レース・フォー・ザ・ギャラクシー 波乱万丈
RACE FOR THE GALAXY: Gathering Storm


  銀河系を舞台に、政治、経済、軍事、異世界の特徴を活かして勝利ポイントを稼ぐカードゲームの拡張第1弾。
ゲームに活気を加える追加勝利ポイントルールと、ソロプレイ専用ルール、追加カードなど。



 中央にあるオレンジ色のタイルが追加された最速ボーナスゴール。
これは勝利ポイントの1つで、誰よりも早く手札が11枚をオーバーしてターン終了時にカードを捨てたプレイヤーに与えられる。


 最速ボーナスゴール。この中からランダムに4枚を選んでゲームで使用し、どれも最初に条件を満たしたプレイヤーに与えられ、3勝利ポイントになる。
左から「銀河の象徴」はコスト6の進歩カードを配置したプレイヤーに与えられる。
次の「標準的生命体としての基準」は勝利ポイントチップ5点の獲得。
「システムの多様性」は青、茶、緑、黄の生産能力(単発生産も含む)を獲得。
「エイリアン発見」は2つのエイリアンカードを配置。
「余剰予算」は上記の手札が11枚以上になって余剰カードを捨てたプレイヤー。
「技術革新の旗手」は取引も含めた全てのフェイズの能力を確保した者に。
 同じ条件を同時に満たすこともあり得るが、その場合は専用の3勝利得点チップが使用されるようになっている。

 こちらは最大ボーナスゴール。
最小条件以上で、単独トップで最大という条件を満たした者に与えられる。
最速と違い、こちらは他のプレイヤーに移動することもある。
 左から「軍事大国」
軍事力が6以上で最大のプレイヤーに与えられる。
「製造立国」生産ワールドが4以上で最大の者。
「インフラ先進国」進歩カードが4枚以上で最大の者。
「工業大国」青または茶の生産ワールド(単発生産も含む)が3枚位上で最大の者。



 実際プレイしてみるととりあえずの目標があるので指針になるのと、結果状況が掴みやすくなった。
その分面白さも増したと思う。
ただしソロプレイだと条件を満たしているかどうかを見落としがちだが(汗)
それと画像の右の世界には同じ進歩カードがあるが、これは化夢宇留仁のルール間違いである。

 もう1つの目玉がロボットと対戦するソロプレイルールである。

 元々スタートセットに含まれていた経験者用2人対戦ルールを使用し、更に画像のようなロボットコントロープ用パネルを使用する。
このロボットのシステムがなかなか凝っていて、例えばパネルの上に更に3枚のパネルが乗っているのは、ロボットがスタート世界によって異なる反応をするためである。



 で、対戦してみたわけだが・・・むううこれは酷い(汗)
とりあえずロボットは世界を展開しない。いくつかの条件を満たしたら世界を作ったということで裏向きのまま別な山札に移動するだけである。
毎回サイコロを振ってそれらしくどのアクションを選んだかは決まるのだが、そのアクションの内容が人間のそれと全然変えられているのだ(汗)
それで最後に得点計算を行うのだが、その中には1〜3枚の特殊な9勝利ポイントのタイルも含まれる。
画像の状態で化夢宇留仁31点、ロボット41点でロボットの大勝である。
・・・・
なんだか異星人が作ったロボットと対戦し、全然意味がわからないままに最後に異星人ロボットがニヤッと笑って勝利点を告知してくるような感覚(汗)
ちうか世界の展開をしないんじゃこのゲームの対戦をしたことにならんでしょ(汗)
こんなことなら普通に多人数をソロプレイしたほうが1000倍面白い。
駄目すぎる(汗)

 ちうわけでソロプレイシステムはあまりにも駄目すぎるが、ゴールポイントシステムは普通に面白いので買っても損は無いと思う。
それにしてもロボットはなんであんなことに(汗)

気楽さ 3
言語依存 5
 完全日本語版が出回っている。
ソロプレイのしやすさ 2
 ソロプレイシステムは見なかったことにする(汗)
化夢宇留仁の好き度 4

20250505