アクアダクト
AQUADUKT

 古代ローマにおいて、農民たちが家を建てるが、重要なのはその家に水が供給されているかどうかである。
2〜4人用ゲーム。



 3人プレイでゲーム開始から少しだけ経過した状態の例。
赤、青、白の建物は各プレイヤーの持ち物で、これらの建物に水が供給されていればゲーム終了時に得点になる。

 手番には家を建てるか、水源を配置するか、水路を伸ばすかのどれかを選ぶ。
家を建てる場合は20面ダイスを振り、出た目の数値の書かれたエリアに自分の家タイルを置く。
ちなみに家タイルには描かれている家の数が1〜4の4種類があり、そのまま家が描かれている数の得点になる。
ダイスは3回まで振ることができ、結果1ターンに最大3枚の家タイルを配置できる。
 水源を配置する場合は、水源(青いガラスビーズ)をエリア間のどこかの交差点に配置する。
 水路を配置する場合は、1〜2本の水路を水源タイルから伸ばすように配置する。
1つの水源からは2方向までの水路を伸ばすことができる。
水路に隣接している家タイルには水が供給されていることになる。
また水路は2重に配置することもでき、その場合は2マス先の家タイルまで水を供給できる。


 中盤。
家を建てたときにそのエリアがいっぱいになると、その時点で水が供給されていない家は全て取り除かれる。
なのでまだ水が来ておらず、しかも水源からも遠そうなマスには1の家を建て、すでに水が来ているマスにはできるだけ数の多い家を建てるのがセオリーとなる。
またある程度水路がのびると、とにかくダイスを振って水が来ているマスに高得点の家を建てるのを狙うか、水が来ていないマスでも高得点の家を建てておいてあとから水路を伸ばすのかを選択することになる。


 ゲーム終了状態。
水路の棒が無くなったらゲーム終了で、その時点で水が供給されていない家を全て取り除き、残った家の合計点が高いプレイヤーの勝利である。

 地味だが面白くないこともない。
しかしやはり家を建てる場所がダイスで決定されるので、結局出目がよかったプレイヤーが勝つ気がしてならない(汗)


  山タイル(水源の横にあるタイル)の裏面を使ったオプションルールも用意されているが、ゲーム的には大して変わらないと思う。
いろいろ違和感を感じて昔オリジナルルールを考えてみたこともあったが、結局放置(汗)
家タイルで競り(数の少ないタイルを出したプレイヤーから先に置ける)の上で任意配置とかは有望そうだが・・・

気楽さ 4
言語依存 0

ソロプレイのしやすさ 5

化夢宇留仁の好き度 3

20250628