だちょうグランプリ



 「だちょうグランプリ」は、文字通りだちょうのレースゲームである(笑)
見た目に反してちょっと珍しいくらい正統派のレースゲームで、ボードを組み合わせて作られるコースを走って、誰かがゴールしたラウンド終了時に、最も前進していただちょうが勝利。
う〜〜〜ん清々しい(笑)



 ゲームには両面印刷のコースボードが25枚含まれている。
それらを好きなように並べてコースを造るのだが、説明書ではお勧めのコースも紹介されている。
使用するボードの枚数も調整可能で、画像の場合は14枚使用している。
スタートには各プレイヤーのダチョウが並んでいる。


 コースの一部。
各プレイヤーには専用の山札が配られ、それには数字と色が描かれている。
手札は4枚で、毎ラウンド手札からカードを1枚公開し、そこに書かれた数字分ダチョウを進める。
カードに描かれた色はコースに対応しており、移動終了時には記された色のコースにいなくてはならない。
すでにダチョウがいる色のカードを出した場合は直線で走り抜けたということになり、順位に応じたボーナス移動が追加される(1位+1、2位+2・・・)。
 毎ラウンドの行動順は、そのラウンド開始時の順位による。
横並びの場合にはそのタイルのバオバブの木に近い方が優先される。

 こちらは特典タイル。
6種類あり、各自スタート前にその中から3種類を選んでストックする。
レース中に水場に入ることが出来れば、特典タイルの1枚が使用可能になる。
特典タイルは基本的に使い捨てだが、なかなか強力な効果がある。

 それではスタート。黄色がまずダッシュ。
しかし目の前にライオンが。
ライオンのマスは、飛び越える以外は全く入ることができないのだ。
隣のイノシシのマスは通過可能だが、入ると手札を全て捨てて新たに4枚引くことになる。


 レースは一進一退で続く。
直線を走った時の順位別ボーナスが大きいので、大差がつかないようになっているのだ。


 そして運命のゴール前。
黄色がインコースでトップだが、トップ集団は固まっている。
少し離れて紫が続く。
次のラウンドで黄色が1番にゴールするのはほぼ間違いないが、勝利はあくまで最終ラウンド終了時に一番前に進んでいただちょうに与えられるのだ。


 全員ゴール!
真っ先にゴールしたのは予想通り黄色だったが、その後ゴールしたものが更に先に進み、結果は青のだちょうの勝利となった。

 元シミュレーションゲーマーの化夢宇留仁としては、順位によってボーナスが変わるというファミリーゲーム独特のシステムは少々じれったいが、それによってゴールが熱くなっているのは確か。
逆に言えば最後の駆け引きのみで勝利が決まるような気がしないでもないのだが(笑)。
 1度プレイした感じでは、ジャンプの特典タイルが強力だということ、それに最後のために大きな数字のカードは温存すべしと感じた。
もっとえげつない障害コースとかもあるので、またやってみたい。

気楽さ 4
言語依存 0

ソロプレイのしやすさ 3
化夢宇留仁の好き度 4

20120505