アザンティ・ハイ・ライトニング

A1型がいるはずの空域には、巨大な宇宙船が陣取っていた・・・

 

写真屋+イラストレーター+ペインター+シェード(汗)
バカみたいに色々なソフトを使っているが、気にしないように。何事も練習ということで(笑)。

アザンティ・ハイ・ライトニング巡洋艦のデザインは加藤直之大先生のパッケージアートを流用している。勿論原画はこんなにへちょくないので勘違いしないように。

ほんとうは船体に偵察局のマークとか、YAMATOとか船名などを描き込む予定だったのだが、合成がうまくいかず、断念。
今度こういう機会があったらもっとパースをちゃんとしてやってみようと思う。


妙に手間と時間はかかって悔しいので、一応どうやって描いたかを説明する。

まず原画を描く。
今回はあとから考えながら塗ってゆく予定だったので、大まかなものを描いたが、思えばそれが苦労の元だった。
原画がいい加減だったせいで、後々までパースとディティールの修正に困ることになったのだ。

 

 

なんか船体のイメージがつかみにくかったので、イラストレーターで大まかなパースを書き込んだ。
要するに原画のいい加減さに嫌気がさして、なんとかしようとしたわけだが・・・・正直あまり役に立たなかった(汗)。

 

 

フォトショップで塗る。
相変わらずWindowsのタブレットは途中で液漏れみたいに塗り色がベタっと落ちたりしてイマイチ使いにくい。
それに今回は大先生のイラストが元にあるので、塗っても塗ってもその質感が物足りなくて辟易する。

新しいマックを買い、タブレットも新しいのを買った。
この機会にペインターの使い方を覚え、同時にフォトショップでは出来なかったテクスチャやブラシの表現力を味方につけようと試してみる。
やってみるとペインター面白い。
しかしブラシの種類を替えるごとにブラシサイズがリセットされるのには辟易する。
これは化夢宇留仁のペインターが古いせいらしいが、今は我慢するしかない。

船体を一通り塗ったら背景にとりかかる。
その前に船体各所の窓の明かりだが、基本的には前回の稲妻と同じ方法で描いてある。
要するに発光部分を白で塗って、その下に光のボケ足を描いているのだ。

さて背景だが、 今回は宇宙空間と惑星をゼロから描いてみた。
宇宙は黒バックにレイヤーを重ねて白や明るい黄色などで点を打ってはぼかしたりコピーしたりして作った。
色々試してみたが、結局単なる白い点がいい感じのようである。

で、惑星ルーを描く。
設定ではルーから上昇してきたエアラフトがでっかい巡洋艦に遭遇するという状況なので、このアングルは変なのだが、見た目のよさと描きやすさからこんな風に惑星が遠くに見えるものになった。
実はこれが結構手間だった。
後から考えるともっと手書きを重視すればよかったのだが、フォトショップの機能にこだわってしまったのだと思う。
描いた順番は違うが、レイヤーの重なり順で紹介しよう。

一番下が、惑星の輪郭部分の光のボケ足。これが無いと惑星の存在感が無い。

次に緑も多い惑星なので、そのまんま緑色を張り付け。
一応フィルタの雲模様とグラデーションはかけてある。

更に海と空気の層を意識したレイヤー。

その上に陸地を描いた。
陸地はブラシツールでちょいちょいと描いて、指先ツールでタッチを出した。
意外にいい感じに描けた。

更にその上に雲を描く。
白い雲模様フィルタを置いただけでは立体感に乏しかったので、コントラストを高くして、少しずらして雲の陰も置いてみた。

そして空気の層を意識した青のグラデーションを重ねる。

これでだいたい惑星っぽくはなったが、どうも距離感が足りないので白いもやもやを重ねた。

で、まだ奥行きが足らないような気がしたので、更に白いもやもやを重ねて完成。

本当はここに書いてある以外にも様々な効果を試してレイヤーもたくさん重なっていたのだが、だいたいいい感じと思ったものをメインに紹介した。

 



ここからはシェードを使った3DCG作成作業になる。
化夢宇留仁は前々から何度も使う輸送機器などは、3DCGで作ったものを使いまわしたいと思っていた。
その第一弾がこれである。
しかし巡洋艦にも苦労したが、 このエアラフトにも散々手を焼かされた。
今回は小さく、しかもほとんど後部しか見えない予定だったので細かい部分ははしょって作っているし、この先更に手を加えてゆくつもりなので詳しくは書かないが、とりあえずはシェードは楽しかった。
以上(汗)。