考えている特殊部隊は、英文だと「Special Forces, SF」、あるいは、「Special Operations Forces, SOF」と表記されている部隊に該当するようです。
 グリーンベレーやシールズは、此処に含まれている模様。
 コマンド部隊も、この特殊部隊(SOF)の中に含まれるとかいった記述を発見していますが、現在は詳細を確認中。



 私が「反乱軍ソースブック」から持ち出した特殊部隊は、英文だと「Special Units, Specialized units」です。
 これは「反乱軍ソースブック」の中で定義されている通り、

> Specialized units trained for assaults, special operations, or invasions are given a number of different names.
> 特殊部隊は、強襲、特殊作戦、侵攻など特殊な特定行動を行うための訓練を施され、それぞれ違った名称を与えられます。

 となっておりますので、これが公式ルールです。



 さて、御覧の通り、日本語では同じ「特殊部隊」ではありますが、英文では明らかに異なっております。
 異なる概念に対して、同じ「特殊部隊」という日本語を割り当てたことが混乱の原因だったのではないかなと考えました。

 とりあえず、大臣様の考えている「特殊部隊」を、「特殊部隊(SOF)」と呼び、
 私が提示している公式ルールの「特殊部隊」を、「特殊部隊(SU)」と呼べば、両者を明確に区別できると思うのですが、如何でしょうか?



>海兵隊=特殊部隊では、いうなれば、海兵隊員=全員シールズ、という感じになってしまいます。

 この文章については、トラベラーにおいて、

 海兵隊=特殊部隊(SU)である。
 しかし、海兵隊員=全員シールズ=特殊部隊(SOF)ではない。

 という返事になりますけれど、これで宜しいですか?


[1556] Once a Marine, Always a Marine 投稿者:大臣 投稿日:2016/11/03(Thu) 17:33

山中教授

>まぁ、降下作戦の先導任務もそれに含まれる、ということで良いかな。
全く良くありません。
先導任務は端的に言えば、「後続の部隊の戦力を想定戦場に効率よく流し込む」為の「先遣した安全確保任務」です。
降下上陸作戦は、強襲上陸と奇襲上陸で異なりますが、敵の守備している作戦目標の奪取という「攻撃任務」が相当します。
非なるもの、と申し上げたく存じます。

>砲兵科や機甲科は36分の1という低確率ですが、歩兵科は12分の1、特殊攻撃部隊は6分の1という高確率となっていました。
これは「ゲーム都合上」という言わば「オトナの事情」ではないでしょうか。
ゲームプレイ上、一般兵種経験者よりも、特殊部隊出身者というのは実際に箔が付きますし、その後の傭兵稼業をすることが前提で考えたら、
特殊部隊経験ありと無しでは、雇い手の反応が全く違いますよね。
もし教授が傭兵を雇う必要が出たとして想像して頂ければ。
2人の傭兵応募者が来て、片方は経験年数は少ないですが、特殊部隊の経験年数がある人、もう片方は砲兵この道数十年。
色々な戦闘状況をオーダーする(現時点では状況は判らない)という場合に、どちらを雇います?
私なら、前者の特殊部隊経験者になるだろうと思いますよ。

>「精鋭部隊(Elite)」が、それに該当するのではないでしょうか。
いいえ、これも特殊部隊を指すのではなく、一般的な精鋭部隊、
例えばアメリカの第一師団の様な俗にいう「優遇部隊」で士気が高く、練度もそれに応じている様な連中を指していると思いますよ。
部隊員は所属していることを誇りにし、自分の任務が祖国の存亡に直結しているんだという認識を強く持って、他の誰も自分達の代わりはいない、という認識のある部隊です。
同じ志願兵でも、一般編成と差をつける事で精鋭部隊化を編成することがあります。
WW2の時も独国防軍のSSの一部やソビエトの親衛狙撃師団などはこれに該当するでしょう。

蛇足ながら、この狙撃師団というのは、師団全部が狙撃兵で編成されている、なんてことはありませんよ。
いわば、名称としてそういう名前を付けてあるだけですので、編成的にはあまり他の歩兵部隊と違いません。
まあ練度が高いのと装備が最新を供給されるという違いは明確にありますが。

ですので、
>トラベラー(少なくともMT)においては、海兵隊も特殊部隊、カプセル降下兵も特殊部隊であります。
というのも異議あり、です。
海兵隊の中に、特殊部隊があって、その特殊部隊の中にカプセル降下兵がある、という編成ではないでしょうか。
でないと、海兵隊=特殊部隊では、いうなれば、海兵隊員=全員シールズ、という感じになってしまいます。
ああ、シールズは海軍ですけどね。

>大臣様のハウス設定、着上陸して制圧する重装備部隊は、公式に設定された海兵隊の、一部でしかないかと。
これはそう言えるでしょうね。巨大な恒星間国家がわざわざ1軍を建設しているのですから、そうなるでしょう。
全部がではなく、強襲上陸部隊に参加する陸戦力は可能な限り集められることになるでしょうね。
本職としては、「概ねこういう傾向」という一般的な解釈を申し上げたかったのです。

>陸軍(防衛大隊)の一部が星系外へ派遣されることが、しっかりと想定されている
ええ、これはそういうケースもあるでしょう。戦力の「戦略再配置」という観点で、一般的です。
ですが、本職が強調したかったのは、「陸軍は防御部隊であって、装備条件が合致しない場合に、期待できる戦力を発揮し得ない」ということです。
教授の御指摘のケースは「たまたま装備条件の合致し得た場合」であるということではないかと考えます。
例えば、米軍の州兵(陸空)なんか考えて頂ければ。彼らの基本性格は「郷土防衛部隊」です。まあ今回的に言えばまさに陸軍ですよね。
ですが、一部州兵は外国に派遣され、その任務は「海外派遣軍の占領した都市や地域を警備・治安維持」するという内容になります。

これが実はクセモノで、よくゲリラの攻撃を受け易いのですね。民間人に紛れてイキナリ爆発したり、誰が敵なのか判らない。
そういう状況に、単なる志願兵が投入されたら。
ついこの間まで大学のキャンパスで友達と笑ってふざけ合ってるだけの学生が、隣の現地の人間が自爆するかも知れない、という恐怖に常にさらされる、という感じです。
申し上げたいのは、戦力というのはただ単純に「貼り付ければ良い」というのではなく、「適した能力の部隊を適した場所に配備する」ことが重要である、ということです。
誰でもよくって、何でもいいのなら、徴募兵を集めて、そこに送り込めば済みます。が、ちょっと考えても「上手くいきそうにないなあ」って思いますよね。
この辺りが、今の「徴兵制」なんて言っている人達がどれだけ現実から乖離しているか、を表していると思いますよ。


[1555] (無題) 投稿者:zaza 投稿日:2016/11/03(Thu) 16:54

TNEだと特に但し書きのない場合は、トンは、
質量なら1トン、容積の場合は1[m^3]だったので、
チャレンジの記事(トラベラー以外、他所のゲームも載っている所なので―MTが発売されても、しばらくチャレンジに載っているのはCTだったので、この記事も全然気づかなかったのですが)、水素トンなら水素トンと書くだろうと。
根拠はそれだけだったんですがw

外征に、1隊員あたり1ヶ月50トンの物資がいるとは聞いたことがあったんで、水素トンかなあとも思ったのですが、注釈入れるだろうと。
ハイガードもさきほど見てみたのですが、途中で、トンは水素トンですと注釈が入るまで、それまでずっとただのトンで説明されているのを見ると、当たり前のことか、そこまで気がまわってなかったかだと思います


[1554] (無題) 投稿者:zaza 投稿日:2016/11/03(Thu) 16:45

辺境地域と訳すと、そういう言葉が出てきたりしてますから、星系の方と間違うかと。
地方も採り方によってはだし。

「世界の重要な拠点、vital center of a worlds」 じゃないところです。

遠くの領域の制御のために、時折のパトロール、地元の同盟者(売○奴または、あなたの視点に従う)と、世界を占拠している、軌道を周回している艦隊からの脅迫に頼らねばならない。


[1553] (無題) 投稿者:zaza 投稿日:2016/11/03(Thu) 16:30

侵略者は、宇宙軌道の無競争の制御を獲得すると、戦いは、大隊レベルの行動の為に無数の小隊に分解されるでしょう。

[侵略者は世界の重要な地域をカバーする為に、小さな単位に分割する必要があります]

防御側は、軌道の大砲のために、良好な目標となるので、あえて十分な大きさのグループに集中しない。

一個英文飛ばしてました


[1552] 防御側のゲリラ戦 投稿者:山中 投稿日:2016/11/03(Thu) 14:55

zaza 様

 [1547]へのレス、その3。

>侵略者は、宇宙軌道の無競争の制御を獲得すると、戦いは、大隊レベルの行動の為に無数の小隊に分解されるでしょう。
>防御側は、軌道の大砲のために、良好な目標となるので、あえて十分な大きさのグループに集中しない。

 これは、防御側が小規模なゲリラ戦に転ずる、という意味合いでしょうか?
 軌道上に侵略軍の艦隊が居座っているのであれば、正規戦は無意味でしょうねぇ。
 上にも書いてありますが、集結した途端に、軌道上からの砲爆撃で吹き飛ばされることが確実。



>攻撃部隊は、勝利のために、その優れた訓練と装備(世界に輸送することが出来る、人員と装備の限られた数は、ストライカー任務の部隊から選ばれ、攻撃にそって最高の部隊が選ばれることになる)によって、多数の捜索と破壊の任務に従事する。
>侵略が進むにつれ、外世界から低品質の援軍が上陸することが出来、現地軍が徴用されます(これらはリーダーシップの為に指名された幹部と民兵になるだろう)。

 これは、侵略側の対ゲリラ戦術、でしょうか?
 現地の民兵(元々の同盟者)を徴用して、対ゲリラ戦に用いるというのは、良くある話のような気がしますけれど。
 後の支配を考えると、合理的ですね。


[1551] コマンド部隊の火力支援 投稿者:山中 投稿日:2016/11/03(Thu) 14:49

zaza 様

 [1547]へのレス、その2。

>軍が上陸すると、彼らの最初の優先順位は、惑星防御と指揮建造物(宇宙港、海軍基地も含む)の残党のいっそうをすることです。

 宇宙港や海軍基地も含む、惑星防御「施設」と指揮建造物から、敗残兵の一掃を行う、でしょうか?



>これには、艦隊からの、自由な援軍と火力支援の能力が保証されます。
>軌道からの火力支援は、かさばる大砲を省くことが出来、防御側の力の分散と援護物下に残ることを強制するので、侵攻地上ユニットにはかかせません。
>その一方で、地上部隊は、彼らに与えられる必須な砲撃を、彼らの完全な制御下で支援砲撃が行われるのを好みます。

 コマンド部隊は、やはり、砲兵を伴わないのですね。
 戦車も持って行かないのですから、軌道上の艦隊から火力支援を得ることが大前提である模様。

 2行目は、艦隊が軌道上から砲爆撃を行うため、嵩張る大砲を地上へ降ろす手間が省けること。
 そして、防御側は砲爆撃の一撃で全戦力が吹き飛ばされることを避けるため、巻き添えにならない範囲で分散せざるを得ないこと。
 砲爆撃を避けるため、援護物の下から出られないので、移動や攻撃(集結や反撃)に、大きな制限が課せられる(不利になる)ということを説明しております。

 3行目は、砲撃の指揮権をどちらが取るか、という話。
 地上部隊は、自分の都合の良い様に、必要な時に、必要な場所へ砲爆撃(支援)を行いたいのですが、
 艦隊にそれを任せていると、艦隊の都合に合わせなければならないので、必要な時に砲爆撃を受けられないという状況が発生します。
 それを避けるため、地上部隊は自前の火力支援(砲兵部隊)を持ちたがる、という話かと。
 自前の火力支援を持って行くと、上陸用舟艇の容積を圧迫するとか、地上での機動力が落ちるとか、色々と問題は生じますが。


[1550] 兵員輸送艦に必要な容積は、多分、排水素トン 投稿者:山中 投稿日:2016/11/03(Thu) 14:47

zaza 様

 [1547]へのレス、その1。

>これらの機能に、もし兵員輸送船のトン数の半分をつぎ込むなら、4つの、25000人の師団の輸送に100万トンの容量が必要になる!
>(特に説明がないので、水素トンではないと思います)

 御免なさい。
 私は特に説明が無いので、排水素トン、だと考えました。

 4排水素トンの専用室を2人で分け合うとしても、1人当たりが2排水素トン。
 10排水素トンのAPCに10人が乗り込むとして、1人当たりが1排水素トン。
 割り当てられた5排水素トンは、即座に埋まると思います。
 重量トンやキロリットルでは不自然でしょう?



>もちろん、第三帝国の最大限の力とは違った何かが、世界に対して持ってこられているならば、侵入戦力は、世界の重要な拠点を占有するに十分な戦力を含んでいます。

 ああ、なるほど。下端の英文はこの部分ですか。

拙訳。

 第三帝国が、その全戦力を、その世界に対して振り向けらないとしても、
 その侵攻戦力は、その世界の重要な拠点を占拠するに十分な戦力を備えています。

 という感じで訳しました。



>遠くの領域の制御のために、時折のパトロール、地元の同盟者(売○奴または、あなたの視点に従う)と、世界を占拠している、軌道を周回している艦隊からの脅迫に頼らねばならない。

 その世界の、重要な拠点から「遠く離れた領域」という意味ですかね。
 それらの領域(戦力不足によって、直接の占領が困難な領域)の制御(管理、支配)に関しては、
 パトロールや同盟者の存在、軌道上の艦隊からの砲爆撃という脅迫が必要である、ということ?


[1549] 海兵隊と陸軍 投稿者:山中 投稿日:2016/11/03(Thu) 14:41

大臣 様

 [1546]へのレスです。

 海兵隊が「何でもアリな、万能型戦闘部隊」として求められていることに関しては同意、でありますが、
 陸軍に関しては、意義あり、であります。



>一方、各星系で編成される防衛力たる陸軍は、その主たる任務は「当該星系の防衛」です。つまり、防衛するに適した能力を付与されていると思われます。
>つまり、防衛力たる陸軍部隊を別の環境の違う星系に再配置しても、期待できる戦力は発揮することが難しい、ということになるのではないかなあ、と思っておりますが、如何でしょうか。

 基本的に、陸軍が編成された各星系に適応した装備を持っていることは明らかだと思われます。
 しかし以前にzaza様が[1462]の投稿で紹介して下さったように、陸軍(防衛大隊)の一部が星系外へ派遣されることが、しっかりと想定されている模様。

>Table 2. Mobile battalions available for operations off-world.

 全戦力の1%〜10%(人口の少ない世界ほど、その比率は高い)は、普遍的な装備を与えられているのではないでしょうか。
 重力が違うからとか、対応している大気が異なるからとか、色々と問題は発生するのでしょうけれど。


[1548] 公式設定における、海兵隊とコマンド部隊 投稿者:山中 投稿日:2016/11/03(Thu) 14:41

大臣 様

 [1545]へのレスであります。

>>Infantryの後ろにWeaponの単語
>ということは、歩兵用兵器というニュアンスになるのでしょうか。
>つまり、機甲装備でもなければ、長距離火力たる砲兵でもない、ということではないでしょうね。

 そういうことですね。
 zaza様が投稿された[1547]の中にも、それを裏付ける内容がありますので。
 砲兵も戦車も持たない(APCならば有り)、のでしょう。



急襲(raids)任務に関して。

>急襲というのは、攻撃に際して、(つまり攻撃側が)機動を発揮し、敵(つまり防御側)の備えの少ない箇所に戦力を投入する、というのが軍事的な意味合いです。

 有難うございます。
 降下作戦に限らず、危険な重要任務だ、と言う解釈をするべきでしたか。
 まぁ、降下作戦の先導任務もそれに含まれる、ということで良いかな。

 MTのプレイヤーズ・マニュアルによると、36分の1〜6分の1の確率で、その任務を担当しているとのこと。
 砲兵科や機甲科は36分の1という低確率ですが、歩兵科は12分の1、特殊攻撃部隊は6分の1という高確率となっていました。
 日本語版だと「襲撃」と書かれていますが、原文は「Raid」です。
 反乱軍ソースブックと訳語を統一して欲しいものですね。



>で、この任務のどちらも「特殊部隊が期待される任務ではない」と言えると思いますよ。
>通常の戦闘任務部隊であれば、この手の任務は訓練さえされていれば、実施可能、と言えます。

 コマンド部隊は、一応、海兵隊や降下兵と並ぶ「特殊部隊(Special Units)」として分類されております(反乱軍ソースブックの公式設定)。
 なので、特殊部隊、に対するイメージが異なっているのではないかな。
 トラベラー(少なくともMT)においては、海兵隊も特殊部隊、カプセル降下兵も特殊部隊であります。

 練度の高い「特殊部隊」というものは、反乱軍ソースブックでは定義されておりませんが、
 ボードゲームの第五次辺境戦争で登場する「精鋭部隊(Elite)」が、それに該当するのではないでしょうか。
 「精鋭部隊は戦闘力が2倍」というルールだけですけれど。

 強襲(Raid)の中身はともかく、強襲降下作戦において、コマンド部隊が先陣を務める、という結論で良いでしょうか。
 その指揮権が、海軍や海兵隊ではなく、陸軍にある、という区別が重要な気がします。
 強襲上陸を務める海兵隊と、装備も訓練も全く同じだが、その指揮権だけが異なるという可能性は有り得るような。



>ハウス的ですが、私は、海兵隊は揚陸艦や輸送艦で敵性星系に着上陸して制圧する、重装備部隊という編成で考えております。
>もちろん着上陸作戦の主役ですね。橋頭保の構築も敵地上戦力との交戦掃滅も占領やその後の軍政も可能な任務群です。

 CT版ですが、第五次辺境戦争やキンニールの設定を見ると、それだけではなさそうですね。
 艦内の治安維持や乗り込み戦を担当する海兵隊(キンニールの第一分隊)、APCを駆って地上戦闘を担当する海兵隊(第二分隊)、カプセル降下兵(第三分隊)。
 これらすべてを含めたものが「海兵隊」であるような気がしますけれど。
 大臣様のハウス設定、着上陸して制圧する重装備部隊は、公式に設定された海兵隊の、一部でしかないかと。


[1547] Planetary Invasions in Traveller つづき2 投稿者:zaza 投稿日:2016/11/02(Wed) 09:27

侵略と占領

恒星間帝国の資源でさえ、恒星間の空間を横切って、大規模な軍隊を輸送することは、巨大な兵站上の問題です。
最低限、各々の兵士は、船に乗っての生活空間、輸送艦、生命維持、武器、装備を必要とします。
隊員あたり5トンは、楽観的な推測値です。
これらの機能に、もし兵員輸送船のトン数の半分をつぎ込むなら、4つの、25000人の師団の輸送に100万トンの容量が必要になる!(特に説明がないので、水素トンではないと思います)

もちろん、第三帝国の最大限の力とは違った何かが、世界に対して持ってこられているならば、侵入戦力は、世界の重要な拠点を占有するに十分な戦力を含んでいます。
遠くの領域の制御のために、時折のパトロール、地元の同盟者(売○奴または、あなたの視点に従う)と、世界を占拠している、軌道を周回している艦隊からの脅迫に頼らねばならない。
それでも、多数の人口を持つ世界は大きな問題であることが証明されるであろう。

軍が上陸すると、彼らの最初の優先順位は、惑星防御と指揮建造物(宇宙港、海軍基地も含む)の残党のいっそうをすることです。
これには、艦隊からの、自由な援軍と火力支援の能力が保証されます。
軌道からの火力支援は、かさばる大砲を省くことが出来、防御側の力の分散と援護物下に残ることを強制するので、侵攻地上ユニットにはかかせません。
その一方で、地上部隊は、彼らに与えられる必須な砲撃を、彼らの完全な制御下で支援砲撃が行われるのを好みます。

侵略者は、宇宙軌道の無競争の制御を獲得すると、戦いは、大隊レベルの行動の為に無数の小隊に分解されるでしょう。
防御側は、軌道の大砲のために、良好な目標となるので、あえて十分な大きさのグループに集中しない。

攻撃部隊は、勝利のために、その優れた訓練と装備(世界に輸送することが出来る、人員と装備の限られた数は、ストライカー任務の部隊から選ばれ、攻撃にそって最高の部隊が選ばれることになる)によって、多数の捜索と破壊の任務に従事する。
侵略が進むにつれ、外世界から低品質の援軍が上陸することが出来、現地軍が徴用されます(これらはリーダーシップの為に指名された幹部と民兵になるだろう)。

もし防御側が、計画に従って少しづつ敗北するなら、警察と占領の分遣隊は、人口、産業、軍事力の中心に手配が可能です。
これらの各領域は、それぞれの位置、相対的な重要性、および反乱や攻撃に対する防御の可能性に応じて、
連隊から小隊にいたるまでのサイズの守備隊を持つことになります。
辺境地域は、可能な抵抗を監視し、ゲリラ軍を一掃する為にパトロールすることができます。

星系とその主要な世界がしっかりと保持されると、侵略者が自分自身の利用のために、防御や産業施設の再構築を開始し、
より効果的に星系を占領する為に、より大きな軍隊を持ち込むことが出来る(反撃や外世界からの援軍がないとしたならば)。
この時点で、侵略は、次第に薄れて、占領と管理になります。

Obviously, if anything other than the full might of the Third Imperium is being brought against a world, an invasion force can include only enough troops to occupy vital centers of a world.

ちょっとこれが2通りの意味が考えられて、悩んでいたのですが。
一応上のにしましたが


[1546] ということで海兵隊と陸軍について 投稿者:大臣 投稿日:2016/11/01(Tue) 21:06

zaza領主閣下
山中教授

ということで、更にハウス的かも知れませんが。
海軍に随伴し、敵性星系の降下着上陸作戦に供する、のが海兵隊だとして。(前提)
その任務環境は多岐に渡ります。
軌道上の宇宙港やコロニーみたいな人工構造物やアステロイドベルトみたいな戦場もありますし、月面みたいな低重力真空な戦場もありますし、海洋惑星や山岳地帯もあり、都市部もあり、つまり「何でもアリな、万能型戦闘部隊」が求められますよね。
しかもこの部隊には、歩兵だけでなく、機甲部隊や砲兵部隊、輸送部隊や兵站なども含め、その部隊単体である程度の戦争が継続できるだけの能力を付与されることになるでしょう。

一方、各星系で編成される防衛力たる陸軍は、その主たる任務は「当該星系の防衛」です。つまり、防衛するに適した能力を付与されていると思われます。
つまり、防衛力たる陸軍部隊を別の環境の違う星系に再配置しても、期待できる戦力は発揮することが難しい、ということになるのではないかなあ、と思っておりますが、如何でしょうか。


[1545] ちょっと注釈。色々な用語について 投稿者:大臣 投稿日:2016/11/01(Tue) 20:52

zaza領主閣下

>Infantryの後ろにWeaponの単語
ということは、歩兵用兵器というニュアンスになるのでしょうか。
つまり、機甲装備でもなければ、長距離火力たる砲兵でもない、ということではないでしょうね。
ここでいう、歩兵は、部隊正面に火力を発揮し、敵を無力化させることを目的とした部隊で、その装備に車両があった場合には、自動車化(トラック装備)、機械化(装甲車や軽装甲の兵員輸送車装備)、反重力化(反重力軽装甲の兵員輸送車両装備)という分け方になりますよね。



山中教授

>なのでコマンド部隊は、急襲(raids)の先導任務(conduct)を行うために訓練された特殊部隊、ということなのかなと。
>急襲=強襲降下作戦、先導任務=橋頭堡の確保、という解釈が正しければの話ですが。
>前後に「海兵隊(Marines)」と「降下部隊(jump Troops)」の説明文がありましたので、この2つとは違う兵種だと思われます。

という点について。
急襲というのは、攻撃に際して、(つまり攻撃側が)機動を発揮し、敵(つまり防御側)の備えの少ない箇所に戦力を投入する、というのが軍事的な意味合いです。

先導任務というのは、攻撃開始位置(これは例えばボードゲームの初期配置など、敵の発見や射撃を受けずに、戦闘開始として発進するという意味合いです)を確保すべく、行なわれる類で、先んじて敵情を探る、さらにその前の段階に、投入される部隊です。
陸軍だとあまり目立ちませんが、空軍とかだと先導任務機というのが配置されることがあって、爆撃任務などで、爆撃機部隊の侵入開始位置の確保などの任務に就くのですね。
で、この先導任務機(pathfinder)が爆撃目標に最初に爆撃をかけて、後続の爆撃隊に目標を指示したなど、WW2辺りから使われている手です。
今はこういうのはあまりなく、戦闘爆撃機などを使って、爆撃の侵攻位置を確保することになります。
ですので、この先導任務というのは敵情次第では迎撃される可能性が最も高く、危険度の高い任務でもあります。

ということで、
急襲=強襲時降下作戦、ではなく、「機動力で敵防御に応じた攻撃と機動」で、
先導任務=橋頭保の確保、ではなく、「後続の本隊の攻撃開始位置の確保」ということになります。
で、この任務のどちらも「特殊部隊が期待される任務ではない」と言えると思いますよ。
通常の戦闘任務部隊であれば、この手の任務は訓練さえされていれば、実施可能、と言えます。

海兵隊というのは、概ね、「陸戦兵器の取り扱いを専門とした、海上勤務の部隊」と言えるでしょう。
まあ表現や期待される能力はその国や時代でまちまちとも言えますが、まあそんな感じ。
一方の降下部隊(Troops)は、今の時代ならば、空挺降下部隊を指しますよね。
先にも紹介させて頂いた習志野の第1空挺団なんかまさにその典型です。
映画の「遠すぎた橋」で紹介された、マーケットガーデン作戦なんかが有名ですよね。


ハウス的ですが、私は、海兵隊は揚陸艦や輸送艦で敵性星系に着上陸して制圧する、重装備部隊という編成で考えております。
もちろん着上陸作戦の主役ですね。橋頭保の構築も敵地上戦力との交戦掃滅も占領やその後の軍政も可能な任務群です。

降下部隊は、バトルドレスを装備し、高エネルギー火器などまでの装備をした、いわゆる、軌道上から降下殻によって投入される「軽歩兵」で、その主たる任務は、敵性星系の一点集中的な攻撃、例えばある建物設備(発電所とか、重要施設とか)に対する攻撃なんかに使われるか、
本隊たる陸戦部隊の対峙する敵部隊の後方に軌道上から投入され、敵の分断や攪乱を企図した使い方になると考えております。


[1544] コマンド部隊の定義(とりあえずMT版の話) 投稿者:山中 投稿日:2016/11/01(Tue) 17:48

zaza 様

 追加情報というか、訂正情報、有難うございました。
 確認させて下さい。

 [1543]訂正、の記述を解釈すると、

 上陸用舟艇には、コマンド部隊が乗り込んでいる。
 コマンド部隊は、重歩兵火器(プラズマ/フュージョン・ガン、戦術ミサイルなどを、利用できる技術の範囲内で)装備している。
 バトルドレス、APC、爆破装備なども搭載されている。

 という感じでしょうか?



 重歩兵火器(=大きくて重い支援火器)、バトルドレス、APC、爆破設備などを装備した、歩兵部隊が乗り込んでいる。
 歩兵部隊の中には、コマンド部隊が含まれている(例えば、10個大隊中の1個がコマンド部隊、といった感じで)。

 というニュアンスも有り得ますか?
 降下する部隊のすべて(10個大隊中10個すべて)がコマンド部隊だ、という可能性もある訳ですが。



 ちなみに、MTの反乱軍ソースブック、p.36より抜粋した、コマンド部隊の定義はこんな感じでした。

>コマンド部隊は急襲を行う訓練を受けた部隊です。
>コマンド部隊は陸軍の指揮下にあります。

 原文は以下の通り。

>Commandos are specially trained for the conduct of raids.
>They are under army jurisdiction.

 なのでコマンド部隊は、急襲(raids)の先導任務(conduct)を行うために訓練された特殊部隊、ということなのかなと。
 急襲=強襲降下作戦、先導任務=橋頭堡の確保、という解釈が正しければの話ですが。

 前後に「海兵隊(Marines)」と「降下部隊(jump Troops)」の説明文がありましたので、この2つとは違う兵種だと思われます。


[1543] 訂正 投稿者:zaza 投稿日:2016/11/01(Tue) 08:11

上陸用舟艇自体には、重歩兵武器(プラズマ/フュージョン・ガン、戦術ミサイルまど、利用できる技術の範囲内で―限界までよりこちらのほうがよかったかなと思うので―)を装備したコマンドー部隊、バトルドレス、APC、爆破装備を含んでいます。
Infantryの後ろにWeaponの単語が・・・

大臣様のご発言で見直したら。すいません


[1542] 特殊部隊あれこれ。 投稿者:大臣 投稿日:2016/10/31(Mon) 19:33

ということで、特殊部隊ってじゃあ何?というと、一概には答えにくいのですが。

例えばJSDFの場合は、第一空挺団(習志野)が有名です。
これは使い方としては、敵戦力の後方に強襲空挺降下し、敵の補給・連絡線を分断せしめ、以って敵戦力を孤立させ、事後、正面戦力にて撃滅無力化させる、という任務を主としております。
他にも、対馬の警備隊などは、主として敵が潜入浸透作戦を実施することを想定して、森林部での少数による交戦を考慮した編成装備になっています。

米軍だとグリーンベレーやシールズやデルタなどが有名ですし、英国でも空挺部隊、ロシアだとスペツナズなんか有名ですよね。各国が特殊部隊というものを編成しているのが判ります。
それぞれ、万能な戦力ではなく、使い方の定まったもので、そこから派生して、対テロ作戦や破壊工作に使える、というのが実際です。
例えばグリーンベレーは長距離偵察が主任務ですし、デルタは強襲作戦の先鋒と対テロ任務という具合です。

所属兵員は確かに高い戦闘能力と高い士気を維持していますが、これが部隊としての軍事力で、例えば1個特殊部隊が1個師団と交戦これを撃破、なんて荒唐無稽は小説や漫画、映画の中だけです。

もし特殊部隊を編成するのならば、何を目的としているのか、きちんと検討した上で、編成し、装備を定めることになるでしょう。


[1541] ちょっと注釈。コマンドーについて。 投稿者:大臣 投稿日:2016/10/31(Mon) 19:17

山中教授
zaza領主閣下

恐らく、この「コマンドー部隊」は俗にいう「特殊部隊」の事ではなく、「作戦任務部隊」つまり、通常に言う処の「戦闘部隊」というニュアンスでしょう。
というのは、映画的な少数精鋭での潜入爆破などを「特殊部隊」がやるもの、という認識は軍事的に「映画の影響あり過ぎ」です。

確かに特殊部隊には、そういう任務の「場合も」あります。
が、その多くは味方の戦力範囲を超えて、敵性領域に侵入しての「偵察」あるいは「砲爆撃に要する観測」です。
味方支援の見込みもなく、何日も敵勢力範囲に少人数で侵入するというだけで、私としては御免被りますが。

つまり、この埋設型中間子砲の動力系や探知機群や発令所などへの攻撃なんて、間違いなく陸上戦力が強固に防備している処に、そんな「特殊部隊」の様な「軽火力部隊」なんてどんなに性能が高くても使えないだろうと思いますよ。

ここで重歩兵部隊と訳されていますが、実情と装備から見て、後方支援火力部隊あるいは重装備部隊、つまり砲兵などに近い感覚でしょうね。

ということで、橋頭保構築も、「特殊部隊」が行うのではなく、正面攻撃力を有する「戦闘部隊」が実施する、という解釈で良いと思います。

そういや映画のコマンドーの主人公の娘は、アリッサ・ミラノですよね。成長したなあ。
名言が多い名作ですよね。


[1540] 侵略艦隊の編成 投稿者:山中 投稿日:2016/10/31(Mon) 18:32

 [1531]へのレス、その3。

>これらの戦略の各々は、侵攻艦隊に特定のタイプを要求します。
>海軍の戦略は、すべての防御船と惑星防御を破ることが出来る、強力な戦線を必要とします。
>そのような任務のために設計される船は、中間子砲ならびにその他の兵器対する強い防衛手段を必要とする。
>そのような艦隊の兵員輸送船は、比較的安価になります。
>それらは敵防御が破壊されるまで、孤立散在した惑星防御の残党から十分生き残ることができるようになるまで、それらは戦闘の外に留まるでしょう。

 このあたりは以前、大臣様が書き込まれたこととほぼ同じですね。
 概ね、敵艦隊(+砲台)との戦闘を主目的にした主力艦と、
 兵員輸送(地上部隊の輸送)を主目的とした兵員輸送艦、
 の2つに分けられるということでしょう。



>その一方で、地上攻撃戦略は、惑星防御の攻撃から生き残ることが出来、装甲上陸舟艇をすばやく発進させることができる、兵員輸送船を必要とします。
>上陸用舟艇自体には、コマンドー部隊と重歩兵部隊(プラズマ/フュージョン砲、戦術ミサイルなど、利用可能な技術の限界まで)、バトルドレス、APC、爆破装備を含んでいるでしょう。
>コマンドーが上陸して、橋頭堡を確保したら、彼らは、防御側地上部隊を制圧するための、砲兵の援護射撃としての軌道からの惑星爆撃を使い、惑星防衛センターに移動する。

 地上攻撃戦略の「攻撃」は、Assault、ですかねぇ。
 あるいは、Attack、Strike、かな?
 日本語だと同じ「攻撃」にしかなりませんが、微妙に意味合いが異なっていた筈。

 この部分は、特殊部隊(コマンドー)を送り込むための、特別な兵員輸送艦についての説明です。
 大臣様も触れられていますが、装甲上陸舟艇を運ぶための輸送艦、と言えないこともないでしょう。
 空母のように、少し特別な構造が必要とされますので。

 最後の行は、
 上陸用舟艇にはコマンドーと重歩兵を乗せていますが、APCはともかく、戦車や砲兵を連れて来ていませんので、
 あるいは、連れて来ていても極めて少数であり、支援火力としては心もとないので、
 支援火力としては、軌道上からの砲爆撃を活用しつつ、惑星防衛センター(埋設式中間子砲の指揮所等)の攻略を目指します。
 という内容でしょう。

 軌道上からの援護が無くなったら(砲爆撃を行っている主力艦が撤退したら)、降下済みのコマンドーと重歩兵部隊は、すぐに全滅してしまうので、
 結構、リスクのある作戦ではありますが、埋設式主砲を撃破する(無力化する)ためには必要なことなのかと。


[1539] 特殊部隊による中間子砲の制圧 投稿者:山中 投稿日:2016/10/31(Mon) 13:46

 [1531]へのレス、その2。

>上陸区域内への、惑星防御への軌道からの激しい爆撃によって支援された小戦力は機敏であり、上陸用舟艇は上陸区域内へ、着陸できるはずであり、

 これは、特殊部隊(コマンドー)を先に送り込んで、地上戦闘によって中間子砲を制圧する、作戦の話ですね。
 機敏な上陸用舟艇ならば、対空砲火を掻い潜って、特殊部隊を地表へ届けることができるのでしょう。

 もちろん、大規模な降下(大戦力を一度に降ろすこと)は、上陸用舟艇の大きさや数の制約から、極めて困難な筈(上記には、小戦力、と明記されていますので)。

 記述はありませんが、戦艦や巡洋艦などの主力艦艇が砲台と砲撃戦を行うことで(それらの主力艦が、対空砲火を引き付けるための囮となることで)、
 上陸用舟艇が比較的「安全に」地表へ降下できる、という作戦なのかも知れません。
 「軌道からの激しい爆撃によって支援する」という文章は、そういう意味だと思われます。



>橋頭堡をつかむと、センサーサイトや、コマンドセンターやパワープラント(おそらく彼らは、中間子砲サイト自身へは着くことは出来ないだろう)攻撃することができるはずで、
>より大きな戦力が上陸出来るようにする充分な、防御側を破壊する。

 その特殊部隊の降下した場所が「橋頭堡」。
 上陸用舟艇から降りたり、部隊の編成を行ったり、司令部や補給物資を置いたり、といったことが可能な場所です。
 そういったことを安全にできるようにする、訳なんですけど。

 橋頭堡を「確保」した後は、そこから、埋設式中間子砲のセンサーサイト(レーダーサイトのようなもの、で通じますか?)を攻撃することで、
 中間子砲の本体には手が届かなくても、その中間子砲を無力化するという意味だと思われます。
 目標(侵略艦隊)が見えなくなれば、中間子砲が無傷でも撃てなくなりますので。

 コマンドセンター(command center)は……、えーと、指揮所とか、司令部、という訳語で良いのかな。
 これは、射撃命令を出す、目標を指示する、コマンドセンターを破壊することで、中間子砲が無傷でも撃てなくなるようにする、訳です。

 最後のパワープラントは、中間子砲に電力を供給している核融合炉等を破壊して、中間子砲が無傷でも撃てなくするようにするのでしょう(我ながらクドイ)。



>おそらく彼らは、中間子砲サイト自身へは着くことは出来ないだろう

 という一文がありますので、地上部隊が埋設式主砲の本体へ辿り着くことは極めて困難であるかと。
 連絡通路を破壊すれば(破壊されれば)、中間子砲内部の兵員(乗組員?砲手?)は閉じ込められることとなりますが、
 宇宙船の中で数ヶ月を暮すことに比べれば、それほど大変なことでも無いのかも。



 そして、上記のような方法で埋設式中間子砲を無力化してしまえば、防御力の低い兵員輸送艦であっても、「安全に」主要世界へ接近し
 「安全に」その兵員を降ろすことができる(より大きな戦力が上陸出来る)という段取りなのだと思われます。


[1538] 砲台と侵略艦隊との砲撃戦 投稿者:山中 投稿日:2016/10/31(Mon) 13:30

zaza 様

 [1531]へのレス、その1です。

 物凄く、面白い記事です。
 有難うございました。
 大臣様が意訳をなさっていますが、zaza様の訳文への補足と言うか、ツッコミを。



>これらの防衛力は、SDBと備え付けの砲台を含みます。

 備え付け=固定式、というニュアンスでしょう。
 SDBは、自由に動き回れるけれど(相対的に)防御力が低い。
 砲台は、動けないけれど(相対的に)防御力が高い、という比較の筈。



>中間子砲サイトは、一般的に惑星の奥深くに埋設されて、
>そして小さなサイトは、非常に多数あり、かつ、非常に小さな目標として提示される。

 サイト(site)の訳語に「砲台」は有りませんけれど、この場合は「砲台」と呼んでも良いのではないかな。
 あるいは、基地、陣地、と訳すべきか。
 サイトのままでも通じるなら問題無し。

 中間子砲との戦闘描写は、実に有難いです。
 ほぼイメージしていた通りでした。
 COACCやGTの記述(設定)ともほぼ一致しております。

 砲撃による撃破が可能かどうかは誤差の内なのかな?
 埋設式中間子砲を、軌道上からの砲撃で撃破することは不可能、という設定だった筈なのですが、こちらの記述では可能?
 でも、次の文章では、特殊部隊(コマンド)を送り込んで、埋設式中間子砲を制圧するとかいった記述もありますし、
 砲撃だけでは撃破できないことが前提とも読めますが、解釈の違いかな?


[1537] 降下着上陸作戦について 投稿者:大臣 投稿日:2016/10/30(Sun) 22:49

zaza領主閣下
山中教授

ちょうどイイ機会ですので、着上陸作戦について、極簡単に申し上げたく存じます。

この中で出て来る、降下着上陸作戦に供する艦艇ですが、まず、「兵員輸送艦」というのが出てきますよね。
これは、「装甲上陸舟艇」を内装しており、この上陸舟艇に地上戦力の部隊が収まっているという構造です。
想定では、かなり対軌道砲火は減じてはいるものの、完全に沈黙したという訳ではなく、
地上戦力投入の場面では、この兵員輸送艦自体も敵軌道砲火に晒される危険性を有しています。

軌道上に侵入した兵員輸送艦は内装した装甲上陸舟艇を分散構造によってか、発進チューブによって、速やかに進発し、装甲上陸舟艇は、地表戦力を展開し、地表に於ける橋頭保構築に従事します。

実は軍事的に言っても、この橋頭保の構築及び妨害は一つの分野になる程の大きな命題ですので、詳しく論じるは避けますが、大きく分けて、敵防御側の備えのある部位に着上陸をする「強襲上陸」と敵の備えのない場所に着上陸する「奇襲上陸」という区分になります。
どちらを選択するかは、指揮官司令部のその後の侵攻作戦の推移に大きく影響されますので、どちらが正しいはありません。

が、概して、強襲上陸は攻略時に被害を受けやすく、奇襲上陸は、それに比べると被害は少ない、と言えます。
一方、強襲上陸は、防御側が防御を固めるだけの理由があるが故に戦力を割いており、そこが奪取されると戦局に有利になり、早期に攻略作戦を完了させることが可能で、結果として、攻略側の出血が少なく済むとかいう可能性も高いです。
そういう点では、奇襲上陸で防御戦力のない場所は戦局に影響のない戦術的な価値の低い場所だったりして、その後の戦局推移に対し、
例えば、敵防御側中枢への攻撃の困難な場所、距離の遠いとか、その橋頭保事態が防御が困難な場所だったりとか、色々とあります。
結果として、侵攻作戦が長期化したり、その後の出血が増大したりする可能性があります。

攻略側もそれ以外にも幾つか考えるべきことがあり、幾つの橋頭保を構築するか、つまり複数の橋頭保に自戦力を分散し、
結果として、敵防御側戦力を分散すべき、とか、
いや1つの橋頭保にして、戦力を集中して運用することで、こちらの戦力の単一化を図る、とか。
これは防御側にとっても、1つの橋頭保を撃破するべく戦力集中が容易になり、攻略部隊を叩き出すことが単純化できるという側面もあります。
つまり、この辺りは攻略部隊と防御側の部隊の戦力総数とか配置状況に影響される、ということになるでしょう。

で、ここまでが前提。
恒星間国家ごとで、思想が異なるはずですが、この降下着上陸作戦に供される「兵員輸送艦」と「装甲上陸舟艇」にはその作戦推移によって、その要求仕様が異なりますよね。
例えば、大部隊(1個連隊や大隊とか1個師団とか)を展開するべきかも知れませんし、小さな部隊(小隊や中隊)ごとに兵員輸送艦を有する場合もあるでしょう。
また、この兵員輸送艦自体に装甲を付与し、軌道上から降下着上陸し、一気に内包部隊を展開するということも可能ですし、
内装された装甲上陸舟艇も、作戦によっては重装甲を要求される場合や内装の部隊の装備(反重力戦車や自走砲、機動装甲車両等々)の展開にも色々な制約があり、
下手をしたら、上陸舟艇から速やかな発進が完了する前に撃破される可能性もあるので、これをどう忌避するか、などの命題があります。
ですので、兵員輸送艦を分散構造にしたり、発進チューブを搭載したり。あるいは、装甲上陸舟艇にも発進チューブが必要かも知れませんし。
つまり、この降下着上陸作戦は、どれだけ被害が許容できるか、その被害を受けた後でも、侵攻作戦が可能な戦力が残存させることが可能な状態を維持できるか、という点が大きな命題であり、
同時に速やかな戦力展開を実施でき、指揮系統の維持や戦力としての火力発揮、戦線の構築、補給兵站の維持などの多くの命題を同時に解決するだけの作戦の自由度と許容があるか、
という点も合わせて解決されるべき課題です。

歴史的に見ても、強襲上陸作戦は近代的な発想で、まだ人類のノウハウはそんなに多くはないのですが、その作戦に対する経験は多くの事を我々に提示しております。
それまでの上陸作戦は殆どが奇襲上陸に相当するモノです。
特に前大戦では、軽装備部隊の強襲上陸作戦が主でしたが、現在では重装備部隊を高速展開することが可能であり、構築した橋頭保にどれだけの戦力を「流し込めるか」と
どれだけの物資を投入できるか、という点が重要です。
つまり、戦力の質と量と使い方、ですね。必要な場所に必要な時間で必要な戦力を能力発揮状態で配置できるか、というのが作戦のポイントだと思います。

以上の点を踏まえて、貴軍の作戦遂行の御役に立てれば幸いです。


[1536] [1531]への意訳 投稿者:大臣 投稿日:2016/10/30(Sun) 21:58

zaza領主閣下

閣下の翻訳文中に、ちょっと判り難い部分があったので、意訳してみました。
こんな感じで如何でしょうか。
もうちょっと教本的な言い回しの方がピンと来たかも。

[1531] Planetary Invasions in Traveller つづき
上陸作戦

攻撃側たる侵攻艦隊が攻略星系の宇宙空間に於ける防御線を突破することに成功した場合に、
次なる防御線たる、惑星軌道上から表面に対する惑星防御戦力に対する攻略に取り掛かることになる。

これらの惑星防御力は、SDBと常設型砲台を包括する。
常設型砲台は戦闘艦艇と同じく、主砲と副砲類で構成され、防御力が高く無力化は困難である。
特に中間子主砲装備の埋設型砲台は惑星地表深度に埋設されることが一般的であり、
それ以外の砲台は数多く設置され、侵攻艦隊による対惑星戦闘に於いては、砲台群は小型の目標として設定される。

対惑星戦闘の防御側たる戦力を減じる上で主要な段階は、侵攻艦隊が損害を受ける前に埋設型中間子主砲台を無力化せしめることである。
この無力化は、軌道上からの爆撃か地上からの強襲制圧によって行われることになる。
軌道上からの爆撃は、侵攻艦隊の装備火力たる空間戦闘兵装を用いて実施され、
侵攻艦隊と埋設型砲台のどちらかが無力化されるまで、侵攻艦隊主力艦は埋設型砲台と砲撃戦を行なう。

埋設型中間子砲台は、充分な防御を付与され、その位置は隠蔽されるが、
砲台自体の対軌道上向けの地表設置された探知機群と動力供給施設は排熱量などで位置が暴露され、侵攻艦隊の装備火力によって爆撃されることになる。
この爆撃の結果は、侵攻艦隊が砲台の防御能力を撃破せしめる迄、実施されるが、地上からの対軌道砲火に耐えることができるかによって、その結果は変動する。
(侵攻艦隊の艦艇に付与されている防御装備類が砲台の対軌道砲火力にも防御を発揮する。)

防御側の対軌道砲火が沈黙した場合に、侵攻艦隊は、着上陸する降下上陸作戦部隊を輸送する艦艇の降下作戦を阻害することを断念する迄、
沈黙していない砲台群に対し、攻撃を実施する。

侵攻艦隊の降下着上陸作戦の戦略(戦術?)構想は、主要世界に配置されている防御の地上部隊の様相を認識する必要がある。
作戦初期段階に於いて、着上陸橋頭保を構築するにあたり、
惑星防御側火力に対する軌道上からの密なる砲爆撃に依って支援された初期地上戦力は、その高い機動性を駆使し、上陸用舟艇は
設定された橋頭保予定地へ着上陸が可能であり、
一度橋頭保を構築すると、安全に着上陸が可能となり、後続の降下した陸戦部隊は、橋頭保を進発し、
防御側の地上設置されている探知機群や戦闘指揮所や動力供給(恐らく埋設型砲台自体への侵入は困難)への攻撃が可能になり、
結果として、防御側の対軌道火力を減じることが可能になり、より大きな対地上戦力を降下着上陸でき得る様になる。

これらの降下着上陸作戦には、侵攻艦隊として、様々な専用の装備が要求される。
作戦には、全ての侵攻参加する艦艇に防御力と惑星防御力に対抗し得る、強力な戦力が必要とされる。
この任務の為に仕様される艦艇は、中間子主砲とその他兵装に対抗する防御力を要する。
侵攻艦隊の降下着上陸作戦に供する兵員輸送艦艇は、戦闘艦艇と比較して安価に建造される。
兵員輸送艦艇は、惑星防御側の対軌道火力が沈黙するまで、かつ、
対地表攻撃によって分散した惑星地表戦力からの攻撃から防御できる状態に至るまで、
戦闘区域外に配置されることになる。

その一方で、対地上攻略は、防御側たる惑星からの対軌道防御火力からの生存が可能で、
内装された装甲着上陸舟艇を高速発進させることが可能な兵員輸送艦艇を必要とする。
装甲着上陸舟艇には、攻略部隊たる、機動攻撃部隊と重火力部隊が収容され、機動攻撃部隊が着上陸して橋頭保の確保をし、
攻略部隊は防御側地上部隊の制圧を目的とし、軌道上からの砲爆撃支援の下、惑星防御指揮所を攻略する。
これらの作戦の組み合わせによって、防御側の惑星防衛機能を減じ、更なる惑星侵攻作戦を大規模に推し進める事が可能になる。


[1535] [1533]の補足 投稿者:山中 投稿日:2016/10/30(Sun) 17:34

 自己レスですが、bring in to defend の訳は「防御に成功する」とした方が良かったかも。


[1534] 更なる攻撃の為には、工業製品と基地の2つが必要 投稿者:山中 投稿日:2016/10/30(Sun) 14:57

zaza 様

 原文、有難うございました。
 [1532]へのレスです。

>Capture of a developed world will provide an enemy with the products of an advanced industry and a good base for further offensives.

 拙訳

 発展した世界を獲得することは、更なる攻撃のために、
 発展した産業(工業)の製品と良好な基地、を提供するであろう。

 and の掛かる場所が違っていたようですね。
 更なる攻撃(further offensives)のためには、工業製品(the products)の提供と、良好な基地(a good base)の提供、この2つが必要だという意味だと思われます。

 発展した、というのは、生産力が大きいという意味なのか、テックレベルが高いという意味なのか、その両方なのか、これだけでは区別できません。



 [1531]へのレスは、また明日。


[1533] 戦術の基本は、孫子の時代から変わっていないのです 投稿者:山中 投稿日:2016/10/30(Sun) 14:56

zaza 様

 [1530]へのレスです。

>日本語しか書いてないのになぜわかるのだろう

 戦術を知っているから、でしょうね。

 今回の場合、後者の訳、
>外世界からの援軍が到着して、防御を開始する前に、奇襲ができて、その援軍の大部分を倒せる
 という解釈よりも、前者の訳
>外世界からの援軍が到着する前に、星系の宇宙艦隊を倒すことが出来る
 の方が、戦術には合致しているのです。

 なので、前者と後者の訳を比べたら、前者の方が正しい解釈だろうと推測できました。

 孫子の時代から、戦術は、それほど大きく変わっていません。
 馬に乗っている騎兵が、戦車や戦闘機、宇宙船を乗り回すようになっても、
 刀剣や弓矢が、レーザー砲や核ミサイルに入れ換わっても、やっていることは同じなのです。



>カンマで区切ってある所を、続いている文だから、意地で一つの文章として書きたいというのがあって。

 ああ、これは分かります。
 訳してみて、変だぞ? となるところまで、私と一緒だと思います(苦笑)。



>ただ同様にが何を意味しているかがわかりませんが

>By fully exploiting the element of surprise, a skilled admiral can similarly defeat much of the defending space fleet in detail before it can be brought in to defend the main world of a system.

 拙訳

 奇襲の要素(奇襲効果)を十分に活用することによって、
 防衛任務に就いている宇宙艦隊が、星系の主要世界を防御する(防御を固める)よりも早く、
 優秀な提督は、同様に、防御任務に就いている宇宙艦隊の大半を打ち負かすことができます。



 similarly は、前の文章に掛かっているのかな?
 この文章の中では、ちょっと判りかねます。

 it can be の it は、すぐ前にある「the defending space fleet」のことだと解釈しました。
 日本語に訳すと、順番が入れ替わってしまうので何ですが。

 bring in to defend の部分は強引に、防御する(防御を固める)と訳しました。


[1532] (無題) 投稿者:zaza 投稿日:2016/10/30(Sun) 11:48

または、艦隊が、少なくとも燃料を補給するに十分に長く、対立する艦隊を撃退できるかの、ギャンブルをします.

ちょと変えてみましたが、あまり。
補給というか給油が動詞だから、それができるだけの長さ(時間)ではあると思うのですが、timeは出てきてないしなあ。

意訳して、その後の文を、前の意訳した部分を踏まえてまた意訳して、見てもらったら、ぜんぜん違う意味だったとかあるから。
一応直訳方式で行こうかとおもっているんですが。

Capture of a developed world will provide an
enemy with the products of an advanced industry and a good base for further
offensives.

違ってたらすいません


[1531] Planetary Invasions in Traveller つづき 投稿者:zaza 投稿日:2016/10/30(Sun) 11:08



上陸作戦

もし、侵略艦隊が宇宙の防御を破ることに成功したならば、それはまた別の防衛線に直面します:惑星防衛力
これらの防衛力は、SDBと備え付けの砲台を含みます。
これらの砲台は、宇宙船の武器と類似で、2種類あり、大きな主力武器と小さな副次武器です。
両方のタイプを、無力化することは困難です。
中間子砲サイトは、一般的に惑星の奥深くに埋設されて、
そして小さなサイトは、非常に多数あり、かつ、非常に小さな目標として提示される。

惑星の防御を減らすことでの重要なステップは、彼らが攻撃艦隊を損なう前に、中間子砲を沈黙させることです。
これは海軍の爆撃や、地上攻撃のいずれかによって、行うことができます。
海軍爆撃の戦略は、単に、防衛艦隊との宇宙戦闘を拡張したものです。
どちらか一方が無力化されるまで、主力艦は地上の砲台と砲火を交えます。

中間子砲は充分保護され、隠されているが、彼らの地上センサーとパワープラントは、廃棄エネルギーの排出量によって位置を突き止めることが出来、
船の兵器によって爆撃することができます。
この交戦の結果は、艦隊が、地上の主要な防衛力が沈黙するまで、惑星からの砲火に耐えることが出来るかどうかに依存する
(軍艦から艦隊を守るための設計が、同じ様に惑星の武器からのそれを守る)。
主な惑星武器が敗北している場合、艦隊はその後、上陸する地上部隊を輸送する艦を、それらが防止することが出来なくなるまで、小さなサイトに注意を向ける。

地上攻撃の戦略構想は、世界に配置されている部隊を想像する。
戦いの初期段階で、侵略を開始する(潜入、または5番目のコラムの組織)前、もしくは上陸時の惑星防御の反抗の前のいずれかに。、

上陸区域内への、惑星防御への軌道からの激しい爆撃によって支援された小戦力は機敏であり、上陸用舟艇は上陸区域内へ、着陸できるはずであり、
橋頭堡をつかむと、センサーサイトや、コマンドセンターやパワープラント(おそらく彼らは、中間子砲サイト自身へは着くことは出来ないだろう)攻撃することができるはずで、
より大きな戦力が上陸出来るようにする充分な、防御側を破壊する。

これらの戦略の各々は、侵攻艦隊に特定のタイプを要求します。
海軍の戦略は、すべての防御船と惑星防御を破ることが出来る、強力な戦線を必要とします。
そのような任務のために設計される船は、中間子砲ならびにその他の兵器対する強い防衛手段を必要とする。
そのような艦隊の兵員輸送船は、比較的安価になります;それらは敵防御が破壊されるまで、孤立散在した惑星防御の残党から十分生き残ることができるようになるまで、
それらは戦闘の外に留まるでしょう。

その一方で、地上攻撃戦略は、惑星防御の攻撃から生き残ることが出来、装甲上陸舟艇をすばやく発進させることができる、兵員輸送船を必要とします。
上陸用舟艇自体には、コマンドー部隊と重歩兵部隊(プラズマ/フュージョン砲、戦術ミサイルなど、利用可能な技術の限界まで)、バトルドレス、APC、爆破装備を含んでいるでしょう。
コマンドーが上陸して、橋頭堡を確保したら、彼らは、防御側地上部隊を制圧するための、砲兵の援護射撃としての軌道からの惑星爆撃を使い、惑星防衛センターに移動する。


これらの戦略の一つ(または組み合わせ)で、惑星防御システムを減らし、侵攻は大挙して始めることが出来る。


[1530] 日本語しか書いてないのになぜわかるのだろう 投稿者:zaza 投稿日:2016/10/29(Sat) 20:08

>>奇襲の要素を完全に利用することによって、熟練した提督は、それが星系の主要世界を守ることが出来る前に、、
>>同様に、宇宙艦隊の分遣隊の多くを倒すことが出来ます。

 >解釈が難しいですね。
 >宜しければ、この部分も原文を下さい。
 >私はどちらかと言うと、前者の解釈で、
 >「外世界からの援軍が到着する前に、星系の宇宙艦隊を倒
>すことが出来る」
 >ではないかなと考えているのですが。

なんかそちらであっているようですね。
カンマで区切ってある所を、続いている文だから、意地で一つの文章として書きたいというのがあって。
それと前は、ずっとカンマで区切って、文章を分解して訳していて、前の文章にかかっていることに気づかないで失敗が多かったので。
場合によりけりだなあ。

その前の文章が、増援の派遣艦隊が到着する前に、世界の防御の戦力を倒すだけだと書いてあったので、
同じ意味をまた書くかなあというのと、{同様に}がどうしても、何を表しているのかがわからなくて。
それ以外の意味は見つけられなかったし。

needを見落としてました。

攻撃者は、他の世界からの援軍が到着するまでに、その世界を守る戦力を倒す必要があります。

ですね。
そうなると山中様のおっしゃっている意味であっているのがわかりますね。
ただ同様にが何を意味しているかがわかりませんが

By fully exploiting the element of surprise, a skilled admiral can similarly defeat much of the defending space fleet in detail before it can be brought in to defend the main world of a system.


[1529] その次の、その2 投稿者:大臣 投稿日:2016/10/29(Sat) 17:30

山中教授
zaza領主閣下

>奇襲の要素を完全に利用することによって、熟練した提督は、それが星系の主要世界を守ることが出来る前に、同様に、宇宙艦隊の分遣隊の多くを倒すことが出来ます。

敢えて訳すとすれば。
「攻撃側たる侵攻艦隊は、星系攻略作戦に於いて、星系防御側戦力への奇襲効果を利用することが可能であり、熟練した提督は、その奇襲効果によって防御側の別星系からの増援を終結させる前に、星系の主要世界を陥落せしめ、尚且つ防御側恒星間国家の増援したジャンプ艦隊を各個撃破することが可能である。」で、如何でしょうか。


[1528] TLの異なる艦隊編成 投稿者:山中 投稿日:2016/10/29(Sat) 17:17

大臣 様

 [1522]については、zaza様への返信で少し触れましたし、抽象的な話になってしまいそうなので、パス。
 [1523]へのレスです。

>バトルライダー輸送艦(TL14)+バトルライダー(TL15)の組み合わせですね。
>他にも戦闘艦艇でない艦種をその手の事情で低いTLで建造するという計画はアリだと思っておりますが、如何でしょうか?

 あまり勧めたくありませんが、アリ、でしょう。
 公式設定で認められるかどうかは不明。

 私が投稿した「スピンワードマーチ宙域のLASH型商船」でも、それを検討しております。
 中枢ユニットであるジャンプキャリアは、相応のTLで建造されなければなりませんが、ジャンプ4の性能で良いならば、TL13でも建造可能。
 それ以外のユニット、無動力艀(パージ)やタグボート、給油艦(オイラー)に関しては、TLの制限が無く、Bクラスの宇宙港でも建造可能、という点が大きいかと。


[1527] 先進TL世界の占領 投稿者:大臣 投稿日:2016/10/29(Sat) 17:16

山中教授
zaza領主閣下

>先進世界の占領は、敵に、更なる攻撃の為の先進の産業と、良好な基地提供する。

敢えて訳すとすれば。
「先進したTL世界の占領は、敵恒星間国家にとって、更なる侵攻作戦に供する進んだTL産業による生産物と優良な根拠地を提供することになる。」で如何でしょうか。


[1526] 侵略艦隊の抱える問題点 投稿者:山中 投稿日:2016/10/29(Sat) 17:12

zaza 様

 [1519]へのレス、その2。

>まず最初に、侵略艦隊は、その目標世界に着くために、ジャンプドライブと燃料を運ばなければならず、
>そしてそれより安く、より致命的なSDBやモニターによって守られるかもしれない。

 同じトン数で比較した場合、ジャンプドライブと燃料タンクを持たないSDBの方が圧倒的に有利だ、というのはトラベラー世界の宿命。
 「致命的なSDBやモニター」は、致命的というか、強力な、とか、危険な、というニュアンスかな?



>第二に、攻撃者は、自分の燃料のほとんどを消費して到着します。
>燃料を補給することは、もうひとつの実際業務の複雑化を導く:計画者は必要に応じて、艦隊に、星系外にジャンプするのに十分な余剰燃料を提供するかどうか決めねばならず

 ジャンプアウトしてきた戦闘宇宙艦は、その燃料タンクの半分以上が空になっているので、
 「燃料」の損傷を受けた際、より少ない命中回数でも行動不能になってしまう=脆弱だ、という話ですね。

 上に書いてある「艦隊に、星系外にジャンプするのに十分な余剰燃料を提供する」という話は、大臣様が[1522]で例に挙げているように
 「ジャンプ4の戦闘艦隊が接敵する可能性のある星系に侵入するのに、ジャンプ2で接近し、離脱能力としての燃料をジャンプ2分残す」
 とかいったことでしょう。

 「艦隊補給用のタンカーを随伴させ、戦術的な接敵前に補給してしまう」という手も、艦隊に随伴する宇宙船の数を増やす、という意味では、同じこと。
 防御側のSDBやモニター艦に対抗できるだけの火力(戦力)を送り込むため、攻撃側の艦隊は数倍に膨れ上がってしまう訳です。

>(戦闘機能の利用のためのトン数を減らして、攻撃側と防御側の火力の隔たりを悪化させる)、

 この一文は、上記の状況を上手く説明してくれていると思いますよ。
 これだけを読むと、訳が分からないかも知れませんが。



>または、艦隊が対立する艦隊を撃退して、少なくとも燃料補給をする長さができるかの、ギャンブルをします
>この問題に対するいくつかの解決方法があるが、そのどれも完璧ではありません。

 この「長さ」は「時間」のことですかね?
 対立する艦隊の尖兵を蹴散らして、敵艦隊が集結するよりも先に燃料補給を終わらせれば、有利な状況で戦える(ギャンブルに勝ったことになる)、
 燃料補給の完了よりも先に、敵艦隊が集結して反撃してくれば、不利な状況で戦わなければならない(ギャンブルには負けたこととなる)。
 という感じかなぁと考えていますけれど。



>奇襲の要素を完全に利用することによって、熟練した提督は、それが星系の主要世界を守ることが出来る前に、、
>同様に、宇宙艦隊の分遣隊の多くを倒すことが出来ます。

 解釈が難しいですね。
 宜しければ、この部分も原文を下さい。
 私はどちらかと言うと、前者の解釈で、
 「外世界からの援軍が到着する前に、星系の宇宙艦隊を倒すことが出来る」
 ではないかなと考えているのですが。


[1525] 世界を占領することの必要性 投稿者:山中 投稿日:2016/10/29(Sat) 17:09

zaza 様

 [1519]へのレス、その1。

>先進世界の占領は、敵に、更なる攻撃の為の先進の産業と、良好な基地提供する。

 すみません。
 「更なる攻撃の為の先進の産業」の原文を紹介して貰えませんか?
 攻撃の為の生産物(=兵器?)の補充、というニュアンスではないのかなと感じましたので。
 後ろ半分の「良好な基地提供」は問題ないと思いますけれど。



>これらの理由から、星間戦争の主要な戦いは、おそらく高度に発展したシステムの支配得る為に戦われるだろう。

 systemの訳語は「星系」で合っています。

>防御している艦隊と構成成分(艦隊とその他の防御機能だと思うんですが、なんと訳せば)と交戦する。

 艦隊は、恐らく、ジャンプ能力を備えた戦闘艦艇のこと。
 構成成分は、ジャンプ能力を持たない戦闘艦艇(SDB他)や埋設式中間子砲、対宇宙砲台、監視衛星、などのことではないかと推測。

 トラベラー的に、ジャンプ能力を持つ艦艇と持たない艦艇ははっきりと区別されていますから、多分、SDBは後者として分類されているでしょう。



>成功した場合、侵略者は、彼らの勝利を効果的にするため、活動の拠点としてそれら確保する為に、目標星系の産業中心地と人口を占有する必要があります。

 トラベラー的に、
 人口が大きくテックレベルの高い世界(を含んだ星系)の支配が重要だ、
 という価値観(イメージ)の裏付けをする設定なのだと思います。

 燃料消費の激しさも、修理をAクラス/Bクラスの宇宙港でしか行えないことも、
 宇宙船の航続距離(活動範囲)を抑えるためのルールだと考えれば納得ですので。


[1524] 太古種族の秘密 投稿者:山中 投稿日:2016/10/29(Sat) 17:06

ミルクコーヒー 様

 [1520]へのレスです。

>トラベラーでTL(文明レベル)35で始祖なるもの(者?、物?)が存在するというのを知りましたが
>具体的にはどの様なものなのでしょうか?
>詳細を知りたいです。

 かなり重要な秘密なので、掲示板で書くべきことでは無いですね。
 この点に関してはzaza様とまったく同じ意見であります。

 興味がありましたら、CT版「太古種族の秘密、Secret of the Ancients」を購入して、解読(翻訳)することをお勧めします。


[1523] 補足 投稿者:大臣 投稿日:2016/10/29(Sat) 13:17

誤解させてしまうかも、なので補足させて頂きます。
ジャンプ艦艇が支援設備がないと脆弱、と申し上げた部分についてですが、これは作戦可能範囲(時間や距離)があってのことで、その範囲内であれば、支援はなくても作戦行動ができる、がそれを超えた場合は能力に支障を及ぼす、という意味での「脆弱」です。
日本語ってムズカシイですね。

ですので、ジャンプ能力を自身で持っている戦闘艦艇という以外にバトルライダーの様な輸送艦艇に非ジャンプ型の戦闘艦艇を積載して戦力化するという方式もありますが、ここハウス的にも気にしている処でして。
例えば、100万トンの輸送艦+それに見合う、50万トン分のバトルライダー(10万トン×5隻とか)だったとしたら、合計150万トン分の造船能力が必要になる訳です。
ところが、この100万トン級は50万トンがスカスカな船なのが実情ですから、それを同じTL例えば15で建造せずに、もう少し低い例えばTL14で別にバトルライダー専用輸送艦を建設するとか、住み分けが必要になると考えております。
つまり、バトルライダー輸送艦(TL14)+バトルライダー(TL15)の組み合わせですね。
他にも戦闘艦艇でない艦種をその手の事情で低いTLで建造するという計画はアリだと思っておりますが、如何でしょうか?


[1522] 海軍としての健軍思想について 投稿者:大臣 投稿日:2016/10/29(Sat) 12:23

zaza領主閣下
各位

>[1519] Planetary Invasions in Traveller
について、の個人的な意見です。

恒星間国家同士の戦争はその国家の性格にも拠りますが、領土防衛を主眼と置き、領内の防衛策として、
星系主世界軌道上への攻撃可能な、つまり軌道上の支配権を維持する目的たる火力として、
地表設置型砲台(もちろん強固な防御システムに基づく)や各種火力の発揮できる戦力、
あるいは、宇宙空間を制圧できる戦闘艦艇や高機動戦闘艇などがあります。
いわゆるSDBやモニター艦なども含めて、これらの防御体勢を維持することが各星系の防御力に繋がります。
ただし、これは戦力の配置変換が難しく、維持するのにも装備を刷新するにも難しいという側面があります。
例えば新規設計の艦艇を入れ替える、なんていうケースですね。

それ以外にも、ジャンプ能力を付与された戦闘艦艇を編成して、これに幾つかの星系を防御させる方法もありますよね。
これならば、戦力の配分も前者よりも難しくはない、のですが、これは御存知の様に余分なジャンプドライブに供する装備が必要になるので、
純粋な戦術的な戦力価値としてのいわゆる火力としての費用対効果が前者の非ジャンプ艦艇よりも劣るということに概ねなります。

で、このジャンプ能力のある戦闘艦艇ですが、単体では、自国の領地内、しかも十分に整備された支援設備、
例えば港湾や修理設備や修理に供される補給品等を利用出来る範囲内でしか稼働できない、という脆弱さを持ちます。
つまり、戦闘艦艇のみの編成では、沿岸海軍としての性格であって、その主たる任務は領土防衛にのみ(!)利用出来る戦力と言えます。

ですが、ここに、補助艦艇、つまり外洋で補給できる輸送艦や補給艦、長距離の連絡網を構築できる艦隊用連絡艦艇、
それに戦略的に稼働できる偵察艦艇なども含めて、装備できれば、これは外洋海軍という、侵攻作戦に運用可能な戦力になります。
で、重要な点は、前述の沿岸海軍としての戦闘艦艇に単純に補助艦艇を付けてやれば、即座に外洋海軍となる、という訳ではありません。
その海軍の装備だけでなく、作戦立案や索敵なども含めた戦略的な考え方が育たなければ、外洋海軍としては全く使い物にならない、と言えるでしょう。
この点は、あまり言及している書がありませんが、むりやり例えれば、旧ソビエト海軍が艦隊を外洋派遣して決戦をした経験がない様なモノです。
彼らは外洋向けの補給艦も装備していましたし、装備上はそういう能力を有していましたが、後継たるロシア軍も同様と言えるでしょう。
つまり、海軍というのはその所属国家がどういう考え方の戦略を組み立てているか、で性格が変わってくるということです。

>艦隊が対立する艦隊を撃退して、少なくとも燃料補給をする長さができるかの、ギャンブルをします
>この問題に対するいくつかの解決方法があるが、そのどれも完璧ではありません。
というのは仰る通りで、その恒星間国家の海軍が独自で編み出す対応策があると考えられますよね。
一例として言えば、ジャンプ能力の限界使用でない、例えばジャンプ4の戦闘艦隊が接敵する可能性のある星系に侵入するのに、
ジャンプ2で接近し、離脱能力としての燃料をジャンプ2分残すとか、
艦隊補給用のタンカーを随伴させ、戦術的な接敵前に補給してしまうとか、色々と手段はあります。
もちろん、戦力をぶつけて支配権をもぎ取るというのもありますが、領主閣下の御言葉の如く、ギャンブルと言われてしまいそうですが、
充分な戦力を準備するとすれば、勝ち目のあるギャンブルも可能でしょう。まあ逆もまたありますが。


申し上げたいのは、恒星間国家の海軍としては、防御型で、固定式の戦力整備と可動式の戦力整備があって、
特に可動式の防御型海軍は、沿岸海軍としての編成になり、それとは別に外洋海軍という考え方がある、という事です。
zaza領主閣下のお好み次第で、軍隊を編成できますので、まずは国家戦略の構築が一番先にあるのだという点を思し召し頂ければ幸いです。


[1521] Re[1520]: おそらく「1食」ではなく「1日(3食+a?)」かも?(汗 投稿者:zaza 投稿日:2016/10/29(Sat) 10:36

>> 所でぺつの話になるのをすいません
>
> トラベラーでTL(文明レベル)35で始祖なるもの(者?、物?)が存在するというのを知りましたが
> 具体的にはどの様なものなのでしょうか?
> 詳細を知りたいです。

ネタバレになるので、多分、掲示板には書いてもらえないのではないかな。


> またトラベラー世界でのTLとガープス3版でのTLの対応は一緒なのでしょうか?
> トラベラーTL35はガープス3版のTLに直すとどの位なのでしょうか?

以前、ご自身がお書きになられた、ガープスのコンバートの所に載っていましたが。

gurps ultratechを見てみましたが、トラベラーのTL20の太古種族(検索すればそれなりに出てくると思います)でガープス3のTL15くらいになるのでは。
TL35とかはガープスでも対応できるTLは載っていなかったです。
ガープスのTL16で魔法レベルで、それが当たり前の存在のようです。
TL16で小説や映画で見たことのある、想像が出来るTLの限界くらいでしょう。
すべての分野のTLが同じ様に対応しているわけではないものの、タイムマシンやそのほかもとっくにTL16以前に実用化されているレベルです


[1520] おそらく「1食」ではなく「1日(3食+a?)」かも?(汗 投稿者:ミルクコーヒー 投稿日:2016/10/29(Sat) 09:09

>兵糧1○≒5合

確かにひょっとしなくてもそうかもしれません・・・物凄い勘違いだ・・・orz


所でぺつの話になるのをすいません

トラベラーでTL(文明レベル)35で始祖なるもの(者?、物?)が存在するというのを知りましたが
具体的にはどの様なものなのでしょうか?
詳細を知りたいです。

またトラベラー世界でのTLとガープス3版でのTLの対応は一緒なのでしょうか?
トラベラーTL35はガープス3版のTLに直すとどの位なのでしょうか?


[1519] Planetary Invasions in Traveller 投稿者:zaza 投稿日:2016/10/29(Sat) 07:42

Planetary Invasions in Traveller


恒星間戦争では、双方は、支援とメンテナンス、ならびにハイテク戦争の軍需品の供給源として、
彼らの開発された世界に頼らなければならない。
これらの先進世界が薄く広がっている、スピンワード・マーチのような地域では、特にそうです。
先進世界の占領は、敵に、更なる攻撃の為の先進の産業と、良好な基地提供する。

これらの理由から、星間戦争の主要な戦いは、おそらく高度に発展したシステムの支配得る為に戦われるだろう。
何ヶ月にも及ぶ準備の後、強襲艦隊は、目標とされた星系(単にsystemとしか書かれていないのですが、星系と訳しました)に飛んで、
防御している艦隊と構成成分(艦隊とその他の防御機能だと思うんですが、なんと訳せば)と交戦する。
成功した場合、侵略者は、彼らの勝利を効果的にするため、活動の拠点としてそれら確保する為に、目標星系の産業中心地と人口を占有する必要があります。

惑星強襲と着陸を良く見て、レフェリーは、キャンペーンのために良い背景を提供することが出来ます。
レフェリーは、通常のトラベラーRPGのアプローチを選ぶかもしれないが、
戦略的ボードゲーム(例えば、第五次辺境戦争や地球侵攻の変形など ― Invasion Earthの別の記事があるのかも ―)や、
またはミニチュア(ストライカーがすぐ心に浮かぶ)を、侵略の解決のために使用することが出来る。
勿論、これらのルールの内一つ、または複数を組み合わせ、最大の楽しさを供することを見つけることもできます。
この記事では、惑星侵略の為の、いくつかの一般的な基準に対処します。


惑星軌道を巡る戦闘

トラベラーにおいて、侵略計画者の基本的な問題は、彼自身が宇宙空間で敵を倒すのに十分な火力を持ち込むことである。
この目標には2つの主要な問題があります。
まず最初に、侵略艦隊は、その目標世界に着くために、ジャンプドライブと燃料を運ばなければならず、
そしてそれより安く、より致命的なSDBやモニターによって守られるかもしれない。

第二に、攻撃者は、自分の燃料のほとんどを消費して到着します。
燃料を補給することは、もうひとつの実際業務の複雑化を導く:計画者は必要に応じて、艦隊に、星系外にジャンプするのに十分な余剰燃料を提供するかどうか決めねばならず
(戦闘機能の利用のためのトン数を減らして、攻撃側と防御側の火力の隔たりを悪化させる)、
または、艦隊が対立する艦隊を撃退して、少なくとも燃料補給をする長さができるかの、ギャンブルをします
この問題に対するいくつかの解決方法があるが、そのどれも完璧ではありません。

余分な燃料のない艦隊は、すぐに燃料を補給するために、燃料供給源の防御者を克服する必要があります。
いくつかのガスジャイアントを持つ星系(もしくは別の燃料元)が理想的で、
攻撃者は、他の世界からの援軍が到着するまでに、一つの世界を守る力を倒すだけです。
奇襲の要素を完全に利用することによって、熟練した提督は、それが星系の主要世界を守ることが出来る前に、、
同様に、宇宙艦隊の分遣隊の多くを倒すことが出来ます。

(英単語がどちらにかかっているかで悩んだのですが、外世界からの援軍が到着する前に、星系の宇宙艦隊を倒すことが出来るか、
外世界からの援軍が到着して、防御を開始する前に、奇襲ができて、その援軍の大部分を倒せる、どちらになるかでしたが、後者と解釈しました。
同様に倒せるの同様が、その前の文の一つの世界を守る力を倒す、のと同様に、と訳しました)


[1518] 兵糧=1人1日5合、という目安。 投稿者:山中 投稿日:2016/10/24(Mon) 13:46

大臣 様    ミルクコーヒー 様

 戦国時代のホームページを覗いてきて、兵糧=1人1日5合、という数字を見つけて来ました。

 Wikipediaの「兵糧」を覗いてみたところ、帝国陸軍の部分で
>陸軍における兵食の給与量は、平時は主食として精米600g 、精麦186g
 という記述を発見。

 つまり、米4合+麦1合、ですね。麦を支給するのは「脚気」対策か。
 野戦携帯口糧として、米6合を支給、という記述もあり。



 とりあえず「1食に5合(0.75kg)」の出典を知りたいです。
 「1日5合」という数字ならば色々なページで見つかりますので、それがすり替わってしまったのではないかな。
 カロリー的には、1日5合という数字が妥当だと思いますけれど。



 ネット上での話ですが、副食無し(味噌汁と漬物のみ)で白米を食べ続けた結果、
 1日5合以上を食べないと腹が空いて動けなくなることが判明した、という体験談も発見。

 2014年のダイエット系テレビ番組でも、白米ばかりを食べる、という実験を行ったらしいです。
 これも1日5合という分量だったそうで。

 一般市民の消費量としては、1年間で1石(150kg)、1日当たり3合弱、という計算で良いのでは?


[1517] ちょっと補足 投稿者:大臣 投稿日:2016/10/23(Sun) 21:22

ミルクコーヒー様

戦国時代には、今の我々が食べている白米は大名級以上しか食べられません。普通は玄米です。
釜で煮炊きしたものを姫飯といい、せいろなどで蒸したものを強飯といい、この強飯を天日干ししたのもを干飯といいます。
戦闘用糧食としては、この干飯をいい、1兵士に3日分を支給し、部隊に10人単位の組に塩や副食のあれこれ、干魚とかシイタケや海藻などとともに味噌を支給していた様ですね。

部将級で1日5合食すなんて記述もありました。
が、これは今でいうところの武勇伝で、これだけ大食らい=豪傑、というイメージ狙いです。みんながこれだけ食べていたというモノではありません。

戦国大名では信長公が好んで湯漬けを食していたとか記述もありますよね。冷や飯(白米)を漬物と一緒にお湯で温めた感じの今でも食べる感じのモノです。

他にも今の大河で有名な真田のこねつけ餅なんていうのもあります。これは米を練って餅状にして味噌を塗って火で焼いたものです。
普通に干飯をおにぎりにして味噌を大目につけて火で焼いた焼きおにぎりなんかも食されていた様子。
他にも干し柿や梅干しなんかは普通に食されていたようですし、今とあんまり変わらない味覚だったのでしょう。

戦闘時にはというか、一般庶民でも1日2食で、非常の場合、例えば長距離を歩いた場合なんかは3食に切り替えてたようですね。4食は特殊な例でしょう。

足軽や小者は別ですが、部将級だと陣中食にもマナーがあって、最後は干飯を椀に入れて、別に出された汁をかけて食べ終わる、当然残すなんて無しです。

で、北条氏政がこの汁を足りないと言って2度目をつぎ足ししたのを父氏康が「毎日の食事の汁の量も測れないとは、領民や家臣の心も測れぬヤツ」と嘆いた話が残っていますが、まあこれは作り話という説もあります。
でも食事の際には人間性って出ますよね。
テーブルマナーとまでは申しませんが、そういう視点で廻りを見ると何となく見えて来るモノ、ありませんか?


[1516] とりあえず・・・ 投稿者:ミルクコーヒー 投稿日:2016/10/23(Sun) 12:14

今そのこと書いてあったホントHP捜索中ですが
とりあえず

「戦時中の兵士は1日4食+a?」
「1食に5合(0.75kg)」
と言うのを覚えています

…何分昔のやつだったんで該当箇所どこだったか・・・・


[1515] 米の消費量について-Vというか兵站について 投稿者:大臣 投稿日:2016/10/22(Sat) 22:31

ミルクコーヒー様
山中教授

ということで、前段でなんとなく人口相当での物資量がぼややんと判ったところで、今度は補給兵站についてです。
御下問の
>物資集積地みたいな町ってどの位の物資をため込んでいた
という点については、教授の仰る様に消費量とその速度が重要になります。
街に対する供給ならば見えてきますが、これが軍隊向けだと少し話が変わって来ます。
というのは、全兵数×作戦行動日数ではないからです。
ネズミに齧られるから、というのもありますが、補給は概ね2割増しで考えるのが常識です。これは後の時代になっても同じで、なぜかというと事故や敵の襲撃で失われることを想定した必要量を準備するのです。

で、これを兵站地から進発して、前線の部隊の物資集積地にまで輸送する部隊を戦国時代には荷駄、後になって輜重(しちょう)と呼び、今は輸送科が輸送業務を、需品科が糧食や燃料をと分けています。
つまり、前線までの部隊の移動(いわゆる進軍)は非武装に近い鎧も槍も持たずにこれを荷駄に預けて移動し、戦場近くで戦闘準備し、接敵行動(こちらを行軍と言います)していわゆる戦闘機動をして交戦になるのです。
軍隊はずっと槍や銃を持って行動しているのではなく、多くの兵士は戦場に行くまで非武装です。
もちろんこの間も警戒要ならばこちらも武装しますけど。

で、その作戦可能期間と兵数と損耗量と追加される物資供給量などから兵站責任者は備蓄すべき物資量を決定するので、これによってミルクコーヒー様の望む物資量は全く違ってきてしまうのです。

兵站の物資量は軍隊の重要な要素の一つですので、充分に検討をして計画されるのが肝要と存じます。


[1514] 米の消費量について-U 投稿者:大臣 投稿日:2016/10/22(Sat) 21:59

ミルクコーヒー様
山中教授

了解です。というのであれば、早速計算をば。
例えば、人口3万人〜4万人の街として、

戦国期から江戸期では扶持米というのは、年間玄米約1.8石です。
1石は10斗=100升=1000合で、成人男性は1日3合が消費量と計算されていました。
1合は今でもきちんと炊くとドンブリ1杯分相当ですよね。
という訳で、1石はほぼ成人男性1人分の食べる量と見做されていました。

ちなみに広さの1反は1石の収穫が見込めるとされており、今の広さに直すと約10a=990m2に相当します。
ですので、
>・平民一人の1年間分の食料
はその通りですが、

>・戦時の足軽一人の3か月分の兵糧
は存じ上げません。
12か月分を4倍たる3ヶ月で消耗したという資料がお手元にあるのでしょうか。

1石というのは、容積で言うと180L相当ですが、4斗=1俵で統一された後の換算で導入すると2.5俵で、
1俵=約60Kgですので、1石=150Kgとなります。

今のコメ消費量は1人当たり60Kg/年ですから、だいぶ減っていると言えますね。まあ別の米以外を現代ではそれだけ食べているという事ですけど。

堺の人口は記録が残っていますね。
1500年頃は3万人ですが、僅か50年後の1550年近傍で6万人と倍になっています。
1600年頃で8万人。

この人口を用いて消費量は、
3万人×1石(150Kg)=4500重量tですね。容積は180L×30000人となって、5400m3=400排水素トンです。
4万人ならば、教授の計算通り、6000重量tですね。

土蔵の凡その容積は平均収容面積25坪=3.3m2×25坪=82.5m2で、収容可能量を考えると、高さ2.5mとして、206m3(15.3排水素トン)としたとして。
3万人には、26.2棟の土蔵、(2160m2の用地ですので、50m四方程度)
4万人には、35棟の土蔵で貯蔵できます。(同じく、60m四方程度)

副食品の野菜や魚は残念ながら資料がありませんが、今の数値を持ってくると、
1人当たりの年間消費量は、
イモ類=20Kg程度=1万人当たり、200重量トン
豆類=9Kg程度 =1万人当たり、90重量トン
魚類=30Kg程度 =1万人当たり、300重量トン
ですので、これよりも低い値だったと想定されます。
ひょっとすると半分か3割近い数値かなあと推定。

他の記録では、
1人10日分で、塩1合、味噌2合が必要だった様子ですので、
1万人当たり年間で、塩はちょうど365石、味噌730石ですね。
ですので、
3万人ならば、1095石の塩と2190石の味噌、
4万人ならば、1460石の塩と2920石の味噌
となって、加えるに、約5棟の土蔵があれば良いことになります。

という説明で如何でしょうか。


[1513] 米の消費量について 投稿者:山中 投稿日:2016/10/22(Sat) 17:39

ミルクコーヒー 様

 [1512]へのレスです。

>実は質問の意図は
>「戦国時代で堺の街(人口3〜4万)に米を売って銭を手に入れる」という目的があったんです

 そういった意図であれば単純に、
 人口4万人×1年間の米消費量=堺の街の1年間分の消費量
 という計算で良いかと思います。

 堺の町人が、すべての米をミルクコーヒー様(のプレイヤー・キャラクター)から買ってくれるかどうか、
 その米を収容する米蔵が存在するかどうか、一度に支払える経済力があるかどうか、とかいったことは「棚上げ」しておきますが。

 状況が全く分かりませんけれど、堺の街ならば、米を外部に転売するということも容易なのではないでしょうか?
 反対に、外部から米を安く仕入れることもできるでしょう(必ずしもミルクコーヒー様から買う理由が無い)。
 ひょっとしたら、堺の街を封鎖(出入りを禁止)して、飢えたところへ米を売りつけるのでしょうか?



>ところでこの場合だと戦国堺の街だと人口コード4。
>つまり「4×10ha」までしか売れないと言う事になりますが
>米だと現代風のフルでも40×7.5t≒300t、一石は概算150kgなので石高に変換すると2000石…

 あのルールは、穀物の単位面積当たり収量を全く考慮せずに設定されております。
 なので、そういった使い方には向いていませんね(苦笑)。
 しかも、1つの街(世界)の主食生産を、たった1人に依存するという状況も想定外。
 別の計算方法を用いた方が良いと思われます。



>当時1石の米は
>・戦時の足軽一人の3か月分の兵糧
>・平民一人の1年間分の食料
>でしたから全然大丈夫なのか?・・・と思います。

 えーと、1石=180リットル(150kg)、で良かったですか?
 150kg÷365日=0.411kg(3合弱)なので、副食が多ければ足りないこともないのか。
 そういうことならば、4万人×150kg=6,000,000kg=6,000トン、であります。

 できれば、米以外の雑穀や副食の消費量も知りたいところ。
 現代日本人は、小麦や肉、魚を食べまくっているので、米の消費量が1人当たり年間60kg前後まで減っていた筈。



>またこの様な物資集積地みたいな町ってどの位の物資をため込んでいたものでしょうか?

 商売人として考えるのであれば、取引する量と、その速度によりますね。
 1年に1回、1年分の米を仕入れて、その後少しずつ売って行くのであれば、かなりの量が溜め込まれるでしょうし、
 毎月や毎週、といったペースで少しずつ売買していくのであれば、手持ちの在庫はそれほど要りません。


[1512] 売却できる最大量 投稿者:ミルクコーヒー 投稿日:2016/10/22(Sat) 17:06

国内市場規模…というより「その街の規模」という感覚でいました

実は質問の意図は
「戦国時代で堺の街(人口3〜4万)に米を売って銭を手に入れる」という目的があったんです

ところでこの場合だと戦国堺の街だと人口コード4。
つまり「4×10ha」までしか売れないと言う事になりますが
米だと現代風のフルでも40×7.5t≒300t、一石は概算150kgなので石高に変換すると2000石…
当時1石の米は
・戦時の足軽一人の3か月分の兵糧
・平民一人の1年間分の食料
でしたから全然大丈夫なのか?・・・と思います。

またこの様な物資集積地みたいな町ってどの位の物資をため込んでいたものでしょうか?



[1511] 御裁可を得た上で。 投稿者:大臣 投稿日:2016/10/21(Fri) 23:46

山中教授
ミルクコーヒー様

ということで、[1510]を以って、教授の御墨付きを得たと勝手に拡大解釈して補足致します。

つまりは、需要はどれくらいで、それに対する供給がこれくらいで、売り手と買い手がともに納得すれば商売は成立するという訳ですよね。
で、まずは、需要量を増やすこと。これがその穀物というか生産物の利用価値とか付加価値を増やすことになります。

次に競合する供給を制限すること。殲滅できれば市場が独占できますが、まあその辺りのアクドサは別のお手本に譲ると致しましょう。書き切れませんから。

以上の需要と供給のバランスを調整することで、幾らでも商取引が成り立ちます。
一説には、第二次大戦後にアメリカの小麦のだぶつきを日本に高額販売して凌いだなんて都市伝説もありますよね。学校給食に米食が無くなっていた時期なんかがあります。ああいう感じですね。
申し上げたいのは、選択する方法によって無限な可能性があなたの前に広がっている、ということです。
まさにドラッカーのイノベーション。
あれ?違う??


[1510] 余剰農産物の工業利用には、人口レベルが6以上必要だ、という想定です 投稿者:山中 投稿日:2016/10/21(Fri) 18:38

大臣 様

 [1509]へのレスです。

>Table.19 国内市場規模(人口コード5以下の世界のみ) 

 このルールは、低人口世界(人口1000人)で、100トン単位の過剰な農産物を次々売り捌くという、不自然な状態の発生を防ぐために作られたルールであります。
 この歯止めが無いと、低人口世界へ移民したプレイヤーが幾らでも農地を広げていけるので、問題有り。
 と言うか、テストプレイの時点で私がそれをやってしまったため、このルールが作られました。



 大臣様の提案されたバイオマス燃料や製紙原材料、繊維原材料への加工は、
 人口レベル(コード)が6以上(人口100万以上)ならば行われているとの解釈をしています。
 そのあたりはレフリーの裁量ですが、初心者には判断が難しいだろうと考え、一律で人口レベル6以上、の制限を課しました。

 無理の無い設定を作れるのであれば、そして、レフリーがきちんとコントロールできるのであれば、
 人口レベル1の世界で、余剰農産物の工業利用をして下さっても構わないと思います。
 でも、其処まで設定をきちんと作れるのであれば、わざわざ農業移民ルールを使う必要は無いでしょうね。


[1509] 国内向けに売却できる最大量=1年分の消費量 ではない場合 投稿者:大臣 投稿日:2016/10/20(Thu) 19:26

山中教授
ミルクコーヒー様

私も基本的には、教授の「国内向けに売却できる最大量=1年分の消費量」説に賛同します。
が、そこはヒネクレ者としては、イノベーション(?)を御提案です。採用して頂けるかどうかは、別ですよ。

まず穀物栽培の結果の生産物Aを何の製品として販売するか、です。例えばトウモロコシ。単に食べるだけあるいは飼料として、では従来の消費量とそれに見合った価格ですよね。
そこにバイオマス燃料や製紙原材料、あるいは繊維原材料としての需要があればどうでしょうか。
そのバイオマス駆動の自動車を量産して、単価が下がって、他の動力よりも安価な場合とか。
あるいはパルプや繊維原料が手に入らない(これは自然の結果かも知れませんし、人為的な場合もあるでしょう)となれば、市場として選択肢は限られてきますよね。
トウモロコシでなくて、コメだろうが小麦だろうが。
何を使えば市場を席捲できるか、という視点で考えます。

もし私ができるのであれば、それらの代替材料生産元にテロでもするなり、経済圧迫を掛けるなり、その業界の就労者離れを促進させるなり、数多くの色々な手段があると思いますよ。
つまり、市場での必要量(消費量)を増大させて、供給をそれに合わせて絞るのがポイントですよね。
身の回りのあれこれを思い出して頂ければ、思い当たるモノありますよね。最近何かが高くなったとか。

で、結果として、1年の「食べるだけの」消費量ではない、その何倍もの消費量を、尚且つこちらの言い値市場にして、広く皆様方に供給できる、ということになります。


[1508] 国内向けに売却できる最大量=1年分の消費量 投稿者:山中 投稿日:2016/10/20(Thu) 11:31

ミルクコーヒー 様

>・もしその最大量を一気に売却した場合、次に売却できるまでどのくらいの期間売却不可なのでしょうか?

 作物が年に1回しか収穫できないとの想定で、1年を待つ必要があります。
 作物が年に2回以上収穫できる場合は、待つ時間が少なくなりますけれど、一度に売れる量も減りますから、結局は同じこと。


[1507] おひさしぶりです 投稿者:ミルクコーヒー 投稿日:2016/10/19(Wed) 07:20

皆さまお久しぶりです

少々疑問等があって判らなかったのでレスいたしました。

Step.4 土との生活その1 穀物栽培 の
Table.19 国内市場規模(人口コード5以下の世界のみ) ですが

「・国内向けに売却できる最大量」についてです。

・もしその最大量を一気に売却した場合、次に売却できるまで
どのくらいの期間売却不可なのでしょうか?


[1506] Re[1505]: 近距離の射撃が当たり難い理由を推測してみました 投稿者:zaza 投稿日:2016/10/17(Mon) 19:33

> zaza 様
>
> >わずか2mはなれた目標に、8+が必要とされるということは考えにくいです。


状況は無数に考えられるのですが、2mの距離も、後ろからそっと近づいて暗殺とか、天誅!!と剣をふりかざして走ってきて振り下ろそうという相手に、自分は拳銃しか持ってないから、抜いて撃つまでと色々考えられますが、説明の為に、一例として、簡単な例を想定して述べているのでは。
すべてに適用されるというものではないのでは。


>  CTの基本戦闘ルールに「移動DM」の概念が無いことは知っていますが、ストライカーの戦闘ルールはどうでしたか?

射撃側の状態の方が影響しますね。
スケールの問題なのか、進化した砲は一瞬で位置を特定して撃てるからなのか。

1ターン30秒で、移動した部隊は、敵射撃フェイズで射撃できない。
これは、基本歩兵の話で、車輌は、多分火器管制装置の能力によって、そのユニットの移動の消費の仕方(半分以上で)で−2などの修正値がついて射撃できるですね。

目標側はeversionで−1しかないですね。

はっきり部隊スケールが書いてないのですが
基本、分隊、1両ではないかと。
ただもっと大きい部隊も当てはめることが可能ではないかと思うので。
そこらへんも影響しているのでは。

でも、このゲームの紹介を書いてくださってる所を見ると(ミニチュアの方)、それよりも、コマンドコントロールが、このゲームの肝のようで。
ユニットがあっても、指揮されないと動けないみたいですよ。

ストライカーUでは秒速6mの倍数ごとに、修正が1つきますが。
基本ルールと同じ

>  MTの場合、至近距離/近距離での命中率が「3+(ほぼ自動的に命中)」であるにも関わらず、
>  移動DMによって大きくマイナス修正を受けて、全然、当たらなくなる、という状況は有り得る訳ですが。
>
>  ストライカーの近距離におけう命中率修正は、MTの移動DMを平均値として処理している
>  (目標の移動速度に関係なく、一律のマイナス修正を課している)ということか?


[1505] 近距離の射撃が当たり難い理由を推測してみました 投稿者:山中 投稿日:2016/10/17(Mon) 15:18

zaza 様

 [1501]へのレス。

>それ自身認めるところ、ストライカーは中距離から長距離の範囲で戦われる、大規模な行動に対処する為に設計されています.
>しかしながらトラベラーの銃撃戦は短い距離で、しばしば、彼らが宇宙船や酒場に閉じ込められるのだが、
>ストライカーの命中決定表が、幾分非現実的になります。

 このあたりの違いは分かり易いですし、納得できます。



>わずか2mはなれた目標に、8+が必要とされるということは考えにくいです。
>また非常に短い距離で武器を使用することの難しさは考慮されていません。
>もう一度わずかな修正が必要とされます。

 このあたりはどうなんだろう。

 射撃競技会のように、目標(的)がじっと動かずに居て、射手がじっくりと照準して撃てる、のであれば同意しますけれど、
 CTで想定されている戦闘シーンは、目標も射手もお互いに動き回っている訳で、照準する時間も数秒間(あるいは一瞬)しか無いのであれば、
 命中率が「8+」であっても、十分に優遇されている気がするのですけれど。



 CTの基本戦闘ルールに「移動DM」の概念が無いことは知っていますが、ストライカーの戦闘ルールはどうでしたか?

 MTの場合、至近距離/近距離での命中率が「3+(ほぼ自動的に命中)」であるにも関わらず、
 移動DMによって大きくマイナス修正を受けて、全然、当たらなくなる、という状況は有り得る訳ですが。

 ストライカーの近距離におけう命中率修正は、MTの移動DMを平均値として処理している
 (目標の移動速度に関係なく、一律のマイナス修正を課している)ということか?


[1502] (無題) 投稿者:zaza 投稿日:2016/10/16(Sun) 09:58

元の数値がないとわからないと思うので。
上がトラベラー、下がストライカーです。
大体わかると思うのですが、ストライカーの距離レンジのところの数値は、最初の数字が距離で、数字×10m。カッコ内が貫通力で、単位はMTと同じです。
ストライカーのWeightは前が武器重量、後ろがバックパックです。


            −−−−−−Range−−−−−−     Wound Inflicted
        Nothing Close Short Medium Long Very Long
Automatic Pistl +1   +1  +2  −4  −6   No     3D


          Magazine Effective  Long Extreame  Weight Price Targets Dex Mods
TL6 9mm auto pistol  15   1 (1)   4 (0)  9 (0)  750/250 200/10  1  7(−2)10(+1)


            −−−−−−Range−−−−−−     Wound Inflicted
        Nothing Close Short Medium Long Very Long
Laser Rifle   +3   −4  +2  +2  +2   +1    5D


          Shots Effective Long Extreame  Weight Price  Targets  Dex Mods
TL9 Laser Rifle   100  18 (9)  36(4) 180(1)   6/4  3.5/1.5   1  7(−3) 11(+2)


[1501] Mering Traveller 3 投稿者:zaza 投稿日:2016/10/15(Sat) 20:25

それ自身認めるところ、ストライカーは中距離から長距離の範囲で戦われる、大規模な行動に対処する為に設計されています.
しかしながらトラベラーの銃撃戦は短い距離で、しばしば、彼らが宇宙船や酒場に閉じ込められるのだが、
ストライカーの命中決定表が、幾分非現実的になります。

わずか2mはなれた目標に、8+が必要とされるということは考えにくいです。
また非常に短い距離で武器を使用することの難しさは考慮されていません。
もう一度わずかな修正が必要とされます。

近接と短い距離(接触と1〜5m、それぞれ)への目標は、トラベラーのDMを使用し、貫通力はeffective rangeを使用します(←ストライカーの)。

なお、上記記述のように装甲が扱われるので(PERSONNEL WOUND TABLEで、装甲値によって修正値が−)
防具DMは、実際に着用、着用していないにかかわらず、'none'を使用してください。

例として、9mmオートピストルと、TL8 レーザーライフルの、レンジと貫通力の特性を、下で示します。

あまりにたくさんの複雑化をプレイの流れに加えることなく、両方の戦闘システムの最高を使用することができることが望まれる。


Autopistol Damage

Range (meters) C   5  10   40  90   3D
To Hit (penet) 6(1) 5(1) 8(1) 10(1) 12(1)

Laser Rifle Damage
Range (meters) C   5  10   40  90   5D
To Hit (penet) 9(9) 3(9) 8(9) 10(4) 12(1)


[1500] 違っているのは拳銃弾かな? 投稿者:山中 投稿日:2016/10/15(Sat) 13:49

zaza 様

 [1498]と[1499]へのレスです。

>ストライカーの貫通力とMTの貫通力で違っているのが、
>9mmレボルバーとオートピストル。これが7mmと同じまま貫通力1.
>貫通力はこれだけかな

>9mmサブマシンガンも。
>9mmの口径の武器は見直しかな。

 拳銃の破壊力(貫通力とダメージ)を調節した、ということかも。

 ライフル弾と拳銃弾は、リアルに於いて明らかに破壊力が違うのに、ゲームだと同じように扱われていることが多いですから。
 実際、両者をルールではっきりと区別することは難しいので、そのあたりの事情に配慮して調整したのかも知れません。


[1499] (無題) 投稿者:zaza 投稿日:2016/10/12(Wed) 21:43

9mmサブマシンガンも。
9mmの口径の武器は見直しかな。

レーザーもエネルギーも、違うといっても、ダメージダイスと、ダメージの差は1か2ではあるんですが。
でも全部違っていて一致するものがないから


[1498] Re[1497]: 貫通力の要素も加味してあるのでは? 投稿者:zaza 投稿日:2016/10/12(Wed) 21:32

> zaza 様
>
>  [1495]と[1496]へのレスです。
>
>  要するに、命中判定のサイコロの目が大きければ、より貫通状態が良い(装甲値の薄い部分へ命中した)という解釈で良いのでしょうか?

そうはっきり思わせるものが、文章で出てきているわけではないのですが。
確かに、ボディーアーマーでも、車輌のように、角度等で侵徹がかわったりするでしょうが、イメージで勘違いかもしれませんが、数倍も変わらないような気が。
それよりも貫通したその下の場所により、重症度がかわる方が確率が高いのでは。
字分は、人体をより深くえぐるという意味で書いたつもりだったけれど、見直すと装甲薄のほうに取れますね

>  期待値計算をして検証しないとはっきり言えませんが、ユニークで分かり易いルールではないかと考えます。
>  CTの基本ルールは、大きなダメージを与えるか(銃器の場合は基本が3D6)、ダメージを全く与えられないか、の二択しか無かった訳で。
>
>
>
逆になるのですが。
>
>  「in effective」ではなく「ineffective」ではないのかな?(nとeの間にスペースが入らない)

あたりです。
PDFのスキャンが間違っていたのですが、単語の意味をわかってなかったので、気づきませんでした。

>
> >CTのダメージサイコロの数が、'MTのダメージ’になってないか見てみたのですが、完全に一致はしてませんね。
> >レーザーとかエネルギー兵器は特に違っているようです。
> >もう少し一致していたら、うまくいかないところだけ修正したとかいえるんですが
>
>  MTのルールだと、貫通状態(完全貫通と部分貫通)によって、目標へ与えられるダメージが2倍も変わるので、そのあたりの事情が加味してあるのかも。
>  装甲値5に対しては「完全貫通」になるが、装甲値10に対しては「部分貫通」なので、与えるダメージは中間を取っているとか。

CTの基本ルールの武器と傭兵部隊とストライカーとMTのプレーヤーを調べてみたのですが、
レーザー、エネルギーはダメージダイスと、ダメージはまったく違いますね。
貫通力はすべてストライカーとMTは同じ。

CTのダメージダイスと、MTのダメージが違っていたのが、ボディピストル(CTの方、2Dと3Dがあるんですが、日本版は2Dだったと思うので、3Dはエラッタかな)。
あと加速弾のあるものが、CTではダメージダイスが上がっているのに、MTはそのままで貫通力アップ。
違いはそれだけかなあ。

ストライカーの貫通力とMTの貫通力で違っているのが、
9mmレボルバーとオートピストル。これが7mmと同じまま貫通力1.
貫通力はこれだけかな


[1497] 貫通力の要素も加味してあるのでは? 投稿者:山中 投稿日:2016/10/11(Tue) 14:21

zaza 様

 [1495]と[1496]へのレスです。

 要するに、命中判定のサイコロの目が大きければ、より貫通状態が良い(装甲値の薄い部分へ命中した)という解釈で良いのでしょうか?
 期待値計算をして検証しないとはっきり言えませんが、ユニークで分かり易いルールではないかと考えます。
 CTの基本ルールは、大きなダメージを与えるか(銃器の場合は基本が3D6)、ダメージを全く与えられないか、の二択しか無かった訳で。



>A DM of 0 indicates that armor is in effective.
>(自分が訳すと、DMで0は装甲が効果的であることを示していますとなってしまうのですが、後の文をみても、表の意味からいっても、逆になるのですが。

 「in effective」ではなく「ineffective」ではないのかな?(nとeの間にスペースが入らない)



>CTのダメージサイコロの数が、'MTのダメージ’になってないか見てみたのですが、完全に一致はしてませんね。
>レーザーとかエネルギー兵器は特に違っているようです。
>もう少し一致していたら、うまくいかないところだけ修正したとかいえるんですが

 MTのルールだと、貫通状態(完全貫通と部分貫通)によって、目標へ与えられるダメージが2倍も変わるので、そのあたりの事情が加味してあるのかも。
 装甲値5に対しては「完全貫通」になるが、装甲値10に対しては「部分貫通」なので、与えるダメージは中間を取っているとか。


[1496] (無題) 投稿者:zaza 投稿日:2016/10/10(Mon) 09:52

CTのダメージサイコロの数が、'MTのダメージ’になってないか見てみたのですが、完全に一致はしてませんね。
レーザーとかエネルギー兵器は特に違っているようです。
もう少し一致していたら、うまくいかないところだけ修正したとかいえるんですが


[1495] Mering Traveller~の続き 投稿者:zaza 投稿日:2016/10/10(Mon) 09:40

時間が空いちゃいましたが、続きです


1) ストライカーで与えられている貫通力と装甲値を使用しているが、トラベラーと傭兵部隊で使用される武器のダメージの値を保持し、
  貫通力とダメージ値を、2つのサイコロを転がすダメージ判定に分離します。

2) ストライカーのダメージ表を、ダメージレベルの変わりに、目標の装甲によって吸収される、サイごとに打ち消されるDMの量を売るように変更する。
  変更された表を以下に示します。

変更された表といっても、元がわからないと理解できないので、参考として、ストライカーの損害表をまず載せます。

PERSONNEL WOUND TABLE

Dice Effect

3 or less  No effect
4      Light wound
5      Light wound
6      Light wound
7      Light wound
8      Serious wound
9      Serious wound
10     Serious wound
11     Serious wound
12+     Death

Personnel Wound Table DMs:
+ Weapon penetration
- Target armor

これを以下に変更

Damage Table

Die Roll   Damage DM per die

3 or less   - 6 (no damage)
4       - 5
5       - 4
6       - 3
7       - 2
8       - 1
9 or more    0


A DM of 0 indicates that armor is in effective.
(自分が訳すと、DMで0は装甲が効果的であることを示していますとなってしまうのですが、
後の文をみても、表の意味からいっても、逆になるのですが。
この表の意味は、後から出てくるのですが、ダイロールで出た数字によって、1個のダメージにつき、その分数値を減らすということです。
これはストライカーの損害表の2D6の数値が小さいほど、小さなダメージレベルになることを見ても間違っていないはず。
修正後の各ダイスの数値が0という意味なら合いますが)
説明文の続き

もし目標が非装甲の場合、侵徹は自動であるとみなされ、貫通力ロールは必要ないと想定されています。
(この表は損傷決定表ですが、やっていることは貫通力決定ロールなのだと思います。そしてその侵徹の具合が大きいと判断されたほど大被害と)

例として、私たちは再び平均的キャラクターにに戻って、今回は、彼はクロースの防具(装甲値5)を彼に与えることを許します。
一旦、ライフル弾が命中し、ロールは貫通力表で6が得られた。
そしてダメージ修正は−3で、それぞれのダイスから引かれる。

次に、3Dをロールし(ライフルのダメージが3D6だから)、5,4,4となり、
それらを修正し、2,1,1となる(注:0が最小値であり、これ以上小さい値にはならない)ので、
このようにして得たであろう13のダメージ(それは意識喪失と重傷に非常に近い)の痛手を、
わずか4(マイナーダメージに。かすり傷?)に軽減した。

確かに、上記の修正は、1回の余分なロールを必要とするが、目標が装甲を持つときのみで、
ストライカーの論理的処理法と、トラベラーのプレイヤーの特性の間を、簡単なリンクで提供します。
実際のプレイで、この追加ロールは問題になりませんでした。

これに加えて、このシステムは、動物の攻撃を、ストライカーの規則によって使用することができるようになり、
これはここでは説明しませんが、上記のものと同様な変換を、ストライカーの近接戦闘表で、簡単に実行することができます。


最後までと思ったけど、時間がなくなっちゃった。
あともうちょっとあります。
主題は大体終わったと思うけれど


[1494] 必要性に見合った組織が大事 投稿者:大臣 投稿日:2016/10/04(Tue) 23:24

zaza領主閣下

[1486]についての御返事を。

孫子について。
色々と説話的に御存知の様子ですが、まずは原文をお読みになることをお勧めします。
ビジネス書的な、誰かの書き直したものではない、生の声がきっと聞こえると思いますよ。
孫子では、戦は国の大事であると位置づけており、それを戯言で女官の遊びに使った方が悪いのです。
残念ながら、命の重さ云々を理解すべきはこの例だと王の方であって、その律令を正すことで、例え女官達であっても軍隊として規律を保てるということです。
規律の保てない組織ほど、構成員に不幸はありませんよね。
なにせ無駄死にを強制しますから。

ラル大尉の部隊などの編成は、実はあまり現実的な意図はないと思いますよ。そういう編成の部隊ということではないでしょうか。
基地の守備隊の編成についても同じですが、その守備するモノは何か、でも違ってきます。似た様な駐屯地や基地であっても、その兵数は全く違っていますので、必要性に合致した戦力配置が望ましいと存じます。


[1493] (無題) 投稿者:zaza 投稿日:2016/10/04(Tue) 17:58

>山中様

>>ほとんどの場合、これはそうであるが、問題は、とりわけ目標が装甲化されている時、特定の武器で起こる。

ここの文章が装甲化されているではなく、非装甲化だったら、下の意味とすんなりつながるのですが。
誤植という可能性もありますが。

[1490]にもありますように、
TNEだとライフル4D6が、ボディアーマーAV1に当たった場合、この威力のライフル弾のPenetration Ratingは2ですので、
4D6−(AV1×PR2)=2で
ダメージは2D6+2(防がれたダメージ1D6ごとに衝撃のダメージ1)のダメージになります。

これ以上は戦闘アーマーAV10以上しかなく、自分で作るしかないのですが、もしAV3の防具があって、そこに当たった場合は、
4D6−(AV3×PR2)=0D6+4でほぼノーダメージになります。

Striker1は同じように、貫通力を被害の基準にしているものの、MTのように+2ごとに与えられるような形の大成功ではありませんが、
命中時の2D6の損害判定で、大きなダイスの眼を出すと、被害がでます。
これは簡略化なのか、StrikerUのように防具に当たるかの判定はしないからなのかはわかりませんが。

上の例と同じで、もし貫通力4の武器が、装甲度5の防具(防具の数値はMTと同じ)を着たキャラに当たった場合、
貫通力4−防具5=−1の修正値を得ます。
これを被害判定2D6を振った場合、5+で軽傷、9以上で重傷の結果を得ます。

これが貫通力1の弾の場合だと、8以上で軽傷、12で重傷になります。

TNEだと、銃器のHE弾は、より威力が付加された弾あつかいで、だいたい1D6ダメージが増えるものの、
扱い的には普通の弾と同じで(Penetration Ratingは変わりますが)、
それ以上の装甲があれば防げる扱いですが、
ストライカーでは爆発による被害の影響というのが、砲発射兵器でも取り上げられているので(explosive power? effect?)、
たとえば胸に当たって銃弾が爆発した場合、胸の装甲で防いだとしても、そこで爆発。
そうなると破片が顔に当たったり、爆発の威力で被害を受けるんじゃということを考慮しないとということじゃないでしょうか。
MTでも銃弾での致傷範囲というのがありますよね。
TNEではそういうものはないものの、命中箇所の判定をしますので、即死判定や、場所によって同じ威力でも、ダメージによる重症度?が変わってきますから、
違う意味の被害が加算されるから、そういうのがなくても、また逆にそれを考えると、被害が大きくなりすぎるのかもしれません。

ひょっとしたら、小さい弾に入っている火薬ではそこまで被害がでないよって、考え直したのかもしれませんが。

多分、被害判定の良い目がでたというのは、装甲のないところにあったりしたのを抽象的に表していると思うので。

そのままだと、榴弾の爆発性を考慮しないと、単に威力の低いピストル扱いになってしまうと思うので、
ストライカーのシステムはそのままだとそこが穴になっているということだと思います。

ちょっと解説の文章がああなっている意味はわかりませんが、
とりあえずこの説明でなんとかわかってくださるのではと思っています。

>ストライカーのルール的に、
 >装甲値9の装甲目標に、貫通力10の兵器が命中した場合(貫通10−装甲9=+1)と、
 >装甲値0の非装甲目標に、貫通力1の兵器が命中した場合(貫通1−装甲0=+1)は、
 >同じ扱いを受ける、ということですよね?
 >実際は微妙な違いがありますけれど、概略の話です。

ここはもうちょっとどうしようもない話で、
エネルギーやレーザーのような桁違いの兵器でない限り、ほぼすべて小銃は4以下の貫通力ですので、
そこまで影響はないと思います。


[1492] 貫通力に依存しない(?)ダメージの話 投稿者:山中 投稿日:2016/10/04(Tue) 16:12

 [1489]と[1490]へのレス。

>ストライカーの暗黙の仮定は、損害が貫通力(注:Penetration Value)と結合しているということです。
>ほとんどの場合、これはそうであるが、問題は、とりわけ目標が装甲化されている時、特定の武器で起こる。

 抽象的なので分かりにくいですが、
 装甲値2以上の「装甲化された目標」に対して、貫通力1以下の兵器、
 榴弾を発射するスナッブ・ピストルや、散弾を発射する散弾銃では、ダメージを与えられない、
 ということを意味しているのかな?

 そして、損害が貫通力と結合している(貫通力に依存している)が故に、
 貫通力1の兵器、榴弾を発射するスナッブ・ピストルや、散弾を発射する散弾銃では、
 目標が非装甲(装甲値=0)だったとしても、大きなダメージを与えられないことになる。

 ストライカーのルール的に、
 装甲値9の装甲目標に、貫通力10の兵器が命中した場合(貫通10−装甲9=+1)と、
 装甲値0の非装甲目標に、貫通力1の兵器が命中した場合(貫通1−装甲0=+1)は、
 同じ扱いを受ける、ということですよね?
 実際は微妙な違いがありますけれど、概略の話です。



 ストライカーのルールが、兵器の命中(貫通と破壊)は「装甲の一点のみで生じる」という想定である限り、仕方がないことかと。
 これは何処かに明記してある、という訳では無くて、目標へ与えるダメージが貫通力(正確には、貫通力−装甲値)に依存することからの推測でありますが。

 MTの被害判定ルール、貫通の度合いによって「無貫通」と「部分貫通」、「完全貫通」の3つに区別して、
 「無貫通」ならば、ダメージはほぼ0、
 「部分貫通」ならば、武器の基本ダメージの半分、
 「完全貫通」ならば、武器の基本ダメージをそのまま与える、
 というルール(実際にはサイコロの結果で増減あり)も、プレイアビリティから考えれば妥当ですよね。

 COACCのナパーム弾攻撃が、貫通力10のダメージ40、であることを知った時にも、しばらく考察した後で納得しました。


[1491] MTのWet Navy の速度の話 投稿者:山中 投稿日:2016/10/04(Tue) 16:07

zaza 様

 [1488]へのレスです。

>詳しくない場合、その根拠が怪しい。
>技能もその分野の経験がないと創り難い。

 ハウス・ルールを作る場合、常に生じる問題ですね。



>MTのWet Navyはどうなんでしょうか

 水中戦闘については、実は詳しくないです。
 駆逐艦(or潜水艦)のソナーで、水中の潜水艦を探知する方法が載っているだけ。
 水中で「目視する」ということは想定外なのでしょう。

 でも、水中仕様の青色光レーザーで対潜魚雷を迎撃する、という記述だけはあったりします。
 一応、迎撃の行為判定も有る訳ですが、青色光レーザーの性能が分かりません(MTの輸送機器設計ルールをそのまま流用すれば良いのか?)。

 攻撃方法も、潜水艦から水上船舶を攻撃する場合は、魚雷(初期は非誘導、後期は誘導or自動追尾)がメインで、後にミサイルへ切り替わります。
 水上船舶から潜水艦を攻撃する手段は、初期が爆雷(Depth charge)と対潜迫撃砲(ASW mortar)、後期が誘導式or自動追尾式の魚雷、でした。



 船舶の速度に関しては、
 要求される速度性能に対応した、必要なパワープラント出力を計算して求める、
 という形なので、MTの輸送機器設計ルールとはちょっと雰囲気が違います。

 船舶の速度を2倍へ増やしたければ、パワープラントの出力を4倍にしなければならない、
 ということなので、少しだけですが、リアルの物理法則へ近付いているのではないかと考えますが。


[1490] 捕捉 投稿者:zaza 投稿日:2016/10/04(Tue) 11:10

>が、装甲目標に対しては、低い貫通力から生じる被害としては適切ですが、しかし、目標が非装甲であるとしたらどうですか?

思い出した。ここの意味がわかりにくいので。
TNEだと、個人戦闘の場合でも、防具の場所に当たり、それがその貫通力以下なら、無貫通で、衝撃のダメージ以外の被害は受けません。
しかし、ストライカーでは、損害ロールで判定するのですが、
装甲値がマイナス修正値になるものの(プラス修正値は貫通力。貫通力が装甲値より大きければ、その分基準値から修正されるので、損害が出やすくなる)、仮に貫通力が装甲度より低くても、その分基準よりマイナス修正値で判定成功の確率が基準より下がりますが、大きなさいの目を出せば、被害を出せる可能性はのこっています。

>、問題は、とりわけ目標が装甲化されている時、特定の武器で起こる。
といっておいて、用例では、非装甲のときの被害うんぬんになっているのはこのためだと思います。

装甲のあるときに関しては、この貫通力を被害の基準にするというのは、上の判定の仕方によりうまく機能するが、
非装甲の場合、貫通力が低くダメージが大きいような兵器では、うまく機能しない場合があるということです