ドラゴンズランド
DRAGON LAND
クニッツァ作の、ファンタジー宝物集めゲーム。
盤上にはドラゴンの巣である火山がひしめいており、そこにある宝物を確保してゆく。
変わってるのは自分のコマグループが色ではなくて形で決められているというところ。色は対応した宝石やドラゴンとのやりとりで関係してくる。
実にクニッツァらしいシステムなのだが、上記に加えて色々な制限が課されており、ジレンマてんこもり(笑)。
2〜4人用。
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ゲーム開始状態の例。
各火山には裏向きのタイル、ドラゴンの卵、4色の宝石が配置されている。
これからこれらを手に入れていくわけである。
ゲーム序盤。
この画には赤、青、緑のコマが写っているが、全て同一プレイヤーの所持するコマである。
色ではなく形でというのがこういうことで、このコーンっぽい形状が同一プレイヤーのものだと示しているのだ。
しかし御存知の通り世の中には同じ色が同一プレイヤーのものだというゲームが多い。多いというか形で判断するゲームなんてこれくらいじゃないか(汗)?
結果ソロプレイだとすぐにわけがわからなくなるのだ(汗)
手番にはまずダイスを2個振る。 |
ダイスを振るのに使用されるのがこの超いけてるダイスタワーである。
他のゲームでも使用することを考えれば、これだけでもこのゲームを買う価値があるかもしれない。
ちなみにダイスも一見普通のダイスだが、実は片方は4が3面、3が2面、2が1面で、もう1つは2が3面、3が2面、1が1面という特殊ダイスになっている。
ダイスを振ったらそれぞれの出目を3個ある自分のコマの2つに割り振って移動する。
移動後に火山にいれば宝物が入手でき、火山で移動せずに宝物を入手することもできるが、その場合もダイスは消費する。 |
この火山にはタイルが1枚、卵が1つ、宝石が2個ある。
タイルは初めてその火山に誰かが入った次点で表向けられ、様々な種類があって卵と一緒に入手でき、使用すれば様々な効果を発揮する。
卵はゲーム終了時には1点になり、また盤上の卵が全て取られたらゲーム終了である。
宝石はいつものクニツィアっぽいルールで、自分のコマと同じ色の宝石は一度にいくつでも取れる。
異なる色の宝石は取れない。
透明の宝石はどの色のコマでも1ターンに1個取れ、得点計算時にどの色の宝石として扱ってもいい。 |
画像でコマの頭からかぶさっているのは「白い魔法の指輪」ということになっている(笑)
しかし実際はゴムでできたリングで、あたまからかぶさっている。
このリングがかぶさっていなければ、ゲーム終了時の得点計算時にその色の宝石の得点は認められない。
ゴムをつけていないと認められない。
ゴムをつけないと許してもらえない。
まあいいか(汗)
指輪は画像にあるタイルがあるマスでかぶせてもらうことができる。
なにしろこれがないといくら宝石を集めても無駄になってしまうので、超重要アイテムである。
ゴムなしで先走ってはいけないのだ(汗) |
タイルを取ったり卵を取ったり宝石を取ったりゴムをかぶったり。
タイルの中には川を通って移動できるものや、ドラゴンが乗せてくれるものなどがあるが、なかなかそこまで頭が回らない(汗)
やはり色で担当者を判断できないのが大きい。
確保したタイル以外のアイテムはこのついたての後ろに置いて隠す。
このついたてはコマの形状ごとに異なるデザインが用意されている。
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ゲーム終了状態の例。
画像ではほとんどの宝物が取られているが、上記のゴムをさっさと3つのコマ分確保してから卵を全部取り、早期終了させて勝利するというのもあり。
得点計算はいつものクニツィア節で、宝石3色セットが1つで10点・・・という感じ。
ちうわけで斬新なアイデアも盛り込まれた面白いゲーム・・・なのだが、その斬新なところがあまりも特異すぎて特にソロプレイだと混乱しがち。
一度対戦で真価を見てみたいと思う。
気楽さ 3
言語依存 0
ソロプレイのしやすさ 4
化夢宇留仁の好き度 1
20250517 |