ペンギンパーティ

 ペンギンのパーティが始まる。
それはつまり、ペンギンのピラミッドが必要と言うことである。
なぜかは聞かないように(汗)。


 ペンギンパーティは、クニツィア先生のお手軽なカードゲームで、上記の通りペンギンでピラミッドを作ることになる。
自分の手札のペンギンを、できるだけ多くピラミッドに組み入れることを目指す。



 ピラミッドは完成すれば8段になる。つまり一番下の段には、ペンギンが8匹配置されるということである。
ペンギンを配置するには、1段目の場合はすでに配置されているカードに隣接していれば、どのペンギンでも出すことができる。
2段目以降は半分ずらして配置され、その下の段の足場となる2匹のペンギンのどちらかと同じペンギンしか配置できない。
ペンギンを配置できなくなったら、手札の枚数分チップを受け取る。
全員が配置できなくなるまでプレイして1セット。
手札のペンギンを全て配置することができれば、すでに受け取っているチップを2枚返すことができる。
これを人数分のセット繰り返し、最もチップが少ないプレイヤーの勝利である。



 とことん単純なゲームである。
しかし手絵札のペンギンを全て配置するのはなかなか難しい。
 普通に考えたら手札の中から選ばれるのは、最も多い色のペンギンである。
なにしろ残ってしまったらペナルティになるのだから、多い色から減らしてゆきたいのが当然である。
しかしそこをあえて少ない色のペンギンを配置してブラフしたり、ペンギンの総数から残り枚数を推理したりと、その気になればなかなか考える要素は多い。
その辺は流石クニツィア先生である。
 問題点としては、同点になりやすいというものがある。
システム上仕方がないのだが、このゲームの印象が地味な理由の1つなのは間違いないだろう。
 しかし化夢宇留仁的にこのゲームで最も印象的なのは、全然可愛くないペンギンのイラストだったりする(笑)。
この可愛くなさがなかなか可愛い(笑)。

 単純故にあまり注目されることは無いが、プレイすれば必ずそれなりに盛り上がる好ゲームである。
一家に1つあっても悪くないと思う。

気楽さ 5
言語依存 0

ソロプレイのしやすさ 3
 システム的には特に問題があるわけではないが、ソロプレイする意味が見いだせないタイプ(笑)。
化夢宇留仁の好き度 4

20110519