呪いのミイラ



 おもちゃ!という感じのパッケージ。
子供の頃の化夢宇留仁が、おもちゃ屋でこんなパッケージがずらりと並んでいるのを見たら、欲しすぎて失禁ものである。
・・・今でもそうかも(汗)。

 パッケージの通り子供が楽しめるゲームだが、そこはドイツゲーム、大人も十分楽しめ、盛り上がることができる。
 ゲームはミイラと探検隊に別れてプレイされ、探検隊は4人まで参加できるので、合計5人まで楽しむことができる。
ミイラは探検隊を一定回数以上捕まえれば勝利で、探検隊は各自最初に配られるカードに描かれている副葬品を集めれば勝利。
探検隊の誰かが集めれば全員勝利というわけではないので、ゲーム終盤には探検隊間でもじゃまのしあいが発生することも。


 ゲーム開始状態。
箱にボードを取り付けて、そのままゲーム盤となる。
こういうギミックだけでも嬉しくなる。
収納部を隠すボードも用意されているのがにくい。

 配置されているのは白がミイラコマで、他の4色は探検隊コマで、それぞれのスタート位置にいる。
ボードのこちらの面は探検隊から見る面で、つまりミイラは探検隊からは丸見えなのだ。


 探検隊から見た様子。
ゲーム盤各所に、副葬品が散らばっている。それぞれの宝には色がついており、その宝をとった探検隊は宝の内容と色をミイラに教えなければならず、それでミイラからも位置が分かるという仕組み。

 ミイラ側から見ても、盤のデザインは同じで、ただし自分のミイラコマしか見えない。


 これがミイラ側のミイラコマ。
鼻がでかくて可愛い(笑)。


 ゲームに使用するサイコロ。
探検隊は手番になったら5つの白いサイコロを振る。
出目は1、2、3、4、矢印、ミイラの6種類で、出た目だけ進める。
矢印は壁などの障害物に当たるまで直進することができる。
ミイラの目が出ると、そのサイコロは次のミイラの手番までそのまま固定となる。
その数だけミイラの動くスピードが上がってしまうのだ。
探検隊はサイコロを何度でもふり直しできるのだが、ミイラの目が出たサイコロは振り直しができず、ジレンマに陥ることになる。
ミイラの目ばかりになってしまっては動けないので、サイコロを「解放」することによって、ミイラの目の分もふり直すことができる。
ただし解放した瞬間、それまでに出ていたミイラの目の分、ミイラが動くことになるので、解放する場合はミイラとの位置関係に注意しなければならない。
ミイラの手番になったら、ミイラは茶色のサイコロを振り、それまでに出ているミイラの目を加算しただけ動くことができる。

 ついたてを使ったブラインドサーチシステムが目立つ本ゲームだが、上記ミイラサイコロなど、システム面でも優れており、探検隊はドキドキしながら、ミイラは推理を働かせて楽しむことができる好ゲームである。
化夢宇留仁は今のところ(20091108)ミイラしかやったことないので、今度は探検隊でドキドキしたい(笑)。

気楽さ 4
言語依存 0
ソロプレイのしやすさ 0
 このゲームをソロプレイしようというのは、馬鹿以外の何者でもない。
そして化夢宇留仁は馬鹿だった(笑)。
化夢宇留仁の好き度 5

20091108