ミューティニー! 海賊の反乱
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ゲームは買収フェイズ、解決フェイズ、回収フェイズを繰り返すことで進み、誰かがカトラスを10本集めた瞬間に勝者が決まる。 |
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2.砲手 彼を確保すると、カトラスが2本手に入る。 2番手には1本。 カトラスを10本集めれば勝利するのだから、非常に重要なのは言うまでもない。 要するに5ラウンド砲手を確保できれば勝利できるのだ。 |
3.料理長 彼を確保すると、ラム酒が2本手に入る。 2番手は1本。 5人の船員の解決フェイズが終わったら、回収フェイズとなり、支払われたラム酒は全て廃棄され(飲み干されてしまうのだ)、ダブロンは支払ったプレイヤーが3枚まで回収できる。 つまりラム酒は使い捨てなので、補充しなければならない。 料理長は直接勝利条件に影響するわけではないが、後々の展開を有利にするために、軽視できない存在である。 |
4.舵手 各ラウンドの終了時には、チャートタイルを新しくめくって舵手の前に配置する。 チャートタイルには複数の行き先が示されている。 舵手を確保すると、船の行き先をチャートタイルから選択することができる。 2番手はカトラスを1本手に入れる。 |
チャートタイルの例。 船の行き先が北と南の2種類示されている。 北に行けば料理長を確保しているプレイヤーがカトラスを2本手に入れる。 南に行けば、甲板員を確保しているプレイヤーはラム酒を2本手に入れ、砲手を確保して絵いるプレイヤーはラム酒を2本失う。 チャートタイルの効果はなかなか大きく、うまく使えばゲームを有利に進めることができる。また舵手の確保が2番手で終わったとしても勝利条件に直結するカトラスが手に入るのも大きい。 |
5.1等航海士 1等航海士を確保すると、見張りとなって望遠鏡を手に入れることができる。 2番手にはラム酒1本。 見張りになれば、賄賂の合計比べで同点になった場合の勝者を決定する権利を得る。 もちろん同点の中に自分が入っていれば自分を勝者に出来るのだ。 また望遠鏡を持っていないプレイヤーは、見張りにラム酒を渡すことで自分に有利な決定をしてもらう交渉をすることもできる。プレイヤー間でも賄賂が横行するのだ(笑)。 限られたダブロンとラム酒を使っての賄賂合戦なので、同点になることは多い。 望遠鏡は非常に強力である。 ただしやはり直接勝利条件に影響しないというのは注意する必要がある。 1等航海士を有効に使うには、他の船員でも少なくとも同点に達するくらいには賄賂を渡している必要があるのだ。 |
これが望遠鏡。 無意味にでかい(約23cm/笑)。 しかしそのでかさがこのゲームの魅力になっているのは確か。 ゲームではほとんどの場合「ばかばかしいこと=魅力」という公式が成り立つと思う(笑)。 |
ゲームの勝利に必要なカトラス。 これが10本集まるということは、つまり反乱のための戦力が準備できたと言うことなのだ。 カトラスタイルもそこそこ大きく(約6cm)、存在感がある。 望遠鏡もそうだが、このゲームのデザイナー、ケヴィン・ウィルソンは、手を抜くべきところとそうでないところの勘所を分かっていると思う(笑)。 |
2010.8.15 気楽さ 4 20100508 |