カルカソンヌ 2001年ドイツ年間ゲーム大賞
このゲームの手番にやることは、タイルを1枚めくり、それをすでに置かれている地形に破綻がないようにくっつけ、そのタイルに自分の手駒を置く(置かなくてもいい)だけ。 |
これがスタートタイル。全てはこの1枚から始まる。 地形は上部に城塞都市、道で上下に分断された草原の3種類。 新たにめくられたタイルは、このタイルをはじめとしたすでに置かれているタイルの地形に合わせてくっつけてゆく。 |
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右の緑と下の赤は草原にいる。 草原に置かれた駒はゲーム終了時に、その草原につながったタイル上にある完成した都市×3点になる。草原の広がりによっては高得点を狙えるが、他の地形は完成したら駒が手元に戻ってくるが、草原はゲーム終了まで戻ってこない。手駒は7個しかないので、悩ませるところである。 図のオレンジ色に着色してあるところが、赤の駒のいる草原のエリア。すでに完成した都市が1つ含まれているので、ゲーム終了時に少なくとも3点以上の得点になる。 |
もう一つの地形が、修道院。 写真では左の黒と、手前の赤の駒がいるのがそれで、そのタイルの周りを囲む8枚のタイルが埋まったら完成。9点になるが、完成しなくても関わるタイル1枚につき1点になる。 |
得点は得点ボードの上の駒の移動で表される。表示は49点までだが、スタート部分でループになっているので、50点以上も表示可能。 |
黄色が寄生しようとしていた都市だが、見事にくっついて都市は成長を続けた。 写真では赤、青、黄、黒の4人が支配者になっている。 そこに青が右下にさらなる寄生を画策。 このまま青ののったタイルがくっついてしまうと、都市から得られる得点は青が独り占めすることになってしまう。 |
しかし結果は都市を分離するタイルが配置され、青は小さな都市(タイル2枚)にまとまった。 よく見ると黄色がさらにその右に寄生しようとしていたのが分かる。 |
やがて都市は完成し、赤、青、黄、黒が、(タイル11枚+ボーナス2)×2で、仲良く26点ずつを獲得した。 可哀想なのは仲間に入れなかった緑である。 |
終了した状態。 |
左下のアップ。 赤が最後に置いたタイルである。 もはや都市の完成は無理なので、草原に置いて3点獲得。都市の上に置いた場合はタイル1枚+ボーナスで2点にしかならない。 |
草原以外の計算を終えた状態。 |
各駒が支配している草原を色分けしてみた。
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最終得点表示。 そんなわけで実に気楽で楽しいゲームである。プレイ時間も30分以内。 ソロプレイに関しては一人で困る要素は一つもないので、これ以上ソロプレイ向きなゲームはソロプレイ専用ゲームということになるだろう。 カルカソンヌは拡張セットも多数発売されており、最大プレイ人数も6人に増え、いろいろな地形やイベントも追加できるようになっている。 20091012 |