エゥーゴ



 ツクダホビーのサンライズロボットアニメを題材にした戦闘級ウォーゲームの 「機動戦士Zガンダム」第2弾。
物語中盤の地上での戦闘を扱っている。
 システム的には「ティターンズ」から目立った変化はなく、舞台が宇宙から地上に変わることで、当然追加されるであろうルールが増えたくらいである。
そのルール中、ホバリング移動を行うモビルスーツが多いのに驚いたが。
 なにより目を引くのはパッケージ。
耐久性と利便性に優れているという宣伝文句で樹脂製のケースになったのだが、今見てみると一番ボロボロになっている(汗)。
やっぱり紙のハードケースが一番です(笑)。



 マップはツクダホビーのウォーゲーム第1弾「ジャブロー戦役」以来のジャブローが描かれているが、「ジャブロー戦役」とは違い、内部の様子は描かれていない。
特別美しいわけではないが、視認性はまあまあでプレイしやすいマップと言える。



 マップはリバーシブルになっており、裏面では「ニューホンコン」が描かれている。
原作中でも最大の盛り上がりを見せたシーンだけに、ここは外せないだろう。
同様に目玉であるサイコガンダムも登場し、データ的にも期待通りに強力で楽しませてくれた。
マップはやはり美しさには縁のないデザインで少し残念。

 更に少し残念なのは、テレビの地上戦で印象的な活躍を見せたバイアラン、ディジェが入っていないのと、マップが大きな戦場ばかりで汎用性に欠けるというところである。
バイアランとディジェに関してはデザイナーズノートでも言い訳しており、次回作に入れると言っている。
しかし最初から妙に小分けで出している感じで、本シリーズはイマイチユーザーフレンドリーではないのが残念である。

気楽さ 3
 やはり地上戦は宇宙と比べて地形効果や視線、それにみんな飛び回るので高度ののルールが少々煩雑になる。
言語依存 3
ソロプレイのしやすさ 2

 何度かはやった(笑)
化夢宇留仁の好き度 3
 結局モビルスーツの性能比べが一番のポイントなので、手間の掛かる地上戦よりも宇宙を舞台にしたゲームをプレイする方が機会が多かった。

20100606