ドラゴンの心臓



 「ドラゴンの心臓」は、プレイヤー2人が同じ組み合わせのカードセットを持ち、手番には1枚以上のカードを必ず配置する。
カードの配置には厳密なルールがあり、またAのカードを配置したらBのカードが配置できるというような、相互関係が複雑に絡んでくる。
最終的に勝利ポイントの大きな方の勝利となる2人専用ゲーム。



ボードにはそれぞれのカードの配置場所が定められている。
「飛行ドラゴン」「王女」「トロール」のカードを配置すると、ただちにアクションが発生し「飛行ドラゴン」なら「宝箱」を手に入れることが出来る。
「王女」は「宝箱」か「化石ドラゴン」を手に入れ「化石ドラゴン」を手に入れた場合はドラゴンコマも手に入る。
ドラゴンコマを持っていると、通常5枚の手札を6枚まで持つことができるようになる。
「トロール」を配置すると「王女」を手に入れる。

「射手」「英雄」「ドワーフ」「船」は、一定の枚数が配置されるとアクションが発生する。
「ドワーフ」は4枚目が配置されると、「ドワーフ」自体を手に入れられる。
「射手」の3枚目を配置すると、「飛行ドラゴン」が手に入る。
「英雄」の2枚目を配置すると、「トロール」か「王女」が手に入る。
アクションを行った「射手」と「英雄」は、ボード下のエリアに移動する。
「船」の3枚目を配置すると、ボード下のエリアに置かれている「射手」と「英雄」を乗せて新たな冒険を求めて出航する。で、「射手」と「英雄」は3枚目の「船」を出したプレイヤーのものになる。
「船」が3回出航したらゲーム終了で、各プレイヤーはそれまでに得たカードの勝利ポイントを合計し、多い方が勝利である。

 


 なんというか、手の種類のやたらに多いジャンケンというか、キャラクター別コロレットというか、なかなか微妙なシステムである。
しかし戦術の幅はそれなりに広いので、やりこめばなかなか熱い戦いが繰り広げられそうである。
 ただせっかくこういう物語っぽい構成にしたのだったら、ボードやカードのイラストももっとそれを極端に表してもよかったと思う。
例えばキャラクターにセリフをしゃべらせるとか。
船のマスには「射手と英雄がそろったら出港だ〜〜〜〜〜。」っとか(笑)
なんとなく惜しいゲーム。

気楽さ 4
言語依存 0
ソロプレイのしやすさ 4
化夢宇留仁の好き度 2

20120401