マンマミーヤ

 見ての通りピザを作るゲームである。
非常に風変わりなシステムのゲームで、1回説明書を読んだだけではわけが分からない。
それは説明書でも言及されており、とりあえず3ラウンドあるゲームの1ラウンドをやってみろと書かれている(笑)。
そしてやってみると一発で分かる(笑)。
 記憶ゲームの要素を持ちつつ、実はノリと思い切りのゲームである。
 要するに一番多くの種類のピザを作った人が勝利なのだが、その過程がとにかく変わっている。
ゲームは3ラウンドに分かれており(化夢宇留仁は勝手に3営業日と名付けている/笑)、1ラウンドは「仕込みフェイズ」と「営業フェイズ」に分かれる。これも化夢宇留仁が勝手に名付けた(笑)。
仕込みフェイズでは、各プレイヤーがピザのトッピングを共同の捨て札の山に表向きで出してゆく。自分の持っているレシピを作るためのトッピングが捨て札にそろったと思ったら、それに応じたレシピカードを出す。そして手札が7枚になるようにカードをひく。
この繰り返して山札が無くなったら、仕込みフェイズは終了である。

 これがトッピングカード。
左から、マッシュルーム、ペパロニ、オリーブ、パイナップル、サラミの5種類。
以外に少ないのと、そのチョイスが日本人の感覚からすると少し奇妙だが、ドイツではピザと言えばこんなトッピングが一般的なのだろうか。

 こっちはレシピカード。
様々なトッピングの組み合わせが8種類あり、このセットが各6色。つまり6人分用意されている。
マンマミーヤは大人数でやった方が楽しいと思う。

 仕込みフェイズ中にはどこかでザ・シェフのカードが出てくる。
ザ・シェフのカードをひいたプレイヤーが、直後の営業フェイズでシェフとなる。
シェフは仕込みフェイズで積み上がった捨て札をひっくり返して裏向きにし、1枚ずつめくってゆく。レシピカードが出てきたら、場に出ているトッピングをチェックして、レシピに描かれているトッピングが全てそろえばピザ完成で、レシピカードを出した人の得点になるという次第。

 最初の仕込みフェイズを開始したところ。
このフェイズ中に、他のプレイヤーのものも含め、自分の作りたいレシピの材料がそろったかどうかを勘と記憶で判断し、適切なタイミングでレシピカードを出してゆかなければならない。


 営業フェイズ。
トッピングがずらりと並んでいる。
手前はペパロニ×1、マッシュルーム×4というレシピで、場のマッシュルームは3枚しかないので、レシピを出したプレイヤーがマッシュルームを1枚出せれば完成となる。

 というわけで、最初はわけが分からないが(笑)、慣れれば手軽に楽しめるパーティーゲームである。

 その後様々なゲームをプレイしてきたが、このゲームは実に変わっているヘンテコなゲームというのが(最初から分かっていたが、ますます/笑)分かってきた。
このゲームに似たゲームというのは、現在600個ほどのゲームを所有しているが(汗)、全く見たことがない。
たま〜〜〜〜〜〜に「発明」と呼べるゲームが存在すると思うが、このゲームもその1つである。

気楽さ 4
言語依存 0

ソロプレイのしやすさ 3
システム的にはソロプレイに問題になる部分はないが、記憶が混乱するのと、ノリが大事なゲームなので寂しい(笑)。
化夢宇留仁の好き度 5

20091031
※20120503追記