お邪魔者

 プレイヤーは全員ドワーフとなって、金塊を探して洞窟を掘るのだが、その中に悪いドワーフが数人混じっており、妨害するという内容。
誰が悪いドワーフかは本人にしか分からない。
 これを3セット繰り返して勝敗を決する。


 ゲーム開始直後の様子。
左の3枚の茶色のカードがゴールで、このどれかに金塊が隠されている。
スタートは右のはしごが掛かったカードで、現在通路カードが1枚配置された状態。
スタートとゴールの間にはカード7枚分のスペースがあり、ここにカードを配置して掘ってゆく。

 普通のドワーフであるプレイヤーは、勿論お宝目指してまっしぐらである。
お邪魔者になったプレイヤーは、いかにお宝発見を失敗させるかが鍵なのだが、早期に正体がばれると妨害カードを送られて身動きが取れなくなるので、勝負のタイミングまで正体がばれないようにしなければならない。
この辺の勘所は非常に微妙で、お邪魔者が勝つのはなかなか難しい。



 今のところ1回しかプレイしていないのだが、その時はお邪魔者の完敗だった。
やはり正体を隠しつつ妨害するというのは難しい。
最初からばれてもいいから妨害しまくるというのも選択肢の1つだが、基本的にいいドワーフの方が数が多いので、妨害の仕合いになったら確率的にきびしいのだ。

 要するに掘るか、妨害するかのゲームであり単純なのだが、お邪魔者が存在するという情報だけで疑り合って面白くなってしまう。
目新しい要素は無いが、人間の心理を突いた佳作。

気楽さ 4
言語依存 0
ソロプレイのしやすさ 0

化夢宇留仁の好き度 3

20120501