オドラ戦艦

オドラの最高機密らしいそれは、戦艦と言うにはあまりにも貧弱なものだった。

 
シェード5+フォトショップ+ペインター8。

これは戦艦を警護するオドラ水軍(笑)兵士と、3人をここに連れてきたケグラ水将軍(仮名/笑)のデザイン。

水兵は皮鎧だが、将軍は豪華な金属製の鎧をつけている。
船が転覆したら将軍が真っ先におぼれ死ぬ(笑)。
それにしても将軍のデザインは戦隊ものの敵幹部みたいだな。
完成イラストでちらりと青いものが見えているが、あれは彼のマントが風になびいているのだ。

戦艦が係留されている秘密基地(笑)のイメージはだいたい出来た。
しかし 船と人物を両方見せて、それなりにまとまったレイアウトというのが思い浮かばない。
そこでシェードで簡単なモデルを作ってレイアウトを決めることにした。

とりあえず船のモデルを作る。
前から集めていた船関係の資料を漁って、オドラの文明レベルに合う程度のショボい船をモデリング。

戦艦の基地(笑)全景。
まわりはジャングルで、簡単にはたどり着けない場所にあるという設定。

ちなみに茶色の人物がカラビール人、黒いのが人間のつもり。

アングルを色々いじくって、人物と船がフレームに収まるレイアウトを探す。
左が決定画面。
塗り始めて思ったが、もう少しレンズを広角側にすればよかった。
気付いたときは遅かったが(汗)。

ちなみに人間のモデルが4人いるのは、当初クルスがいないのを忘れていたため。

あとはレンダリング画面をそのまま下書きにして、フォトショップで細かいところを描いてゆき、質感表現と背景のジャングルはペインターで描いた。
今のところペインターではブラシはコンテを多用しているが、コンテではテクスチャの影響が強すぎて、細かい表現は出来ないのだ。

だいたい出来てきてから更にトリミングして、水面などを少し調整して完成。

船は当初木の板丸出しのシンプルなものだったが、寂しかったのでカラフルにペイントした。
船のデザインもそうだが、図柄はここの神様カンドラを模している。

設定では後部に錨が2つあり、それを上げることで重い大砲とのバランスをとっていることになっている。
大砲は砲口から火薬を入れ、更に砲弾を入れて、後部の小さな穴から火縄を差し込んで火を点けるという原始的な設定。
射程距離は10mも無いかもしれない・・・(汗)

背景のジャングルは、レンダリング画面の平地はやめて、基地のすぐ横が崖になっており、そのまま山になるように変更した。
その方が秘密基地っぽいでしょ?
村の入り口のイラストでフォトショップで描いて苦労したジャングルの遠景は、ペインターで描いたらあっと言う間に出来た。
やはり使いどころを押さえると、ペインターは実に便利♪

2005.3.9
 3DCGを手本にしたせいか、どうも空気感が足りなかったので、加筆修正した。
だいぶいい雰囲気になったと思う。