ゲシェンク

 カードを回収するか、チップを出すかの2択を繰り返すカードゲーム。
カードは基本的にペナルティになるのでなるべく回収したくないが、チップは得点になる上に有限なのだ。
 


 「ゲシェンク」は、3から35までの数字が書かれた33枚のカードの内、ランダムで選ばれた24枚を押しつけ合うゲームである。
と言うのもカードは基本的に書かれている数字がマイナス点になるのだ。
 1ラウンドには山札から1枚のカードがめくられ、順番にそのカードを受け取るかどうかを選択する。
断る場合はチップを1枚カードに添えなければならない。
このチップは1勝利点に相当し、ゲーム開始時にプレイ人数によって7〜11枚配られる。
 画像では23という高い数字のカードが、すでに5回引き取りを断られているということである。
勿論カードを引き取る時には、添えられているチップも受け取れる。


 更にこちらの画像では、34というとても高いカードが13回も断られている(笑)
しかしコインには限りがあるので、いずれは誰かが引き取らなければならないのだ。


 ここまでは単なるカードの押しつけ合いだが、少しだけひねったルールがある。
連続した数字のカードを回収した場合は、その最小の数字のみがマイナス点になるのだ。
 画像では25+33=58点のマイナスである。
更にここに32を加えれば、31と33の間が埋まるので、33点は消滅してマイナスは25点だけとなる。
だから場合によってはカードを引き取った方がペナルティを減らせることができるのだ。
 しかし上記の通りカードはランダムに9枚ぬかれているので、欲しいカードが全く出てこない可能性もある。
最後は賭けるしかない。

 てなゲームなのだが、シンプルだが勝つのはなかなか難しい。
前にプレイした時には、残りコインの枚数をカウントされ、搾り取るだけ搾り取られたあげくにカードを回収という悲惨な展開になったことも(汗)
 なんともシャープな切り口のゲームであり、雰囲気もいいので呑みながらプレイするのに最適だと思う。
どうも化夢宇留仁はロマンを追ってしまって悲惨なことになりやすいので苦手なのだが(笑)

気楽さ 5
言語依存 0

ソロプレイのしやすさ 2
 やってやれないことはないが、全然面白くないと思う(笑)。
化夢宇留仁の好き度 3

20120923