プレイの様子の例。なんだか関係ないフィギュアも映り込んでいる(汗)
このゲームはテーマがテーマなのでゲーマー以外も購入することを考慮して、本家よりもルールをシンプルにしている・・・らしいのだが、化夢宇留仁の印象としては本家の方がシンプルである(汗)
とりあえず本家との違いをメインに内容を紹介していく。
手順はほぼ同じで、プラ製のキャラクターボードや大量のフィギュアも相変わらず。
基本プレイヤー人数が6人から4人に減っているが、たしかにヒーロー(?)がうじゃうじゃいすぎるとそれっぽくないと思う。
手順もまずゾンビヒーローフェイズに各ゾンビヒーローがアクションを行い、次にエネミーフェイズでそれが終わったらエネミーの出現でターン終了で全く同じ。
だが、なにしろプレイヤー・キャラクターがゾンビヒーローというややこしい設定なので、もちろんそれを表現するためのルールがある。それがサブキャラクターを捕食したら固有の能力が手に入るというのと、飢餓のルール。
この飢餓のルールがなかなかややこしい。
まず手番開始時に飢餓レベルを1上げるのだが、これだけでちょっと面倒(汗)
しかし飢餓のルールに関してはこのゲームの根幹部分でもあるので後述することにして、他の要素を説明していくことにする。
まずアイテムという概念がない。
上記の通りプレイヤーが操るのはゾンビになったヒーローなのだが、確かにハルクが機関銃やフライパン(笑)を拾って戦うのはイメージと異なる。
なので各ヒーローには予め攻撃能力が設定されており、レベルに応じた技能という形で強化されたり新たな能力が付加れたりするようになっている。
またアイテムの代わりに屍者特性という概念があり、これをアイテム探索と同じように1ターンに1度、1アクションを消費して入手することができるようになっている。ちなみに屋内でなくてもOKだし、エネミーと同じゾーンにいても問題ない。
屍者特性カードは2枚まで所持することができ、基本的に使い捨ての追加能力が手に入る。
その多くが飢餓レベルを上げるのが使用条件になっていて、これまた痛し痒しな仕様。
ところで化夢宇留仁はこの屍者特性カードのデザインには大いに不満がある。
おそらく版権の関係か、シンプルなシルエット状のイラストとテキストのみになっているのだが、これの文字が小さくて読みにくい上に色もほとんど同じで全然判別がつかない(汗)
せめてカードごとにイメージカラーを変えてくれればよかったのに。
あとは単純に見た目が安っぽくて2万円近くするゲームのコンポーネントとはとても思えない(汗)。
版権イラストが使えなかったとしても、例えばアーカムホラーシリーズみたいに汎用性があるけど印象的なイラストも用意できたと思うのだが・・・。
攻撃の威力という概念が無くなった。
しかしキャラクターによって倒すのに必要なダメージという概念はあるので、その分のヒット数が必要ということに。
エネミーと呼ばれる人間側にはトルーパー、ガード、スペシャリスト、ヒーロー、サブキャラクターの4種類がある。
トルーパーは本家のウォーカー、ガードはファッティ、スペシャリストはランナーに相当し、ヒーローはもちろんアボミネーションということになる(笑)
サブキャラクターは黒疫禍のネクロマンサーに近いところもあるが、2種類のタイプがあり、更に登場時のカードによって、再び2種類に分かれる。
そもそもの2種類というのは戦闘員か非戦闘員かの違いで、戦闘員だとゾンビヒーローに向かってくるし、そうでなければ一番近い出現ポイントから逃げ出そうとするのだ。
登場時のカードの違いは通常、護衛付のどちらかで、護衛付きの場合はレベルに応じた人数のガードとともに登場し、非戦闘員も戦闘員のようにゾンビヒーロー目指して迫ってきて殴ってくる(汗)
サブキャラクターには固有のカードが付属し、捕食した場合の追加能力も異なってくる。
すごいのが12人もいるサブキャラクターそれぞれに個別のフィギュアが用意されているところ。
こういうところはさすがCMON。ぬかりがない。
ちうわけでサブキャラクターフィギュア。未塗装or塗りかけ。
映画で見覚えのある人が多い。
飢餓ルール。
飢餓レベルは0から4までの範囲があり、4に達したら腹が減りすぎて物を考えられなくなり、移動か捕食しかできなくなる上に、そのまま手番が終了すると1ダメージを受ける。
ちなみに飢餓レベルは攻撃(捕食攻撃を含む)時のボーナスダイス数にもなる。つまり飢餓レベル3ならダイスを3個追加するのだ。
そしてダイスの出目の中にはお約束の飢餓レベルが上がるものも含まれている。このへんは「クトゥルフ:死もまた死すべし」と共通するところがある。
結果飢餓レベルが低いと攻撃力が低く、しかし4レベルに達してしまうとまともな行動ができなくなるし、もちろんダメージを受けるのはまずい。
捕食攻撃は同じゾーンにいるエネミーに対してのみ行えるので、例えば同じゾーンにいる3人のエネミーを攻撃して全員倒し、同時に飢餓状態になったとすると、他のゾーンに移動して捕食攻撃をしなければならないのだが、そこにエネミーが複数いたりすると捕食攻撃に成功してもエネミーフェイズにはダメージを受けてしまうし、なにもしなくても飢餓でダメージを受けるという板挟みになってしまう。
そんなことにならないように攻撃時には飢餓レベルを前もって確認して、通常攻撃を行うのか、それとも早めに捕食攻撃を行って腹を満たしておくのか、常時考えて行動を選択する必要がある。
これ自体はゲームとしてなかなか面白い仕掛けだと思うが、なんだかいつも細かいことを考えている感じがヒーローっぽくはないような(汗)
フィギュアの紹介。
トルーパー。塗りかけ。
シールドのいわゆる戦闘員(笑)。
カードの引きによってはいきなり0-1で射撃攻撃をしてくる場合も。
それと他のゾンビサイドシリーズと比べても出現量が多目で、結構な頻度で追加アクションが発生しがち。
ちなみにいわゆる雑魚(笑)のくせにペイント時の塗り分けカロリーが非常に高いのもやっかい(笑)
スペシャリスト。いわゆるランナー。塗りかけ。
たまに空中投下されてゾンビヒーローがいるゾーンに直接現れたりもする。
トルーパーと同じく塗り分けカロリーが高い(汗)
ガード。塗りかけ。
いわゆるファッティだが、このゲームではターゲット優先順位がヒーロー、ガード、トルーパー、スペシャリスト、サブキャラクターという順番になっているので、他よりも盾として機能するケースが多い。
ただし前述のように武器によらずダイスを2個以上振れれば倒せるので脅威度は下がったかも。
ここからお待ちかね(?)のヒーローフィギュアを紹介。
ゾンビ・ハルク。塗りかけ。
攻撃時にエネミーの耐力を-1した数値(最低1)で扱え、更に標的がスーパーヒーローだった場合は任意の数のダイスを振り直すことができる。
更にレベルが上がると稲妻アタックで、同じゾーンにいるエネミーと同数のサイコロを振れるようになる。
とにかく強いが、そのせいでハルクがいるかいないかでミッションクリア難度が大きく変わっている気が(汗) |