晴れたらいいね
WIND & WETTER


 複数のコマを持ち、ボードの反対側にある自分の陣営に帰ることを目指すゲーム。
行く手には様々な地形と天気による障害が。
タイトルの雰囲気に反してアブストラクトチックなゲームで、ぞれぞれが交差して進むので、天気で妨害するのも頭を使う。




 3人プレイ(ソロプレイ)のゲーム開始状態の例。
いつもソロプレイをするときは混乱しないように赤青黄のコマを使うようにしており、今回も緑のスタート位置だが青のコマを使った。
昔懐かしいダイヤモンドゲームのノリで、今いる村から反対側にある自分の村を目指す。

 手番にはまず手元に3枚ある気候マーカーの内、2枚までをボード上に配置できる。
これがなかなかややこしいので後述する。
その後自分のコマまたは天気の魔女を6アクション以内で動かす。
自分のコマは2人プレイなら9個、3人なら6個、4人なら5個使用する。

 赤駒が動き出したところ。
行く手には様々な地形があるが、とりあえず青い湖マスには基本的には入れない。
手前にある黒いコマが天気の魔女で、ボードの外側に3人いる。


 湖マスが基本的には入れないと書いたが、天気マーカーによっては通れる場合があるのだ。
左の画像は天気マーカーを置けるマスと置いた結果を示している。
例えば雪を湖に置いたら凍結して通れるようになるし、太陽を湖に置いたら干上がってやはり通れるようになるのだ。
逆に×が描かれている地形は左の天気マーカーを置かれると進入不可になる。
一番下の霧あけは例外で、これが置かれたマスにいるコマはそこから出られなくなる。


 こっちは天気マーカーが天気マーカーを打ち消す効果を示している。
例えば雨を太陽または火の天気マーカーが置かれているマスに置くと、打ち消し合ってどちらも消滅してしまうのだ。


 そんなこんなでお互い妨害し合いながら進んでいくのだが、なにしろそれぞれが進みたい方向が交差しているのでややこしく、下手をすると自分で自分のコマの行く手を妨害しかねない(汗)

 移動が終わったら手元の天気マーカーを3枚になるまで補充し、次に風プレイヤーが風チャートを確認する。


 これが風チャート。
風マーカーが青い風マスになければ風マーカーを1マス進め、そうでなければサイコロを振ってから1マス進める。
ここで振ったサイコロはどういう効果があるかと言うと、ボード上に配置された天気マーカーが一斉に風に流されて一方向に1マスずれるのだ。
これによってそれまで通れたマスが通れなくなったり、その逆が発生したりする。

 上で出てきたが説明していなかった天気の魔女だが、彼女を動かすと移動先からのびる白い矢印の先にある天気マーカーを1枚取り除くことができる。



 てなわけでわちゃわちゃと進んでいき、誰かのコマが全て行程の半分以上進んだらゲーム終了で、進み具合によって得点が算出される。

 思うに、アブストラクトっぽいゲームは基本的にソロプレイ向きだと思うが、このゲームは要素が多すぎる(汗)。
天気マーカーの配置可能な場所とその効果と、重ねておくことによる効果、コマの移動、天気の魔女の介入、風のコントロールと、手番に考えることが多い上にそのどれもが絡み合っている。
もしかしたら2人プレイでガチガチにやるのが一番面白いかも。

気楽さ 3
言語依存 0

ソロプレイのしやすさ 4

化夢宇留仁の好き度 2

20250514